そういや多分ルール把握してないニュービーだと思うんですが、別にク・リトル・リトル=サンが攻撃を当て損なっても役割を果たせていないわけではありません

ニンジャスレイヤーTRPGではターン中の回避ダイスが一定量となっており、使い切ると攻撃を避けられなくなります
マリー=サンのぶっといマグナムは固定２ダメで痛いですが、ク・リトル・リトル=サンのダメージは最大4ダメージ、または3ダメ+回避ダイス減少なので、たとえニンジャスレイヤー=サンでも回避ダイスを多めに割いて避けないとオタッシャしてしまうのです
このように回避ダイス使用を強いるムーブはニンジャスレイヤーTRPGでは重要な役割なので、ク・リトル・リトル=サンはかなり仕事をしています

まとめて全弾回避という処理があり、難易度を３発まとめるごとに１上昇させる代わりに、すべて１回の判定で収めるものがあります
これを使えば極論回避ダイス１個で最大９発分のチャカガンの一斉射撃を避けられますが、避け損なうと９ダメージが確定となるわけです
このようにクローンヤクザとはいえ侮ると実際アブナイだ　わかったな

ではやっていく

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　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 八/: :/／　乂 : :／イ芯≫: :/ : | : : |､_｣　　　　　ありがとうございます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |: :|:ｲイ炒,　　 　: : :イ : ／: : :| : : |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 人八　　　　　｀　 /:／ : : :/｣: :/　　　　　　　 これで少しは、生きる目が増えればよいのですが……
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　　 　 　 /:{:::|:::::＼0／ ::::::: l　 　　 入/ ／ 　 　　　　7＼: ／:|―――､／　　　◆――――――――――――――――――――――◆
　　 　 　 {:::∨ ::::／:|::::::::::／ 　 　 / 　`ｲ く￣｀ﾏ―‐/　　 ＼/::::／::::::/´
　　　　　 ＼;;{／::::::/;;;　'　　　 　 ,' 　 　 「ｲ　　 |.＼/　　　　/ﾍく―‐:::}　　　　　　　信徒たちに買い漁らせた装備品を身にまといながら
　　　　 　 ／:::::::::::/´　　 　 　 　 |　　　 | ||　　│ /　　　　/::::::＼ヾ‐::|
.　　 　 ／::::::／::::/　　　 　 　 　 ,|.　　 /| ||　　 ﾍ/ o 　 O.|::::::::::::: ﾍ:::く
　　 ／::::: ／:::::::/　 　　 　 　 　^ |　　/ 1ｲ!　　　`ｰ┬―ｲ|::::::::::::::::::ﾊｿ　　　　　　　マリーは確実に来るであろう次のイクサに備えた。
　／＿:／::::::::: /　　　　　　　　　 | 　/　.!ﾉ　 　 　 　.|::::::: ﾍ ::::::::::::::: /
. {／:／|:::::::::: 人　　　　　　　　　 |　/　/} 　　　　　 /::::::::::: ﾍ:::::::: ／
. |:: /　 | :::::: /　 ＼　　　　　　　　|,/　/ｿ　 　 　 　/::::::::::::::::::Ｎ／　　　　　　　　　　・クイックドロー・ユニット 【万札：５】
. |;/　　.!::::: ∧ 　 { ＼　　　　　　/ｿﾍ//／ 　 　　/::::::::::::::::::::|
./ 　 　 ヽ;;/　 ､　|ﾐﾆ｀7ー――‐{　/「了￣￣￣/ ::::::::::::::::::: |　　　　　　　　　　　　・フェイスガード 【万札：1】
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　　　　　　　　　　ｌ　/　　ヾｿ／ﾊ /＼|　　　　ﾑ┬―‐┬-､:::|　　　　　　　　　　　　・テック・ガントレット 【万札：５】
　　　　　　　　　　ヽ{ﾞ｀　ｰ／ /ヽＹ 　 |＼　 　　 仏ｿ　 | ::: ヾ|
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　　　　 　 ／　　 　 　 　.| 　{　l　　/∧　l/　 　　/__／　　　　　　　　　　　　　　　　◆　合計２３万札で装備を新調　◆
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　　 ／　　　　 　 　 　 　.| 　|／　 　 | 　 ﾘ　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆　緊急回避ダイスが増えて死ににくくなった。ヤッタ！　◆
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　　　　　　　　　　　　　　| |..............................＼　　　　　　　　　　　　　しかし、大丈夫なのでしょうか。
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　　　　　　　　　　　ｃ.　　| |....................................|　　　 　 　 |　　　　　 ヨロシサンといえば誰もが知っているメガコーポです。
　　　　　　　　　　　　　　| |....................................|　 　 　 　 人
　　　　　　　　　　　　 　 　 、...........................／　　　＿／ 　 "＜
　　　　　　　　　　　　　　 ＼＼..................／　　 ／　　　　　　　　 "　その施設を不法占拠するだなんて……
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　　 　 . : : ::|: : : : ::{: : ´:／　 |: |: : : : :─:|: :}: : : ::|
　　　　|: :: ::|: : : : ::{ぅ灯丁㍉∨＼: :/}: ∧: : : : : ;　　　　　　　シドニー＝サンが不安になるのは無理からぬことです。
　　　　|: :: ::|: : : : ∧　 乂ソ　　　 Vぅ笊チ: : : : ;′
　　　 八: : :|: : : : {: :＼　　　　　　　Vソ /: :/: :/
　　　 　 〉: :|: :乂: ＼⌒　　　　　　 ′ 厶イ:／　　　　　　　　 けれど、教会に留まることも危なかった。それは理解してください。
　　　　/　/.|: : : : :￣　　　　ヽ ノ　　　 /:⌒: |　　　っ
　　　 /　/: :|: : : : : :}:＼　　 　　　　 イ:: :: :: ::|
　 　 /　/|: ::ｌ: : : : : :}: : :≧s｡ 　 ィi〔　|: : : : : |　　　　　　　　　◆――――――――――――――――――――――――◆
　　./　/: |: ::ｌ: : : : : :}ﾆﾆﾆﾆﾆ丁ニ,　｜::: ::: ::|
　 /　/: : |: : ｌ: : : : : :}ﾆﾆﾆﾆﾆ| |ニｉ}　:|: : : : : |　　　　　　　　　　　交渉判定　難易度HARD　◎交渉：共感によりダイス＋１
　{　/: : : }: : :ｌ: : : : :::}ﾆﾆﾆﾆﾆ| |ニｉ}　.|: : : : :/
　{ .{: : : :／=ｉ}: : : : ハ　＼-=ﾑ ∨ﾆ=i|: : : :/　　　　　　　　　　　　【6D6:22(2+6+1+6+4+3)】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆　５以上の出目ひとつで成功　◆

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆――――――――――――――――――――――――◆

　　　　　　　　　　　　　　　　　　、、
　　　　　　┌┼`　┬ ┼┐　 |＿　.　￣/　　　 ┬
　　　　　　ﾉﾌ 乂　┴ ││　 |　　　　／＼ 　.ｰ┴―

　　　　◆　N　I　N　J　A　　S　U　C　C　E　S　S　◆

　　　　　　◆　６，６が出たのでボボボーナス　◆

　　　　　　◆　裏切者の心配は　ないドスエ　◆

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 / Λ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |ニ- _　　　　　　　 　 　 　 /ﾆﾆΛ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |ニニニ- _　　　　　 　 　 /ニﾆﾆΛ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |ニニニニニ-　 -===--/ニニﾆﾆΛ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ∨ニﾆ ／二ニニニニニニニニニ }
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨／ニニニニニニ＼ﾆﾆニ二二 }
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿ /.Λ''^~￣　 　 ￣~ﾟ"'' ＼二二二Λ
　　　　　　　　　　　　　　　 ＼＿ΛX__>　 　 　 　 　 　 　 |二二二-Λ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 /<__X__>_､=-‐………‐-= .,_|二二二ニ |
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |／ ∨ : /: : : : : : : : : : : : : : Λニ二二二|
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 / /: : :.| : :/l :|: : : : :.|＼.: :. :.Λニ二二-|　　　　　ソウカイヤは威信なければ立ち行かない組織です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　|: |.: :. :.| :/⌒:| : | : : |⌒＼ : |:Λニ二二|
　　　　　　　　　　　　　　　　　|: | : : : _ｚ==ミx:_|＿ﾉ_z==ミx|: :.|〉ニニﾆ|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 八: : : : :.人乂り　　　　 V'ソノ: : |Λ二ﾆΛ　　　　 しかし、ヨロシサンは利益さえあれば立ち行きます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |＼＼ :Λ''　　､　　　　''　ﾉ___ノ |ΛﾆニΛ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　|:＼: :込、　 、　，　 　 /: : : :.|/ΛﾆニΛ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　|: : :.|: : :.|＞　　　　 イ/: : : : :.|: : ΛﾆニΛ　　 ヤクザとサラリマン、相手して怖いのはどちらか、明白なことです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 | ./ : : |: : :.|　―]Ti＿__/: /: : : :.| :/ ﾉ＼ﾆﾆΛ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |/:/..:.:.|: : :.|　 　 |ﾆ|ニ| :/: : : : /ﾆ=-　 ,_＼ﾆΛ
　　　　　　　　　　　　　　　　　/:/ : : :.|: :.丿　　/二ニ|｜: : : / 　 　 ／^＼＼　　……私も、同じものを信じられないヤクザは怖いですから。
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |:｜: :. :.|..:Λ　　 |⌒Ｖ/|｜: : /　　 ／二ニﾆ|.　＼,
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 Λ: : : : :.| :| Λ　 .|　// :|｜: ::|＿／/ニニニ |　　　'，
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ﾆ|＼ : :八:| : Λ　|.//__八 : : :|二-/／´ニニ＼　 　 '，
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　　　　　　　　　　| L 　 　 　 ＼　　　　　　　　　 ｜ 貴方の安心の為、私に手を尽くさせていただけませんか？ |
　　　　　　　　　　| |......＼　　 　 ＼　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
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　　　　　　　　　　| |..................＼　 　 ∨/
　　　　　　　　　　| |...................... 丶　　∨/　　　　　　　　　……そう、ですね。
　　　　　　　　　　| |.......................... |　　　v/＿
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　　　　　 　 ＿／　|.......................... |　　/　　 ﾉ　　 l　　　　 ドーモアリガトウゴザイマス。　すべては御神とマリー様のおかげです。
　　　　　　 l　 　 　 ＼.....................ﾉ　　　　 　 　 　 ＼
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　　　　　　　　　　 　 　 |　　{-‐ミ　　　 ‐-ミk 　 |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|　　　　　（……私のような半端者に、着いてきてくださる方がいる。
　　　　　　　　　　 　 　 |　　 .ｨfぅぇ　　　 人.　　.|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|
　　 　 　 　 　 　 　 　 八.　　 ゞrﾂ　　.ｨfぞぅぇ　|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|
　　 　 　 　 　 　 　 　 ⌒＼(　"" , ｀´　　ゞ^’　..|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|　　　　　　これほどありがたいことはない……）
　　　　　　　　　　　　　　 /.八　　　　　　 "" /　|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|
　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　心、｀ｰ　　　　/　 ,i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:V/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　心、　_､＜⌒　′:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉV/
　　　　　　　　　　　　　 {　　　　　　￣＿＿_ノ ,:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iV/
　　　　　 　 　 　 　 　 八　　 .／￣￣＼ 　 　 |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:V/
　　　　　 　 　 　 　 　 ⌒＼　'i:i:i:i:i＼i:i:i:i`､　　|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:V/
　　　　　　　　 　 　 　 　 〈＼|i:i:i:i:i:i:i ＼i:i:i:`､ .|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:V/　　　◆――――――――――――――――――――◆
　　　　　　　　 　 　 　 　 〈＼|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽi:i:i `､i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iV/
　　　　　　　　　　　　　 　 {Υ}i:i:i:i:i:i:＿＿_i:i:i:i:i:'，i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:V/　　　　マリーの謙虚さとは裏腹に、彼女は指導者として
　　　　　　　　　　　　 　 　 〕〔 Y´￣　　　 |i:i:i:/ .'，i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|
　　　　　　　　　　　　 　 　 〕〔 ‘i,　　　 　 .|i:ｉ/　　.'，i:i:i:i:i:i:i:i:i:_、　''｀／　　　 必要なことは充分にやれていた。
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　丶.‘i,＿＿＿|i:i:　　　 '， :i:_､　''｀:i:i:i:／
　　　　　　　　 　 　 　 　 ′　 {　 |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:　　　 　 ￣　　Y⌒Y
　　　　　　　　　　　　　 八　　.{　 |:i:i:i:i:i:i:i:i:|　 　 　 　 　 　 廴ノ＿＿＿　　　安心と、目的の提供。
　　　　　　　　　　　　　 ⌒＼( '　 |:i:i／:i:i:i |＿＿＿＿＿_／　{　＼:i:i:i:
　　　　　　　　　　　　　　　　　 _､　''ﾞ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i '　　 {　　 ＼:i:'，　　これらは集団を維持する為に必要なものだ。
　　　　　　　　　　　　　　 _､　''ﾞ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|　　.{＼　　 ＼'，
　　　　　　　　　 　　_､　''ﾞ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|　　.{　 ＼　　 '◆――――――――――――――――――――◆

: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＞''´
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≧i､.　 　 　 　 ||　　　　　 　 　 　| | |　　　　　　　 　 |.|　　　　　 　 　.i i.|ｰi──‐┐
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　 |　　.|　|ゞヾミ彡彡ミミミｯ　　　| | |　　　　　　　 　 |.|　　　　　 　 　.i i.|　　||　　|| 　┌iiii||　　　 　.|
　 |　　.|　|,ｨ'彡彡彡ミミミミｯ､,,　.| | |　　　　　　　 　 |.|　　　　　 　 　.i i.|　　||　　|| |]]]]]]]||　　　 　.|
　 |　　.|　|彳彡彡彡ミミミミ 　　 | | |　　　　　　　 　 |.|　　　　　 　 　.i i.|　　||　　||└===|||　　　 　.|
　 |　　.|,ｨ´ｪｪ彡彡彡ミミミミ ｪｪｪ| | |,,,,,,,,,,,,,＞====i,,,└==========.i i.|ﾐﾐﾐﾐﾐﾐミ|| [[[[[[[|||　　　 　.|
　 |。イ|　.|‐‐彡彡彡ミiiミミｯ｀ |　　　　　　ii;;;;|;;;;;;;;;|;;;|　.|､､､､{三三i|.￣.||　　| 　 .|| [[[[[[[|||　　　 　.|
,ｨ'.| 　 .|　.|　 彡彡彡ﾐiiミミミ_ii.|　　　iiii 　 ii;;;;|;;;;;;;;;|;;;|　.|| ||||| |￣￣|　 .||　　| 　 .||└===|||　　　 　.|￣""
　 | 　 .|　.|　　　彡彡iiミミミi[__iﾆﾆﾆi{__}.￣.￣￣￣￣￣|_||||| |＿＿|､,...||　　| 　 .|| [[[[[[[|||　　　 　.|
　 | 　 .| ,,,|,,,,　ｯ彡ii}ミミミミ└==}＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ |=...||　　| 　 .||.／;;;;;;;;;;;;;;｀"'＜
　 | .／;;;;;;;;;;;;;;＼　}{ミミゞヾ　.||: :} : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |　..||　　| 　 /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀"'＜
　 |ｲ､､､;;;;;;;;;;ｼ､;;∨'''''''{＿＿_||: :{ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |￣└。＿_/;;;;;/;;;｀"'＜;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
,ｲ;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ,〈ヽ;;;〉──────i: : : : :┌──────､: : ヽ￣￣￣￣;;;;;;;;ゝ.{;;;;;;;;;;;;;;/´｀"'＜;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;∨}i＿＿＿＿＿＿__.|: : : : : ヽヽ:.:.:.:.:.≦ﾆﾆ≧　ヽ,.}i───────｀'＜;;;{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＞
;;;;─＜;;;;;;ﾉ。;;;;;∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}i,: : : : : .|ヽヽ:.:.:.:.｀"""´:.:.:.:.:.:.:ヽ,;;;;;;,。=============｀'＜;;;;;;;;;;{;;;;;;;
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ゝ､;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;}＿＿＿＿＿＿＿＿＿.ﾉ￣￣::::i. ヽヽ＿＿＿＿＿＿＿__ヽ;;;;;;ヽ,。================｀''
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　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|-_
　　　　　 　 ＿___ _　　　　　　　 　 　 |ニ_
　　　　 　 　 ＼ニニﾆ=-　 __　　　　 :|ﾆﾆ＼
　　　　　　　 　 ＼ニニニニニﾆ=-＿|ニﾆ=-　_
　　　　　　　　　　 ＼ニﾆ_-ニニニニニニニﾆ-_＼
　　　　　　　　　　　　)／ニﾆ-　　￣￣＼ニニﾆﾆ-
　　　　　　　　　　　〈∨(￣　　　 　 　 　 ‘,ニニニﾆ‘,
　　　　 　 　 　 　 _┌ ｖ┐,,，: :''"~￣l~"'':.‘,ニニニﾆ‘,
　　　　　　　　 ／⌒> x <. : : ,.: : : .:l/＼ : :.‘,ニニﾆﾆ-　　　　（帳面を確認したけど……職員たちの偽装工作のあとがあった。
　　 　 　 　 　 ｀¨７└ /┘. :/|: : : : l ⌒ ＼　ニニニﾆ-l
　　　　　　　　　 〈_,,／.: : :_ﾆ,,l八（ ﾉ斗=ミ　':|-ニﾆﾆ=-|:
　　　　　　　　　　　　/. : :乂り ,:　　 └'′　:|‘,ニニﾆ-|i　　　　これは例のエリートがやった粉飾でしょう。　出荷ノルマ分のバイオインゴットは自動排出し
　 　 　 　 　 　 　 　 :ｌ{. : : .:}　丶　　 　 　 _,,ﾉ.:‘,ニﾆﾆ-!|
　 　 　 　 　 　 　 　 八: : :从 　r　、 　 　 ,必 :|:＼ニﾆ-|
　　　　　　　　　　　 　 ｌ＼: .心, /〉　 　 イ{ |: : | : . ＼ -_　　　　秘密裏に増産して、あのサンマ頭のバイオニンジャをはじめ、検体を倍増させる分に回していた。
　　　　　　　　　　　 　 |,,， -‐　'/つ}「ﾆ-|L,,_..:八(: : :l:＼
　　　　 　 　 　 　 _,,　　　 　 二｀` ､}lニ-l _/￣~"''　 !　 ‘,
　　　 　 　 　 　_厂 　 　 　 ￣＼`┘＼__!/　 　 　 ／ﾆ-.ﾉ　　　つまりまだ、“何事もなかった”と証明を続けられる）
.　　　 　 　 　 「て_ノ冖''^｀　 ｀`┘:[0]　 /　　 　／ニニﾆ‘,
　　　 　 　 　 ﾉ ／ /⌒ 　 ´"''　／.:ｌ:.＼_,, 　''^｀-=ニニﾆ-l
　 　 　 　 .／￣｀Уニ}/　　 .／.:.:.:.:|:.:.:.‘,　 　 /ニニニﾆﾆ|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _　 　‐…‐-　　　 　　　''"ﾟ~￣￣~ﾟ"''
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ''"ﾟ~￣￣ _､＜⌒ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ_､＜⌒ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:/
　　　　　　　　　　　　　　〈ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ_-￣ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:./
　　　　　　　　　　 　 　 /∧ﾆﾆﾆﾆﾆニ_￣ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=/
　　　　　　　　　　　　　　/∧ﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆ/_　 -――― ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/
　　　　　　　 　 　 　 　 　 /∧ﾆﾆﾆ:/ﾆﾆﾆﾆ/　　　　　　　　 　 '/ﾆﾆﾆ＼ﾆﾆ=/
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼_ ][/_f⌒L′　　　　　　　　　　'/ﾆﾆﾆﾆ ―
　　　　　　　　　　　　　　　　　┌‐f(⌒)(⌒)　　　　　　　　　　　 '/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　＞]-0Lノ..''"ﾟ~￣￣￣￣￣￣~ﾟ"''/ﾆﾆﾆﾆ=-|
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 Lノゞ^ゞ √.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:|.:.::.:.:.:.:.八.:.:.'/ﾆﾆﾆニﾆ|　　　（その間に、私たちはヨロシサンが手出しできないよう、
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 L/ﾆニ√:|.:.:./|.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:/　＼..'/ﾆﾆﾆﾆ=-
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 √ﾆニ.√ ┬‐- ミ_.::.:|.::.::.:.jI斗f‐┐'/=ﾆﾆﾆ=-
　　　　　　　　　　　　　　　 　 √ﾆニ. ⌒込､ V;;ｿ^ _:＿/＾v;;ﾉ ノﾉ.:.'/ﾆﾆﾆ=-　　　 軍備を増強し、交渉できるだけの利益を準備する必要がある。
　　　　　　　　　　　　　　　　 √ﾆニ.√.: ＼ ｀｀　 　　;　 　 ´´_彡.:.:.'/ﾆﾆﾆ=-
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /ﾆﾆﾆﾆ/.:＼V: 个o｡　　 　 　 イ/.:.:.:. /'/ﾆﾆﾆ=-
　　　　　　　　　　　　　　　/ﾆﾆﾆﾆ/.:|.::.:.:＼:|i:i:i:|-＞-＜-|.:/.:.:.:.:./.:.:＼ﾆﾆ=-　　　戦うにせよ戦わぬにせよ、まずは地盤を整えることこそ重点）
　　　　　　　　 　 　 　 　 /ﾆﾆﾆﾆ/.:. |.:.:.:|.:.:.:|__ノ|i:i:i:i:i:i:i:i: |.′.:.:./.:.／　＼=-
　　　　　　　 　 　 　 　 _￣ﾆﾆﾆ/.|.:.:.|.:.:.:|.:.:.:| ::/i:i:i／＼ .:.:.:.:.:.:/／―┐__ ＼
　　　　　　　 　 　 　 _-￣ﾆﾆ／ . |.:.:.|.:.:.:|.:.:.:| :|i:／ 　 　 |.:.:.:.:/　 　_-.:|/∧　.＼
　　　　　　　　　　 _-￣ニ／..|.:.:.:.:|.:八.:. |.:.:.:| :|￣~^'' ''^ |.:.:./:|　 _- : /ﾆﾆ:|　 　:＼
　　　　　　　　　_-￣ニ／ 　 .＼.: .::.::/＼.:.:.:`､ ''"ﾟ~￣~ﾟ |.:.:.:. |／　／ﾆﾆﾆ|　 　 　 ＼
　　　　 　　　_-￣ニ／　　　　|.::.＼/.:〉　.＼..:l　`､ 　 　八.:.:.:.|　／ﾆ√ﾆﾆ|　　　　　　＼
　　　　　　_-￣､丶｀　　 　 　 .＼.::.／ﾆﾆ＼ ) .＼＼_､丶｀＼.:|ﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆ=| 　 　 　 　 　 ＼
　　　　_ -､丶｀　　 　 　 　　 　]| |[ /ﾆﾆﾆﾆ√＿ Y⌒Y＿／.＼ﾆﾆﾆ:|￣￣〉　　　　　　　　 ＼
　 　 ､丶｀　　 .　　　 　 　 　 　/ 厂ﾆﾆﾆﾆ.√　　:乂_乂　 　 |ﾆﾆﾆニ|と0]/ 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　/　　　　　　　　　 　 　 　 √/　|ﾆﾆニ√.　 ／　|　∧..　.:|ﾆﾆﾆニ|ひ/　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　./　　　　　　　　　　　　／￣ |―┘ﾆﾆﾆ|　／ /　.:| _/∧ : :|ﾆﾆﾆニ| Ｔ
..〈　　　　　　　　　　　／.: .:/.:..:|　 |ﾆﾆﾆﾆ:|/ 　/ 　 :|　 ./∧.ｉ|ﾆﾆﾆ=/ﾆ|　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |
　 ＼　　　　　　　　 /.:/.:.:/.:.: / 　:|ﾆ|ﾆﾆﾆ| 　/.:　　:|　　./∧厂ﾆﾆ/ニl　　　　　　　　　　　　　 　 　 |
　　　＼　　　　 　 　l:/.:.:/.:.: /　　.八|ﾆﾆﾆ|V/.:　　.::|　　　 /ﾆﾆﾆ/ニﾆ|　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　 ＼　　　　__ノ.:.:/|/|/　　 √-|ﾆﾆﾆ| V/ . : . :|　　 ./√ﾆﾆ|ﾆニ/　　　　　　　　　　　 　 　 　 /
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　　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾑ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 /ﾆム
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /ﾆﾆ二>.,
　　　　　　　　　　　 　 　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ>.,
　　　　　　　　　　,、　　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞..,,_____
　　　　　　　　　　iキヽ .iﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞.,
　　　　　　　　　　!　　V二＞´￣￣ ｀＜ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾏﾆ二>----.,______________
　　　　　　　 ., ＜￣./ｖ__>{ ﾉ-　　　　　　　 丶＜ﾆﾆﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
　　　　　　　 ヽ　　 ／.,) （_）-´___　　　　　　　 　 ｀寸ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/
　　　　 　 　 　`ー　　/: : :/: : /: : :/　＜　　 　 　 　 ｀.}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ'
　　　　　　　　　{＞　´: : /i: : /: : : : : : : ::ﾊ｀ ＜　　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
　　　　　　　　　/: : /＿.,,,i: : i: : : : : : : : ,' .',: : : : ヽ　　.|ﾆﾆﾆﾆニニニﾆ'
　　　　 　 　 　 {: ::/: :/　 |: : |: : : : : : : :ﾄ 、i: : : : : : ヽ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
　 　 　 　 　 　 i: /: :/_.　 i: : |: : : : : : : :i　　i｀: : : : : : :i :ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/　　　　　　　（……お父様とお母様が生きていた頃に教わった、
　 　 　 　 　 　 V: :/:iｲ{心、: V: : : : : :::i　　 ',: : : : : : : i: :iﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|
　 　 　 　 　 　 /::/: :{　 i::i:ｊ｝V{ヽ从i ,.ィZミh､V: : : : : :|: :iﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|
　　 　 　 　 　 i: /: :ゝ_ヽVノ　　　　　　 i::i ﾉ:心/: : : : :|: : iﾆﾆﾆﾆﾆﾆ　　　　　　　　経営学がこんなところで活きるだなんて。
　　 　 　 　 　 |/i: : : i　　　、　　　　 　 ` <ノ ´: : : : : :i: : :iﾆﾆﾆﾆニi
　　　　　 　 　 　 V: :ﾑ　　　 　 　 　 ヽ一 ´: : : : : : : ,': : : ﾏﾆﾆﾆﾆム
　　　 　 　 　 　 　 ｀i: ::>.,　 ｀ 　　　　 ＞: : : /: : : :/: : : : ::iﾏﾆﾆﾆﾆム　　　　　　　人生、何があるかわからないものですね……）
　　　　　　　　 　 　 i: ＞ ヽ .,　　　　　 ,.ィ　./_＜: : : : : : /: : ﾏﾆﾆﾆニﾑ
　　　　　　　　　　 ／ －--i>i ￣￣　　　　　i￣￣￣￣: : : : :ﾏﾆﾆﾆﾆﾆム
　　　　　　　　　 /　 ´ニニ}_/::::::::ｨ}　 ,..イﾆ/: : : : : : : : : :/: : : :i`寸ﾆﾆﾆﾆﾑ
　　　 　 　 　 　 i　　　 ,. /- .,ヽ:::iﾆ| iﾆﾆﾆ/: : : : : : : : : :/: : : : :i 　 `寸ﾆﾆﾆﾆ＞.,
　　　　　　 　 .__i　　　.{´＞　　i::iニ iﾆニ/: : : : : : : : : /-.,: : : :ﾉ　　　 `寸ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞.,
　　　　　　 ／|`－つ .i￣　　　iﾆﾆ/vﾆﾆi:/: : : : : : :／ ,..＜ニﾍ　　　　　 `寸ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞
　　　　　／　 i　　i---.,　　　　|>´　　マi/: : : :＞ ´イﾆﾆﾆﾆﾆﾆ　　　　　　　 `-===ﾆﾆﾆニ
　　　 ／　　 /ヽ　i　 ./　　　　.i￣＞/ /: : :／,.イﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ
　　..<　　　_/　　｀ー/ヽ　 __　 〉V /　i: /:/／iﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ　　　　　　　　　◆――――――――――――――――――――◆
　　　 ｀　/ﾆ　　　　/ﾑ/ / （_ノ　 v　　ii /´.,ﾆiﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニi
　　　　 /ﾆﾆ>.,____/ﾆﾑ.,　　 ヽ.,　/ヽ／　 /ニi　｀ ー-======一´i　　　　　　　　　　しばらく男の悦ばせ方しか考えていなかった
　　　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニi: :ヽ-一´　　ヽ==ﾏニi　　　　　　　　　　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 マリーのニューロンは、煙を噴かずに動き続けた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆――――――――――――――――――――◆

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／Λ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ニﾆΛ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／ニニﾆﾆΛ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿/ﾆ二二二二Λ
.　　　 　 　 　 　 ｛二二二二ニニ＝＝― 二二二二 /二二二二二ニ|
　　　　 　 　 　 　 ＼二二二二二　／ 二二二二二二二二二二二ニ|
　　　　　　　　　　 　 ＼二二二二二二二二二二二二二二二ニニニ|
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼二二二二二二二二二 ＼二二二二二二Λ
　　　　　　　　　　 　 ＿＿ 7二（　 )――――――＜＼二二二二二 Λ
.　　　　　　　 　 　 　 ＼　　＼(__※__)　　　 　 　 　 　 ＼＼二二二二ﾆΛ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿ __(　)(_ ﾉ　　　 　 　 　 　 　 　 ＼|二二二二二|
　　　　　 　 　 　 　 ＜＿(___※__ﾉ＿＿＿＿＿＿＿__ 　 　 |二二二二二|
　　　　　　　 　 　 　 　 ／　(__ﾉ : : : : : |.: : : : : : :. :.|＼:＼　｜ 二二二二 |
.　　　　　　 　 　 　 　 ｜　ﾉ-/: : |／⌒|.: : : : : :.⌒T ｰ--:＼|二二二二二|
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |／二| : : |: /　 | : : : : : : |: :|　　＼: :.|二二二二二|　　　　　（そうなると……やはり、協力してくれる
　　　 　 　 　 　 　 　 　 |ﾆ二| : : |ｧ笊ミｘ: : : : : :.|_ァ笊天ミx|二二二二二|
　　　 　 　 　 　 　 　 　 |ﾆ二|.: : : :.|　V:り＼_ﾉ :ﾉ　　V::ソ/ :|二二二二二|
　 　 　 　 　 　 　 　 　 /ﾆﾆ/|: : ＼乂;;::.　　 　 　 　 　 ::;;u:ﾉ|二二二二ﾆΛ　　　　　ニンジャが複数必要、ですよね）
　　　　　　　　　 　 　 /ﾆﾆ/:Λ:: :.|从 　　　 ､　 　 　 ＿／: :|二二二二ニ.Λ
　 　 　 　 　 　 　 　 /ﾆﾆ/ : |: : : :| :个:..　　ｰｔ::ｧ-　 　 /: :/.:|二二二二二ﾆΛ
　　　　　　　　　 　 /ﾆ／:.. ..:| : | :乂.:..: : :＞(＼　　＜/: :/ :Λ二二二二二　Λ
　 　 　 　 　 　 　 /／: : : : :..| : |￣￣ : : :┌┴ ＼ﾆ./: :/ : /　＼二二二ﾆﾆ＼Λ
.　　　　　　 　 　／..: : : : : :..:乂:乂/|￣ 厂 　　　　|/: : : : / ／⌒＼二二二ﾆﾆ＼
.　 　 　 　 　 ／ /: {: : : : : |: : : :|:/　　 └｝　　 　 ﾉ : : : :/二二二ニ＼二二二ﾆﾆ＼
　　　 　 　／ 　 |: Λ.:. :. .:.|: : : :| |　 |￣￣(＿厂＼ : :／二二二ニニﾆ＼二二二ﾆﾆ＼
　　　 　／ 　 　 |/　 ＼......|: : : :| |　 |　　/　 　　　 ∨二二二二ニニニﾆ|＼二二二ﾆﾆ＼
　 　 ／　 　 　 ｜. 　 {: ＼|: : : :| |　 |　V　/　 ／　（ |二二二二ニニニﾆ|: |:.＼二二二二
.　　　　　　　 　 乂_ /乂::Λ: : :.|八　Ｖ~￣~''く＿＿_｝二二二二ニニニﾆ∨ : : |＼二二二
　/　　　　　　　　　/⌒Υ: Λ : |　 ＼|　 　 　 |　　 ／￣￣￣｀＼二二二 |___ノ　| ＼二二
./　　　　＿＿＿／⌒)┘　　} :ﾉ|＼,_ |　 　 　 |_,／ ｝＿　___/⌒L ＼ニニ | 　 　 |: |　＼二
　　 ／⌒＞　 　ヽ／______　／　| /⌒|'^~￣~^'く　 　 ___)(__　 　 ＿） ＼／　　 　ﾉ:ﾉ　　 |ニ
　　 　 ／ : : : : : :ﾉ二二二＼ ／:乂_/二二二二＼__ﾉ　　　(＿ノ　　__/　　　　 ／　　 　|ニ
　 　 /: : : : : : ／二二二二／　 　 / 二二二二二 ＼　　　　 　 　 （/.　　　　　 　 　 　 |ニ

　◆―――――――――――――――――――――――――――――――――◆

　　　　元は才媛、元は淫売、そして今は狂信者の顔を持つ少女。

　　　　彼女は正確に状況を見て取り、そして慢心せずに課題を理解した。

　　　　彼女の神は他のニンジャに引けを取らない存在だが、彼一柱では

　　　　マリーたちを守り抜くのは不可能だろう。

　　　　見捨てられるのは致し方ないにしても、力及ばずの滅びなど、

　　　　自らの神に与えていいものではないとマリーは考えていた。

　◆―――――――――――――――――――――――――――――――――◆

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 / Λ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |ニ- _　　　　　　　 　 　 　 /ﾆﾆΛ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |ニニニ- _　　　　　 　 　 /ニﾆﾆΛ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |ニニニニニ-　 -===--/ニニﾆﾆΛ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ∨ニﾆ ／二ニニニニニニニニニ }
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨／ニニニニニニ＼ﾆﾆニ二二 }
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿ /.Λ''^~￣　 　 ￣~ﾟ"'' ＼二二二Λ
　　　　　　　　　　　　　　　 ＼＿ΛX__>　 　 　 　 　 　 　 |二二二-Λ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 /<__X__>_､=-‐………‐-= .,_|二二二ニ |
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |／ ∨ : /: : : : : : : : : : : : : : Λニ二二二|
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 / /: : :.| : :/l :|: : : : :.|＼.: :. :.Λニ二二-|　　　　　　（こちらの提供できそうなものは余剰生産分のバイオインゴット。
　　　　　　　　　　　　　　　　　|: |.: :. :.| :/⌒:| : | : : |⌒＼ : |:Λニ二二|
　　　　　　　　　　　　　　　　　|: | : : : _ｚ==ミx:_|＿ﾉ_z==ミx|: :.|〉ニニﾆ|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 八: : : : :.人乂り　　　　 V'ソノ: : |Λ二ﾆΛ　　　　　　これはバイオニンジャにとっては必須だから、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |＼＼ :Λ''　　､　　　　''　ﾉ___ノ |ΛﾆニΛ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　|:＼: :込、　　 、　　 　u/: : : :.|/ΛﾆニΛ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　|: : :.|: : :.|＞　　　　 イ/: : : : :.|: : ΛﾆニΛ　　　　交渉材料としては大きなもののはず。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 | ./ : : |: : :.|　―]Ti＿__/: /: : : :.| :/ ﾉ＼ﾆﾆΛ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |/:/..:.:.|: : :.|　 　 |ﾆ|ニ| :/: : : : /ﾆ=-　 ,_＼ﾆΛ
　　　　　　　　　　　　　　　　　/:/ : : :.|: :.丿　　/二ニ|｜: : : / 　 　 ／^＼＼Λ　　しかしニンジャは交渉ができるのでしょうか？
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |:｜: :. :.|..:Λ　　 |⌒Ｖ/|｜: : /　　 ／二ニﾆ|.　＼,
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 Λ: : : : :.| :| Λ　 .|　// :|｜: ::|＿／/ニニニ |　　　'，
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ﾆ|＼ : :八:| : Λ　|.//__八 : : :|二-/／´ニニ＼　 　 ' 彼らのような強者は、奪えば解決すると思うものでは……？）
　　　　　　　　　　　　　 　 /-ﾆ|ﾆ(:＼/: ＼ : :(⌒)＿_／＼_乂 ／ニニニニニ}　 　 '，
　　　　　　　　　　 　 　 　 |-ニ|＼＼|_ノ　　/　/Λ　 　 　 / / ／￣￣｀＼ニ}　 　 ｜
　　　　　　　　　　 　 　 　 |-ニ|　　 冂　　/　　 /Λ　　　 |ﾆ∨　　　　 　 /_ノ￣＼丿
　　　　　　　　　　　　　 　 ＼__|＼,,_凵　　∨　 ///.　　　 |ﾆ〈／￣￣＼/
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |ﾆ/Λ　　 ∨///　　　　 |ﾆ/ニニニニ |
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |-| : : ＼ 　 ∨/＿＿＿,厂￣ニニニニ|
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |ﾆ＼l⌒　　　/´二二二 ＼ 二二二二 |┐
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |二二二∨ /二二二二二二ニニニニﾉΛ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |二二-二∨二二二二二二二二___／ﾆ/Λ
　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿|＿r―＜￣＼二二二二ニニ／＼＼ニニΛ
.　　　　＿厂二二二二二└厂　　　⌒Ｌ Λ 　 ∨ニニニニ／⌒＼ ＼＼ニ /＼
　 　／ 　(二二二二二ニ く__ノ＞ ＿＿)／}＿__}＿＿＿／ニニニニニニ＼ニ./＼
. 厂{　　 　 ￣＼二二二二二└'´　　└＜ニニニニニニニニニニニニニニニニ Λ
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　　　|二二 く⊂ ※ ⊃ >＿＿＿＿＿＿＿＿_ 　 |ﾊ
　　　|二.／⌒￣{ Ｕ } : : : : : |: : : : : : | |.: : : :.|:.＼ |ﾆ|
　　　|ニ|＿_ノ|　乂_ノ: ''^~￣|~.:. :. .:.~|￣~"'' |.: .:.∨ |
　　　|二ニニ |　/: |: : : ／: : |: : : : : : | |: :＼:.|: : : :|ﾆ|
　　　|二二二 ∨ : | ≫==ミ八.: :. :. :.ﾉﾉ==ミｘ|: : : :|ﾆ|　　　　　（ニチョームはメガコーポやソウカイヤのシマではない自立地区と聞きます。
　　　|二二二 / : : 《　 ｆ⌒l　　　　　　ｆ⌒ｌ　》|: : : :|ﾆ|
　　　|ニニニ/: : : :|　,, Ｌ..ﾉ　　　　　　Ｌ..ﾉ,, _ﾉﾉ: : :|ﾆ|
　　　|ﾆニ二|Λ:. :.乂_ 　 　 　 　 '　 　 　u__,彡: : :ﾉﾆ|　　　　　彼らが自立できているのがニンジャの存在あってのことなら、
　　　|ﾆニ二| : |＼|￣　　　　　 　 　 　 　 ﾉ￣}イ:|ニ|
　　 /-ﾆﾆニ| : |: : :.|个 _　　 　 ' '　　　 イ.: : :. :.|Λﾆ|
.　 /ニニ二/: :.|.:. .:.∨　| ＞　　　　 <::::::|.: :. :. :.|//八　　　　　 私たちもその輪に……いや、いつか破綻する。
　/ニニ二/: : :.|.: :. .:.〈 / 二二|Τ|ニ|::::::|.: :. :. :.|//Λ＼
./ニニ二/: : : :.|: : : : :.∨ﾆﾆニ|｜|ﾆﾉ＼:|: : : : : ∨/.Λﾆ＼
.ニニ二/|.:. :. .:.|: : : : : :.〈ニニ/^｀＼　　 |/.: :. :. :.|///Λﾆﾆ＼　私たちの信奉する神々は、人類に真っ当な利益は授けないのだから）

　　　　　　　　　　 　 |二-　_
　　　　　　　　　　 　 |二二二-　_
　　　　　　　　　　 　 |二二二二二二二二=-　 _　　 　 ＿＿＿＿
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　　　　　　　　　　 　 |二 ＼　 (＾Y＾) ''"ﾟ~￣￣~ﾟ"''＜二二二二 /
　　　　　　　　　 ＿／´￣　／(_人_）　　　　　　 　 　 ＼二二ﾆ/
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　　　　　　　 　 　 /ニ二/　／/: : : : : : : : : : : : :.｢ﾆ-　_　｜∨|
.　　　　　　 　 　 /二二〈／:.:/: : : : ／|: : : : : : : :|: : : :|ﾆ- |二｜
　　　　　　　 　 /ニニ二/: : : : : :／: : |: : : : : : : :|: : : :|:..: :.:ヽ ｜　　　　　　（……カルト宗教の運営って、
.　　　　　　 　 /ニニ二/.:. .:.|:: :''"~￣ |: : : : : : : :|＼: :| : : |: :.|｜
　　　　　　　 /ニニ二/|: : : :|斗＝ミｘ | |: : :|: |: :ﾉ: : : :| : : |: :.|｜
.　　　　　　 /／ニニ/. | : : ｜｛(::ﾉ:ﾉ^ |_|_,,ノ斗-=ミ: :ﾉ: : :.|: Λ|　　　　　　　どうしてこんなに大変なんだろう……）
　　　　　　／二二 /ﾉ 八:: : | ´´　　　　　 　 ｛(::ﾉ:ﾉ＾> : : :|/: 八
　 　 　 ／ 二二 ／／:.. :.＼乂_　　　　　' 　 　 ｀` ／:|: : ﾉ＼: : :＼
.　　 ／ 二二 ／／ : : : : : : |＼　　 　 ,　、　 　 ＜__,ノイ : : : ＼: : :＼
　 　 ＿＿＿_／.: : : :. :. :.＼| |＼　　　　　 　 　 ｲ＼ : 八: : : : : : : : : : ＼
.　　　二二二/ 乂:: :.＼.: :. :.＼　　 　 __,,　 ＜　 |: : :＼ : ＼: : : : : : ＼: : ＼
　　　　二二/{: : : :￣￣￣｀＼ ＼ニTTﾆ|...　　　| : : : : ＼ : ＼: : : : : : ＼: : ＼＿＿
.　　　二二/-乂.: : : : : : : : : : :.＼ ＼| |ﾆ厂￣＼|　＿.: : : : : : :.＼＿＿＿＼: : ＼.: :
　　　　二/／￣￣~^''.: : : : :. :.＼:＼ ＼ニ＼＿／ ／/＾〉_: : ＼: : |　＼:..＼.:＼: : : :
　 　-二//ニニニニニニ＼ : : : :}: : } 　⊂ニ （_／　〈,ノ∨＼: : 〉:.|　　 ): : :)￣￣￣
　　 二/ |二ニニニニニニ |.: : : :}: : }Λ∨ 　 　 　 ／ 　|ﾆニ∨:. :|　＿_,／
. 　 　// |二ニニニニニニ 乂 : : : :ﾉ＼｜　　　　 ｜　　|ニニ|___ﾉ
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　　　　　/　Λﾆ／´￣￣￣￣｀＼ 乂: :} :ﾉ　　 　 ノ　　人 |二二-∨////// (￣￣
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. 　 　 　 　 /　　　　　　　　 　 　 　 ∨ﾆ|　／ ／ ／ ）___厂ノ 　 ＼二｝

　◆――――――――――――――――――――――――――――――◆

　　　　大半のカルトというのは末端の富を貪り尽くして

　　　　幹部たちが私腹を肥やすか、または経営が破綻しているものだ。

　　　　真っ当な利益を上げて運営するカルト宗教など存在の矛盾に等しい。

　　　　マリーはまだ、経験としてそれを理解していなかった。

　◆――――――――――――――――――――――――――――――◆

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(￣ 　 ＿）　　　　 　 　 ＼　/＾｝　 )　　　　　　　 　 -=ニニニﾆ/
　(＿ﾉ　　　　 　 　 ／´￣｛_※_｝<⌒＞＿ 　 　 　 　 　 |二二/
　　　　　　 　 　 ／　　／　 Ｌﾉ(　 ): : : : : :ニ=-　_ 　 　 |ニニ|
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　　 　 　 　 　 　 　 　 |／.:. :. .:.|／　 |.: : : : :. :./⌒: : : /:|ニニ|
　　　　　　　　　 　 ／:/..|.: :. :.-|==ミ八_|＼/|/__　＼:/: :|ニニ|　　　　　　　　＿/￣)　　（……まあ、細かいことはあと！
　　　 　 　 　 　 ／: :/ :: |/|: : : |;:/;:/:　　,　　⌒｀ミx/_: :.|ニニ|　　　　　　　（＿　　 ￣)
.　 　 　 　 　 ／:: : :/ :..: : :.| Λ:|　　　　 　 　 :/;:/:;厶: :/|ニニ_　　　　　　　　 (＿ﾉ￣
　　　　 　 ／: : : : /.: .: .: :/|/ 込、　 ｛　 　 〉　　 ／ :|/Λﾆニ´_　　　　　　　　　　　　　　そろそろ御神が起きる頃のはずです。
┐　 ＿__ |: /.: : :/.: .: .: :/ :／:.:／＼　　　　　 ／: : : : / Λﾆニ´_
V ／: : ／|/.:／/.: .: .: :/.:. .:.／.: : : :.|＞　 -=/: : : :. :./ /: Λﾆニ´_
: ＼_／. .:〈∠.:/.: .: .: :/＿＿＿＿＿|ﾆＴＴﾆ/: : : :. :./＿＿ Λﾆニ´_　　　　　　　　　　　　身を清め、捧げる準備をしなければ……！）
―く: : ＼ ＿:/.: .: .: :/|　　 　 　 |ニ.／　 ∨: : : : : / 　 ／⌒ ＼ﾆﾆ´_
. 　　￣￣ 　|: /: : :/Λ　　　　　|／￣＼/.:/.: :. :./　／ニニニ|. ＼ﾆ´_
.　　 　 　 　 |:.|.: : :|ﾆﾆ|＼　　　 ∨　　 /| :|.: :. :./／ニニニニ.|　　 ＼´_
.　　 　 　 　 |人: : |ﾆﾆ|. . .＼　　 ∨　/ :| :|.: :.:/二二/二二ニ|.　　 　 ＼
　 　 　 　 　 /ﾆ＼|ﾆニ＼.. ...￣＼|／￣|/|: : :|ニニ〈／二二Λ　　 　 　 ＼
　　　　 /￣／￣￣￣￣￣￣￣(＿)＿＿|: : :|二二/ニニニニ|　　 　 　 　 ＼
.　　　 / ／. . . . . . . . . . . . . ＿／丿 /ニﾆ＼ 乂ﾆ./／￣￣￣￣￣|　　　　 　 ＼
.　　　／ . . . . . . . . . . . . . . . . . ／　 |ニニニニニ |'　　　　　 　 　 ｜　　　　　　　＼
　 ／´￣￣￣￣￣|￣|￣￣￣　　　|ニニニニニ | 　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　 |_______　　 　 |二|　 　 　 　　　|ニニニニニ | 　 　 　 　 　 ＿|　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　/二＼.　　|二|　 　 　 　　　|ニニニニ二/　 　 　 　 ／ニ|　　 　 　 　 　 　 　 　 |
　 　 　 〈ニニﾆ＞‐|二|　　　　 　 　 |ニニニニ-/　　　　　／二二|　　 　 　 　 　 　 　 　 |

　◆―――――――――――――――――――――――――――――――――――◆

　　　胡乱な経営学について考えを取りやめたマリーは、一転して花が綻ぶような笑顔で

　　　ク・リトル・リトルのいる急造の祭壇へ足を運ぶことにした。

　　　神の世話はマリーにとって１番に重要なタスクである。

　　　うまくできれば神が褒美にハードドラッグよりも深く鮮烈な法悦を与えるのだ。

　　　マリーが円滑に脳をフル回転させられるのは、偏にこの性的絶頂体験にあった。

　　　彼女は未だ淫売であった。

　◆―――――――――――――――――――――――――――――――――――◆

　　　　　　　　　　　　　　　　◆―――――――――――――――――――◆

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし彼女の欲求は解消されなかった。

　　　　　　　　　　　　　　　　◆―――――――――――――――――――◆



















　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ ,、[| [| 　.,､＿_　　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ ハヽ、　 //､7/　.//　 、　　　　「.|　 .「.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<／　　＼> .´ .//　//＿_」ﾍ　　 _　.l」　　l」
　　　　　　　　ｌ￣￣￣＼　　　　　　　　　　　　　／' 　 ‘ー―‐ V　ツ’　ﾛ　　.ﾛ
　　　　　　　　|　　　　　　＼
　　　　　　　　|　 ＿_　 　 　 ＼
　　　　　　　　|　|............＼ 　 　 ＼　　　　　　 ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
　　　　　　　　|　|..................＼ 　 　 ＼　　　　　＿）　　　　　　　　　 　 　 　 （＿＿
　　　　　　　　|　|........................＼ 　 　 ＼　　　　）たっ、大変です、司祭マリー！（
　　　　　　　　|　|..............................＼　　　　　 ￣￣）　　　　　　　　　　　　　　(￣￣
　　　　　　　　|　|....................................＼　　　　　　／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
　　　　　　　　|　|..........................................＼ 　 l
　　　　　　　　|　|..........................≦≧...........|　 | 、　　　　　　　　　 ＼＿_人＿人从＿人＿人从＿人＿人＿人＿人从／
　　　　　　　　|　|.....≦≧................................|　 |　＼　　　　　　　　 ＿）　　　　　　　　　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　（＿＿
　　　　　　　　|　|........................................u... |　 |　　 丶 ＿＿　　　　 ） 工場付近に、ニンジャと思しき集団が……！ （
　　　　　　　　|　|.............................................. ｌ　 l　　 　 　 　 　 ＼￣￣）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(￣￣
　　　　　　　　|　|...............................................　　　　　/　　　　　 　 　 ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
　　　　　　　　|　ｌ..........................................／　 ﾉ 　 /　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　l＼＼............................. ／　 ／
　　　　　　　 人　　　￣￣￣￣￣　　　　　 　 ／
　 　 　 ＿／　　≧　　　￣￣￣　　　 　 ＿／
　　 ／　　　 ￣　　　　　　　　　　　　／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ハ. 　/.二二二/ /　ヽヽ
.　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＜〈.　 >/ニニニﾆi-　_,.　-──-　.,,_
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ∨/.ﾆﾆﾆ／ニ＞ニニニニニニニフ
.　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 Уﾆﾆ／ニ／￣~"'' -＼ニニニ／
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /ニニﾆﾆ/＿＿　 　 　,.r‐ヽ､／
　　　　　　　　　　　　　　　 　　　たニニ_ノ/: .:/: ￣ﾆ-　い☆くｱ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　たニニ/: :l: ノl: : : : : : .:}: ｀Y^ソ __)
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 た二ﾆ/: : :|x~"'V/: : : :ﾉ.: .: iﾆ}､)　　　　　……数は！？
.　　　　　　　　　　 　 　 　 　_/たﾆﾆ∧: : .:しｿ> V/:／ヾ: : .:Ⅵi
　　　　　　　　　　　　　　ノ二ニﾆﾆノ:|:.＼:(u　 　 ,　ゞｿ>/: /ﾘﾆ}i
　　　　　　　　　　 _ -二ニﾆﾆ=-＜: .:|: .: i)く　　-　　.ｲ/／ノlニ}i
　　　　　　 _ -ニﾆ- ￣　　　　 {:ト､: .:l: :〈|>介　_7爪/-=彡:/_ -──┐ 　 __
　　　　 _-ﾆ-￣　 　 　 　 　 　 {:ト＜｀V∧:.:.:r-ヽ~"ヽl: : : : 【_r─‐ｧ-┘／⌒>'"~
.　　　 /-／　　　　　　　　　　　){ニﾆ＼).:l ｀ヽ／'，　}!: ／／ 　 ミ'　　　　／.: : :
　 　 /／⌒ヽ　　　　　　　　　　 {ニﾆﾆ〈/i)-　.,,_ソi／V(｀ゝ､　／_>--<>-──‐
　　　　　　　　　~"''　 .,,＿,,.　-=l＞ ''"~｀ヽﾆ}｀¨'' (>-ﾆﾆヽ　i >O〈__／}ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　〈　　　 ＿ }ﾆi <:／ニﾆﾆﾆ]ノr-=〈_＼_ }ﾆi
.　　　　　　　　　　　　　　　　 　 V/^~ニﾆ)i/／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.]ﾆ.＼_ノ.　　〉ﾆ!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　iニﾆﾆ＞-ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ7ニﾆﾆﾆ〉　.iﾆ7
　　　　　　　　　　　　 ＿＿／｀ヽ_)二ニニニニニニニﾆ7二ニﾆ/　　lノ
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. r ''~/二二二二ニニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ]i:. . 　 ',　＼i
. l　 i{二二二二二ニニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ]i:. :.. 　 ',　', ヾ，
. |　 [二二二二二ニニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ]i:. :..　　 ',　',　 v，







　　　　　　　　　　　　　　l￣￣＼＿
　　　　　　　　　　　　　　| |＼　　　　＼＿
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　　　　　　　　　　　　　　| |............＼　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　| |..................＼　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　| |........................＼　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　| |..............................＼　　　　　　　　　　　　２体です。　迷彩柄の装束と編笠の男。
　　　　　　　　　　　　　　| |....................................l　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　| |..⊂⊃.......⊂⊃ ....|　　　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　| |..............................u...|　　　 　 　 |　　　　　四本腕の大男……片方は、兵器カタログにあったバイオニンジャかと。
　　　　　　　　　　　　　　| |....................................|　 　 　 　 人
　　　　　　　　　　　　 　 　 、...........................／　　　＿／ 　 "＜　　　　　　γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 ＼＼..................／　　 ／　　　　　　　　 "＜　　 .｜ 彼らは刺激せず、御神が起きていれば入口までご誘導をお願いします　|
　　　　　　　　　　　　　　／ 丶＼＿_／　　 ／　　　　／　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　＞ "　　|　　　　　　　／　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨/
　　　　　　　　　　　　 　 　 l|　　　　　　　　／　　　　　／　　　　　　　　∨/　　わ、わかりました。　マリー様は……？
　　　　　　　 ／　　　　　　八　　　　　　／　　　　　／　　　　 　 　 　 　 ∨/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜ ……危険ですが、やるしかありません。 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜ 　 話を、してみます。　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
















､
　｀¨ア⌒¨¨ア"￣￣￣｀`ー-､
　　/　　　 /(　　　　　　,く￣￣〕
.　│ 　　 ｛　　　‐-ﾐ　　＼￣￣〕
　　＼　　　'{　　　 　｝　 } 匚￣￣〕
　　／｀¨¨⌒＼　　　＼ノ⌒>匸丁　　　／/＼
ｰく　　　　　　　　　 .,,_＿／￣￣　　　/‐o‐o‐ﾍ、
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　　　ノ＼　 　 　 　 　 　 　 　 ||｛_// ／∩ ＼ ＼ ｣厶. ｌ｢[)
___xく／⌒'，　　 　 　 　 　 　 ﾉ|〈＼/ 　ﾟＵ゜ 　∨/ /∧｣|∧
ー＜,__ノ／｝　　　　 　 　 　 （}|| ｝ 0 0 O;　O 0 0　∨/｀Ｏ｛
⌒ ―／／{￣｀`丶、　　 　　|{《｛┌-ミ__j_＿＿＿_　}{┌‐〈　 ┌　　　　　　　　　……なあ、大将。
___,xく／ 　 ',　　　　 ＼　　　 〈 》{ ’t‐a､　 　-a‐j/ /∧ゞ'（ ,/`l　｢ヽ
---く　　 　 '　　　　 　 ＼　 　|||ﾊ | | ￣|｛　 ￣｢| 〈/｝l| 八〉|　|　|　|
｛ 　 ｛　　 　 ｝　 　 "⌒ﾆ=≧ミ》｝| | | 　 Ll　 　 |:|　| ｝jl F┘|　|　|　｢`　　　　　　本当にこんなところにヨロシサンの秘密工場があるのかよ？
. ヽ　｛ 　 ヽ,′　 　／／／// Ｌ|〈〈>,、｀こ "´　| 〉 ∨L>┘ |　|　|　‘，‘，
＼　　｝　,ノ{_,,.　／／-/ｰ// ､_└‐ｉ |ﾊ　　 　 ／Ｌノ　　__＿j__　｀`丶｝　’
　｛＼　　 丿　/ /　　/　/ |　 　　 / |　｀¨¨ｱﾞ　/　V∧ |　＿_丿　ｰ-　_　|｀`ヽ、
　‘，　 ,／　 / /‐|─|─|- ＼ヽ,_/ 丿 　／　　{　／／ |　 └-ミ　　　　 ｛　 　 ＼
　　∨/　 　 |　|　:l 　|／|￣＼＼｀ヽ ----　＿彡ィ 　,八　　　 　｝ /　　　',　　　　',
　 　 ,′　 　l__r┐j／＼l/ /三≧=――‐‐ ≦|　 ／｛,／ ＼　　　　 　 　 ,ﾉ〉　　　 }
-―‐|　 　.／丿 | ∨＼/ /三三/ /――/‐―|'"　　｛_／ 　 ゝ .,,__ノ ー彡'∧　　 /＼＿
　 　 |　　 |　 |　 |　 V'/ /三三/ /＿＿/＿＿|＿／ ｛_／／ヽ、｛￣￣ 　 ノ∧　 {　　 ￣＼
.｛ 　 ｝ , --ミ｣_　|　, ‐┐三三/ /　 　 /　　　│　 ／__／ 　 　｀ヽ｝ 　 　 _ノ／＼　／￣￣￣＼
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｛_　　lﾉ―く__,,　　|　 ｛ヽ､__/_/＿＿/＿＿__／ ／　　 ／　　　　　　| 　 　 　 　 　 ∨（__／￣￣`ヽ〉
'⌒ヽ.| ｰﾍ　｝　　 | 　 |≧=--------------="　　　/　　　 ,. -‐‐ミ| 　　　　　　　　∨/｛　　　＼　｛
,､＿_,|　　Ｌﾉ 　 /　　 |八　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　 /　,イ二｝　　　　　 　 ｛ 　’， ヽ　､ 　 ＼＼
_,,.ノ ｝　　　 　 /　 　/- ､＼　　　　　　　 　 　 ／'"　　　ノ'　/しＶ´｛ 　 　 　 　 　 ヽ　 |　 ;}　 }　　　｝　｀ヽ
)＞/|　　　 　 　 　 / ヘ ヽ　　　ー―――=''"　 　 ／　 　 /しV{　八　　　　　　　　｝　|　八　　 　 ｛　　　}＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿）　　　　　　　　　 　 　 　 （＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ）　ある！　必ずある！！　 （
　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣￣）　　　　　　　　　　　　　　(￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼

















　　　　　　　　／　,:'　　　　　　　　! |　 .|:|　　ヽ :｀ヽ､
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　　　　／／／　／＿_/＿// ﾍ/=M:!＿i:i__/ ＼ヽヽ＼:::::｀ヽ､
　　∠--―‐ _二二==================:ﾍ::::]二__｀`"ヽ-:.､
.￣_ .--‐:'"´ﾆ///////　/　ヽ　ヽ.|! ヽ/　 /｀';　ヾヽi!:｀:==-､_＼＿_人＿人从＿人＿人从＿人＿人＿人＿人从／
ニニニニﾆﾆ/://:/ﾆﾘ　ｨ―-､＼ ヽ!/.ﾍ.／-―､::.';!ﾆ;'i:::ﾆﾆﾆ ＿）　　　　　　　　　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　 （＿＿
ニニニニﾆﾆ|::=:::i:|=:{!.ｲ==.’‐ヽ,　} ヽ /＼-’=!=ｨi;':ﾆi:':!:::iﾆﾆ　） 俺のカロウシした同僚が確かにここにいた！ （
ニニニニﾆﾆ| i!i!:!|ﾆ!.i　ヽ　　./ _　〉. ＼　　 /ﾉ: /　!ﾆ!::!:=:!￣￣）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(￣￣
ニニニニﾆﾆ|:ﾆ::i !ﾆ{.ヽ　　ヽ　´ =、 .=、　.: 　 /　.ﾘﾆ|:|:|:=|ﾆ　 ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒⌒⌒Y⌒＼
:ニニニニニ|:ﾆ::i !ニ'! ｀　　,　' .' .'　 , 丶 ､ ,　　し/ﾆﾆ!|::}={ﾆ
ヾニニニﾆﾆ|ニ:i !ニニヽ､　.ｲT T"T"'T.Tヽ　 ／ニニi:';|:ﾆ!ﾆ　　　　　　＼＿_人＿人从＿人＿人从＿人＿人从＿人＿人从＿人＿人从＿人＿人从／
　 ￣｀ヾ===!:ニl|ニﾆﾆi｀ヾ. |.じ.┴.┴┴､L/!/´ }ニニﾆ:=ﾆ|ﾆ　　　　　　＿）　　　　　　　　　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （＿＿
　 ,ィ___ｨ　　|:ニ:i!ニﾆﾆ!!　 !.|　　　　　　　　.|　　|ニニﾆ};ニ:!´　　　　　　　） だから間違いなく此処にある筈なのだ！　奴のカロウシ死体と共にな！ （
／ ／.:ｨ-ニ|;ニ:!ニニﾆ';　 !.|　　　　　　　　.! ./ iニﾆiニ|:ニ:|　　　　　 ￣￣）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(￣￣
.／./／ _ニ|::ﾆ:|ニニﾆﾆ､ 　.!　　　　　　　 .i .,' /ﾆﾆ://ﾆ!ﾆ:::!　　　　　　　／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
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i!ii!i|ll|i!i!i!i| | : : | .: ／:_:〕 ﾆﾆﾆﾆﾆ イ _-_-_|,,＿_| 　 |＿＿＿＿_,」‐‐「＾７.:.:.:/ .:.: ＼|　　 　 　 　 |　|
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　　　　　　　　　」ｰ--―￢ﾍ
　　　 　 　 　 　 |　o　o　o_ノ`ｰ- ､
　　　　　　　　／/ ＼､￣　 　　 　 ＼,､
　　 　 　 |＼/ /　　　 ＼、　　r､＿ ,/　`Y^i
　　 　 　 | / /　　 　　 　 ＼､.」　 /」　{_} 〉 }
　　　　　[ Y′　f⌒i　　 　 　 ′:ｌ　 　 　 从
　　 　 　 | |.　　 {＿}　　　　　　　|ｰ- ､_／ﾉl:|
　　 　 　 | |ﾄ､0_0＿0_0斗‐'￢　 { ＿_　 /７||
　　 　 　 | | 〉 |｀¨¨¨´´　|　　 |　 | `ｰ′￣ ∧　　　　　　けどよ。　いるのはマグロくせえ浮浪者と、野生化したバイオスモトリくらいだ。
　　　　　ﾉ |〈 r‐ｔz､　.r-‐ｔz'7 ∨∧､　　　　 | ∨
　　　　 〈、ヽﾍ t‐┘　`ーﾍ′ ∨∧〉 　 　 ,| ./
　　　　　｀㍉ ﾉ||　ﾉ　　　　 〉 　 ∨∧　　　 l.厶　　　　　 また情報屋に騙されたんじゃねーのか？
　　　 　 　 |　|∧ ｀ｰ　　 　 l　 　 ∨ .〉､　_,ﾉ一′
　　　　　　 ﾞﾏl　∧　―一　.| 　 ／|　_7　`f′
　　　　　 　 廴＼」ﾍ,　｀ 　 .| ／　 ￣　 　 Ⅵ＼
　　　　　　　　￣　　 ＼__／´　　　　　　 　 }]　]＼,_
　　　　　　　　　,ィ'7¨´〈 　　　/　　　　　　// /　/　>ー―--､＿
　　　　__,.．イ'イ　 l　　 l　 　./ 　　　　　,// /　/ ／／ ／'⌒
-‐冖7 l 　|　|　|　 廴　 | 　 /　　　　_,／ ／ ／ /　/.／
　　 /　|　 |　|. ﾍ　　》====ｭ――‐'´　／ ／　/　/／
　　 |　 |　 i 　ヽ ＼/､__／ﾉ}　＿＿.／／　 ／　／





　　　　　　　　　　　　/　//,　　　　　　　　　　　ヽ.ヽ
　　　　　　　　　　　 /　///　　　　　　　　　　　　ヾヾ:､
　　　　　　　　　　 ./　　//　　　　　　　　　　　　　ヾヾヽ
　　　　　　　　　　./　　/　　　　　　　　　　　　 ヽ　ヾヾヾ､ 　 ヽ
　　　　　　 　 　 ./　　/　　 　 　 　 |　　　　 .}ヽ ヾヽヾ:i:i:i:iヽ､　＼
　　　　　　　　　/　　/,.　　　.|　　　.|　　　 　 }ヾ ヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽ　　＼
　　　　　　　　 /　　//　　　 | 　 　 ′　　 　 |.ヾi. }i.ヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ 　 　 　 ,　'
　　　　　　　 ./　　 //　　　 |　　 　 .|　　　　.}';､ヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ , - '´　,
　　　　　　　/　　 ;//　　　　　　　　　　　　　 }:i　}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＞´　 ,.-ﾆﾆ
　　　　　　 /　　 ///　　　　　　 　 　 　 　 　 }i:i;/:i:i:i:i:i:i:＞' ´　_..ｨﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　 ./　　 ///　　　　　　　　　　　　　　 }i:i:i;i:= ' ´　_...:-1ﾆﾆﾆﾆﾆ=:::ﾆ
　　　　　/　　 ///,　　　　　　　　　　　　 _,..:- ' ´　_,,=ィ:´　:::::ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ::::
　 　 　 /　　 ////　　　　　　　　_,.. -‐ '´　_...ィ==´ :::::::::::　:::::ﾆﾆﾆﾆﾆ:::::::　　　　　無駄口を叩くな、ノトーリアスッ！
　　　 ./＼､////　　　　,　 -‐ ' ´　＿..:＜ソ_ノ/シヽ::::::::::::::::::/ﾆﾆﾆﾆ'::::::::::
　　　　ヽ､　￣￣￣￣　 ＿..-ィ=‐/／｀ヾ==='／ 　 ヽ:::::;;;=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:::::::::::
　　　　　　｀```````｀￣´　　 ';'./ ' '.／　　 ､　　　　　ヽ::ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=:::::::::::::::　　　　 仲間の生死がかかった最重要ミッション中だ。
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'i.{ 　 ′　　　｀ヽ ､　　　 ヾﾆﾆﾆ=::::::::::::==:::ﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　　 .{ !　　　　　　 　 ゝ=ゝ　　 ムヾ;;::::::::;;ﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　　　}　　　　　　　　　　　　　/　 ヽヾﾆﾆﾆﾆﾆ::::::ﾆ　　　　 諦める、それ即ち仲間を見捨てると思え！
　　　　　　　　　　　　　　　　　{　,′ , =/　　　　　　　 {　　 .ヽ::ヾﾆﾆﾆ;:::::::ﾆ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ゝ‐' ｀'､　　　　　　　 　 '　 　　＼::ヾﾆﾆ:::::::ﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ--==＝ニﾆヽ､＿　､ ヽ ､ヽ::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ､＿＿＿__　　　` ./　ゝ'ノ＼:::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ＼===´　`　　　 　 ／三三､:::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.';ニ';.′, ､　 、　　/:三/'三三;:ﾆﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',ﾆ:}';';';';';';';';';丶/三三､}三三}:::ﾆ

　　　　 .///　 /　 　.|　 .ヽ ヽヾ丶. ＼　 ＼ヽ＼　＼＼　＞　／ニ
　　　　/ ./　　　　　 |　　　i!.!',ヾﾆヽ.＼ヽ　 ＼ヽ＼ ヽ,　　／ﾆﾆﾆﾆ
　　　/　/　　　　　　.|　　ii | i　ヾﾆニ＼ ＼.　　＼＞ .／ニニニニ
　　./　/　　　　　{　　　　i}!. iニニニニ＼　＼／ ／='´::　｀´::::/ニ
　 /　 /　　 i　　 l|　　　　　.i }i{.)ニニニ､ ／ ,.イニi　ﾉﾆ::::.　:::/ﾆﾆ
../　./'　　　i　　 i !　　,.' .i{ |.iﾆニニニニi';=ﾆﾆニニ! iﾆﾉ:　::::/ニニ
/　/./　　 .i　　 .!;',　　|　.i{ .ﾉニニニﾆﾆ.ﾊニニ､ニ| :!´:::.::／ﾆニニ
　,.//　　　i　　　.|.!　　| i ,{ iiニニ:;:-'.・ｲﾆ}.イ}　 ヾ|.iニニニニニニ　　　（しかしノトーリアスの言う通り。　トリイギロチンや電子レンジ部屋、
.//　　　　　　i.i　||　　|! ' :}ニi:iニニニ＝ !i .i|　 し |iニニニニニ::
'/' '/　　　　 i.|′ﾚ‐ ., ,/ノ 　 i}　 　 　 　 |! .|i　　 ,|:iﾆ=;;;;;ﾆﾆﾆi::::::::
;'/.//　 　 _ .i' ´=ｨ=ﾆﾆﾆ!　　 }'　　　　 　.i　.i! .／ .!:!ニニニニ===　　　　ネギトログラインダーなどのハイテクトラップ群の姿もない。
' ./ !i　　　　-:_/!::::';ニﾆ|　　./　　　　　 /　/　i!　 .|:=ﾆニニニニニ
'　_...- =ノ|i:{ {!.{ ! |:';i!ﾆﾆ! 　 ′　　　　 　 ./　 ! 　 i!;;::::::';ニニニニ
´　　　 　 !';!.ヽ!　 i:!:i!ヾ:|　.,　.__, ノ　　　 /　　ヽ　.!::=;;:::ﾉニﾆ:::::=ﾆ　　　　間違いなくこのツキジ倉庫街にある筈なのだが、別の区画なのか……？）
　　　　　 { ヽ ヽ　 |!:i!　ヽ＿ ´ ､､. ､ ､　　　 -:､　.i::iﾆ/::}ニニ= '´ _
　　　　　 .!　'､.ヽヽﾘ:i!　i:;::ヽ' ′_...-==-―-=' .'./://:::::／´　　._.==
　　　 　 　 　 ヽ.＼{〈=::';:|:::ヽ.=´　　　＿　　　 ///イ´　 _,.-‐'´
　　　　　　　　 .＼ ﾄ､ﾆ::i ＼:ヽ__..-=―――=./／　　.／　　　,.:-'"
　　　　　　　　　　　|::ヾ!.ヽ_::＼:}´; i, ;丶' ､',／　　 ／　　　／
　　　　　　　　　　　ヾ､ ＼ ＼=ﾘ,.!i:',ヽヽソ´　　／　　,.:-'´.　　　　_
　　　　　　　　　　　　 ＼ヾニニ/{:iヾﾐ;:'　　.／　　 ／　　　　_,.-彡

　◆―――――――――――――――――――――――――――――――――◆

　　　そのニンジャ……フォレスト・サワタリは仲間のバイオニンジャを救う為、

　　　ツキジに隠されたバイオインゴットの秘密工場を探していた。

　　　ノトーリアスをはじめ、彼の仲間はバイオニンジャであり、

　　　元々ヨロシサンの研究者であった彼は実験体であったバイオニンジャたちを

　　　救い出し、サヴァイヴァー・ドージョーという集団を作り上げたのだ。

　◆―――――――――――――――――――――――――――――――――◆

　　　　　　　 ／　　　　 ＞=三三三三三
　　　　 　 ／/, ' ＞=三三三=　´　 ＼,..ｨ
　　　　 ／,　＞=三三／{!　 ヽ　　 _.イ三　　　　　　　γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　／ '／三三三三.,={===､＼　' ^ミ彡　　　　　　 ｜ …………もし、そこの方。|
　　/　／三三三三三::く{_...’ｲ　 ＼　　　　　　　　　　.乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　./／三三三三三三{ `彡彡' 　 　 ｀ヽ
　{三三三三三三ﾆ::ﾆ|ι　./
　{三三三三三ｨ丶' ｿ:ヽ 　 し　 ,==-
　{三三三三三ｼ　　そﾆ＼　＼　　　 , ,
　{三三三三三:ｲﾂヾ::ﾆ:ﾆ:ヽ ,　　 　 -‐ ,"
　{:三三三三三三:|i|::ﾆ:ﾆﾆ:'､　く_.ﾄ- 'ﾆﾆ　　　ﾊｯ
　 ＼三三三三三ﾆ|:i:ﾆ::ﾆﾆﾆ:、ヾ' ´
　　　｀ヾ､三三三三|:|ﾆ::ﾆﾆﾆﾆ,
　　　　　 ｀＞---==:}::=::ﾆﾆﾆﾆ'; , ', ., ' ､
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　　　　　　　　　　　　　　　　　┌‐f(⌒)(⌒)　　　　　　　　　　　 '/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　＞]-0Lノ..''"ﾟ~￣￣￣￣￣￣~ﾟ"''/ﾆﾆﾆﾆ=-|
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 Lノゞ^ゞ √.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:|.:.::.:.:.:.:.八.:.:.'/ﾆﾆﾆニﾆ|
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 L/ﾆニ√:|.:.:./|.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:/　＼..'/ﾆﾆﾆﾆ=-　　　……このようなところで、どうなさったのですか。
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 √ﾆニ.√ ┬‐- ミ_.::.:|.::.::.:.jI斗f‐┐'/=ﾆﾆﾆ=-
　　　　　　　　　　　　　　　 　 √ﾆニ. ⌒込､ V;;ｿ^ _:＿/＾v;;ﾉ ノﾉ.:.'/ﾆﾆﾆ=-
　　　　　　　　　　　　　　　　 √ﾆニ.√.: ＼ ｀｀　 　　;　 　 ´´_彡.:.:.'/ﾆﾆﾆ=-　　　私に、何かお力添えできますでしょうか。
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /ﾆﾆﾆﾆ/.:＼V: 个o｡　　 　 　 イ/.:.:.:. /'/ﾆﾆﾆ=-
　　　　　　　　　　　　　　　/ﾆﾆﾆﾆ/.:|.::.:.:＼:|i:i:i:|-＞-＜-|.:/.:.:.:.:./.:.:＼ﾆﾆ=-
　　　　　　　　 　 　 　 　 /ﾆﾆﾆﾆ/.:. |.:.:.:|.:.:.:|__ノ|i:i:i:i:i:i:i:i: |.′.:.:./.:.／　＼=-
　　　　　　　 　 　 　 　 _￣ﾆﾆﾆ/.|.:.:.|.:.:.:|.:.:.:| ::/i:i:i／＼ .:.:.:.:.:.:/／―┐__ ＼
　　　　　　　 　 　 　 _-￣ﾆﾆ／ . |.:.:.|.:.:.:|.:.:.:| :|i:／ 　 　 |.:.:.:.:/　 　_-.:|/∧　.＼
　　　　　　　　　　 _-￣ニ／..|.:.:.:.:|.:八.:. |.:.:.:| :|￣~^'' ''^ |.:.:./:|　 _- : /ﾆﾆ:|　 　:＼
　　　　　　　　　_-￣ニ／ 　 .＼.: .::.::/＼.:.:.:`､ ''"ﾟ~￣~ﾟ |.:.:.:. |／　／ﾆﾆﾆ|　 　 　 ＼
　　　　 　　　_-￣ニ／　　　　|.::.＼/.:〉　.＼..:l　`､ 　 　八.:.:.:.|　／ﾆ√ﾆﾆ|　　　　　　＼　　　　　　　　◆――――――――――――――――――――――◆
　　　　　　_-￣､丶｀　　 　 　 .＼.::.／ﾆﾆ＼ ) .＼＼_､丶｀＼.:|ﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆ=| 　 　 　 　 　 ＼
　　　　_ -､丶｀　　 　 　 　　 　]| |[ /ﾆﾆﾆﾆ√＿ Y⌒Y＿／.＼ﾆﾆﾆ:|￣￣〉　　　　　　　　 ＼　　　　　　　彼らの目の前に現れたのは、
　 　 ､丶｀　　 .　　　 　 　 　 　/ 厂ﾆﾆﾆﾆ.√　　:乂_乂　 　 |ﾆﾆﾆニ|と0]/ 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　/　　　　　　　　　 　 　 　 √/　|ﾆﾆニ√.　 ／　|　∧..　.:|ﾆﾆﾆニ|ひ/　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　 獣人化バイオサイバネを仕込んだシスターだった。
　./　　　　　　　　　　　　／￣ |―┘ﾆﾆﾆ|　／ /　.:| _/∧ : :|ﾆﾆﾆニ| Ｔ
..〈　　　　　　　　　　　／.: .:/.:..:|　 |ﾆﾆﾆﾆ:|/ 　/ 　 :|　 ./∧.ｉ|ﾆﾆﾆ=/ﾆ|　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　 可憐な装いと裏腹に、武装したその姿は、
　 ＼　　　　　　　　 /.:/.:.:/.:.: / 　:|ﾆ|ﾆﾆﾆ| 　/.:　　:|　　./∧厂ﾆﾆ/ニl　　　　　　　　　　　　　 　 　 |
　　　＼　　　　 　 　l:/.:.:/.:.: /　　.八|ﾆﾆﾆ|V/.:　　.::|　　　 /ﾆﾆﾆ/ニﾆ|　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　　　妙にちぐはぐな、着慣れていない印象を与える。
　　　　 ＼　　　　__ノ.:.:/|/|/　　 √-|ﾆﾆﾆ| V/ . : . :|　　 ./√ﾆﾆ|ﾆニ/　　　　　　　　　　　 　 　 　 /
　　　　　　　 　 　 　 |/ :|　　 　 √-√ﾆ-√.V/.:　.::| 　 / √ﾆﾆ:|__／　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　◆――――――――――――――――――――――◆
　　　　　　　 　 ⌒うぅ=‐-　　　 |ニ√ﾆ-√　 V/..:..:|　/　√ﾆﾆ:/,　　　 　__　　 　 ''"ﾟ~￣￣~ﾟ"''

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／＼　　　　　 ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{ ｡　｡ }　　　　　＿）　　　　　　　　　 　 　 　 （＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼.///／＼ヽ ／|　　 ） ナンテメッコラーッ！！ （
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (|｡｡)＼/　()　 V(.　|)￣￣）　　　　　　　　　　　　　　(￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|¨7　_｡_｡_｡_｡_｡ 〉-|　　 ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|´| ∧=｡ﾐ v｡=∧㍉　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／l￣二＞､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　V /l￣ ｣￣|V::::ｭ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|　| /¨⌒Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　　　　　 ∨寸 |　l二l　|〉〉[_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　く_丁￣ ゝイ　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　＿＿／￣／￣ヽ 斗≦(/　丿 ＼二／T:::::ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　V　　　 |
　 ／厂 Y´＼　　　　　　　　　　 ／／＼ﾉ　 /　　　　　|.　＼／ ∨ ∨＼＿}＿＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }＼{　　　/
　( ／{￣)　／　　　　　　　　　 (　　　／ ヽ_　　　　　/ ∨／＼./＼/ ＼/| __人__V＞ｰ-　＿　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧　￣￣|
　 (　／{￣)_　　　　　　　　　 　| ＼　 　／　}　 　 ／ 　 ＼　 ./＼/ ＼/ .| } ● {. | ∧＼∧}　￣ ヽ　　　　　　　　　　　 ／ ./＼＿__|
　∧　 ／｀Y　　 　 　 　 　 xく((|　| |　　　 /ﾉ--イ＼　　　　＼　 / ＼/ 　|. '^Ｖ^　| ∨∨ ∨　＼　 ＼　 ＿＿　　 　 ／　　　　　　/
　　∧　　/ ﾉ￣|￣￣＼_/　　　|　　　　　　|　__/＿:::＼　　　　＞ｰ--=≦|二二二|V∨ ∨　　　.l　 ´￣/)()()/ｰ-　/　　　　　　　/
　　　 寸=彡　/　　　 　 ＼　　 .|＼　 　＿ﾉ/)()()()()＼　≧=ー--‐=彡::/￣￣　Y　ｰ＜ 　　 　/　　　/)()()/　　　＼　　　　/.　/
　　 　 　 ｰ=彡＼　　　　　}` ー.|　　￣　 {く￣￣＼)(ハ　　　＼　　　　 {................:|:......　Y ｰ=≦　　＼_|)()()|　　　　　)　　／　 /
　　　　　　＼　　　 ー-　 ﾉ　　 .|｀ ー‐=彡　＼　　　V()}　　　＼　 　 　 /￣￣　:|:￣＼}　　　/　　　　|)()()|￣￣
　　　 　 　 　 ≧=ｰ--=≦--─ |　|　　　　　　 |　　　|)(:|　/　　　　　　 八..............:|:.....　 }　　　＼＿_人＿人从＿人＿人从＿人＿人＿人从／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　 　 　 　 |ー‐./)(/／　＼　　　　　 /￣￣ Y ￣ヽ　 ／ ＿）　　　　　　　　　 　 　 　　　　　　　　　　　　 （＿＿
　　　　　　　　　＿_r‐ ､　　　　　＼ ＼　　　　　 __厶イ　　　　　　　　　 .{　　　　:|:　　 |　　}　　） シスター服なんて淫売の格好しやがって！ （
　　　　　　　／ ｧ─＼_)　　　　　　 ＼⌒　／≦　　　　　 　 ＼　 　 　 .人.............:|:........ﾉ イ ￣￣）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(￣￣
　　　　　　 (　　/￣￣lハ　　　　　　　 ￣　厶≦__　　　　 /　　　　　　　 　　￣ 丁 ￣　/　　 V／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
　　　　　　　＼　/ヽ二)Y　　　　　　　　　 厶)()()()(＼　　　／厂丁丁丁丁丁丁}≧≦__|　　＼}/＼　　　　 }￣￣　 ､
　　　　　　　　 ＼ /　　 |＼　　　　　　　,ｲ　　　＼)()(ﾊ.}／l／￣￣￣￣￣￣￣￣ ＞∧　　　 V// 　ｰ-イ　　　　　　＼　　　　　　　　＿ ＿
　　　　　　　　　　＼___/　　|￣￣￣￣ 寸　　　　'∨)(/l／　 　 　 .｡/|｡　　　　　　　 ｡　∧斗=≦)}＼__　　　　 ＼＿_　　　¨¨¨7ニﾆ／　　＼l￣}
　　　　　　　　　　　 ＼＿__ﾉ　　　　　　　} ≧=彡　 ∨　./|　　　　｡/:||｡.　　 　 |　　　｡|.　∧斗=≦V　　ゝ-.　　　　　　　　　　/　　/　　　乂/￣}
　　　　　　　　　　　　　＼　　＼＿＿　　　　　　 　 //し'　し/　 .｡/:::||｡ 　 }V_人_/{　｡|Vﾑ∧　　　 }　　　　 ＼　　　　　　　　{　　 {　　　 (__|二ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　 　＿彡' //　　　 /　 .｡/::::::l|｡　　}　　 　 {　｡|: Vﾑ　V 　 ﾉ￣￣ ヽ　　≧=ー---=≦ー─＼＿_乂l／
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ≧=ｰ--‐‐=彡　　 .//　　　 / 　 ｡/ハ::||｡　　}　　　　{　｡|／Vﾑ　V　　　　　　　ー--ｧ─ｧ(___ﾉ ￣}
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./ﾑ　　　 {　　｡//　 　 l|｡　　}　　　　{　｡|　　 Vﾑ　V≧=----ｰ─=.乂＿V　(_l￣ }
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .|｡　/　　　 ｡／/　　　　 ∧｡　 ⌒∨⌒ ｡/ 　 　 | ＼　∨
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,　,ｲ,ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .,ｲ .| | ﾚ'ﾚ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./ /　| |　 　 ∠二＞　 ,.イ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ / 　.| |. 　∠二＞　／_/―-ミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　/ /　　 | l　　　　　 ／／.:.:.:.:.:.:. : :＼
　　　　　　　　 　 　 　 ｢ﾆ=-　　　　　　　　　　 ./, '　　　 |/　　 　 ／／　　 　 ,ｲ,ｲ ,ｲ.:.:＼
　　　　　　　　 　 　 　 |二二二=-　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:.|/　 　 　 　 ﾚﾚ //:.:.:.:.:|
　　　　　　　　 　 　 　 ∨二二二二=-　　　　　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/'＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
　　　　　　　く二ニ==―∨ニニニニﾆﾆ＼　　　　　　　 　 {/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:≧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜
.　　　 　 　 　 ＼二／二二二二二二ニニ＼　 　 　 　 　 {/:.:.:.:.:＿:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:≧ 　俺達は重要なミッション中なんだッ！！！　 ≦
.　　　　　　 　 　 T""´´￣￣∨二二二ニニΛ　　　 ／　 {_/:.:.:.{:.:.:.:.＼ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:≧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　≦
　　　　　　　　 　 |_,,...　　--==∨二二二ニニΛ　／　　　　 〉/.:.＼ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
.　　　　　　 　 ／´: : :|⌒: |＼: :.∨二二二ニ／／_　　 　 　〈/:.:.:.:. :{＿ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: }
　 　 　 　 　 /／/ : : |: :ｧ==ミ＼|∨二人_／／二二二==― ∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :_､-''"´￣￣￣￣＼
　　　 　 (__／　/: |.: .:|/ V)　ﾉ, :/:　つ　　　(二二二二二二二∨:./ .:.:.:.:.:. ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : |
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ｰ‐く／　　　　　 　 　 　 　〈　　　 ＿＼二＼　　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :|
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^V　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 Λ 二二二二二 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Λ

　◆――――――――――――――――――――――――――――――――――――――◆

　　　　ノトーリアスは歩み寄ったマリーに対し、ビンタを繰り出した。

　　　　実際それはノトーリアスからしてみれば手加減に手加減を重ねたものだったが、

　　　　モータルにとっては顎骨を揺らす手痛い一撃なのは間違いない。

　　　　彼らは不必要な殺しは避ける方ではあったが、それでも乱暴なニンジャであった。

　◆――――――――――――――――――――――――――――――――――――――◆

　　　　 ／ ＼
　　 .／　 i　　＼
　／／　 |　　　　＼
　／　　 .!　　　　　　＼
. ／ ./　.i　　　　　　　　.＼
.´　./　/i　　,　　　　　､ ＼:.＼
　 /　 i:/　　.}　　　 　 ヽ＼＼　＼
二二二二二二二二二｀┐==;---､＼_
ニニニ/ニニニ/ニニニニニニ==--､ ｀`ヽ､__
:ｲ:://./ｧ==､ﾆﾆ{!:}ﾆ!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ';ニニニニニ､ ミ
l:!:::|:{ｲく{　◎.}イ!'::::ヾイ.,oヾ|ﾘ:}:';ニニニニ＝-`　　　　　　やめないか、ノトーリアス＝サンッ！
:|:::| i ヾニ＝ノ　',ヽ　}ヾ-イ;'!ﾆ::::!ﾆﾆ=- ' ´
:::::!､.',　￣￣ .ヽ　 i　j､ ￣ :|ﾆ==|
::::|ヽ､_　　　 .ヽへ　../.'　 .／ニﾆ:|　　　　　　　　　　　　　 手を差し伸べたシスターに暴行を加えるなど……
=:|　 ヾマ　 , .-　 i i　､　/ニﾆ:::;;! i
::|| u .}/ ./.ｨ┬┬┬ ヽ';.ヽ!ﾆﾆ::ﾆ! i!
.i|ﾆ, ,.{　{{ヽソ了T"i!"〈|'{ }ﾆﾆ/:/}. .i!
:||ﾆヽ'.{ {　-'ｰ:‐´"""ヽ}.`!ﾆﾆ{ ' 1:::/-―ニ､_
:||ニヽ'､　ー .,ｨ====ヽ .ノ:::;-‐'´￣￣ー　＿ヽ、
|i:!ニニ＼:ー=,', ',' ';',.ｨ/'"´　.／　　,.=-‐　　￣{、
|:!|ニニニ＝ー---./　　 .／　 ,.:-'´ _.==ニニ==---:.､
{ !!ニニニニ／／　　　 ´ .／　　／=‐'´＿=======､ ヽ、
ヽヽﾆ　ノﾆ:'／　　／　／　 ,／／,..-=- '"´￣￣＿￣｀`ヽ:.､_
､.ヽヾｨ'´／"´ ／　／　,.-／' .／´　　 _..-=ニニニニニニ:､ ｀ヽ、
ヾヽ＼ヾ'　 ／ .／　.／'./:' ／　　,.-=ニ= .:-‐　＿＿＿￣｀`ヽ=:{、
ニニ`..:／ .／　　／ './´　　 ／ﾆﾆ／　,.:-=ニニニニニ＝=､　　ヽ






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__／＼_
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾉΓ厂[ム
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,ﾑ-‐ ''''''' 个ｰ ､
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ､_／___ ＼　,,.ｨ爪 　_＞ ﾍ、
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＿,〔　{⌒}　 ｀′ / ∨′　.rｭ}
　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿_`''´ ,.rヘ,　∨ｒzz=-､i_j}　　　　　　　　　　しかしよ、大将ッ！
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∧ｰ｡､ y'｡¨7 〉 / ＼_〉'〈_∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　{_}￣く_ ￣　〈　〈_／,て､ ぅ）
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 }{　 ,彡⌒ﾍ　〉　} /｀ｆｒｆｒｆｒ′　　　　　　　　　こんなツキジの奥深くにシスターがいる方がおかしいぜッ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨∨　　　 〉|　{_{zzx___{
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿i∨},y'⌒ぅ| ]　 ／__￣廴__ ＿,.．-―- ､
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼__>`ｰ―彡 ＞′／ ／／´　　　　　 　 ＼　どうせドラッグ漬けの売春婦だ、ビョーキ移される前に追っ払った方が……
　　　　　　　　　　　　　　　　　　_}　`ｰ―''７´_,.-"_,r＜/　　　　　　　　　　 ﾍ
　　　　　　　　　　　　　 ＿_,r≦[＿＿,,,ィ'''〔´ ﾍ／ヘ/_,r==ニニﾆ=x ､_　　　}
　　　　　　　 　 ,,r'￣フ彡／／/7￣￣/ 　 { 　 ヘ／抖=＝==ニ二ミうﾐ､　 ﾘ
　　　　　 　__／　 ／　／／　//ﾆ＝ﾆ|＿__,,{．-∠_　　　　　　　　 ｀＼ﾐﾐ＼{
　　 　 　 ｨ′＿,,/,,.／---'-‐''⌒￣￣´　　　　　　 `ヽ-‐　　　　　　　 ＼う∨
　　　　,∠三ﾆﾐ{￣　　　　　 ＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿|iｳ}
　　 ／　　 　 　 `ｰ- 、　　　　 ￣`ー ､　　　　　　　　＿_　　　 ⌒￣￣　}j|ﾘ
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　｛　　　_　　＿,．-一　　＼_　　　　　　　　＼＿_　　-. -一'　　　　__,,ｨ升ﾍ
　 寸＿_　　　　　／　　 .．'⌒＞ ､__　　　　　　　 ￣　　　 _,.＜{´￣　 ∨う|
　　 ＼￣¨　　　　　　　　 ／　　　 ｀¨冖‐--------‐‐''´´　 　 　 　 　 }}|iﾘ
　　 ｛´`ー-＝ﾆ＿．-‐＜ ｀へ､_　　ヽ　　　　　　　　ー---一　　　　　ﾉ／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿_人＿人从＿人＿人从／
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　　　 ﾞ'''-､｀'-､　 ｀'-_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ｀'ﾐ〟　｀'''.ｌｼ､　 .ｌ.;;;;;,i∴;;.″　,-　, ;;ｿ｣彡"　 .,ﾉ".｀--│　　_..-'";;;;;;;
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ー 二ﾞﾞヽ ,,、　　　　　　　　　｀'!‐　｀'-,;;;{. ｀'-､;ﾞ!、　　　 .l-'､.ｌ.;;;;;;;;;.!　　.,il″　　　　 　 　 　 　 　 _,,　-'";;;;;;;;;;;｀￢
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..,......xi，　　　　　　　　　　　 ｀'''ﾐ;;ｘ、　　　　´　　 .｀ l､　　　　　l､;.ｌz'ｱ　　　.,i;;|lrl!!!!¨'″　　 ,,,
　￣　 ..,,u．.-..、　　　　　　　　　 ｀''ｽｯ、　 y ..、　　 !li　　　　 `l/ l/　　 ..il′　　　　　　 ,,iｌ'"´
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　　　　　 . ｀''-ﾞ二;;;;｀ﾞ''''､　　 　 　 　 　 　＼＿_人＿人从＿人＿人从／　 　 　 　 , .｀ j,i′　　　　　　　　 l!
＿__,＿_＿_＿_＿_i;;;;;;;;;;;;"―　..,_　　　　 ＿）　　　　　　　　　 　 　 　 （＿＿　　.,ij"　_,/.ｌ_、　,,irｰ　　　　 .∧　._.
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.,ﾝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,..一'''''''ｰ､,;;;;;;;;｀'ｰ- ..,,、　￣￣）　　　　　　　　　　　　　　(￣￣ｌﾐ,ﾞ゛　　　　　　＼;;ヽ ＼ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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;;;;;;;;;;;;./　　　　　 ,..r/「″ 　 　 　 　 ,,rj″　　　　 Y''フ'´　　.▽　　　　　　　,i";;;;;;;;;;;;;;.ｌ'!ﾐiv ､　　　,.ｌ|x,　　　 ﾍ.ｌ.ヽ
;;;;;.／　　　　 .,r彡'" 　 　 　 　 　 '!レ'"　　　　　 .//　　 .,r､　　 　 　 　 　 f'"｀''./ ;;;;;;;;＼.ﾞ'-､''-..,,,｝;;;;;ヽ　　　 ｌ"l,.
／　　　　　　 ´　　　　　　　　　　　 、　　　　　,ノ;/　　　 ¨゛　　　　　.,,〟　　　　.ヽ;;;;;;;;.ｌﾞ'!)i、｀＼;;;/'''''-＼,　　∨
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,,、　　　,,〃　　　.,..;;ﾆi /　　　 　 　 　 　 　 ´　　　　　　 ヽ;;;;;;;ﾞ;;､ `　　 ﾞ'ﾐ､　　 ﾞﾞ'ﾆ;;､
　　　　　　　　　　　　　,i彡　　　/│　　　 ″.,〃　　 .,i;;　　　 .,-、　　　.i;;;;;i　　　　　.ｌ.;;;;;|..ﾞ'|l、　　　ﾞ'li、　　　 ﾞ'ﾐ
　　　　 　 　 　 　 　 ,iｸ゛　　　　l";!I　., ―--ｸﾞ　　.n /゛ 　　　l/　　　　 .ﾞ‐'"　　　　　.ｌ;;;;;.ｌ　.ﾞ'ｆ、　　　ﾞ.ｌx　　　　ﾞ'
　　　　　.,l　　　　.,ﾝｸﾞ　 ,．　　/ ;;;;ﾞ‐',,､;;;;.;i′　　 :!┤　.lL　 .`　　　　　　　　 　　　 　 ｌ;;;;;.ｌ　　ﾞ|''､　　 . ｌヽ
　　　　 .,l|　　　../ ;/　 〃　 ./ ;;;;;;;;ｒ'" !" .lﾞl　　　 : |;;|　　｀　　　　 　 　 　 　 　 ﾞlｭ　　　!;;;;;.!　　ﾞ'ｉ;ヽ　 i､ ゛
　,　　　 !｝　　,i";;;;lﾞ　,iﾘ　,／;;_ﾝ-/　　　　|;l　　　 l´;;;.ｌ　　　　　　　　　　　　　　　ｌ;ヽ 〟l;;;;;;.ｌ　　 .`┤ .ﾞ┘

　◆―――ー―――ー―――ー―――ー―――ー―――ー―――ー―――ー―――◆

　　　　突然、ノトーリアスはうめき声を上げ、吐瀉物をまき散らした。

　　　　それはバイオニンジャがバイオインゴットを切らした初期症状である。

　　　　彼もまた、バイオインゴットの欠乏に苦しむ身だったのだ。

　◆―――ー―――ー―――ー―――ー―――ー―――ー―――ー―――ー―――◆

　　　　　//　　　　　　　　 |;;l|:|:|:|:|::i|　　ヽヽヽ
　　　　///　　　　　　 ; .|　:|| || :|:||:|| |　　ヽヽヽ
　　 ／/ ,　　　　　　　　| ., i||| | || |i || i　　 ヽヽ
　 .///./　　　　　　　　 | .|:|:::| |:|ﾆ､!| |　　　 ヽヽ
　 { / /　　,　　　　　 i |;|:i | |:i:| i !三!=＿__ -=/〈
　 ヽ./、　/　　　　　 | | l l.| ! _　_.}三=・_ノ:／ 　 ヽ
　./::ヾ-; ｨ ｨ .ｨ　,.,,.,.,,,,.:-=/ツ/ ﾍ､ ｀｀￣´　 ＼　　　　　　ノトーリアスッ！
　{::://::::;:i::|´ ´ ´| .{ ヽ.;〈{i 　.{ ′ ＼
　{::i/::::::{/=! ヽ　 | .{i ヽﾆ'ヽ. .{　　 ,= ｀`　　　　し
　{::::{:::::/ﾆ:',. i ヽ. ',　.i　ヽ:＼. {　　 ,　　　　　　　　　　　　クソッ……！
　{ﾆ:!:::::'ﾆ=:ヽ', ヽ　',　! iﾆﾆﾆヽ- ‐'　　_　== ､＿
　iﾆﾆ､;;/ﾆ=::ヽヽヽ. ヽ ', ﾆﾆﾆﾊ　--―┴┴' ´￣
　jﾆﾆﾆﾆﾆ{､::::＼. ＼. ＼ヽﾆ:::::::ヽ、三==-　　　 /
　ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=::::ﾆ:＼ ＼　＼`:::::::::ﾆ:､, , , ′､ , ,'/ﾆ
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　､:::::::==ﾆﾆヽ==ﾆﾆ=ﾆﾆﾆﾆﾆ:＞､ ｀ヽ｀ヾ:::ﾆﾆﾆヽヽ






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　　 　 　 　 |: | : :|笊ミx､| : | : : : : : /　＼.:: :...| : : : : : Λ:::::::::::::::::::l　　　　……お探しのものは、こちらでしょうか？
　　 　 　 　 |: |: : |｛　{:(心: :| : : : : /,,___　 ＼: |: : : : : : : |'， ::::::::::::::l
　　 　 　 　 |: | : 乂　乂::ﾉ八Λ//く广で心ｘ､|/: : :/ : : |: '，::::::::::::::l
　　 　 　 　 |八:..:..|:Τ;:;　　　 　 　 　 ,,乂:::ﾉ｝〉 : :/ : : : |: : '， ::::::::: l
　　　　　　　　 |＼|从　　　 ､　　 　 :;;i#(＼厂∨/ : : : : |: : : '，::::::::: l　　　　◆――――――――――――――――◆
.　　　　　　　 /|: | : : 丶　　 r　 ､　 　;i;#i〉 〉 〉 〉: : : : : :|.: :. :.|'，:::::::::l
　　　　　　　/ :|: |: : : : :|ト　　　┘　　　/ / / / : : : : : /.: :. .:.|. '， :::: l　　　　　そう言って、マリーはサワタリに対し
.　　　　　　/　 |: |: : : : :|　　 |＞.Г￣ ______ノ: : : : /: /、.: :. :.|　 '， ::::l
　　　　　　　　 |: |: : : : :|　　 |(￣|　　　| _) |: : : : :/: /⌒＼:..:.|. 　 '，::::l　　　　　包みをほどいてみせる。
　 　 　 /　 　 八: : : : : |　　 |(＿|＿厂　/｜ : : /: / ::::::::: |: :.|　 　 '，::l
　　　　|　　　 　 |＼.: : :|、 　| ＼＿＿／|￣＼/: /:::::::::::::::|:./　　　　'，l　　　◆――――――――――――――――◆
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　，rぉiび三ﾆ=-
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　　　　　　　　　　　　 　 　 ，rぉiびﾆﾆﾆﾆ=--　 　 　 -=-，rぉiび Ⅷ　　　　 ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
　　　　　　　　　　　　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=--- ，rぉiび　　　 　 --=Ⅷ　　　　＿）　　　　　　　　　 　 　 　 （＿＿
　　　　　　　　 / ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二，rぉiびﾆﾆ=- - -　　 　 　 　 -=Ⅷ　　　　　） ば……バイオインゴット！ （
.　　　　　　　 /ﾆﾆﾆ＼　，ぉiびﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-　　　 　 　 　 -=ﾆⅧ　　 ￣￣）　　　　　　　　　　　　　　(￣￣
.　　 　 　 　 /ﾆﾆニ二|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ= - - - -　 　　 　 ，rぉひ　　　　 ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
　　　　　　 〈ﾆ二二二|二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- -，rぉiひ三ﾆ=-
.　　　　　　　＼ﾆﾆ二 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二二，rぉiひ三三二ﾆ=-
.　　　　　　　 　＼ﾆﾆ |二ﾆﾆﾆﾆﾆニ，rぉiひ三三三三二ﾆ=-
　　　　　　　　　　 ＼｜二ﾆ　rぉiひ三三三三三二ﾆ=-
.　　　　　　　 　 　 　 〕爪三三三三三三三二ﾆ=-







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　 /　 i:/　　.}　　　 　 ヽ＼＼　＼
二二二二二二二二二｀┐==;---､＼_
ニニニ/ニニニ/ニニニニニニ==--､ ｀`ヽ､__
:ｲ:://./ｧ==､ﾆﾆ{!:}ﾆ!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ';ニニニニニ､ ミ
l:!:::|:{ｲく{　◎.}イ!'::::ヾイ.,oヾ|ﾘ:}:';ニニニニ＝-`
:|:::| i ヾニ＝ノ　',ヽ　}ヾ-イ;'!ﾆ::::!ﾆﾆ=- ' ´　　　　　　……何者だ！？
:::::!､.',　￣￣ .ヽ　 i　j､ ￣ :|ﾆ==|
::::|ヽ､_　　　 .ヽへ　../.'　 .／ニﾆ:|
=:|　 ヾマ　 , .-　 i i　､　/ニﾆ:::;;! i　　　　　　　　　　 どこで、これを……！
::|| u .}/ ./.ｨ┬┬┬ ヽ';.ヽ!ﾆﾆ::ﾆ! i!
.i|ﾆ, ,.{　{{ヽソ了T"i!"〈|'{ }ﾆﾆ/:/}. .i!
:||ﾆヽ'.{ {　-'ｰ:‐´"""ヽ}.`!ﾆﾆ{ ' 1:::/-―ニ､_
:||ニヽ'､　ー .,ｨ====ヽ .ノ:::;-‐'´￣￣ー　＿ヽ、
|i:!ニニ＼:ー=,', ',' ';',.ｨ/'"´　.／　　,.=-‐　　￣{、
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ヽヽﾆ　ノﾆ:'／　　／　／　 ,／／,..-=- '"´￣￣＿￣｀`ヽ:.､_
､.ヽヾｨ'´／"´ ／　／　,.-／' .／´　　 _..-=ニニニニニニ:､ ｀ヽ、
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ニニ`..:／ .／　　／ './´　　 ／ﾆﾆ／　,.:-=ニニニニニ＝=､　　ヽ






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　　　　　　　　　 ＿／´￣　／(_人_）　　　　　　 　 　 ＼二二ﾆ/
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.　　　　　　 　 /ニニ二/.:. .:.|:: :''"~￣ |: : : : : : : :|＼: :| : : |: :.|｜
　　　　　　　 /ニニ二/|: : : :|斗＝ミｘ | |: : :|: |: :ﾉ: : : :| : : |: :.|｜　　　　　　　　まずはご友人をお救いしましょう。
.　　　　　　 /／ニニ/. | : : ｜｛(::ﾉ:ﾉ^ |_|_,,ノ斗-=ミ: :ﾉ: : :.|: Λ|
　　　　　　／二二 /ﾉ 八:: : | ´´　　　　　 　 ｛(::ﾉ:ﾉ＾> : : :|/: 八
　 　 　 ／ 二二 ／／:.. :.＼乂_　　　　　' 　 　 ｀` ／:|: : ﾉ＼: : :＼　　　　　　 起き上がれますか？　さあ、どうぞ口を開いて……
.　　 ／ 二二 ／／ : : : : : : |＼　　 　 ,　、　 ## ＜__,ノイ : : : ＼: : :＼
　 　 ＿＿＿_／.: : : :. :. :.＼| |＼　　　　　 　 　 ｲ＼ : 八: : : : : : : : : : ＼
.　　　二二二/ 乂:: :.＼.: :. :.＼　　 　 __,,　 ＜　 |: : :＼ : ＼: : : : : : ＼: : ＼
　　　　二二/{: : : :￣￣￣｀＼ ＼ニTTﾆ|...　　　| : : : : ＼ : ＼: : : : : : ＼: : ＼＿＿
.　　　二二/-乂.: : : : : : : : : : :.＼ ＼| |ﾆ厂￣＼|　＿.: : : : : : :.＼＿＿＿＼: : ＼.: :
　　　　二/／￣￣~^''.: : : : :. :.＼:＼ ＼ニ＼＿／ ／/＾〉_: : ＼: : |　＼:..＼.:＼: : : :
　 　-二//ニニニニニニ＼ : : : :}: : } 　⊂ニ （_／　〈,ノ∨＼: : 〉:.|　　 ): : :)￣￣￣　　　　◆―――――――――――――――――――◆
　　 二/ |二ニニニニニニ |.: : : :}: : }Λ∨ 　 　 　 ／ 　|ﾆニ∨:. :|　＿_,／
. 　 　// |二ニニニニニニ 乂 : : : :ﾉ＼｜　　　　 ｜　　|ニニ|___ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　マリーは乱暴狼藉を働かれたにも関わらず
.　 　 //Λニニニニニニニニ|: :￣＼: :}|　　　　　｜　　| ∨-∨//　　　　　　　　　　//
.　　　　　Λ-ニニニニニニニ乂＿　:∨＼　　 　 ｜　　|　|二-∨ /　　　 　 　 　 ////　　　 迷うことなくノトーリアスの頭を膝上に乗せた。
　　　　　　Λ二ニニニニニニニニ|　┘ : }　 　 　 |　　｜ |二二∨ //　　　　/////／
　　　　　/　Λﾆ／´￣￣￣￣｀＼ 乂: :} :ﾉ　　 　 ノ　　人 |二二-∨////// (￣￣　　　　◆―――――――――――――――――――◆
　　　　　　//／　　　　　　　　　　 ∨乂Г⌒＞┐＼　 　 ＼)＼⌒＼￣￣￣
. 　 　 　 　 /　　　　　　　　 　 　 　 ∨ﾆ|　／ ／ ／ ）___厂ノ 　 ＼二｝

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿
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　　　　　　　　　　　　　　 |二＼＿( ※ Ｌ人_)＿.　　　　　 　 　 |ﾆ|
　　　　　　　　　　　　　　 |二／　 〈__ﾉ: : :./: ::／~ﾟ"''～､、　　　|ﾆ|
　　　　　　　　　　　　　　 | /＿__ノ }/ : : / ／ : : : : : : : : : : : : : |ﾆ|
　　　　　　　　　　　　　　/二二 |　/ : : / ''"~￣｢"'': : : : : | :|.: .:.＼
　　　　　　　 　 　 　 　 /二ニニ∨.: : :.|＿＿ﾆ｜: : : : : : :|‐ト: : : :|　　　　　　大丈夫、大丈夫ですよ。
.　　　　　　 　 　 　 　 /二二二/: |: : : :| ﾋ:う下 |ﾉﾉ＿ノ__ﾉ_:|.: : : :.|'，
　　　　　　　 　 　 　 /二二二/: : |: : : :|''　　　　　 　 くう下:|.: : : :.|　，
.　　　　　　 　 　 　 /二二二/: : : |: : : :|　　　　　　 ｀ 　 ''.: ﾉ: : : :Λ　'，　　　貴方が救われることに躊躇いを持たないで。
　　　　　　　 　 　 /二二二/: : : 八.:. .:.|＼　　｀　 '　　ノ⌒|イ|／|　　　'，
.　　　　　　 　 　 /ﾆﾆﾆﾆ／/: : : : :.|＼ | |ﾆ＞　　-=I[／:/　|: : : :|　　 　 ，
　　　　　　 　 　/ﾆﾆﾆ／: :/ : : : : : |: : : :.|二二｢＼ : : ／: : :|: : : :.＼　　　'，　ゆっくり、飲み下しましょうね。　喉に詰まらせないように……
.　　　　　　 　 /ﾆﾆ／{: : : : : : : : : :.|.: : : :.∨⌒　＼＼＿＿_|.: : : : : :.＼　　'，
　　　　　　　 /ﾆ／.| 人.: : : :. :. :. :.Λ: : : : :.＼／⌒＼　　　 ∨: : : : : :|⌒　　，
.　　　　　　 /／ 　 |:. :..:＼ : ＼: :/ :Λ: : : : : : ＼　　　＼　＿|.: : : :.ﾉ::|　　 　 '，
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.　　　　　/　　 　 　 　 　 {:..:...＼{:__/-|/＼.: :.＼ :.∨　　　|└＜￣ つ　 　 　 　 '，ﾆ＼　　　　　　◆―――――――――――――――――――――◆
　　　　　′　　　 　 　 　 |＼:.:../: : }ﾆ乂二＼___| : | (__　/　 　 二つ｢￣＼　　 　 '，ﾆﾆ＼
　　 　 ,:　　　　　 　 　 　 |二∨: : :ﾉ＿＿ニニニ∨ / ∨　　　 |　　 |┐ 　 ＼　　　'，ﾆﾆﾆ＼　　　　藻の塊のようなヨーカン・インゴットを
　　　/|　　　 　 　 　 　 ／￣{: ∨: }　 　 |ニニニ／{　└┐　 ﾉ　　 ∨>／￣｀＼.　 '，ﾆﾆﾆﾆ＼
.　　/-|　　　 　 　 　 　 |　　　＼{_ノ　／二ニニ{　　∨ ／￣Ｌ厂Ｌ ノﾉ＼ニニ二|　　 ，ﾆﾆﾆﾆ｜　　マリーは躊躇わず手でほぐし、少しずつ
　　|ニ|　　　 　 　 　 　 |　　 　 冂.／二二二二{　　　＼＿＿厂>┬彡　 }ニニﾆ|￣＼'，ﾆﾆﾆ-|
　　|ニ|　／´￣￣￣￣.|　＿／| ］二二二二二 ＼＿__／| |Λニﾆ＼＿ノニニニ〉　　　'，ﾆニ/　　　ノトーリアスに与えた。それは聖母のような有り様。
　　|ニ|/　　　　　 　 　 ∨ニﾆ/:Λ 二二二二二二二 | | |/　 ∨ニニニニニニﾉ　　　　|二／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆―――――――――――――――――――――◆






　　　　 ／／／,　／／ ／　　,.i, 　 /i !| |.| 　 |:i　 ,|';.l ヽ
　　 ／ ／／／／∠-------　―┴┴┴─┴‐ {:/:}:}ヽ-
　 く二二二二＿...:-==========ﾃ---:ｨ--====/'　 }-､-
　　　　　　　　/::/.//.//;'‐ナ―-､!､_　　{!　 ,.-‐'"￣￣ﾐ'ﾆ
　　　　　　　　|:::::///:/i!　　,.....、 | ヽ｀　 '; ′/　_... ､_ ミ.';}
　　　　　　 　 !:::::|/:三.{!ｼ／　｡ ヽ!､' ヽ　 ', / .イ　 ｡ ｀jヾ.}!
　　　　　　　. !:::::|:!三{ |! ミヽ--イシ　 .|　 ヽ　 ミ=--イｼ.;!
　　　　　　　 |::::::|!,三{ .i　　￣￣　 ';　 !　　 ヽ　 ￣￣　/
　　　　　　　 |:::::::|!三:',丶　　　　　　　 |.　　　 ヽ　 ,.:- /　　　　　◆――――――――――――――――――――◆
　　　　 　 　 |:::::::!}三ﾆ', ｀　　　　　/　 {:.::　 ﾍ 　 /　　　.ﾉ
　　　　　　　.!::::::| :三三ヽ、　　　　　 ヽ　 r　　　　　 ／三　　　　　それはサワタリのすり減った精神環境の中で、
　　　　　 　 |;::::::|.::三三ﾆﾆヽ,　　,　′ .二　'　､, 　 /三三
　　　　　 　 !!:::::|::::三三ﾆ!　｀ヽ　　　／　 ＼　 　 /三三　　　　　　 極めて久方ぶりに見た無償の慈悲であった。
　　　　　　 |:!:::::i:::::三三ニ、　 -‐ '´＼＿_／｀`.ソ三三三
　　　　　　.i::!::::|::::::::､三三:'､ ,　　　＼＿＿_／三三三三　　　　　　ニンジャの生活に慈悲が向けられるのは
　　　　　　.|::!:::|::::::i::';:三三ニ､ ,　　./======ﾆ三三三三
　　　　　_..}:::!:|:::|:::ヽ:ヽ三､三ニ:.､ /　 ., ';.′, ヾ三三三ﾆ　　　　　　ベトコンが米兵に慈悲を向けるほどに貴重だ。
　　_ィ"／/:::::|::::|:::i:ヽ::ヽﾆ＼三三:､',′,',:'.;.'.,',:'/三三ﾆ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆――――――――――――――――――――◆

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　／　　　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／　／ 　 　 　 　 　 || l＼＼　　＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　／　　/　　　 　 　 :|| | |＼＼＼　丶
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　／　 　.//　　　　　 　:|| | |l,＼＼＼＼ ,＼
.　　　　　　　 　 　 　 　 ／　／　　/L/　　 　 　 　 　 || | | l,＼＼＼＼＼ ＼
　　　　　　　　　　 　 ／　／/　　/　//　　　　　　　 | || | | |.l,＼＼＼＼＼＼丶／￣＼
　　　　　　　　　＿／　／ ,/　　/　///　 　 　 　 |　:| || | | | l l,＼＼＼＼＼　/ 　 ア　 ,
　　　　　　　　　}人_,,..　　/　　/　///　　　　　l | | | | || | | | |. l,＼＼＼＼＼｜　　： 　 |
　　　　　----ミ≧=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=|　　 ：　　|
.　　 /　 　 　 　 ＼　　　　　:|ニニ l　＞ 。ミーﾐ　| -＞ 。ミ |　|ニニニ|　 　 ﾉ 　 　 　 ﾉ
　　/　　　　　　　　,　　　　　|二二,lｃ≧==彡　 l　|　≧==彡っ |ニニニ|　　　￣≧=≦
　　|　　─┐　　　 |　　　　__|ニニ,:l.　　　　　　 |　|　　　 　 ﾉ ∧ニニﾆ|
　　|　　─┤　　　 |　　.／/ |ニ= ,∧　　　　 　〈_ 　 　 　 　 //::|ニニﾆトミ
　　|　　─┘　　　 |　 /　 l　|ニﾆ,:::: |＼　　　 -　 r　　　　 / |::::|ニニﾆ|　| ｀`丶、
　　| 　 ｀ヽノ 　 　 .|-/　　　 |ニﾆ{:::: |　 }　　,'',＿＿',;',　　 　 l:::::|ニニﾆ|　|　 |　　＼
　　|　　／ ヽ 　 　 | {　{. 　　|ニﾆ{:: ∧ 　　∠二二二ヽ　 　/ ::: |ニニﾆ|　|　 |　 | 　 ｀`:.,
　　|　　　・　 　 　 .| l　.〉/ 　|ニﾆ{:: /∧　人::::::::::::::::::::ﾉ 　./ :::::: |ニニﾆ|　|　 |　 l　　|　 |＼
　　|　　　・　 　 　 .|　　　 　 |ニﾆ{:::::::::∧　 ∧ニﾆニ　　..::::::: :::: |ニニﾆ|　|　 ｌ　 { 　 |　 |
,,／|　　　・　 　 　 .l.　 　 ‐‐‐r‐‐ｧ　7　７トミ ∧..7.7,',.／::::::::::::::: |ニニﾆ|　　/　 /　　|　 | 　　 ＼
　　|　　　・　 　 　 .|／　{　　 |　 {　 {　 {　 ,/ ｀'ヽ|..|≦::::::::::::::::::::: |ニニﾆ|　/　 /　　 /　/　　/　　 7ヽ
　　|　　　・　 　 　 .|　　人　斗--‐‐‐--ミ..,,___,,ノ../::::::::::::::::::::::::::: |ニニﾆ|　　 /　　 /　/　　/　　 /:::::::.
　 人　　　　　　　 ﾉ/ ￣＞‐-ミ/ / 7ﾄ/...............//:::::::::::::::::::::::::::::/二二 / 　 /　　 /　/　　/　　 /:::::::::::.
　　　 ≧=‐-‐=≦-{　　/　/　 /｀`ヽ　{............... |.|::::::::::::::::::::::::::::/二二 /　　/　　 /　/　　/　　 .,::::::::::::::::.
　 　 ／7　　/ / -人__/　/　 /　　/ﾍ人＿.........|.|:::::::::::::::::::::::::/二二 /　　/　　 /　/　　/ 　 ／:::::::::::::::::::.
　　/　/　　/ /｛　./　7 ト≧=､ ／　 ∧ニニ＼.|.L、:::::::::::::::::/二二 /　　/　　 /　/ 　 /　／ :::::::::::::::::::::::::.
　./　/　　/ / 人/　./ /　/＼ ＼.／　{ニニニ ＼..＼:::::::::::/二二 /　　/　　 /　/　　/／::::::::::::::::::::::::::::::::::.








　　 　 |二-　_　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _ 　-二
　　 　 |二二二-　_　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _ 　-二二二
　　 　 |二二二二二-　_　　　　　　　　　_　 -二二二二二/
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　　 　 |二二二二二-/二二二二二二二二＼二二二/
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　　　|二二 く⊂ ※ ⊃ >＿＿＿＿＿＿＿＿_ 　 |ﾊ
　　　|二.／⌒￣{ Ｕ } : : : : : |: : : : : : | |.: : : :.|:.＼ |ﾆ|
　　　|ニ|＿_ノ|　乂_ノ: ''^~￣|~.:. :. .:.~|￣~"'' |.: .:.∨ |
　　　|二ニニ |　/: |: : : ／: : |: : : : : : | |: :＼:.|: : : :|ﾆ|
　　　|二二二 ∨ : | ≫==ミ八.: :. :. :.ﾉﾉ==ミｘ|: : : :|ﾆ|　　　　　エッ。
　　　|二二二 / : : 《　 ｆ⌒l　　　　　　ｆ⌒ｌ　》|: : : :|ﾆ|
　　　|ニニニ/: : : :|　,, Ｌ..ﾉ　　　　　　Ｌ..ﾉ,, _ﾉﾉ: : :|ﾆ|
　　　|ﾆニ二|Λ:. :.乂_ 　 　 　 　 '　 　 　 __,彡: : :ﾉﾆ|　　　　◆――――――――――――――――――――――――――――――◆
　　　|ﾆニ二| : |＼|￣し　　　　 　 　 　 　 ﾉ￣}イ:|ニ|
　　 /-ﾆﾆニ| : |: : :.|个 _　　 　 ' '　　　 イ.: : :. :.|Λﾆ|　　　　　　結果として、彼は――惚れた。
.　 /ニニ二/: :.|.:. .:.∨　| ＞　　　　 <::::::|.: :. :. :.|//八
　/ニニ二/: : :.|.: :. .:.〈 / 二二|Τ|ニ|::::::|.: :. :. :.|//Λ＼　　　　 彼は狂っていたが、狂っていなくても、或いは惚れていたかもしれない。
./ニニ二/: : : :.|: : : : :.∨ﾆﾆニ|｜|ﾆﾉ＼:|: : : : : ∨/.Λﾆ＼
.ニニ二/|.:. :. .:.|: : : : : :.〈ニニ/^｀＼　　 |/.: :. :. :.|///Λﾆﾆ　　　彼の精神は限界なのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆――――――――――――――――――――――――――――――◆

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 , ､
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　::＼
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　 ::＼
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　　　　　　　　　　 　 r''ﾞ“´}ｌ { ≡ｌ ≡ }ｌ {“ﾞ''*,,　　　　　　　ヨメ……
　　　　　　　 　 　 　 ＾^''ｰ川ト　,| ,　rl川‐''^＾
　　　　　　　　　　　　　　 { {::},ー==‐' {:j !
.　　　　　　　　　 　 　 _rｰ}小;＼;';';'／;小｀ヽ _
　　　　　　 　 　 　 r'´r　 { {　}:::::::::::::::{ } }　 / .)ヽ、
　　　　　　 　 　 rく ＼　八 ヽ!:::::::::::::::l//／／　 入_
　　 　 　 　 　 「__　＼ヽ 　 ヽ ＼::::::::/／　 　 ／　 〈
　　　　　　　 r┴- ﾐ　　　　　,>ｰrt‐く -一 彡　　／ヽ、
.　　　　　　 /::;;#;, 　 ｀''＜_ /　 人__大弋二ﾆ=イ;;#;;　 i
　　　　　　 {#;;#　　　/　　/　 /##;;;;;#;;ヽ ヽ　;#;|##;;;;　{
　　 　 　 　 Yニ 「｀ ｰ--一ｧ ｉ./＾¨¨二¨¨¨ヽ　;;;|ニニﾆ|
.　　　 　 　 ﾉﾆﾆ ゝ-‐ァ　/　八__i´　　/ ／　 ;#}ニニﾆヽ
　　　 　 r'´　 　 ;# ／ ／ ;V 　 　 　 / / ０（)/)　;;;:#　　}
　　　　　} ;;;　　 　 ゝ-′　　　　　　 ゝ'　 　 〈/　○　O　o







　　　　　　　　　　　　　　　　　/´｀'，
. ____　　　　　　　　　　　　　 ./ﾆﾆ-'，
.∨--｀丶､　　　　　　　　　 /ﾆﾆﾆ-.'，
　∨ﾆﾆ ---｀丶､,､-‐‐‐ ､/ﾆﾆﾆﾆ- '，
　 .∨ﾆﾆﾆ ---ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ- '，
　　 ∨｀ヽﾆﾆﾆﾆ=-----､,ヽﾆﾆﾆﾆ--'，
　　　 ゝ､ i´∩　　　　　　 ｀^∨ﾆﾆ --'，
　　／￣,ゝ ﾟ ⊃,､---- ，､,　.∨ﾆﾆﾆ- '，
　 '冖冖,､-｀´:ﾊ: : : : : :ﾄ: : : :｀: ∨ﾆﾆﾆ-'，
　　 　 ´: : : ::/ .|, : : : ､| ゝ : : : : ∨ﾆﾆ -.'，
　　　　| : : : |-‐'ゝ:: :: ::|~~~ゝ_:_! : ∨ﾆﾆ -'，
　　　　|: : : :|===ﾐ,｀ -´ ,ｨ=== 从: ::∨ﾆﾆ-'，　　　　　　あのう、この方もバイオインゴット不足なのでしょうか？
　　　 .从: : 。ﾟ.　　 _ ' 　._ 　 ﾟ。: : : : ∨ﾆ -'，
　　　　.| ,.､: : :｀.､ (_｀ _.´_) ＜ : ::i: : : :∨ﾆ -'，
　　　　.|/: :ゝ ゝ: :_｀ - 　´ﾆ/|: : | ｀ヽ: |∨ﾆ-'，　　　　　さきほどからじっとこちらを見ておられるのですが……
　　　　 |: : : :|: : |､　 ＿|＿//: : /´ﾆ '丿.∨ﾆ-'，
　　　　 |: : : :|: : | ゝ/--､ .|./: ::/--､=.'，....∨=-'，
　　　　/(:ヽ' |: : |.../i^-｀､..|.|: : |　　　｀' ､.......∨-.'，
　　　./..(:ヽ':)∨ﾞ|...| -ぅ｀....|.＼ﾞ|　　　　　|.........∨-'，
　　 /....(ヽ丿ﾆ｀=/ゝ-, i　 ＼ﾆ=--_､,　　|............ゝ '，
　 ./,､´｀ゝﾆﾆﾆﾆﾆ===)====ﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ|.................｀'，
. ./,´: : :,‘ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ 八ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ丿........................'，
./ .ゝ､:/.(ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/　 ＼ﾆﾆﾆﾆﾆ／...............................'，






　　　　　　　, - '　　`-､
　　　　　＿ |o　　 o　o|　　　＿_
　　　|` -ヽ 　＼´"／＼ﾞ｀;／ /
　　　|　　 〉 　　∨ :∩: ∨　 /
　　　|＿ /　 　｡　　:∪:　｡　 ヽ
　　　 |　| 　:|`─､＿　＿,-'^l /
　　　 |　|　 |　＿|＿｀´ ＿|__| ヽ
　　　 | 　〉　〉´､● ,|　| ●　| く　　　　いや、大将は頭がおかしい時があるんだ。
　　　 |　/　/ 　|￣　| 　￣|´ 〉 〉
　　　　リ　ヽ 　| ､　┗　　|　/ ﾚi
　　　　＼＿|:　|　 ￣￣　 | |_ ／　　　そういうものなんだ。
　　　　|:::::　＼|　　　´　　|/|
　　　 |:::::::　　 ＼＿_I＿/　 |
- ─ '|::::::: 　　＼　　 　ノ 　 |` - ､＿

､
　｀¨ア⌒¨¨ア"￣￣￣｀`ー-､
　　/　　　 /(　　　　　　,く￣￣〕
.　│ 　　 ｛　　　‐-ﾐ　　＼￣￣〕
　　＼　　　'{　　　 　｝　 } 匚￣￣〕
　　／｀¨¨⌒＼　　　＼ノ⌒>匸丁　　　／/＼
ｰく　　　　　　　　　 .,,_＿／￣￣　　　/‐o‐o‐ﾍ、
　　＼_　　　　　 　 　 　 　 　　 /∧／≧====≦＼
　　　ノ＼　 　 　 　 　 　 　 　 ||｛_// ／∩ ＼ ＼ ｣厶. ｌ｢[)
___xく／⌒'，　　 　 　 　 　 　 ﾉ|〈＼/ 　ﾟＵ゜ 　∨/ /∧｣|∧
ー＜,__ノ／｝　　　　 　 　 　 （}|| ｝ 0 0 O;　O 0 0　∨/｀Ｏ｛　　　　　　　　　ドーモ、ノトーリアスです。
⌒ ―／／{￣｀`丶、　　 　　|{《｛┌-ミ__j_＿＿＿_　}{┌‐〈　 ┌
___,xく／ 　 ',　　　　 ＼　　　 〈 》{ ’t‐a､　 　-a‐j/ /∧ゞ'（ ,/`l　｢ヽ
---く　　 　 '　　　　 　 ＼　 　|||ﾊ | | ￣|｛　 ￣｢| 〈/｝l| 八〉|　|　|　|　　　　 さっきは済まなかったな、嬢ちゃん。
｛ 　 ｛　　 　 ｝　 　 "⌒ﾆ=≧ミ》｝| | | 　 Ll　 　 |:|　| ｝jl F┘|　|　|　｢`
. ヽ　｛ 　 ヽ,′　 　／／／// Ｌ|〈〈>,、｀こ "´　| 〉 ∨L>┘ |　|　|　‘，‘，
＼　　｝　,ノ{_,,.　／／-/ｰ// ､_└‐ｉ |ﾊ　　 　 ／Ｌノ　　__＿j__　｀`丶｝　’　 おかげで楽になった。礼を言うぜ。
　｛＼　　 丿　/ /　　/　/ |　 　　 / |　｀¨¨ｱﾞ　/　V∧ |　＿_丿　ｰ-　_　|｀`ヽ、
　‘，　 ,／　 / /‐|─|─|- ＼ヽ,_/ 丿 　／　　{　／／ |　 └-ミ　　　　 ｛　 　 ＼
　　∨/　 　 |　|　:l 　|／|￣＼＼｀ヽ ----　＿彡ィ 　,八　　　 　｝ /　　　',　　　　',
　 　 ,′　 　l__r┐j／＼l/ /三≧=――‐‐ ≦|　 ／｛,／ ＼　　　　 　 　 ,ﾉ〉　　　 }
-―‐|　 　.／丿 | ∨＼/ /三三/ /――/‐―|'"　　｛_／ 　 ゝ .,,__ノ ー彡'∧　　 /＼＿
　 　 |　　 |　 |　 |　 V'/ /三三/ /＿＿/＿＿|＿／ ｛_／／ヽ、｛￣￣ 　 ノ∧　 {　　 ￣＼
.｛ 　 ｝ , --ミ｣_　|　, ‐┐三三/ /　 　 /　　　│　 ／__／ 　 　｀ヽ｝ 　 　 _ノ／＼　／￣￣￣＼
_｝　　｝|　 ､＿丿｛/ 　/三三/ /――/ー――|_／／　　　＿_,.ノ └r―=''"　　　 '(⌒ゞーく（__,ノ＼
｛_　　lﾉ―く__,,　　|　 ｛ヽ､__/_/＿＿/＿＿__／ ／　　 ／　　　　　　| 　 　 　 　 　 ∨（__／￣￣`ヽ〉
'⌒ヽ.| ｰﾍ　｝　　 | 　 |≧=--------------="　　　/　　　 ,. -‐‐ミ| 　　　　　　　　∨/｛　　　＼　｛
,､＿_,|　　Ｌﾉ 　 /　　 |八　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　 /　,イ二｝　　　　　 　 ｛ 　’， ヽ　､ 　 ＼＼
_,,.ノ ｝　　　 　 /　 　/- ､＼　　　　　　　 　 　 ／'"　　　ノ'　/しＶ´｛ 　 　 　 　 　 ヽ　 |　 ;}　 }　　　｝　｀ヽ
)＞/|　　　 　 　 　 / ヘ ヽ　　　ー―――=''"　 　 ／　 　 /しV{　八　　　　　　　　｝　|　八　　 　 ｛　　　}＼






　　　　　ィi〔: : : : ィi〔: : :／: : ／: : : : :/:.:.Ⅷ＼: : : :〕iト
　 ィi〔: : : : :ィi〔: : : : :／: : ／: : : : : : :/ィ‐.Ⅷ: :＼: : : : :〕iト
　 : :ィi〔: : : : : : :／: : : :／: : : : : : :〃　|! ヽⅧ: : : ＼: : : : : : 〕iト
　 : : : : : : : :／: : : : :／: : : : :/: : :/＿_　　　Ⅷ: : : : :ヽ: : : : : : : :〕iト
　ニニニニニニ＝t　　＿: :/: : :/ヽーtｯ≧ Ⅷ: : : : : : : ＼: : ＼: : : 〕iト
　ｰ‐=ニニニニﾆﾆ|:./:.:/:.:.:.:.￣| 　 ｀￣￣｀`i !`ｰ＜＿: : : ＼: : :＼: : : : 〕iト
　 　 _　　￣`＞‐､ﾑ:.:./:.:.:.:/:.:|:.|ヽ　　 ／.〈　| !　　|ニニニ＝=＜: : ＼: : : : :　　　　ハッ……ドーモ、フォレスト・サワタリです。
　 ///＼≦/////＼:/:.:.:.:/:.:.|!::!　i! ´　　r'__ } ! ヽ从ニニニニニニ＝‐＜: :
　￣ヽ///＼//////＼:.:./:.:il|:.:.!し　　　　｀　`ｰ /　　 /￣!ー―=ニニニニﾆ
　///,＼////＼/////,＼:.:il|!:.:|　　､_ =三三ｱ/､　　/ー/　 ,、　　　￣￣￣　　　　確かに助かった。　しかし何故バイオインゴットを知っている？
　/////＼//////＼'///ヽli|:.:.:!＼　　-―-､ ///,7/＼/ r./ ./ヽ
　:::::::::}///＼///////＼/∧:.:.:|ﾆﾆ＼　　 　 /////≧=∨ ! ./　 !-、
　:::::ノ'/////,＼///////＼/∧!ニﾆﾆ.>､ili||l |/////／/|　|　|　i'　.|　　　　　　　　　それはヨロシサンの末端研究員でも知らない情報のはずだ。
　////≧s｡///＼////////＼＼ﾆ /ニ/￣////／/＿.!　!　!　|　 |
　///////////≧s｡////////＼ヽﾆﾆ/////／///,|　'，.ﾉ　!　.!　〈
　//////////////////≧s｡///ヽ}:.:.:.ヽ/／//////　./⊥._|　 |　 |
　/////≧=-///////////////／}:.:.:.:./､ィi〔////| __ |　-‐　` ー､!





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 / Λ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |ニ- _　　　　　　　 　 　 　 /ﾆﾆΛ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |ニニニ- _　　　　　 　 　 /ニﾆﾆΛ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |ニニニニニ-　 -===--/ニニﾆﾆΛ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ∨ニﾆ ／二ニニニニニニニニニ }
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨／ニニニニニニ＼ﾆﾆニ二二 }
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿ /.Λ''^~￣　 　 ￣~ﾟ"'' ＼二二二Λ
　　　　　　　　　　　　　　　 ＼＿ΛX__>　 　 　 　 　 　 　 |二二二-Λ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 /<__X__>_､=-‐………‐-= .,_|二二二ニ |
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |／ ∨ : /: : : : : : : : : : : : : : Λニ二二二|
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 / /: : :.| : :/l :|: : : : :.|＼.: :. :.Λニ二二-|　　　　　　私はマリー。　マリー・イオチです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　|: |.: :. :.| :/⌒:| : | : : |⌒＼ : |:Λニ二二|
　　　　　　　　　　　　　　　　　|: | : : : _ｚ==ミx:_|＿ﾉ_z==ミx|: :.|〉ニニﾆ|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 八: : : : :.人乂り　　　　 V'ソノ: : |Λ二ﾆΛ　　　　　 「銀の黄昏」という宗教団体のリーダーを務めています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |＼＼ :Λ''　　､　　　　''　ﾉ___ノ |ΛﾆニΛ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　|:＼: :込、　 、　，　 　 /: : : :.|/ΛﾆニΛ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　|: : :.|: : :.|＞　　　　 イ/: : : : :.|: : ΛﾆニΛ　　　 これは我らが御神にとって必要なものなのです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 | ./ : : |: : :.|　―]Ti＿__/: /: : : :.| :/ ﾉ＼ﾆﾆΛ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |/:/..:.:.|: : :.|　 　 |ﾆ|ニ| :/: : : : /ﾆ=-　 ,_＼ﾆΛ
　　　　　　　　　　　　　　　　　/:/ : : :.|: :.丿　　/二ニ|｜: : : / 　 　 ／^＼＼Λ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |:｜: :. :.|..:Λ　　 |⌒Ｖ/|｜: : /　　 ／二ニﾆ|.　＼,
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 Λ: : : : :.| :| Λ　 .|　// :|｜: ::|＿／/ニニニ |　　　'，
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ﾆ|＼ : :八:| : Λ　|.//__八 : : :|二-/／´ニニ＼　 　 '，
　　　　　　　　　　　　　 　 /-ﾆ|ﾆ(:＼/: ＼ : :(⌒)＿_／＼_乂 ／ニニニニニ}　 　 '，
　　　　　　　　　　 　 　 　 |-ニ|＼＼|_ノ　　/　/Λ　 　 　 / / ／￣￣｀＼ニ}　 　 ｜
　　　　　　　　　　 　 　 　 |-ニ|　　 冂　　/　　 /Λ　　　 |ﾆ∨　　　　 　 /_ノ￣＼丿
　　　　　　　　　　　　　 　 ＼__|＼,,_凵　　∨　 ///.　　　 |ﾆ〈／￣￣＼/

＞　 　 ｀ヽ､　／　//　/　/　　　//,//　//　　　　 .l　　　　　|　　　　 ヽ　　 ヽ
ﾆﾆ＞､　　　　　 /　//　/　　　/////　//　　　　　.}　　　　　|　　　 　 ヽ　 　 ヽ
ﾆﾆﾆﾆﾆ＞､　　　 ｀ ///　　　　////　.//　　　　　　　　　　　|　　　　 ヽヽ　　　ヽ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞､　　　　´　､ 　 ///　///　　　.|　　　　　　　 !　　　　　ヽヽ.　　　ヽ
ﾆﾆﾆﾆ=::::;ﾆﾆﾆﾆﾆ＞=　　　　　ヽ､///.// ,　　　　　　　　　　　　　　　　ヽヽヽ　　 ヽ
ﾆﾆﾆ´::::::ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ::::　＞ｲ､　　 ｀ヽ､i//,　　　　　　　　　　　　　　　　ヽヽヽ　 　 ヽ
ﾆﾆ::::　 :::::ヾﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:::::::::::::::::::::＞､　　　 ｀`ヽ　 、 　 　 　 |　　　　　　　 ヽヽヽ　 　 ヽ
ﾆﾆ:::　..::::::::::ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ::::　 ::::::::::::　./ミミ＞､　　　　｀`ヽ､　　　　　　　.i l　　ヽヽヽ　　　ヽ
ﾆﾆ:::...:::::::::::::;;ﾆﾆﾆﾆﾆ;::::::...::::::::::::::/ ＼:ﾐ:＼、｀・＞:､　　　　｀　　　 ＿　　　　　ヽヽ　　　ヽ
ﾆﾆ:::::::::::::::::::ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=;;;;;;::::::;::′ ミ ｀ ー＝＝´ ヽ ｀＞ ､　､　　　　￣　　　　　　　　　 ゝ　　（バイオインゴットが必要な神……？
ﾆﾆ;;:::::::::::::::::::ヾﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ::;:'　　　　 三　　ミ　　　`ヽ　 {/　 ｀`｀ー=ー―　======--´
ﾆﾆﾆヽ;:::::;;;;::::::::::===ﾆﾆﾆﾆ':/し　　　　　　　　　　　　　　　 ',
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ;::::::::::::ヾﾆ//　　　　　　　　　　　　　　　　　 .|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それはつまり、バイオニンジャということでは……）
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ､;;;;;;;;=:::::/ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　|
::ヾﾆﾆﾆ:::::ヾﾆﾆﾆﾆﾆ/::::/　　'､　　　　　　　 　 ､　　　　 　 .}
:::::}ﾆﾆ=:::::::/ﾆﾆﾆﾆ/:::/. 　 　 }　　　　　　　　　ヽ､　　　!　 j




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∧＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //∧=＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ////∧二＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//////∧二=∨
　　　　　　　　　〈＼二=─　　　　 　 　 　 ＿　-=二///////∧二=∨
　　 　 　 　 　 　 ∨＼二二二=─ 　 ''^~二二ニﾆﾆ////////∧二=∨
　　　　　　　　　　 ∨/＼二二二二二二二ニ=＼=_/////////∧ニ=∨
　　 　 　 　 　 　 　 ∨//＼二=／二二二二二_ハ^//////////∧ニ=∨
　　　　　　　　　　 　 ∨///＼/二二二二ニニﾆﾆ|二二二二=─二ﾆﾆ八
　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨////＼＞''´￣￣￣　　｜二二二二二二二二ﾆ
　　 　 　 　 　 　 　 人⌒＼//／　　　　　　 　 　 .|二二二二二二二ニニ=
　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 Υ）　　　　＿＿＿＿人二二二二二二二二二|
　　 　 　 　 　 　 　 ／　 ＞∧⌒＞''´: : : : : : :..:..|⌒＼二二二二二二二二|
　　 　 　 　 　 　 ／　 　 ＜‰＞: : : : : : : : : : : : | ＼: ﾊ二二二二二二ニﾆ|
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　　　　　　 |　| 　　　｜=/ |: :.:.| : ハ　　 　 　 　 　 　 /／: : : : : :＼二ニﾆﾆ|　　　　交渉の席について頂けるなら、必要な分のバイオインゴットを
　　　　　　 |　| 　　　｜/ 八: : |: : 从 　　′ 　　　　　　|: : : : : : :..:ハニニ=∧
　　　　　　 |　| 　　　.八 : :.:|＼|: : : : ＼　 　`　 　´　 　ハ:..: : : :../::八二二=∧
　　 　 　 「 :厂￣＼/::::| : :.:|: : : : : : /: :＞　　　　 　 ＜ﾆ|: : : :..:/::::::::::＼二二∧　　提供するとお約束致します。
　　　　　 |　　 ∧＼>::::| : :.:|: : : : : /: : : /::::::＞＜ﾉニﾆ=八: : :/::::::::::::::::::＼二=∧
　　　　　 | 　 < : 〉 ::::::::| : :.:|: : : : : |: :..:/　 　/=／＾〉二/: : : :/∧::::::::::::::::::: ＼ニ∧
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　　　 人　 ＞─<:::::::::人: : |: : : : 八/　 　/⌒＼/／/: : : :/／　 　 　 ＼ :::::::: |二=∧
　　　 　 Υ. . . . ∧:::::::::<＼|: : : /: : ＞　/ 　 　／ .〈: : : :/　　　　　　　　Υ::::::|二二∧

　　 　 〕iト=-　_　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ﾆ二三三∨/
　　　/∧三三ニニニﾆ=―＞ ―二 ―　 /=ニニ三三三}
.　　　 /∧三三_ニニニ／ﾆニニニニニヽこニ三三三三}
　 　 　 /∧三{　~''＜_/=厂ヽ￣￣￣￣/∧ニ三三三三/
　　　　　　 ＼乂_　,へ⌒>O⌒)　　 　 　 /∧＼三三三/
　　　　　　 　 ＞／(⌒〈_フ_｀ヽ＿＿＿ 　 /∧=ﾆ三三/{
　　　　　　 ／γ⌒乂丿: : {: : : : : : : : : } iト/∧=ニ三/=_
　 　 　 　 ￣/ /　ノ: : {: : /{: {: : : : :: :: ::}∨: /∧ﾆ三三ﾆ_
　　　　　　 /_,,.イ/: :: ::{: / :{: {: : : : : : : /八: : /∧=三三=_
　　　　　　　　　|{: : : : {斗-{: {: : : :{: }:斗―-: : /∧こ三三_　　　　　　神に誓って、私は貴方たちと
　　　　　　　　　|{: : : : {:　-∨{: :: ::{i/ﾘ-　　 ∨} /∧ニニ-_
　　　　　　　 　∨{: : {:-<＿_,┐￣⌒-く＿_,ク/: ::/∧ニこ-_
　　　　　　　　∨ {: {:＼＼ 　 　 .:::.　　 　 　 /: /:/:/∧こﾆ-_　　　　　 公正で誠実な取引を行うと誓います。
　　　　 　 　 ∨/∧{∧ {⌒　 　ヽ　　　　_／ィi{:/: : :/∧二-_
　　　　　　　　. : /∧: ＼{心、 丶-　'　 ⌒イ: ノ: : : : {/∧こ-_
. 　 　 　 　 ,ィ: : : : {:乂: :{: :{ : :＞､_　 ＜^ _,{: : :} : : : {: /∧ニ_　　　　　如何でしょうか？
　　　　　／//l: : : :{ : : : ∨/⌒}ニニニ}{ﾆ={-::::} : : : {/: /∧ﾆ∨/
　　　 ／ニ{:{..{: : : :{: : : : :∨/∨_ニニ=}{=こ^} ∧: : ::{-_: :/∧=∨/
...　／=ﾆニ{:{..{: ＼:{: :∨: : ∨/∨⌒こ/＼ﾆ=}./∧: : ∨/　　 -=-
　/=二,ィi{ 乂＼: : ＼: ∨: : ＼　＼ﾆ/__　_＼} ./∧: : ∨_∨/_-=-
./ ィi{⌒　　　 〉乂_＼:＼＼: : ::＼　＼,,.､+・'"}　./∧: : ∨_∨/-=-
　 　 　 　 　 /こ=＼Y⌒＼〕ｈ｡＿＼_ ＼ 　 _} 　 /∧: : ∨_∨/-=-






　　　　　　　　　　　　　 ,．‐､　　　　　　 _,ｘﾍ、
　　　　　　　　　　　　 i〔　　 i＼　 ｘﾍ_,rく(/_」_〕__x／＼
　　　　　 　 　 　 　 　 }　 　 〈　ヽ{__}ﾍ｀Y＿／ _ﾍ|__ 　 ｝
　　　　　　　　　　　 　 } 　 　∧　∨0｡〉 { ｡　　{__〕/　　|
　　　　　　　　　　　 　 |　　 　∧　|⊿]　{＼ﾟ0o0ﾟ》′　 |　　　　（…………どうする、大将。　助けられた手前だが、怪しいのは確かだぜ）
　　　　　　　　　　　 　 |　　　　∧　ｦ,ﾉ　〔ﾟ ヽ(･ 7 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　ﾏ　　_,x彡∨廴／ ＿ 〉/==ﾆ=ｘ|
　　　　　　　　　　　　　 ∨㌻´　　 Ⅵ　＼_ '／《 　 〔｀ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　〈 ﾍ.　　 　Ⅶ廴 〈　∨]ﾄ､　∨　　　　rｰ--､
　　　　　　　　　　　　　　 ∨ ＼　　 Ⅷ]》x､__ﾉ]三ﾍ　{ｰ- 、 　 ￣＼ ＼
　　　　　　　　　＿__,ｚz‐宀＼　ﾍ　　{ﾍへ|二ニ|彡]　{　　 ｝　　　r个ﾆ≧x
　　　　　 _,.イ''´　　　《《､　 　 ＼∨　Ⅵミ|二ニ|炒′:|r大{i　 ,-､{人ﾉ{ ,.､ |
　　_,．‐'´＿,,,､　 　 　 ﾞ込_　　　　∨　＼|ﾋニﾆ斗′ ﾉ　　 ﾍ　＼＿　｀′,|
　 (　 ￣￣　　＼　　　 ]||| ¨ｰ ､　　＼､＿__,　ﾉ　-‐〈　ヽ 　 ﾞ}　　 __,〉 (_　{
　　＼＿_　　　　 ＼‐-┴┴㌻￣＼_　　　　 ,．､　､　〉､　　 /'￣｀(　 ＾''x'′
　　　　 ｀¨¨'ｰ､　 ,r‐＼r㌻¨ 　 　 　 　 　 ／ 　 ﾊ　 {　 ＼/　　　　>／
　　　　　　　　 `く__r'''''ヘ{、　＿ 　 　 　 /　　 　/　jx_　.〉 ＼　　／
　　　 　 　 ,,r-‐'´　∨　　 `ヽ一'＼　　　　　　 /　〈ミ》､{　　 ｀¨´
　　　 　 ／　,．-　　 ＼ l | ﾄ ∨⌒Tヽ　 　 　 〈i 　 {　 ﾞ《
　　　／　　　　 ／￣丁 j j | )_｝　ノ}、　　　　　　　ﾍ 　 ﾍ
　 ／　　　 _..イ　　　〈_ノノﾉ ´　 /　 ＼　　　　＿,,,,八 　 ﾍ







　　　　 .///　 /　 　.|　 .ヽ ヽヾ丶. ＼　 ＼ヽ＼　＼＼　＞　／ニ
　　　　/ ./　　　　　 |　　　i!.!',ヾﾆヽ.＼ヽ　 ＼ヽ＼ ヽ,　　／ﾆﾆﾆﾆ
　　　/　/　　　　　　.|　　ii | i　ヾﾆニ＼ ＼.　　＼＞ .／ニニニニ
　　./　/　　　　　{　　　　i}!. iニニニニ＼　＼／ ／='´::　｀´::::/ニ
　 /　 /　　 i　　 l|　　　　　.i }i{.)ニニニ､ ／ ,.イニi　ﾉﾆ::::.　:::/ﾆﾆ
../　./'　　　i　　 i !　　,.' .i{ |.iﾆニニニニi';=ﾆﾆニニ! iﾆﾉ:　::::/ニニ
/　/./　　 .i　　 .!;',　　|　.i{ .ﾉニニニﾆﾆ.ﾊニニ､ニ| :!´:::.::／ﾆニニ
　,.//　　　i　　　.|.!　　| i ,{ iiニニ:;:-'.・ｲﾆ}.イ}　 ヾ|.iニニニニニニ
.//　　　　　　i.i　||　　|! ' :}ニi:iニニニ＝ !i .i|　 　 |iニニニニニ::　　　　　（……だが、このまま当て所なく秘密工場を探し回るよりは、
'/' '/　　　　 i.|′ﾚ‐ ., ,/ノ 　 i}　 　 　 　 |! .|i　し ,|:iﾆ=;;;;;ﾆﾆﾆi::::::::
;'/.//　 　 _ .i' ´=ｨ=ﾆﾆﾆ!　　 }'　　　　 　.i　.i! .／ .!:!ニニニニ===
' ./ !i　　　　-:_/!::::';ニﾆ|　　./　　　　　 /　/　i!　 .|:=ﾆニニニニニ　　　　　よほど確実ではある）
'　_...- =ノ|i:{ {!.{ ! |:';i!ﾆﾆ! 　 ′　　　　 　 ./　 ! 　 i!;;::::::';ニニニニ
´　　　 　 !';!.ヽ!　 i:!:i!ヾ:|　.,　.__, ノ　　　 /　　ヽ　.!::=;;:::ﾉニﾆ:::::=ﾆ
　　　　　 { ヽ ヽ　 |!:i!　ヽ＿ ´ ､､. ､ ､　　　 -:､　.i::iﾆ/::}ニニ= '´ _
　　　　　 .!　'､.ヽヽﾘ:i!　i:;::ヽ' ′_...-==-―-=' .'./://:::::／´　　._.==
　　　 　 　 　 ヽ.＼{〈=::';:|:::ヽ.=´　　　＿　　　 ///イ´　 _,.-‐'´
　　　　　　　　 .＼ ﾄ､ﾆ::i ＼:ヽ__..-=―――=./／　　.／　　　,.:-'"
　　　　　　　　　　　|::ヾ!.ヽ_::＼:}´; i, ;丶' ､',／　　 ／　　　／
　　　　　　　　　　　ヾ､ ＼ ＼=ﾘ,.!i:',ヽヽソ´　　／　　,.:-'´.　　　　_
　　　　　　　　　　　　 ＼ヾニニ/{:iヾﾐ;:'　　.／　　 ／　　　　_,.-彡

　　　　　//　　　　　　　　 |;;l|:|:|:|:|::i|　　ヽヽヽ
　　　　///　　　　　　 ; .|　:|| || :|:||:|| |　　ヽヽヽ
　　 ／/ ,　　　　　　　　| ., i||| | || |i || i　　 ヽヽ
　 .///./　　　　　　　　 | .|:|:::| |:|ﾆ､!| |　　　 ヽヽ
　 { / /　　,　　　　　 i |;|:i | |:i:| i !三!=＿__ -=/〈
　 ヽ./、　/　　　　　 | | l l.| ! _　_.}三=・_ノ:／ 　 ヽ　　　　　…………乗ろう。
　./::ヾ-; ｨ ｨ .ｨ　,.,,.,.,,,,.:-=/ツ/ ﾍ､ ｀｀￣´　 ＼
　{::://::::;:i::|´ ´ ´| .{ ヽ.;〈{i 　.{ ′ ＼
　{::i/::::::{/=! ヽ　 | .{i ヽﾆ'ヽ. .{　　 ,= ｀`　　　　　　　　　　　ただし、妙な真似をすれば……
　{::::{:::::/ﾆ:',. i ヽ. ',　.i　ヽ:＼. {　　 ,
　{ﾆ:!:::::'ﾆ=:ヽ', ヽ　',　! iﾆﾆﾆヽ- ‐'　　_　== ､＿
　iﾆﾆ､;;/ﾆ=::ヽヽヽ. ヽ ', ﾆﾆﾆﾊ　--―┴┴' ´￣
　jﾆﾆﾆﾆﾆ{､::::＼. ＼. ＼ヽﾆ:::::::ヽ、三==-　　　 /
　ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=::::ﾆ:＼ ＼　＼`:::::::::ﾆ:､, , , ′､ , ,'/ﾆ
　:;ﾆ､ﾆﾆ＼ﾆ=::ﾆﾆ＼　＼　＼､:::::':::{､',',',',',',',／ﾆﾆ
　:::ヾ:＼ﾆﾆ＼ﾆヾﾆﾆ:::＼. ＼ ＼ヽ:::{=ﾆﾆﾆ=ﾆﾆﾆﾆ
　:::::::ﾆﾆ＼ﾆﾆ==ﾆﾆﾆ=;;;;;;;＼｀ヽ｀ヽヽヽ::､ﾆﾆﾆ===
　､:::::::==ﾆﾆヽ==ﾆﾆ=ﾆﾆﾆﾆﾆ:＞､ ｀ヽ｀ヾ:::ﾆﾆﾆヽヽ







　　　　　　　　　 　 ', 丶､　　　　　 　 /ﾆﾆ -'，
　　　　　　　　　　　 ',ﾆﾆ-｀丶､,､---′ﾆﾆﾆ-'，
　　　　　　　　　　　 i､,ﾆﾆ-''＾~~~^''-､=ﾆﾆﾆ--',､
　　　　　　　　　　　.,ゝ∩　　　　　　　｀∨==--- '，
　　　　　　　　　　＜_ゝﾟ-｀^~~~'-､,　　　∨.=---- '，
　　　　　　　　　　　./,､´ : : : : : : : i｀丶､ ∨=-----'，
　　　　　　　　　　　./ : : : ｲ : : : : 八: : :｀ ∨----- '，
　　　　　　　　　　 .,' : ﾄ´~ |: : : ~~~｀＼ : : '，----- '，
　　　　　　　　　　 从: ゝ-=｀~~´.-=≡/ : : '，----- '，　　　　神に誓ってと申し上げました。
　　　　　　　　　　.／: ゝ' :::'　　　::::: ./: : : : '，-----.'，
　　　　　　　　 .／/丿_,､_ヽゝ)　　.∠ : : : ,': '，-----'，
　　　　　　　／....(´／┐|.┤ヽ-　´　|: : : ,'丿:'，----.'，　　　　これは私の信仰の示し、決して違えません。
　　　　　 ／　' : : |┐|｀~ ~/,､-＜',-/: : /|: : : : '，===.'，
　　 　 ／....(: !: --| ｀|　　/-‐ﾆ^´‐/ : /=-.､:_:_丿，== '，
　　.／....┌': ::)<､´i,-uっuう . |-､/ : / ´　　｀丶.....'，--'，
. ／......┌:::┌...../~~丶-' ｲ´､ |／_ヽ/ﾌ　／´== 〉.....'，-'，
　￣｀^/ﾞ/´ヽ_/＼_丿 　 .|>-,二二ﾆ.／/==== /..........'，.'，
. ,､'⌒:｀i　　 /====|ヽ--.' ＼　　 /=.-/--､==/...............'，'，
.(: : : : 丿　./=====|=======ヽ /=/. 　　　｀ ､､＿＿,...､'，，
. ヽ､::(　　 .|=====..|========ヽ /｀丶､　　　〉　　　　 .ヽ '，
　　 .):)　　.|=====..|========= |=====.ヽ, /　　 　 　 　 ', '
　　´　　　 |=====/＼======= .|=====／　　　　　　　　 ','
　　　　 　 .|====/./, ,.＼=========／|
　　　　　　.ゝ--'.|ﾊ, ,/|, , ＼==== ／= |_,､-ﾆﾆﾆﾆ｀i
　　　　　　 　 　 | .|,/..|, , |......ゝ- '=== |........................|
　　　　　 　 　 .丿ﾞﾚ....レ´.......|======〈.......................|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜ 　 違えるとすれば、それは神の思し召しです 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ





　　　　　　　　　　　　　◆――――――――――――――――――――――――――――――◆

　　　　　　　　　　　　　　　　踵を返すマリーのあとを、ふたりのニンジャが続く。


　　　　　　　　　　　　　　　　それは古事記に記されたタイガーを目指す彼らにしてみれば


　　　　　　　　　　　　　　　　少々らしからぬ行いではあった。

　　　　　　　　　　　　　◆――――――――――――――――――――――――――――――◆

｡.:;,:; ,:: .., ,..;,:: .:.　｡.,:; ..;;..,, ;..,, ..,,　..,　,, .., ,..;,:: .:.　｡,:; ,::　 .., ,..;,:: ..;｡.:;,:; ,:: .., ,..;,:: .:.　｡.,:; ..;;..,, ;..,, ..,,　..,　,, .., ,..;,:: .:.　｡,:; ,::
,:,｡o｡'.:o｡o:'｡,゜.; o｡o.:;,ﾟ｡.:. ::o:;,:,0｡o.: .:@｡.:;,::oﾟ.,｡,:,0｡o.: '.:.｡:｡o0o,:,｡o｡'.:o｡o:'｡,゜.; o｡o.:;,ﾟ｡.:. ::o:;,:,0｡o.: .:@｡.:;,::oﾟ.,｡,:,0｡o.
:.:ﾞ,o｡o0;、,:'.:o｡o:'"'.:@｡.:;,:;(@)o,:'ﾟ.,｡o;:;,':,:,｡o｡.:.::oﾟ.,｡｡(@)oﾟ;.,:;o ;;::.:ﾞ,o｡o0;、,:'.:o｡o:'"'.:@｡.:;,:;(@)o,:'ﾟ.,｡o;:;,':,:,｡o｡.:.::oﾟ.,｡｡(
:.:ﾞ,o｡(@)o0;、,`:'.:o｡o:'"'.:@｡.:;,`:;(@)｡(@)o,`:'.:.::oﾟ.,｡o;:;,':,:,｡o｡(@):.:ﾞ,o｡(@)o0;、,`:'.:o｡o:'"'.:@｡.:;,`:;(@)｡(@)o,`:'.:.::oﾟ.,｡o;:;
:(＠).:ﾞ,:;｡(@)oﾟ,｡o｡(@)oﾟ,"'.:.:;,｡(@)oﾟ`:;,`:'.:o｡o:'.; (@)∴@:.:;,`:;,':,:;:(＠).:ﾞ,:;｡(@)oﾟ,｡o｡(@)oﾟ,"'.:.:;,｡(@)oﾟ`:;,`:'.:o｡o:'.; (@)
o ;@｡(@);; ∴o｡oﾟ｡oﾟ@ ;; o(＠)｡,゜.; ∴@;; oﾟ.,｡(＠)｡o ;; ﾟ:,0｡o ﾟ(o ;@｡(@);; ∴o｡oﾟ｡oﾟ@ ;; o(＠)｡,゜.; ∴@;; oﾟ.,｡(＠)｡o
｡oﾟ@ ;; o(＠)｡,,0｡o ;; ∴o｡ﾟ(＠)'.:oﾟ.,｡o ;@｡(@)oﾟ;;`゜(＠)｡o ;; ﾟ:(｡oﾟ@ ;; o(＠)｡,,0｡o ;; ∴o｡ﾟ(＠)'.:oﾟ.,｡o ;@｡(@)oﾟ;;`゜(
0｡(＠)o ;; ∴@ o(＠) (＠)(＠)｡o:'.; o(＠)ﾟ:. o; o(＠)｡,(@)oﾟ:(＠0｡(＠)o ;; ∴@ o(＠) (＠)(＠)｡o:'.; o(＠)ﾟ:. o; o(＠)
(＠)o ;;.; o(＠)ﾟ:. o ∴@ o(＠) (＠)｡,(@)oﾟ:(＠)(＠)｡o:'.; o(＠)ﾟ:(＠)o ;;.; o(＠)ﾟ:. o ∴@ o(＠) (＠)｡,(@)oﾟ:(＠)(＠)｡
｡oﾟ@(＠)o0｡ﾟ(＠)o ;; ∴(＠)o0｡ﾟ@(＠)｡,(@)oﾟ:(＠)(＠)｡o:0｡(＠｡oﾟ@(＠)o0｡ﾟ(＠)o ;; ∴(＠)o0｡ﾟ@(＠)｡,(@)oﾟ:(＠)(
(＠)(＠)｡o;;.;@(＠)｡,(@)oﾟ:(＠) o(＠)ﾟ:. o0｡ﾟ(＠)o (＠)o ;; o(＠(＠)(＠)｡o;;.;@(＠)｡,(@)oﾟ:(＠) o(＠)ﾟ:. o0｡ﾟ(＠)o (
ヽ|〃ヽ|〃ヽ|〃ヽ|ヽ|〃ヽ|〃ヽ|〃ヽ|ヽ|〃ヽ|〃ヽ|〃ヽ|ヽ|〃ヽ|ヽ|〃ヽ|〃ヽ|〃ヽ|ヽ|〃ヽ|〃ヽ|〃ヽ|ヽ|〃ヽ|〃ヽ|〃


　　　　 　 　 　 　 　 ．　´￣￣￣ ｀　 .
　　 　 　 　 　 　 ／　　 　 　 　 　 　//＼
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　　　　　　　　 . ⊂⊃　　 　 　 ⊂⊃　///ﾊ
　　　　　　　　 レ　 　 　 　 　 　 　 　 　 //}
　　　　　　　　/　　 /　　　i　　　ヽ 　 ヽ. //　　　　　　　◆――――――――――――――――◆
.　　　　　　　 {　 　 {　　　￤ 　 　 }　　　∨ ＿__
　　　　 　 r‐‐ゝ　　 　＿ 人 _＿ 人＿__ ハ　　　＼　　　　彼が造花畑で目覚めると、
　　 　 　 /　 　 i⌒ヽ　　　　　／　 　 　 　 }/Ｖ⌒ヽ.〉
.　　　　　ﾚﾍ.ﾊ八＿_.)　 　 ／　　　　　　 ノ{⌒ヽ
.　　　　　　 ／　 、　　　　 `７´￣￣ 　 //／　∧　　　　　 猫がニンジャを連れてきていた。
　　　　 　 /　　　 ヽ.　　　　/　　　　 //／　　.//i
.　　　　　 {＿＿＿_ ＞…=｛.　　 　 //厶　　.///}
　　　　　　　　　　　 　 　 ／´￣￣￣　　}}　　/リ　　　　　　害獣駆除の時間だろうか。
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ん 　 ＿＿＿ _ノ＿ 彡’
　　　 　 　 　 　 　 　 　 {/￣　　　　　　　　　　　　　　　　◆――――――――――――――――◆

　　　　　　　,ｒｰ- ､＿,__
　　　　　　,/ヒ ,　　/ 　｀フ`ｰ ､
　　　　　　ﾏ⌒　 _,,{＿_,/　　　 ＼
　　　　　　　｀¨¨¨´　　`＼　 　 　 ∨
　　　　　　　　　　　　　 　 ＼7　　 ∨
　　　　　　　　 ,．‐一^ー-- / 　　　,}
　_込､　 __,,.イ「　　个　　　 ,}y,彡苧|∧7ー､
　ﾍ辷￣　｛　 |　　 ,.!､　 ,ｨｲ"}　__/｡ レﾍ､__ﾉﾍ┐
　 ヘ二　 ノ⌒¨¨¨´　｀¨《{＿{ /./､o　θ 〉ｒｰ刈　　　 ＿＿_,．-- ､_
　 　 ｀¨￣　　　　 ,,r-‐''7７　 }ﾆ》､｡､ｏ__o_｡_/ ﾘTﾍ冖《､　　　　　　　`ｧｰｧｰく＾`ｰ ､
　　　　　 　　　／　　　 {ii{　 {-|‐|. 〈_`rﾟrｲ/　/¨ア‐〉　}}i　　 ､　　　　{　（　 ん ､､､}　　　なっ……んだ、このバケモノニンジャは……！？
　　　　　　　,/(_　　　）_,|ii{　 |ｰ|‐l ￢ /uﾉ廴∧_/ /　　j}l}　_,.＜--一宀宀､ ＼ Ⅶﾉ
　　　　 ,.ィ≠ ､ ∨,／　⌒＼∨／ ７¨|￣ﾍ_／ ／ _／}ﾘ￣　　　＼　　　　 ｀ ┘
　　 　 / i　{‐y 〉´　　 __ﾔ￣∧＼/ｰ-|―_ﾍ／／ >ノ厶　　_ﾉ　　 ＼
　　　　ﾏ ﾏ{　}/　　／ ／:／|:::＼￣￣￣￣_,ヘ／　 ｀¨¨ﾍ¨ﾍ　〉''⌒∨
　　　 　 ¨¨′　 ／　 |:::::|／:;:イ/:｀¨::¨::¨:f'":::::::::ﾍ､_/　　　}　 ｀＼r''⌒V
　　　 　 　 　 ／　 　 |:::::::／　/:::::::/ |:::::∧:::::|＼:∧[　 ｘzz|　　　 }　i ii}}
　　　　　　　/　　　　　￣_,ﾉ,斗寸::| /:::/　∨::＼|::::》 Y ﾍﾕ|、　　[ i　} }」
　　　　　　〈ｌ　　　　 _,／　{_／∨ 寸,イ､　　＼::::::::/ |　八| }}　　　]ﾉﾉノ
　　　　　　 {、　 -‐'´　 )／　　ﾋ___彡′ ﾏ　　 ＼/　,し′ﾘjｊ|
　　　　　　 ｀ヽ＿＿_／´　　　　　　　　　 ﾏ　　　　　∧ 　｀ﾞ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 `ー‐一┘







　　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾑ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 /ﾆム
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /ﾆﾆ二>.,
　　　　　　　　　　　 　 　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ>.,
　　　　　　　　　　,、　　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞..,,_____
　　　　　　　　　　iキヽ .iﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞.,
　　　　　　　　　　!　　V二＞´￣￣ ｀＜ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾏﾆ二>----.,______________
　　　　　　　 ., ＜￣./ｖ__>{ ﾉ-　　　　　　　 丶＜ﾆﾆﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
　　　　　　　 ヽ　　 ／.,) （_）-´___　　　　　　　 　 ｀寸ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/
　　　　 　 　 　`ー　　/: : :/: : /: : :/　＜　　 　 　 　 ｀.}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ'
　　　　　　　　　{＞　´: : /i: : /: : : : : : : ::ﾊ｀ ＜　　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
　　　　　　　　　/: : /＿.,,,i: : i: : : : : : : : ,' .',: : : : ヽ　　.|ﾆﾆﾆﾆニニニﾆ'
　　　　 　 　 　 {: ::/: :/　 |: : |: : : : : : : :ﾄ 、i: : : : : : ヽ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
　 　 　 　 　 　 i: /: :/_.　 i: : |: : : : : : : :i　　i｀: : : : : : :i :ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
　 　 　 　 　 　 V: :/:iｲ{心、: V: : : : : :::i　　 ',: : : : : : : i: :iﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|　　　　　　神とは人より遠きものです。
　 　 　 　 　 　 /::/: :{　 i::i:ｊ｝V{ヽ从i ,.ィZミh､V: : : : : :|: :iﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|
　　 　 　 　 　 i: /: :ゝ_ヽVノ　　　　　　 i::i ﾉ:心/: : : : :|: : iﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　　 　 　 　 　 |/i: : : i　　　、　　　　 　 ` <ノ ´: : : : : :i: : :iﾆﾆﾆﾆニi　　　　　　主よ、貴方様への客人を連れてまいりました！
　　　　　 　 　 　 V: :ﾑ　　　 　 　 　 ヽ一 ´: : : : : : : ,': : : ﾏﾆﾆﾆﾆム
　　　 　 　 　 　 　 ｀i: ::>.,　 ｀ 一　　　 ＞: : : /: : : :/: : : : ::iﾏﾆﾆﾆﾆム
　　　　　　　　 　 　 i: ＞ ヽ .,　　　　　 ,.ィ　./_＜: : : : : : /: : ﾏﾆﾆﾆニﾑ
　　　　　　　　　　 ／ －--i>i ￣￣　　　　　i￣￣￣￣: : : : :ﾏﾆﾆﾆﾆﾆム
　　　　　　　　　 /　 ´ニニ}_/::::::::ｨ}　 ,..イﾆ/: : : : : : : : : :/: : : :i`寸ﾆﾆﾆﾆﾑ
　　　 　 　 　 　 i　　　 ,. /- .,ヽ:::iﾆ| iﾆﾆﾆ/: : : : : : : : : :/: : : : :i 　 `寸ﾆﾆﾆﾆ＞.,
　　　　　　 　 .__i　　　.{´＞　　i::iニ iﾆニ/: : : : : : : : : /-.,: : : :ﾉ　　　 `寸ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞.,
　　　　　　 ／|`－つ .i￣　　　iﾆﾆ/vﾆﾆi:/: : : : : : :／ ,..＜ニﾍ　　　　　 `寸ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞
　　　　　／　 i　　i---.,　　　　|>´　　マi/: : : :＞ ´イﾆﾆﾆﾆﾆﾆ　　　　　　　 `-===ﾆﾆﾆニ
　　　 ／　　 /ヽ　i　 ./　　　　.i￣＞/ /: : :／,.イﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ
　　..<　　　_/　　｀ー/ヽ　 __　 〉V /　i: /:/／iﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ
　　　 ｀　/ﾆ　　　　/ﾑ/ / （_ノ　 v　　ii /´.,ﾆiﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニi
　　　　 /ﾆﾆ>.,____/ﾆﾑ.,　　 ヽ.,　/ヽ／　 /ニi　｀ ー-======一´i
　　　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニi: :ヽ-一´　　ヽ==ﾏニi　　　　　　　　　　 i

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_､-┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／_-ニ{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／ _- ニﾆ
　　　　　　{ニ=-　　 _　　 　_､-‐＝‐-　/ニ- ニニﾆ
.　　　　 　 Ⅵニニニニ=-´-ﾆニニニニ､ニ{ニニﾆ！
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　　　　　　　　＼ニﾆい. .　 　 　 　 　 　 　 `､ニニニ/,
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.　　　 　 └￢ｱ 　ﾉ/: : :{: /''"~｝: : : : :ﾉ:ﾉ　　_,,ヽ}: : : ＼ニﾆ _
.　　　　　　　/{_／ ' : : : {/　_,,...}.: : :／(　ィ筵芳㍉: : : : :＼ニ-　　　　　　　　　　同盟になり得るニンジャの方々たちです。
　　　　　　 /-=/: :{ : :､: :ｨぅv莎j ／<{　　 .:.:.:.´^ｿ/ : : : : : : ＼ -_
.　　　　　 /-／: : :{ : : ＼乂´:.:.:.　 　 　 　 　 ／ｲ: : : :{: : : : :.　 -_
　　　 　_-／/.: : :八: : :＼＿＞　　< . . .冫　　　': : : :八: : : :: 　　´'‐ _　　　　　　御神の安寧を守る力となってくださることでしょう。
　　　 _-　 ./: : : : : : ＼: :､ 公　　 　 ￣　 　 . :/: : : / :}: : : : :}　　　　 ´'‐ _
　　 ,└　 /／: : : :./: : :＼(⌒　＞　..　_　 イⅣ : : /: :ﾉ＿＿ﾉ
　／　　.／: : /: : /: : : :} : : : : :} .:.:.:.:}こニニ/.: : : '￣ _､- '⌒ ､　　　 　 　 　 }　　 貴方様の眠りを妨げるものを遠ざける術を、我々は得たのです……！
　　　　' : : : /: : / : : : ﾉ : : : : ﾉ-┐┘-┐_/ : ／_､‐｀_-ニニﾆ-　　　　　　　/
　　　/.:/ : /: : :': : : ／: : : :／　{ﾆ／､　ﾍ/ : /: { ./-/ニニニニ-　　　　　　'
　　　.:/}: :.′: : : : /: : :_ -､　 　 >y┐､ノ′/: : {/-/ニニニニニ}　　 　 ／
＼　{:｛ }: : : : :／: ′-ﾆ'､. .＼／′ :{　{((´′: : :､, -‐￢冖‐-　 ′_､-''~
　　　､V: : :／: : : {( -=ニ＼/　 　 　' .ﾉ_)人: : : : :＼_　　　　　　 }
　　／: : : : : : _-ﾆ乂_　,-┘} 　 　 　 /ヽ　√ニ=‐-　⌒ 　 　 　 :
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　　У:{￣: :.ノﾆﾆ-　-込　　　　　　　.ﾉ　√ﾆﾆУニﾆﾆ=-＿ 　′
　　{ : 厂)￣}こニ-}ニ／＼　､　 _､‐⌒＼_＿ /ニニニニニﾆ}'
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 -─━─-
　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　 　 　 　 　 ｀
　　　　　　 　 　 rヘ.　/　　　　　　　　　　　　　　＼　　　 　 　 　 ヽ、
　　　　　　　　 ﾏ　　У=ミ　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　 　 　 　 |　ﾟ，
　　　　　　　 　 |　　 |""　　　　　　 　 　 　 　 　 ／￣( 　 　 　 　 |　！
　 　 　 　 　 　 ／￣￣ ,＿_ """"　　x≠ミ　 ／　 　 ¨て,　　　　 ′
　　　　　　　　 i　　　 ／　　 　 ,___ 　 """"／　　　 　 ／　 　 　 　 　 |　　　　◆―――――――――――――――――――――――◆
　　　　　 　 　 乂__ ｲ　　　　／　　　,　　 /　　 　 　 ./＿_／}／ 　 　 .|
　　　　　　　　 　 ＼乂＿_ ｲ　　　／ー‐ｲ　　　　　 / | 　 ／　　 　 　 |　　　　　　猫がなんか鳴いてる～！　すっごく鳴いてる～！
　 　 　 　 　 　 　 　 〉　 　 乂__ ｲ　　 　 |　　　 　 ∧/　 ￣}　　　　　！
　　　　　　　　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼广¨
　　　　　　　 　 　 .′　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　′　　　　　 わ～どちたの、いいことあったの～？
　　　　　＿　　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /
　　　 　 }、 ＼　 /|　　　　　　　　　　　　　／￣￣｀ヽ　　　　　 　 /
　　　　　＼　　Ｖ　ﾟ， 　 　 　 　 　 ＿ 　 /　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　猫の大はしゃぎぶりに、彼もなんだか嬉しくなりました。
　　 　 　 　 ヽ　　 　 、　　 　 　 　 }､　∨　　　　　　　　}＿彡'
　　　　　　　　 ＼　　 ＼　　　　　　ヽ　 {　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　◆―――――――――――――――――――――――◆
　　　 　 　 　 　 　 ー─へ ＿＿＿___ﾟ，ヽ　　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿ノ￣￣

ヒント：猫がかわいいときの飼い主

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_____
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｘ≦⌒≪´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,イ　　　　　　　　 ｘ≦_,.斗*==-　”≧=- .，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 / ′__　　　　　 ／　／^ヽ　　　　　　`ヽ､　　＼
　　　　　　　　..,,______　　　　-=ミ*､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 / └く⌒_,.斗*''“ _,,イ`ｰ-‐′C　 　 　 ﾉ } `ｰ=-‐｀
　　　　 〃　_,.斗*=‐-　”¨''''￢''”ヽ`ヽ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .′ r≦=　 -=ﾆ''”　 ,.， -‐=‐-　ミ､　rく　..}
　　　　 / r㍉ `´ 乂,,_,,..，　　-‐=彡＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/⌒¨''*､　 ￣￣　　_,.， -‐=ミ､　≧ｘ”´ヽ
.　　　 / 八　 `ｰ=ｧ　_,.斗*-=-‐ r ､　∧　;Ⅵ　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾄ､/ 　 ′＼　　 `ヽ､　r㍉_／／⌒ヽ　＼　　 ヽノ
　　　/ ｲ　 }　 ,／ ／V´廴,,___　 ≫''”　}}　　}　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {　　{⌒ヽ　ヽ　　　　乂_,,／　__,,,..ノ　　 _ヽ
　　 .{´　 ) {　/　,/　　 　 ｘ≦ 　 .斗*''“ｿ 　 ′　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨　 { 　　 V　 ≧s，. 　 (　　 }　rC 　 / ／ ＼__〉
　　　　　{　 /　/　　ｘ≦　斗*'“　 　 ／　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨ .{ 　 　 } 　 ,rf　 　”≧s，′ `　　 {_,ﾄ､
　　　　　{. /　/　　 }　　 {／^!　　.／　.／　 　 　 　 　 　 ___　　　　 　 　 　 　 ∨ ヽ 　 .} 　 乂　　　　　ﾊ　”≧s，　 　}
　　 　 　 /,／　　 /　 ／　 ノ　／ 　 /　　　　　　　　　/´⌒ヽ､　　　　　　　 　 .∨　} 　 ＼_　　　{￣“''′｀''*､_____　　′
　　　　　　　　　 /　 /　 　⌒Y　　　 {　　　　　　　　　.′　　 r ',_,.斗*-=-ミ､　　 }　　　 　 } ＼　ﾉ　　 　 　 　 　 　 ＼〉
　　　 　 　 　 　 { ／　　　　　{　 　 ,∧　　　　／⌒>､{__,,. 　 .{´.　 　 　 　 　 ＼,/　　　 　 .}　　V
　　　　　　　　　　 　 　 　 {⌒ヽ ,,.，　-‐==-く 　 / /''⌒''*､￣＼　　　_,.斗*==‐-　ミ､.　.乂
　　　　　　　　　　　　　　　＼／　　　　　　 　 ／イ -‐=‐-　ヽ　 ﾄｘ≦ 　 　 　 　 　 　 ＼＼
　　　　　　　　　　　　　 　 ／ 　 ,.斗*==-‐ｧﾊ`ｰ=ﾆ ..,,__,,.. ﾆ=‐ｧ ＼} 　.斗*''“⌒“''*､　　 ヽ ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 　 .′　/´　　ｘ≦”i{　({＼_　　　　　_,／　}　 }i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:Ⅵ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 i　 　´　　 __廴 ヽ　__Y''⌒'Y　〉　 .}　 }i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:Ⅵ　　　 ;，
　　　　　　　　　　　　　 i　 　 .／　　 ／i:i:i:{ ＼_r㍉ ヽ　/ , ′／　ノi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ:Ⅵ 　 }　 ＼
　　　　　　　　　　　　　 {　 ／　　 ／i:i:i:i:i:ｉ乂 ,込㌫ﾄ､V ,/㌫j} )´i:i:i:i:i:i:i:ﾄ､i:i:i:r{i:i:i:i:i:__,,i:i:}　　 }　 　 .＼　　　◆──────────────────◆
　　　__　　　 　 　 　 　 .{ /　　　,ｲi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:{　,ｨ⌒V W/⌒´ .{i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:＼〉ｉ:∧i:i:i:i＼ ./　　/＼　　 　 ヽ
　 〃⌒ヽ ＼　　ﾄ､　 　 /　 　 /i:i:i:i:乂i:i:i:i:i:ｉ∧′)　-‐=≦ {i:　Ⅵi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ､__)i:)､i:i:ｉ:{　　 {　　 ヽ　　　　　　　で？　なんやねんお前は。
　 {{　　　 ＼　　 ヽ. 　 /　 　 /i:i:ｉ:/⌒´￣￣　 }　≧=‐-　　／　Ⅵi:i:i:i:i:i:／i:i:i:i:i:i:{　　 /　　/
　 廴　　　　 ＼　 } }´.′　／i:i:ｉ:/　　 　 __,,,,...ｨ}　{　 r　　rv　{.　 Ⅵｉ:ｉ／i:i:i:i:／i:ｉ:ｉ:ヽ / 　 ∧
　　　　　　　 　 ` .} }/ 　 /i:i:i:i:i:.′　ｘ≦i:i:i:i:i:i:ｉ{　i}　.{i: 　i}i;　 ', 　 }／ｉ:i:i:i:i:/ : : :　　 ′　.′ ヽ　　　　　　　　　　そんな顔で彼はサワタリたちを見ました。
　　　　　　　 　 　 } }　　.{i:i:i:ｉ:ｉ/　　 {i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ乂.′ }i:　 lｉ; 　 }　 .}i:i:i:i:i:i:i/ : : :　　 ;{ 　 .′＼
　　　　　　　　　　 } } 　 .{i:i:i:i/_,， -=ミ,i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ{ 　 }i:　 :i:i，　!　/i:i:i:i:i:i/ : : :　　　人　.{　　　)　)
　　　　 　 　 　 　 .} }　 /i:i:i:i:≫''”⌒ヽ ヽi:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ{ 　 }i:　 i:ｉ:}　 }　{i:i:i:i:i: ′　　 : ／ 　 ＼ヽ.／／　　　　　　　　　彼にとってニンジャは同格の脅威であり
　　　　 　 　 　 　 .Ⅵ /i:i:i:i:i｛　　　　　 `ヽ､i:i:i:i:i: ',　 {ｉ}　.{i:ｉ}　 }　 ≧ｘ/ : :　 　 ′　.′/ ＼＼
　　　　　　 　 　 　 乂{i:i:i:i:i:i:i:＼　　　　　　　≫=‐} 　l{　 {i:ｉ}　 }≧=-/ : :　　　{　　/.／　 　 `ー=ミ､
　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼i:i:i: : : : :≧ｘ,,,__,,.イi:i:i:i／　,ｲ!　 {i:i}　 }i:i:i:i:)＾) : : 　 　 　.／　　／　／　　　　　　　　　　猫が連れてきた不審者です。
　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼ : : : : : ゝ-＜i:i:i:iY´　／i:i乂 .i八.　`''”／ヽ ;____ ,,..イ　　 　i　／
　　　　　　　　　　　 _,.斗*''“＼ : : : :≧=‐＼i:i＼ Ⅵく　／/　｀¨¨´　 　 　 　 ,／　 　 　 ＼　　　　　　　　　　◆──────────────────◆
　　　　　　 　　ｘ≦i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ : : : : : く⌒≧ｘヽ￣　,ノ　　　　 ﾄ､_,.斗*''“　　　　　　　　ヽ






　　　　　//　　　　　　　　 |;;l|:|:|:|:|::i|　　ヽヽヽ
　　　　///　　　　　　 ; .|　:|| || :|:||:|| |　　ヽヽヽ
　　 ／/ ,　　　　　　　　| ., i||| | || |i || i　　 ヽヽ
　 .///./　　　　　　　　 | .|:|:::| |:|ﾆ､!| |　　　 ヽヽ
　 { / /　　,　　　　　 i |;|:i | |:i:| i !三!=＿__ -=/〈
　 ヽ./、　/　　　　　 | | l l.| ! _　_.}三=・_ノ:／ 　 ヽ
　./::ヾ-; ｨ ｨ .ｨ　,.,,.,.,,,,.:-=/ツ/ ﾍ､ ｀｀￣´　 ＼　　　　　　……ドーモ、ク・リトル・リトル＝サン。
　{::://::::;:i::|´ ´ ´| .{ ヽ.;〈{i 　.{ ′ ＼
　{::i/::::::{/=! ヽ　 | .{i ヽﾆ'ヽ. .{　　 ,= ｀`
　{::::{:::::/ﾆ:',. i ヽ. ',　.i　ヽ:＼. {　　 ,　　　　　　　　　　　　フォレスト・サワタリです。
　{ﾆ:!:::::'ﾆ=:ヽ', ヽ　',　! iﾆﾆﾆヽ- ‐'　　_　== ､＿
　iﾆﾆ､;;/ﾆ=::ヽヽヽ. ヽ ', ﾆﾆﾆﾊ　--―┴┴' ´￣
　jﾆﾆﾆﾆﾆ{､::::＼. ＼. ＼ヽﾆ:::::::ヽ、三==-　　　 /　　　　名前はシスター・マリーから聞いた。
　ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=::::ﾆ:＼ ＼　＼`:::::::::ﾆ:､, , , ′､ , ,'/ﾆ
　:;ﾆ､ﾆﾆ＼ﾆ=::ﾆﾆ＼　＼　＼､:::::':::{､',',',',',',',／ﾆﾆ
　:::ヾ:＼ﾆﾆ＼ﾆヾﾆﾆ:::＼. ＼ ＼ヽ:::{=ﾆﾆﾆ=ﾆﾆﾆﾆ
　:::::::ﾆﾆ＼ﾆﾆ==ﾆﾆﾆ=;;;;;;;＼｀ヽ｀ヽヽヽ::､ﾆﾆﾆ===
　､:::::::==ﾆﾆヽ==ﾆﾆ=ﾆﾆﾆﾆﾆ:＞､ ｀ヽ｀ヾ:::ﾆﾆﾆヽヽ

　　　　　　　　　　　　/　//,　　　　　　　　　　　ヽ.ヽ
　　　　　　　　　　　 /　///　　　　　　　　　　　　ヾヾ:､
　　　　　　　　　　 ./　　//　　　　　　　　　　　　　ヾヾヽ
　　　　　　　　　　./　　/　　　　　　　　　　　　 ヽ　ヾヾヾ､ 　 ヽ
　　　　　　 　 　 ./　　/　　 　 　 　 |　　　　 .}ヽ ヾヽヾ:i:i:i:iヽ､　＼
　　　　　　　　　/　　/,.　　　.|　　　.|　　　 　 }ヾ ヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽ　　＼
　　　　　　　　 /　　//　　　 | 　 　 ′　　 　 |.ヾi. }i.ヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ 　 　 　 ,　'
　　　　　　　 ./　　 //　　　 |　　 　 .|　　　　.}';､ヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ , - '´　,
　　　　　　　/　　 ;//　　　　　　　　　　　　　 }:i　}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＞´　 ,.-ﾆﾆ
　　　　　　 /　　 ///　　　　　　 　 　 　 　 　 }i:i;/:i:i:i:i:i:i:＞' ´　_..ｨﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　 ./　　 ///　　　　　　　　　　　　　　 }i:i:i;i:= ' ´　_...:-1ﾆﾆﾆﾆﾆ=:::ﾆ
　　　　　/　　 ///,　　　　　　　　　　　　 _,..:- ' ´　_,,=ィ:´　:::::ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ::::
　 　 　 /　　 ////　　　　　　　　_,.. -‐ '´　_...ィ==´ :::::::::::　:::::ﾆﾆﾆﾆﾆ:::::::　　　　このバイオインゴット工場を守る代わりに
　　　 ./＼､////　　　　,　 -‐ ' ´　＿..:＜ソ_ノ/シヽ::::::::::::::::::/ﾆﾆﾆﾆ'::::::::::
　　　　ヽ､　￣￣￣￣　 ＿..-ィ=‐/／｀ヾ==='／ 　 ヽ:::::;;;=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:::::::::::
　　　　　　｀```````｀￣´　　 ';'./ ' '.／　　 ､　　　　　ヽ::ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=:::::::::::::::　　　 彼らがバイオインゴットを我らに提供する……
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'i.{ 　 ′　　　｀ヽ ､　　　 ヾﾆﾆﾆ=::::::::::::==:::ﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　　 .{ !　　　　　　 　 ゝ=ゝ　　 ムヾ;;::::::::;;ﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　　　}　　　　　　　　　　　　　/　 ヽヾﾆﾆﾆﾆﾆ::::::ﾆ　　　 そういう契約だ。　不満はないな？
　　　　　　　　　　　　　　　　　{　,′ , =/　　　　　　　 {　　 .ヽ::ヾﾆﾆﾆ;:::::::ﾆ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ゝ‐' ｀'､　　　　　　　 　 '　 　　＼::ヾﾆﾆ:::::::ﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ--==＝ニﾆヽ､＿　､ ヽ ､ヽ::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ､＿＿＿__　　　` ./　ゝ'ノ＼:::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ＼===´　`　　　 　 ／三三､:::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.';ニ';.′, ､　 、　　/:三/'三三;:ﾆﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',ﾆ:}';';';';';';';';';丶/三三､}三三}:::ﾆ






　　　　　 ,.ｒ＜´,.ｧ ,／　　}ｊ　／　　　　　　　　　.　＼ 　 ,ｒ‐r-､
　　 　 ／ ／ .ｧ //　　　 ,.r'"､　　　　　 　 　 　 ', 　 ﾊ　ﾞｰ ＼:＼
. 　 ／ ／　／ ∧!　　／‐-､　＼ ､ 　 　 　 　 　 }　　ﾊ　　　　ヽ:､｀ﾞヽ、
.,／ ／　／　 / i_二/　｀ﾞヽ. ＼　ヾ!　　 　 　 　 .'　　　ﾄ、　　　 ! ',ヽ＼｀ﾞヽ､
' ／　　/　　 ,' ,,..＜　　　　 ｀ヽヽ__} ､　　　　　 ' 　 　 ,' ｀ヽ ＿,ﾉ.ｨ.! ＼ ＼＼＼
/　__　,'　　 ／　　　　 　 　 ／ `ヾ}　{＼　 　 ,.'　　　/　 　 ＼-'"| !　　ヽ　＼＼＼　　　　　　◆―――――――――――――――――――――――◆
"´　 ﾞ!ﾚ´｀/　　　　　　/¨´i 　 　 ｀￣ヾﾍ、　,'　　/ﾌ ﾞＹ´　　 ﾊ　 !|　　　!|　　ヾ. ＼＼
　　　 ,.z<´､　　__,.ｚ≦＾i､　!　　　 /(__ﾉ　ヾ}/ｯ '",,.--､;　-- '　 ヽﾘ　　　l.!　 　 ヾ　 ヽヽ　　　　　ここでようやく、彼はサワタリたちは警戒心こそあれど
　　／　　｀￣´　､　 ､ ヽ ＼ｒ-､　,{　 ,.-､　｀´ _　ｰ'）　ヽ　　　　　ヽ /ｰﾍ.|／｀ヽ. ',__　ヽヽ
　 ﾉ　　　　　　 ﾞ} ヽ　ヽ ＼ 人. ﾏ―ﾍi　|　　/ ﾉ ./　　　＼ 　 　 　 ＼.　ﾘ　　　　i|　У ﾏﾊ　　　敵意は向けてきていないことに気づいた。
　{　　 　 　 　 ｒ'　.__　,-ヽ V´ヽ. !｀ヽ |l. !　 i　!　{　　　　　 ヽ.　　　　 ﾊ.　　　　　ﾘ　　｀ヽ ﾊ
　 ｀ヽ--シ7 ノヽ i⌒! Y´ヽ.ヽ.　}.|　 ,!} ! ﾏ .|　l　 ｀ヽ. __,)　　 ﾞi　 　 　 〈　　　　　　　　　　ヽ!　　 どうやら猫がなにか上手いことやったらしい。かしこい。
　　,..ｚ≦ / | /´ﾊ.',　ﾏl､.　 ! !　,ﾚ　 リ､＼ヽヽ. ＼二〈　　　　 ゝ、　 　 ﾊ　　　　　　　 　 　 |
　　　　 　 八ゝ_　｀　 ヽ!　 ﾚ'　　 　 .／＼.ヽ　ヾヽ＼ﾉ--:､　　　 ヽ　 　 ﾊ　　　　　　　　　　　◆―――――――――――――――――――――――◆
　　　　　　　 ヽﾉ　　　　　　　　　 ／　　　ヽ. ＼ ｀ヽﾉ） ｒ- ）　　 　 ',　　 .ﾊ

　　　　　　　　　　　　　　　　{.　　　 　 / 　 　 　　／/ 　 　 　 　 . ´／
　　　　　　　　　　　　　　　　|:.　　 　 /{　　　　　/ ./　　 　 　 ／／
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |‘, 　 　.{::{　　　 ／:;:ｲ　 　 　 ／／
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |::‘,　 _/:::ヽ ｚ≦:::::::}ﾉ 　　 ／／.　　 　 　 　_..｡ｚ≦
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |:::::ト､}:::::::::::｀¨:::::::::::ﾟｰ=≦::::/=ミ.　　_..｡ｚ≦=≠
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |:::::¨´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く__:::｡ｚ≦=≠
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ‘;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::＼.　 γ⌒
　　　　　　　　　　　　　　　／:‘;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(::::::::::::::::ヽ　}
　　　　　　　　　　　　　 ／::::::::::}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::::::::::∨
　　　　　　　　　　 　 ／:::::::::::::::{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::/:}
　　　　　　　　　　　 ′::::::::::::::::::〉::::; -=ﾐ:::::::::::=彡'￣≧ｭ｡::_＿::｀.ー≠┴―=ミ
　　　　　　　 　 　 /::::::::::::::::::::::::}‐r':: : : _〉:::::::;=彡'⌒メ、〃ﾐメ、｀:￣￣厂￣￣
.　　　　　 　 　 　/:::::::::::::::::::::::::人{::: : :/:::::::::::{〃=ミﾒ､ .〃メ、　ヽ __:ノ(__.ﾉ}／　　　◆――――――――――――――――――◆
　 　 　 　 　 　 ,..:::::::::::::::::::::::::::::::::::; .イ=彡::::::|ﾘﾉ气　　　　 　ヽミミﾐﾐｰ=彡'
.　　 　 　 　 　 {::::::::::::::::::::::;::::::::／=彡'⌒) :::八ﾘﾘｌﾊ=彡'⌒ヽ　‘,ミミﾐﾐ=〆⌒　　　　　彼に真っ当な発話機能はない。
　 　 　 　 　 　 }:::::::::::::::::::(乂_/彡―=ミ::::::::::::::::::::}＿／⌒ヽ ﾟｰ.‘,ミミﾐ彡ミﾒ⌒
.　　　　 　 　 　|:::::::::::::::::::::}=彡==‐ｚ'⌒ヽ.___::::::::::∨ﾟｰ=ミ　.しﾍ._‘,ミミミﾐホ‘,　　　　　肉をすり潰すような音が出るばかりだ。
.　　　 ＿　　　 | ::::::::::::::: /⌒)=ﾐ{＼ ≧==ﾐ;:::＼_::::∨￣‘,ﾟｰ―z_　}ミミﾐﾐﾐ辷‘,
..　 　⌒ヾヽ　　|:::::::::::;::::::{ーﾍ__人ノ : : ヽ (__::::::::)::└i. 　‘,_　 　.}‐|ミミﾐﾐ斗匕}
.　　　　 　} }.　 |::::::::/:::::::廴}__人:.: : : :.ｰ=ミ‘,｀ヽ::::::::::} 　 ﾉ.}_＿___从ミミﾐ辷ナ!　　　　しかし、言語を聞き取る知能はあった。
.　 γ⌒ヽ| l.　 {○ｲ::::::::::::::::::::::::{≧=-: : :=ミ‘,_＿_::::::｀¨´}.　　　./ミミミﾐﾐ斗-,′
　　{ ｉ⌒ヽ{ {. 　 / ﾘ:::::;:l::::l::::::l::::乂_＿_:_,斗匕: : : :冫:::::::::}_____,.ｲﾐﾐﾉ八ミﾐ儿ハ　　　　それはニンジャという同格の知性体にのみ
γ⌒ヽ、从乂ノ r':::::/::|::::l::::::}:::}　　 /::〉:.: : : : : .:./::::::::::::::::::／x=彡' : }}ﾟｰ=ﾐ､::‘,
/:/.{ |＼＼,ゝ:__ノ{:::::|::::{::::|l::::ﾊ::}. 　,'::::{: : : : : : :./::::::::::::::::::´ 〃:::::::::::::;ﾘ::::::::::}}:::‘,　　　有効に働き、モータルを家畜と同様に
ノ　j j　 ヽ: ヽ.　 ﾉ: :ﾉ: ﾘ:.:八:{ .}:}　/::::::|: : : : : :./::::::::::::::::::::::: {{ rr==彡' :::::::: ;ﾘ::::::
　 /:/　　ｘ===彡イ{ :/ :/{ .{:{ .}:} .′::: } : : : : /:::::::::::::::::::::::::::::: {.{::::::::::::::::::::〃::::::::　　　 扱う程度の知能でこそあったが、
. /:/　　〃. 　_＿.ノ:/ :/ 八{ i |:} i::::::::/: : : : /::::::::::::::::::::::::::_＿_}.}::::::::::::::::::::{{::::::::::
/ノ　 　.{{.ｘ≦―一': :/ / .ﾉ :八} |:::::/: : : : /:::::::::::::::::::::::::::((⌒¨´:::::::::::::::::::::))::::::::　　　　確かにサワタリの言葉に納得したのだ。
´　　.／乂.　　 　ノ / /／.}.:{.　　!::/: : : : /:::::::::::::::::::::::::::::: )):::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　 ／イl. 　｀ヽ／ イ.:/　 　}.:}. 　 l/: : : : /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　　◆――――――――――――――――――◆
.〃´　{:{　　 〃´　ﾉ/　 　 .}.:}　 ./: : : : /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.{{.　　乂.　　{{.　 ( ( 　 　 ﾉ:ﾉ　 {: : : : /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆――――――――――――◆

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし、だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆――――――――――――◆







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／ l
.　　　　　_　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／::::::::l
. 　 　 　 |:::::ﾆ=-　 _　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::l
. 　 　 　 |::::::::::::::::::::ﾆ=-　 _　　''^~￣￣￣~"　／::::::::::::::::::::::l
. 　 　 　 ∨::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::l
　 　 　 　 ∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
. 　 　 　 　 ∨::::::::::／ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::l
　 　 　 　 　 ∨/::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼::::::::::::::::::::::l
　　　　　　　　/::::〈＾ｌ'' "ﾟ~￣￣￣￣￣~~ﾟﾟ"'' ＜ ::::＼:::::::::::::::::l
　　　 　 ＿__ 〈＾Y※つ　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｀''＜|::::::::::::::: 〉
　　　　　＼_<^※^>_〉 ＿＿＿＿＿＿＿_　　　 　 　 |::::::::::::::/:ﾊ
　　　　　　｛　〈_ﾉ／.: : : :|.: : : : : : : : :.|: : : :｀｀`''　 　　| :::::::::::::/:::l
　　 　 　 　∨／ |_,: 斗―-: : : : : : : :.|: : : : : :.|.: :. :.＼| :::::::::::::::::: l
　　 　 　 　 / : : :|:.:／: : |: : : : : : : : :―-ミ : : |: : : : :.Λ ::::::::::::::::: l
　　 　 　 　 |: | : :|笊ミx､| : | : : : : : /　＼.:: :...| : : : : : Λ:::::::::::::::::::l
　　 　 　 　 |: |: : |｛　{:(心: :| : : : : /,,___　 ＼: |: : : : : : : |'， ::::::::::::::l
　　 　 　 　 |: | : 乂　乂::ﾉ八Λ//く广で心ｘ､|/: : :/ : : |: '，::::::::::::::l　　　　　　…………？
　　 　 　 　 |八:..:..|:Τ;:;　　　 　 　 　 ,,乂:::ﾉ｝〉 : :/ : : : |: : '， ::::::::: l
　　　　　　　　 |＼|从　　　 ､　　 　 :;;i#(＼厂∨/ : : : : |: : : '，::::::::: l
.　　　　　　　 /|: | : : 丶　　 r　 ､　 　;i;#i〉 〉 〉 〉: : : : : :|.: :. :.|'，:::::::::l
　　　　　　　/ :|: |: : : : :|ト　　　┘　　　/ / / / : : : : : /.: :. .:.|. '， :::: l
.　　　　　　/　 |: |: : : : :|　　 |＞.Г￣ ______ノ: : : : /: /、.: :. :.|　 '， ::::l
　　　　　　　　 |: |: : : : :|　　 |(￣|　　　| _) |: : : : :/: /⌒＼:..:.|. 　 '，::::l
　 　 　 /　 　 八: : : : : |　　 |(＿|＿厂　/｜ : : /: / ::::::::: |: :.|　 　 '，::l　　　　◆――――――――――――――――――――◆
　　　　|　　　 　 |＼.: : :|、 　| ＼＿＿／|￣＼/: /:::::::::::::::|:./　　　　'，l
　　　　|　　 　　 |　　＼|:.＼_|＿/|＿___ノ::::::::::::∨ :::::::::::::: |:　 　 　 　 '::l　　　　　　それならば何故、彼らは猫を傷つけたのか？
　　　　|　　　　　＼,____|　＼(___|::::::::::::::::::::::::::::::::|＼________|┐　　 　 　 :l
　　　　|　　　 　 　 | :::｜　　/　|::::::::::::::::::::::::::::::::|　　　　　　| 　 　 　 　 l
　　　 ｜／￣￣＼|:::: Λ　/.　 |::::::::::::::::::::::::::::::::|＼　　　　/. 　 　 　 　 |　　　　　　猫の頬が赤く腫れている。それは何故か？
　　　 　 　 　 　 　 |:::::::: ∨|　　|::::::::::::::::::::::::::::::::|＼:＼＿/　＿_　　　　 |
　　　 　 　 　 　 　 |::::::::::::| | | 　＼:::::::::::::::::::::::::::|:::::｝::/―＜,____ ＼ 　　|
　　　 　 　 　 　　__|::::::::::::| | | |　 Λ:::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::: ＼ ＼. |　　　　　　彼はその釈明を、まだ聞いていなかった。
　　　　　　　　／::: |::::::::::::| | | | |/　|:::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼　|
　　　 　 　 ／:::::::::::＼＿,ﾉ､Λ|/　　＼＿＿_／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: '，　　　◆――――――――――――――――――――◆
.　　　　 　 |:::::::::::::::／ ＼_ノ＼　　 　 　 　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'，
.　　 　 　 /::::／￣ 　 　 Ｌｎ_Λ　　 /　 　Λ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
　　　　　 |／　　　　　　　| 　 L} 　/　　 /　 ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　 　 /　　 　 　 　 ｛　 ＼__〕　 　　 /　　 　 ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿＿,,..．-=≠=x､＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /´￣¨　　 　 　 　 ￣¨ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |I　　　ド　ー　モ　　 　I|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゞx､_ 　 　 　 _＿,,..．ｨⅣ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヾｰ=≠彳⌒¨￣
















　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_____
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｘ≦⌒≪´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,イ　　　　　　　　 ｘ≦_,.斗*==-　”≧=- .，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 / ′__　　　　　 ／　／^ヽ　　　　　　`ヽ､　　＼
　　　　　　　　..,,______　　　　-=ミ*､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 / └く⌒_,.斗*''“ _,,イ`ｰ-‐′C　 　 　 ﾉ } `ｰ=-‐｀
　　　　 〃　_,.斗*=‐-　”¨''''￢''”ヽ`ヽ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .′ r≦=　 -=ﾆ''”　 ,.， -‐=‐-　ミ､　rく　..}
　　　　 / r㍉ `´ 乂,,_,,..，　　-‐=彡＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/⌒¨''*､　 ￣￣　　_,.， -‐=ミ､　≧ｘ”´ヽ
.　　　 / 八　 `ｰ=ｧ　_,.斗*-=-‐ r ､　∧　;Ⅵ　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾄ､/ 　 ′＼　　 `ヽ､　r㍉_／／⌒ヽ　＼　　 ヽノ
　　　/ ｲ　 }　 ,／ ／V´廴,,___　 ≫''”　}}　　}　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {　　{⌒ヽ　ヽ　　　　乂_,,／　__,,,..ノ　　 _ヽ
　　 .{´　 ) {　/　,/　　 　 ｘ≦ 　 .斗*''“ｿ 　 ′　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨　 { 　　 V　 ≧s，. 　 (　　 }　rC 　 / ／ ＼__〉
　　　　　{　 /　/　　ｘ≦　斗*'“　 　 ／　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨ .{ 　 　 } 　 ,rf　 　”≧s，′ `　　 {_,ﾄ､
　　　　　{. /　/　　 }　　 {／^!　　.／　.／　 　 　 　 　 　 ___　　　　 　 　 　 　 ∨ ヽ 　 .} 　 乂　　　　　ﾊ　”≧s，　 　}
　　 　 　 /,／　　 /　 ／　 ノ　／ 　 /　　　　　　　　　/´⌒ヽ､　　　　　　　 　 .∨　} 　 ＼_　　　{￣“''′｀''*､_____　　′
　　　　　　　　　 /　 /　 　⌒Y　　　 {　　　　　　　　　.′　　 r ',_,.斗*-=-ミ､　　 }　　　 　 } ＼　ﾉ　　 　 　 　 　 　 ＼〉
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　　　　　　　　　　 　 　 　 {⌒ヽ ,,.，　-‐==-く 　 / /''⌒''*､￣＼　　　_,.斗*==‐-　ミ､.　.乂
　　　　　　　　　　　　　　　＼／　　　　　　 　 ／イ -‐=‐-　ヽ　 ﾄｘ≦ 　 　 　 　 　 　 ＼＼
　　　　　　　　　　　　　 　 ／ 　 ,.斗*==-‐ｧﾊ`ｰ=ﾆ ..,,__,,.. ﾆ=‐ｧ ＼} 　.斗*''“⌒“''*､　　 ヽ ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 　 .′　/´　　ｘ≦”i{　({＼_　　　　　_,／　}　 }i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:Ⅵ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 i　 　´　　 __廴 ヽ　__Y''⌒'Y　〉　 .}　 }i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:Ⅵ　　　 ;，
　　　　　　　　　　　　　 i　 　 .／　　 ／i:i:i:{ ＼_r㍉ ヽ　/ , ′／　ノi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ:Ⅵ 　 }　 ＼
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　　　　 　 　 　 　 .} }　 /i:i:i:i:≫''”⌒ヽ ヽi:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ{ 　 }i:　 i:ｉ:}　 }　{i:i:i:i:i: ′　　 : ／ 　 ＼ヽ.／／
　　　　 　 　 　 　 .Ⅵ /i:i:i:i:i｛　　　　　 `ヽ､i:i:i:i:i: ',　 {ｉ}　.{i:ｉ}　 }　 ≧ｘ/ : :　 　 ′　.′/ ＼＼
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　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼i:i:i: : : : :≧ｘ,,,__,,.イi:i:i:i／　,ｲ!　 {i:i}　 }i:i:i:i:)＾) : : 　 　 　.／　　／　／
　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼ : : : : : ゝ-＜i:i:i:iY´　／i:i乂 .i_＿,..．-=≠=＿,..．-=≠=,.=,,..．,..．-=≠=-,..．-=≠==≠,..．-=≠==x､＿
　　　　　　　　　　　 _,.斗*''“＼ : : : :≧=‐＼i:i＼ Ⅵく　/´￣　 　 　 　 ¨　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　 　　　　　　　　　　　　￣¨ﾊ
　　　　　　 　　ｘ≦i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ : : : : : く⌒≧ｘヽ￣　|I　　　　　　　 ク　・　リ　ト　ル　・　リ　ト　ル　　デ　ス　　　　　 　　　　　I|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゞx､_ 　 　 _＿,,..　　 　 _＿,,..　 　 _＿,,..　 　 _＿,,.. _＿,,.. _ 　 _＿,,..＿,,..．ｨⅣ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ =≠彳⌒¨ヾ=≠彳⌒¨ｰ=≠=≠彳⌒¨=≠彳⌒¨彳=≠彳⌒¨⌒¨￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆――――――――――――――――――◆

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼は怒っていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆――――――――――――――――――◆

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{ ｡　｡ }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼.///／＼ヽ ／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (|｡｡)＼/　()　 V(.　|)　　　　なんだ、やる気かッ！？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|¨7　_｡_｡_｡_｡_｡ 〉-|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|´| ∧=｡ﾐ v｡=∧㍉　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／l￣二＞､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　V /u￣ ｣￣V::::ｭ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|　| /¨⌒Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　　　　　 ∨寸 |　l二l　|〉〉[_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　く_丁￣ ゝイ　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　＿＿／￣／￣ヽ 斗≦(/　丿 ＼二／T:::::ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　V　　　 |
　 ／厂 Y´＼　　　　　　　　　　 ／／＼ﾉ　 /　　　　　|.　＼／ ∨ ∨＼＿}＿＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }＼{　　　/
　( ／{￣)　／　　　　　　　　　 (　　　／ ヽ_　　　　　/ ∨／＼./＼/ ＼/| __人__V＞ｰ-　＿　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧　￣￣|
　 (　／{￣)_　　　　　　　　　 　| ＼　 　／　}　 　 ／ 　 ＼　 ./＼/ ＼/ .| } ● {. | ∧＼∧}　￣ ヽ　　　　　　　　　　　 ／ ./＼＿__|
　∧　 ／｀Y　　 　 　 　 　 xく((|　| |　　　 /ﾉ--イ＼　　　　＼　 / ＼/ 　|. '^Ｖ^　| ∨∨ ∨　＼　 ＼　 ＿＿　　 　 ／　　　　　　/
　　∧　　/ ﾉ￣|￣￣＼_/　　　|　　　　　　|　__/＿:::＼　　　　＞ｰ--=≦|二二二|V∨ ∨　　　.l　 ´￣/)()()/ｰ-　/　　　　　　　/
　　　 寸=彡　/　　　 　 ＼　　 .|＼　 　＿ﾉ/)()()()()＼　≧=ー--‐=彡::/￣￣　Y　ｰ＜ 　　 　/　　　/)()()/　　　＼　　　　/.　/
　　 　 　 ｰ=彡＼　　　　　}` ー.|　　￣　 {く￣￣＼)(ハ　　　＼　　　　 {................:|:......　Y ｰ=≦　　＼_|)()()|　　　　　)　　／　 /
　　　　　　＼　　　 ー-　 ﾉ　　 .|｀ ー‐=彡　＼　　　V()}　　　＼　 　 　 /￣￣　:|:￣＼}　　　/　　　　|)()()|￣￣
　　　 　 　 　 ≧=ｰ--=≦--─ |　|　　　　　　 |　　　|)(:|　/　　　　　　 八..............:|:.....　 }　　 /　｀ヽ 　 |)()()|　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　 　 　 　 |ー‐./)(/／　＼　　　　　 /￣￣ Y ￣ヽ　 ／　　　.／)V)')()|＿＿／一=彡
　　　　　　　　　＿_r‐ ､　　　　　＼ ＼　　　　　 __厶イ　　　　　　　　　 .{　　　　:|:　　 |　　}　　／)()／＼￣






　　　　　//　　　　　　　　 |;;l|:|:|:|:|::i|　　ヽヽヽ
　　　　///　　　　　　 ; .|　:|| || :|:||:|| |　　ヽヽヽ
　　 ／/ ,　　　　　　　　| ., i||| | || |i || i　　 ヽヽ
　 .///./　　　　　　　　 | .|:|:::| |:|ﾆ､!| |　　　 ヽヽ
　 { / /　　,　　　　　 i |;|:i | |:i:| i !三!=＿__ -=/〈
　 ヽ./、　/　　　　　 | | l l.| ! _　_.}三=・_ノ:／ 　 ヽ　　　　（……危険生物一歩手前の重バイオサイバネ換装ニンジャ！
　./::ヾ-; ｨ ｨ .ｨ　,.,,.,.,,,,.:-=/ツ/ ﾍ､ ｀｀￣´　 ＼
　{::://::::;:i::|´ ´ ´| .{ ヽ.;〈{i 　.{ ′ ＼
　{::i/::::::{/=! ヽ　 | .{i ヽﾆ'ヽ. .{　　 ,= ｀`　　　し　　　　　　　やはり、話は通じないか……！？）
　{::::{:::::/ﾆ:',. i ヽ. ',　.i　ヽ:＼. {　　 ,
　{ﾆ:!:::::'ﾆ=:ヽ', ヽ　',　! iﾆﾆﾆヽ- ‐'　　_　== ､＿
　iﾆﾆ､;;/ﾆ=::ヽヽヽ. ヽ ', ﾆﾆﾆﾊ　--―┴┴' ´￣
　jﾆﾆﾆﾆﾆ{､::::＼. ＼. ＼ヽﾆ:::::::ヽ、三==-　　　 /
　ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=::::ﾆ:＼ ＼　＼`:::::::::ﾆ:､, , , ′､ , ,'/ﾆ　　　　　◆―――――――――――――――――――◆
　:;ﾆ､ﾆﾆ＼ﾆ=::ﾆﾆ＼　＼　＼､:::::':::{､',',',',',',',／ﾆﾆ
　:::ヾ:＼ﾆﾆ＼ﾆヾﾆﾆ:::＼. ＼ ＼ヽ:::{=ﾆﾆﾆ=ﾆﾆﾆﾆ　　　　　　泥沼のような殺気に、ニンジャたちが構える。
　:::::::ﾆﾆ＼ﾆﾆ==ﾆﾆﾆ=;;;;;;;＼｀ヽ｀ヽヽヽ::､ﾆﾆﾆ===
　､:::::::==ﾆﾆヽ==ﾆﾆ=ﾆﾆﾆﾆﾆ:＞､ ｀ヽ｀ヾ:::ﾆﾆﾆヽヽ　　　　◆―――――――――――――――――――◆







　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /Λ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /ニΛ　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿
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　　　　　 　 　 　 　 　 ＿＿　　 | rへﾆ/ ~￣￣￣￣￣￣~"|ニニﾆ|　　 ｝ て
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　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /ニニ/: ｘ===ミｘ{:.: : :|: |＼__＼)＼__厂 ＼ ﾉ＼
　　　　　　　　　　　　　 　 /二 ／: :.〈( ｛∩}八＿;ﾊ:|ｘ==ミx: :/｛__,＞／　　 ＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 /ﾆ／:.: :|＼|:ﾊΠΠｕ ::::::丿｛∩} ﾉ/:..:Λ| ＼　 　 　 /＼　　　　主よ、話を聞いて下さい！
　　　　　　　　　　 　 　 /／ {: : : :|: : :|从　　 　 ､ 　 u￣__彡:.:/:/:|｜ ＼___／二ﾆ＼
　　　　　　　　　　　　 ／ 八.:＼: :|: : :|: /＼└　 ⊃　　.ィ⌒|: : : :..|｜ 　/二二二ニﾆ＼
　　　　　　 　 　 　 ／　 ／＾＼ : :|:.:／⌒＼＼_ 　 -=Ｉ:／￣|: : : :..|⊥厂|ニニニニニニ|
　　　　　 　 ＼___ﾉ　　 /ニニl ヽ／　 二 ヽ)　　　 ＿/　　　|.:. : :.八./　.|ニニニニニニ|　　◆―――――――――――――――――――◆
　　　　　 　 ＿）｛　　 /ﾆ厂Ｌ.／　　　 _，Υ　 　 　 /　　／:| : : /ﾆ/　　|ニニニニニニ|
　　　 　　　 　 ）丶　/ﾆ/ ／ { ＿ ＿ノ―┘￣￣｀/　／.: :/| : /ﾆ/　　 .|ニニニニニニ|　　　　それに水を差したのは、やはりマリーだった。
　　　　　 ／／⌒　/ﾆΛ　 ／ ／∨ ＼.　 |　　 ／／: : ／-| /ニ| 　 　 |ニニニＵﾆﾆ/Λ
.　　　 ／　　　 　 /／ニ＼______／|＼: :.＼| .／／＿／ニ //ニ-|　　　 ＼ニニニニニニ〉◆―――――――――――――――――――◆

　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 __
　　　　　　　　　　　　　　　 |ニ=-　 　 　 　 　 　 /^＼
　　　　　　　　　　　　　　　 |二二二=-　　　　　/ニﾆΛ
.　　　　　　　 　 　 　 ＜⌒ヽ∩二二二二― ､/ 二二｜
　　　　　　　　　　 　 ／⌒⊂※⊃ ￣￣｀＼二二二二|
　　　　　 　 　 　 　 　 ⌒/／∪＿＿＿__ 　 ＼ニニニ|
　　　　　　　 　 　 　 　 ／ :/: : :/: : : : : : :＼　｜二二 |
　　　　　　　　　 　 　 / / / ＿_|ノ : : : ､:. :.| ＼| 二二Λ
　 　 　 　 　 　 　 　 /.:..| :|: : ＿| : | :| :/:＼| : : | ニニニ|　　　　　　　　希望の一歩なのです！
　　　　　　　　 　 　/|: : | :|Y´ ﾊ| : | :|/==ミ|＼ | ニニニ|
　 　 　 　 　 　 　 / :|: :.乂.ｃ ｔり|__ﾉﾉ　 ﾊ　 Ｙ: :| ニニニ|
　 　 　 　 　 　 　 　 |: : : | '''　　´　 　 ｔり,,cﾉ　:| ニニニ|＿_　　　　　　この方たちと協調せねば、我々は孤立してしまう！
.　　　　　　 　 　 　 Λ: 从 ｕ　r　　　　 ／.: : :: | ニニ/Λ二-＼
.　　　　　　 　 　 ／: : ＼|:＼　Ｌ　　 ） ⌒Tノ:|/| ニニニﾆ＼二-＼
　　　　　　　　／／: : |:: : : :|:.＼＿ 　 ／: : : /: | ニニニﾆ/Λニニﾆ- _そうなればこのネオサイタマで生きる目などないのです！
＼.＿　 　 　 (: :( : : : :|: :/: :| ./　 　 /: : : :／￣￣｀＼ニニニ|二二二二
___）＼＞‐＜ﾆ＼>／:ﾉ:/:..:.ﾉ/￣＼/:. :.／ニニニニ二＼二　|二二二二 |
厂＼　＼-二＼(: : : ／:／:Λ＿__ |.／￣｀＼二二二二 |ニﾆ|二二二　お願いです、どうかお慈悲を……！
　 　 ＼　}二二 ) ／:／{　 {　　　／　　　　　 ＼二ニニ |ニﾆ|二二二二/
　 　 ￣　}―‐┬＜´￣￣`＼__<⌒＼　　　　 　 ∨二二|ニﾆ|二二二-/
　 ￣￣ /　 　 |ニニニニニニニ二二＼　　　 　 |二 ／|ニ ﾉ二二二/
＿__,＞/　　　/ニニニニニニニニニ二Λ　　 　 |,／ニ.|／ニニﾆ.／
　　　 ￣＼／ニニニニニニニニﾆﾆ二二|　　 ／二二二二二 ／
.　　　　 　 |ニニニニニニニニニニﾆﾆ二|__／二二二二二 ／
　　　 　 　 ＼ニニニニニニニ二二＞''´ ｝二二二二二二/ ＿＿
　　　　　　 　 ￣￣￣￣＼ ￣￣￣　　　/二二二二二-＜┤:::::::::L
　　　　　　　　　　　　　　　 ｀¨¨＼_｛　　｛二二二二二二二｝⌒＼::::::＼

　◆―――――――――――――――――――――――――――――――――◆

　　　　必死に、懸命に、恥も外聞もなくマリーは彼に乞い願った。

　　　　ここが分水嶺、マリーたちが生き残る為の足がかりなのだ。

　　　　自分の軽挙の為にご破産になる、それだけは避けたかった。

　　　　そんなマリーの必死の懇願に、彼は――――


　　　　◆　マリー、交渉判定　難易度U-HARD　◆

　　　　◆　マリー、◎交渉：共感でダイス＋１　即応ダイスを３つすべて使用　◆

　　　　【8D6:23(1+4+1+6+3+1+5+2)】

　　　　◆　６以上の出目ひとつで成功　６，６でボーナス　６，６，６でボボボーナス　◆

　◆―――――――――――――――――――――――――――――――――◆

　　　　　　　　　　　　　　　　　　、、
　　　　　　┌┼`　┬ ┼┐　 |＿　.　￣/　　　 ┬
　　　　　　ﾉﾌ 乂　┴ ││　 |　　　　／＼ 　.ｰ┴―

　　　　◆　N　I　N　J　A　　S　U　C　C　E　S　S　◆

　　　　◆　失敗したら？　そらもうサツバツドスエ　◆

　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┏──┌─┛ ┗─┐──┓
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼. ←┘ 〈￣￣￣〉└→ .／
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┗￣/「ﾞ_ ┓ ┏/{ﾞ_　￣┛
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /_」　ﾞ_　　_ﾞ　{_ﾞ_
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　_爻 ] 　 | 　 |　 [ 爻_
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 爻　 ]　-‐━‐-　[ 　爻
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /＞　 ／　　　＼　 ＜∧
　　　　　　　　 　 　 　 　 ┏ヘ-┐っ 　|　　　　|i ＼　 ﾞ:_
　　　　　　　　　　　　　　_」rﾍ包〉 / :ｉ| |　　　　|i　 　 　 ﾞ:_
　　　　　　　　　　　　　┗ノ包く　.′八| 　 |:　 |i　 　 |　　＼＿ノ
　　　　　　 　 　 　 　 　 ┗「]「 　 ／ヘ ＼ |　 八Ｘ　 |　 　 「
　　　　　　　　　　　　　　 | |i 　 |ixx--ミ＼ルxx--ミ＼　:|　i|
　　　　　　　　　 　 　 　 　 |i 　 |cっ⌒┘..:::.. └⌒cっ　ﾉ　i|　みー！
　　　　　 　 　 　 　 　 　 j八.　 乂:.:.:.:. 　 ＇ 　 .:.:.:ム彡　 　八　みー！
　 　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣　ー→ 　　　～^　　　 ←‐彡￣￣＼
　　　　 　 　 　 　 　 ﾞ _　＿／／／J＞　|　　　＜|　 ＼＼＼＿ /
　　　　　　　　　 　 　 ／／／／ _彡┏─〕〔─┓＜. 　 ＼＼＼＼
　　　 　 　 　 　 　 ／／／ 　 ￣　||　￣】八【￣　 :|l 　 ｰ　￣＼＼＼
　　　　 |　 　 　 　 ／| .／.′　　／ヘ「　 ￣ 　 L_ :|l　 　 　 |＼ 　 |　|＿_ノ
　 　 　 乂.　　　..八　| l　 |　 　 {　ニつ　　　　┌〕ヘ ./　　 :|ｉ 　 }　　「￣
　　 　 　 　 ー―　 ＼ーノ)　　 {　─く 　 　 　 〈／ヘ 〉　　 :|ｉ　ノノ く
　 　 　 　 　 /　　 　 -‐￢‐- _八￣「|　　　　　 ししヘ{　 　 :|＿　 |i＼＼
　　　　　　 /|　／ ←ヘ　_ -　 }　 ｰ八￢冖￢.ﾉ〕＿ノ{／￣　　.:| :|i
　　 　 　 　 ｉ|　 　 ∧　　]　 　 乂..//∧ニﾆﾆ∧　 「 〈⌒く 　　　| :|i 　 |＼
　　 　 　 .| 八{ |　　 } r　]　　　　　　　 }ニﾆﾆ{　 ー ７　　:{ヘ 　 | :|i 　 |　 } |
　 　 　 　 / 　 .| 　 /∧　　　　 　 　 ／ニニﾆ＼　　 　 ／ヘﾉ┬　|i 　 |　 } |

　◆――――――――――――――――――――――――――――◆

　　　　――猫が何かを必死に訴えている。

　　　　それを理解はしていないが、猫が彼に戦ってほしくないことは

　　　　彼にも理解できた。

　◆――――――――――――――――――――――――――――◆






　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 .´｀.
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 | ・ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-=-　　　 | ・ |
　　　　　　　　　　　　　　 　 ´　 　 　 　 Y　ﾉ ・ |
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　(　 ｉ　｀ｉ ・ |
　　　　　　　　　　　　 ,'　　ｒ　'ノ ___ ､ ) /　　乂ﾉ
　　　　　　　　,:'ﾍ　　 {!(__ぅ'/,｀'､__ノ '. ｲ　　　　　 )≧=-
　　　　 　 　 ,:::::::{!　　ｊ /,　 ´　　　 /ミ､＼　　　 /::::::::::::::
　　　　　　 /::::::::込../　ィァ　 ＼ヽ ｀､｀　　 ヽ　/:::::::::::::::::　　　◆―――――――――――――――――◆
　 　 　 　 /::::::::::::::::{! ｒ' ( ／ｰ'＼　_､ )　　　　｀ ＜:::::::::::_
　　　　　,.:::::::::::::::::/｀ '　_｀ ＼　 ,ﾘ　_ - '＾　_　　　　＼::|　　　　　彼は怒りを鎮め、サワタリたちを見やる。
　　　　　!::／|／｀{! ミ､　 ｀　 ｀　　´　´￣　　/　 　 　 ',
　　　　　|'　 　 　 乂 /　　　　 i!　　　　　　　ﾘ　⌒　　 ｉ　　　　　猫が庇う相手は、どういうものか判断する。
　　　　　　　　　　　! 丶　　　　｀　　　　　 イ　ノ　　　 ,
　　　　　　　　　　　|　　｀　　　　　 ､＿_ .｡s≦　　　　,　　　　　◆―――――――――――――――――◆

′. ′　' ,　　　, ,￣　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ,　　　 〃　　　　　　　　　ヽヽ
―テテ――...ｨ_,､ ﾁｧ　 ｧ.ｨ_ｨ_ｨ_..ｨ--..ｨ=..ｨ..ｪ...ｨ.ｪ.ｪｪ､ ｨｪｪｪ　　 {{　　　　 　 　 　 　 　 }}
　　}::i!ニニニニニ/:i:|--‐'―――---､/_　　　　 　 i!　　　　　　》　　　　ヨ　　　　　　《
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　　　　　　　 Г※…┯━乢ﾉし━━┯━━く　　＿彡′　　　　|　　　　　◆――――――――――――――――――◆
.　　　　 　 　 |i　；　{r ｰ┐ Ξ三　{　r ｰ┐ } /　　 γ ヽ.　 　 　 ￤
　　　　　　　八　’、 ￣丿 ‐Ξ‐ 、　 ￣丿 ,:′　　 {i　; }　　　　　;　　　　　　　　うわ獣姦野郎じゃんキッショ……
　　　　　　　　 ｱ　 ¨¨¨‰´　 　 ｀ヽ¨¨¨¨´ 　 ψ　___彡′　　　　′
　　　　　 　 ／ 　 　 　 ′　　　　　　　　 ;　　 ヒ　　　　　 　 　 /
　　　　　　/　／　/ 　 ;　 　 ｉ　　　 i　　 ￤　　＼ ＼_＿＿__／ ___　　　　　　　　欲情するサワタリに、彼はドン引きした。
　 　 　 　 {／ 　 /　　 i　　　|　　　 |　　　|　　 　 `、 ＼ 　 　 　 ｝　＼
..　　　　／　　　,′　　|　　　| 　 　 |　　　;　＼　　 ｝　　 _＿___,ノ　　　＼　◆――――――――――――――――――◆
　　 　 　 　 　 /　　　 八　 ,！ 　 :│ 　 ∧ 　 ＼,丿　　　　　　　　　　　 ＼
　 　 /　　／ /　　 ／　　　　；　 　 | 　 /　＼　　 ､　 　 ￤　　　　　　／⌒
.　　 {　／　　 　／ /　 ／　　。　　 !　 ′　　＼　 ｝　　　|Y⌒Y⌒＼(
　　　 ｛　／　イ　 / ／　　　　′　 ；　{　　　 　 ＼｝　　　|
　　　 ＼ 　 ｉ　|　 ′　　　 　 　 ＼　。　　　 　 　 丿　 　 |
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　　　　　 　 しヘ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　し‐┘

　　　　　　　　　　　　 }
　　　　　　　　 　 ___,ノ{___　 　 　 　 -‐…・・・…‐-ミ
　　　 　 　 　 　 　 ）　<⌒　　　　　　　　　　　　　 　 丶
　　　 　 　 　 　 ／⌒ヽ　 ／
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |: ｉ　.:|:　　 　 　 　 　 ．
..　　　　　/　　 　 　 　 / 　 　__丶　 |i | |: |:　　　　　　　　 ：
.　　　　 /{　　　　　　　′　 （○） 　 |i | ｌ: ||i 　 丶_　　 　 ⅰ
　　　　/　:.　　　 　 　 {　　　　　 　 ‐‐-ミ 　 　 （○）　　　 |　　　　◆―――――――――――――――――――――――――◆
.　　　 ′！＼ 　‐‐┐丶／　 ／＾.　/＾　　,
　　　 :　　：　　>.　　{ ７ {　　/　　　,′　 /＾　　　　　　　_ ′　　　　　　彼とて猫に少し過剰な愛情は向けている自覚はあるが、
　　　 i　　 , ∠二二‘,{　乂__{i.　 　 {i 　 ｛　 　 ヽ_____,,.　´
　　　 |　　　　　　　}　＼ ／ ゞ--く 乂__人__ __,ﾉ{トミ　　　　　　　　　　　だからといって激しく前後したいとは思ったことがない。
　　　！ 　 　 ＼　 ⌒Y＾　 　 　 　 ＼　　 ｀¨¨´ ∇　＼
.　 　 ！　　　 　 ＞:+/　 　 丶.__＿___〉 　 _____　 `ｰ'＾´
　　　　　／ }　　　　 ′　　 　 　 　 　 　 "´ 　｀` 　┃　　　　　　　　　　なんか怖くなってきたから今はお引き取り願いたい。
　　　　/　 /、　　　 :　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ：
　　 　 {　 '⌒>、　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　　　　　　　　　それが彼の正直な感想だった。
　　 　 乂_／　 ＼ 　 丶　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,:′
　　‘､ __j__, ,　　　｀¨¨¨＾＼ __,　 　 　 ,　　 　 　 ノ　　　　　　　　　　◆―――――――――――――――――――――――――◆
　　 　Y⌒刈　　 　 　 　 　 ＾ヽ　　　/ Z７爪　 〈
. 　 ，_j{　　 }　　　　　　　　　　}　　 {　　　　 ＼__}
. 　 　 乂__メ、　　　 　 　 　 　 ⌒¨＾　　　　　　¨＾
　　　　　＼ _____
　　　　 　 〈¨¨<
　　　　　　 ｀¨¨＾







′. ′　' ,　　　, ,￣　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ,
―テテ――...ｨ_,､ ﾁｧ　 ｧ.ｨ_ｨ_ｨ_..ｨ--..ｨ=..ｨ..ｪ...ｨ.ｪ.ｪｪ､ ｨｪｪｪ
　　}::i!ニニニニニ/:i:|--‐'―――---､/_　　　　 　 i!
　 ,':::i!::＼ニニニﾆ .|i|.イ.i,....--------/､_｀`ヾi、　　i|　 .イ
　.,'!::i!::::i:::｀ヾニニl .|i| ｿ {｀ヽ、.__ﾟ __　 i|‐､}′ ｀ i　　i|　　　　　　　◆――――――――――――――――――◆
　.i|:::|!::::|::::::::|:::/!ﾆ! .||. ヽ{　｀`ー‐ "_ .|| ./'.　　　.!. 　ヽ
　||::|ﾆ::;:|:::::::!::l:l:!ニ　i!　 .!｀,ー― /ｰ:';{/　　　 　 :　　 ヽ　　　　　　　　サワタリは狂気の中、激しく欲情していた。
　|!:iニ!::|::::::|:::l:l!ﾆﾆ!　|　 　.}　ー { 　 |.!　　　　　 |　 　 ヽ
　|!iﾆﾆ;;|:::::::!::ll:|ニﾆi　';　　.{.′.i { 　 i .}.　　　　　.!　　　 ＼
　|i:!ニニ!:::|!:l:l:!ニニi　';.　 '、　U }　.{ .{　　　　 　.i}　　　　　　　　　　　彼は限界なのだ。
　|!i:ニニ}:::|:::|:|ニﾆﾆ､_.i　　 .i　 /　　';.ヽ ,ｨ'　 　 /
　!i:|:iﾆﾆi:::::|:::|:!ﾆﾆ|';ニヾ､　 j　 {　　　} .!.ヽ 　 　 i{　　　　　　　　　◆――――――――――――――――――◆
. |ﾆ!:|ﾆ:ﾆ::::|:::!|ニﾆ}.}ﾆﾆ '､ヽ'　, ',　　 .じ'　 　 .､_　｀　　 _,ｨ
. !ﾆ::ﾆ:::|:::::!:::::|ニﾆ .!ﾆﾆi. ヽ'､_j　}　 　 　 　 　.}｀ｱ　 　 } |
..|ﾆ::ﾆ::::|:::i:::::::|ﾆﾆ|::iニﾆ';.　　{　 ,!　　　　　　　ゝ'　　　.i .{

　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 -‐…・・・・…‐-
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀`丶、
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 J 　 　 　 　 ＼
　　　 　 　 　 　 　 _/　　　　　∥　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　 　 　 　 　 　 //　　し　　　　　　　　　　　　　　γ⌒　　　 丶
　　　　　　　　　/ ′　　　　　；　　　　　　　　 　 　 ___,ノ
　 　 　 　 　 　 (丿 　 　 　 ｉ |†　 　 　u　 　＼　　 γ ヽ 　 　 　 ;
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　　　　　　　 Г※…┯━乢ﾉし━━┯━━く　　＿彡′　　　　|
.　　　　 　 　 |i　；　{r ｰ┐ Ξ三　{　r ｰ┐ } /　　 γ ヽ.　 　 　 ∧　　　 ∧
　　　　　　　八　’、 ￣丿 ‐Ξ‐ 、　 ￣丿 ,:′　　 {i　; }　　　　/二ﾍ　　/二ﾍ
　　　　　　　　 ｱ　 ¨¨¨‰´　 　 ｀ヽ¨¨¨¨´ ,.-､　 　 　 　 　 ,..　-‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＜
　　　　　 　 ／ 　 　 　 ′　　　　　　　　(⌒　/　　 　 　 ／,..　-‐===≠ﾆﾆﾆﾆﾆ＼
　　　　　　/　／　/ 　 ;　 　 ｉ　　　 i　　 ｀ヽ/　　　　∧ア_,..　-‐―‐ ==ﾆﾐ/ヽﾆﾆﾆV
　 　 　 　 {／ 　 /　　 i　　　|　　　 |　　　|　　 　 `、<Ο≫:::::::/:::::::::::::::::::≪＠'＞.ニ∨
..　　　　／　　　,′　　|　　　| 　 　 |　　　;　＼　　 ｝　Ｖﾞ::::::::::::{::::::::::::::::::::::::',ヽｲ'ヽﾆニ∨　　　　ああ、主よ……！
　　 　 　 　 　 /　　　 八　 ,！ 　 :│ 　 ∧ 　 ＼,丿　{:::::::{:::::ﾊ::::::{::V::::::::}::}:::::::ヽ 寸ニ'/
　 　 /　　／ /　　 ／　　　　；　 　 | 　 /　＼　　 ､　叭::::::ﾊ::{　＼乂V___ﾊ:}::::::::∧　Vニ'/
.　　 {　／　　 　／ /　 ／　　。　　 !　 ′　　＼　 ｝　　乂:{辷彡　 　 ゝ--ｲ::::::/):::',　.Vﾆ}　　　　寛大なお慈悲を向けていただけたこと、感謝致します！
　　　 ｛　／　イ　 / ／　　　　′　.　　　　　　　　　　　　　|　:::: 　 　 　 ::/:::::::ｲ'::::/:',　 Vﾘ
　　　 ＼ 　 ｉ　|　 ′　　　 　 　 ＼　。　　　 　 　 丿　 　 | ゝ｡.,, ＿｀ ´／:::::::;'::::イ:::::|､　 V
　　 　 　 　 |　|　{　　　　　　　　　 ＼＼　 　 　 　 |　　　 |　　　　 ｲイ一ﾐV::::::::::::ﾉﾊ　 1　　　　　やはり貴方様は、私たちの意を汲み取ってくださるのですね……！
　　 　 　 　 |　|　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀¨　　　　ﾉﾍ　　 |　　　 ／ミ、 　 ﾘ::::::／⌒└┘
　　　　　 　 しヘ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　し‐┘　　／i:i:i:i:i:iﾊイ/{::::::)　　 (｀Ｙ´)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≧゜Vi:i:i:ｉ:ｉ:/彡ｲ {::::::)　　　)／　　　　◆―――――――――◆
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ ´i:i:i:i:ｉ:),ｨ≦＜.ゾ　{::::::)　　　　　　　　　　　彼女は狂っていた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/i:i:i:i:i:ｉ:ｉ＞'///////ヽ　{::::::)　　　　　　　　　◆―――――――――◆





　　　　　　　, - '　　`-､
　　　　　＿ |o　　 o　o|　　　＿_
　　　|` -ヽ 　＼´"／＼ﾞ｀;／ /
　　　|　　 〉 　　∨ :∩: ∨　 /
　　　|＿ /　 　｡　　:∪:　｡　 ヽ
　　　 |　| 　:|`─､＿　＿,-'^l /
　　　 |　|　 |　＿|＿｀´ ＿|__| ヽ
　　　 | 　〉　〉´､● ,|　| ●　| く　　　　絶対違うと思うぜ！
　　　 |　/　/ 　|￣　| 　￣|´ 〉 〉
　　　　リ　ヽ 　| ､　┗　　|　/ ﾚi
　　　　＼＿|:　|　 ￣￣　 | |_ ／　　　　◆―――――――――――◆
　　　　|:::::　＼|　　　´　　|/|　　　　　　　　彼だけは狂っていなかった。
　　　 |:::::::　　 ＼＿_I＿/　 |　　　　　　　◆―――――――――――◆
- ─ '|::::::: 　　＼　　 　ノ 　 |` - ､＿

　　　　◆――――――――――――――――――――――――――――――◆

　　　　　　　こうして、構成員の７割が狂人または狂信者という

　　　　　　　一見せずとも破綻しきった用心棒関係が結ばれることとなった。

　　　　◆――――――――――――――――――――――――――――――◆

′. ′　' ,　　　, ,￣　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ,　　　 〃　　　　　　　　　ヽヽ
―テテ――...ｨ_,､ ﾁｧ　 ｧ.ｨ_ｨ_ｨ_..ｨ--..ｨ=..ｨ..ｪ...ｨ.ｪ.ｪｪ､ ｨｪｪｪ　　 {{　　　　 　 　 　 　 　 }}
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　　　　◆　だいたい時系列はワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキより前あたり　◆

　　　　◆　サワタリたちが探るルートを変えたIFルートって感じだ　◆

　　　　◆　３割の正気はだいたいドージョー側　きょうはここまで　◆