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今月3日まで長野県で行われたスノーボードのスロープスタイル(SS)とビッグエア(BA)の全日本選手権で、男子は木村
SSの決勝1回目は空中技の着地でミスをして10人中8位にとどまったが、勝負の2回目で本領を発揮した。大技を成功させて、85・74点の高得点をマーク。昨年の世界選手権BA王者で、SSでもワールドカップ(W杯)優勝経験がある長谷川
岡山市出身。本格的に競技を始めたのは中学1年の時で、他のトップ選手に比べると遅いが、昨年1月、W杯に初出場するとBAでいきなり3位に入った。今季のW杯では、優勝こそなかったものの安定した成績を残し、BAの種目別優勝を果たした。
空中での体の使い方、メンタルの強さに自信を持つ。「(試合では)めっちゃ緊張する。でも、それをいい感じで力に変えている」。2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪でも活躍が期待される19歳の成長株は、「来季は全部(の大会で)表彰台に乗って、五輪で優勝できるように調整を進めていきたい」と力強く語った。(岡花拓也)