16人のUFO調査チーム設置、まず映像収集から「未知の探索はNASAの核心」
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【ワシントン=冨山優介】米航空宇宙局(NASA)は21日、未確認飛行物体(UFO)に関する調査チームのメンバーに、元NASA宇宙飛行士や地球外知的生命の研究者、科学ジャーナリストら計16人を選んだと発表した。どのようなデータを分析すればUFOの解明につながるかを調べ、来年半ばに報告書を公表する。
チームは24日から調査を始め、航空機や自然現象が原因とは考えられない正体不明の事象が記録された映像の収集などに取り組む。将来の本格調査に向けた基礎研究という位置づけで、NASAのトーマス・ザブーケン科学局長は「宇宙と空に存在する未知のものを探索することはNASAの核心だ」と意義を強調した。
NASAは6月、調査に取り組むことを明らかにし、準備を進めてきた。米国では、UFOは外国の先端技術によるものだという見方もあり、安全保障上の問題と捉えられている。