犯罪について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 22:54 UTC 版)
自ら「反人権派」を公言し、犯人に対して痛烈な批判を行うため、その評価は賛否両論である。人権派を批判する時には、「暴走族友の会」「社会解体促進同盟」などの痛烈な造語を用いて批判していた。これは人権が強調され過ぎる余り、警察、学校、家族などが犯罪の芽を摘むことができなくなり、社会秩序が崩壊してしまうという持論によるものである。刑罰を厳しくすれば犯罪を防止できるとし、犯罪の原因を社会矛盾よりも犯人の人格に求める持論を展開した。(映画監督の山際永三が、その人権感覚を批判している)。とはいえ、こうした考え方は犯罪精神医学に根強いものであるため、小田だけに限ったことではない。 1979年に起きたロボトミー殺人事件の被告人の精神鑑定を担当し、検察側証人として「責任能力あり」「脳波検査での異常なし」と証言した。しかし、控訴審では検察が提出した別の鑑定医のカルテにおいて「脳波検査での異常あり」と検察自身により覆された。
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