ダブルリード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/26 17:18 UTC 版)
ダブルリード(double reed)は、木管楽器につかわれるリードの一種。また、そのようなリードを用いた楽器の総称。複簧(ふくこう)とも呼ばれる。
概要
ダブルリードは、乾燥させた葦を削ったものを二枚重ね合わせて作られ(篳篥の場合は、乾燥させた筒状の葦の茎の一端を潰して削る事によって作られる)、これを楽器の吹口に取り付けて吹くことで振動させる。このとき、オーボエやファゴットや篳篥のようにリードを口にくわえて奏するものと、クルムホルンのようにリードを管内に固定し、直接口ではくわえないものとがある。
楽器店などで市販されている完成品のリードもあるが、ダブルリードはリード自体の特徴・質が音色を左右することもあり、プロを中心に多くの奏者が葦材そのものか、半完成品のリードを入手した上で、自分に合ったリードを作る。
ダブルリードを削る際にプラークと呼ばれる船型の下敷きをリードの間に挟む。プラークを挟まないでリードを削ると無理な力がリードにかかり、リードが割れてしまうこともある。
ダブルリードはシングルリードと異なり演奏の前に水につけてから演奏するので、ダブルリード奏者は水入れを携帯する。篳篥の場合は緑茶を使う。
- オーボエのリード
- ファゴットのリード
使用法
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水に浸けてから楽器にセットする。そのため、ダブルリード奏者は水入れを携帯する。水入れは、専門店で専用容器を売っている他、銀塩カメラのフィルムケース等、密封性の高い容器を流用する奏者も多い。
演奏中、少しの休符であればそのまま演奏可能である場合が多いが、多少乾いている場合は舌で舐めて湿らせるか、それ以上に乾いていれば前述の水入れに再度リードを浸してから楽器に装着する必要がある。
オーボエ属
- リードを直接楽器に差し込む形で使用するもの
- リードをボーカルに差して使用するもの
ファゴット属
- リードをボーカルに差して使用するもの
- ファゴット
- コントラファゴット
- ファゴッティーノ
- バッソン
- サリュソフォーン
- コントラフォルテ
その他
- 「リード2枚」であることから、日本国内においては、奏者自身が半ば自虐的に、もしくは他者が揶揄的に「2枚舌」などと言うことがしばしばある。
関連項目
- オーボエ属 及び それに類するもの
- オーボエ
- コーラングレ (イングリッシュホルン)
- オーボエ・ミュゼット
- オーボエダモーレ
- ヘッケルフォーン
- バスオーボエ
- ファゴット属 及び それに類するもの
外部リンク
- 日本国内におけるダブルリード専門店の一例
ダブルリード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/23 17:07 UTC 版)
香田直弥(こうだ なおや) - ファゴット 高校3年生。ファゴットの鍛え上げた運指で、闇の賭博(戦利品は食券)にて、イカサマ等の悪事を重ねる。横柄な態度とは裏腹に、人として器の狭いショボいヤツ。同じく木管低音の真央とは、小学校からの幼馴染み。千丸に絡んだり無茶ぶりをしたりするが軽くいなされている。 千丸明良(ちまる あきら) - オーボエ 高校2年生。気だるげな雰囲気を醸しているが、リード作りなどの細かい作業には没頭する職人気質。キモいフィギュアを自作しているとの噂もあり、事実アニメフィギュアを自作しているほか、絵もうまい。持ち歩いているシザーケースには、製作のための不思議な道具がいっぱい入っている。オタクであり、幅広く手を出している(本命は2.5次元とのこと)。綾乃と仲がいい。
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