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【ビリニュス=蒔田一彦】米国のバイデン大統領は13日、フィンランドのヘルシンキで行った記者会見で、ロシアによるウクライナ侵略について、「プーチン(露大統領)は既に戦争に負けた」と強調した。「ウクライナの反転攻勢が大きく前進し、どこかで交渉による解決を生み出す」との見通しも語った。
ウクライナが6月に着手した大規模な反転攻勢が今後、一定の成果を収め、その結果、停戦交渉に発展する可能性を強く示唆した。
バイデン氏は、プーチン氏について「大きな問題を抱えている。ウクライナでの戦争に勝つ可能性はない」と指摘。「戦争が何年も続くとは思わない」と語った上で、「いずれプーチン大統領が、戦争を続けることは経済的にも政治的にも、それ以外の面でもロシアの利益にならないと判断する状況になるだろう」と述べた。