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静岡県議会(定数68)は13日未明、川勝平太知事に対する不信任決議案を採決し、賛成50票、反対18票で否決した。可決に必要な51票(出席議員の4分の3)に1票届かなかった。同県議会で不信任案が採決されたのは1973年以来、50年ぶり。
知事は2021年、参院静岡選挙区補欠選挙の応援演説中に同県の御殿場市を「コシヒカリしかない」などとやゆするような発言をしたとして、県議会で辞職勧告が議決される事態に発展。責任を取って給与とボーナス計約440万円を返上する考えを示していたが、これまでに返上のための条例改正案を県議会に提出せず、全額を受け取っていた。
知事は12日午前の本会議で、一転して給与とボーナスを返上する方針を表明したが、県議会最大会派の自民改革会議が「虚偽説明がある」などとして同日夜に不信任案を提出した。