“飲み友”吉幾三&香西かおり 初のデュエットで夫婦愛歌う

[ 2014年1月30日 21:28 ]

ジャケット撮影を行う吉幾三(左)と香西かおり

 新曲「男っちゅうもんは」「酒の河」がそれぞれ好調な演歌歌手・吉幾三(61)と香西かおり(50)が初のデュエットソング「明日の夫婦酒」を発売することになり、ジャケット撮影が30日、東京・世田谷区のスタジオEASTで公開された。

 デュエットは、吉は2000年に発表した川中美幸との「出張物語」以来14年ぶり、香西は2003年に発表した松井昌雄さん=松井秀喜選手の父=との「ゆきずり物語」以来11年ぶり。今回の作品は作詞・作曲も吉自身が手がけ、熟練された夫婦ソングに仕上がっている。

 吉と香西は、同じ演歌歌手仲間の山本譲二と鳥羽一郎と4人で飲みに行ったりとプライベートでも親しい。「かおりちゃんを女として見たことはないですが(笑)」という吉が「ほのぼのとした夫婦愛をうたっています」とPRすると、香西は「あったかいんですよ、詞の世界観が」と大変な気に入りよう。「私は一人ですので、こういうご夫婦はいいなあという理想の夫婦像なんです」という香西が「それって吉さんのご家庭が温かくて、こんな夫婦なんでしょ?」と問いかけると、吉は「それはどうかなと思うんだけど(笑)、私自身もそういう夫婦であればいいなという思いで書いた歌ですから…」と応えた。

 デュエットすることになった経緯については、香西が「お互いの周年の年に、吉さんが大阪でコンサートをやられているときに私がおじゃましまして、そのときに吉さんから『いい歌ができたから聴いて』と言われて聴かせていただいたところ、すごくいい歌で、『デュエットにいいよね』という話になり、こんな企画もいいんじゃないのという冗談から出た話なんです」と説明。

 今回のCDジャケットの衣装は着物姿。香西が「私は普通の夫婦がいいんじゃないかって言ったんですけど、吉さんのたっての希望で」と説明すると、吉は「着物を着たことがないので、こういう格好になりました」と満足そうな顔を見せた。

 レコーディングは順調に終わり、吉は「意外に早かったですね。5、6回歌ったかな。楽しかったですよ」、香西は「そんなに歌っていません。仮歌から入れてそのぐらいです」。

 吉は「ご夫婦でスナックとかに飲みに行って一緒に歌っていただければ。夫婦の歌ですので、ご夫婦で歌っていただければいいですし、ご主人を亡くされた奥さん方は、ご主人のことを思い出しながら私のカラオケで一緒に歌えばいいですし、奥さんを亡くされた方は香西かおりさんのカラオケで歌っていただければいいなと思います」。香西は「ご夫婦もそうですし、恋人同士で歌っていただいてもいいかな。とにかくいい歌なので、いろんな人に歌っていただきたいですね。1人で歌ってもすごく味わいのある歌なので、温かいいい歌ですので、皆さんで歌っていただきたいですね」と話していた。

 同曲は、吉が徳間ジャパンコミュニケーションズから、香西がユニバーサルミュージックから3月19日に同時発売。

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