デジタルアーツはPCの画面撮影による不正を抑止する機能を搭載した企業・官公庁向のファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode」の新バージョンを2月1日から提供開始することを発表した。 「FinalCode」は情報漏洩対策を行うファイル暗号化・追跡ツールで、閲覧状況の追跡やファイルのリモート消去なども可能としたソリューションとして、企業や官公庁などで広く利用されているという。 新バージョンとなる「FinalCode Ver.5.2」では、暗号化ファイル内データのコピー・ペーストや、キャプチャアプリケーションの同時起動を抑制する機能に加えて、ファイルを開いた時に画面上に表示されるデータに透かしを入れる機能が追加されている。 そのためスマートフォンやデジカメなどでPC画面を撮影した場合、日時やデータ表示端末の識別が可能となるため、仮にその写真データがインターネット上に流失する事態となっても、いつ、どの端末から情報が漏洩したのかが一目瞭然なので、抑止効果と流出元の特定といった効果が期待できる。 また、ネットワーク分離等で仮想環境で動作している端末でも、同様に画面透かしによる対応を可能としている。 「FinalCode」はクラウド版とオンプレミス版が用意されており、価格は1ライセンス1,000円/月から。自治体限定版などもラインナップされている。