SEOとは?SEO対策で上位表示する効果的な施策と事例
SEO対策
2024.12.05
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更新日:2024.04.16
公開日:2018.04.03
被リンクとは、外部サイトにリンクを張ってもらうことです。外部サイトからリンクされているかどうかは、SEOの評価のひとつの基準となっており、上位表示に大きく影響を受けるケースもあります。
しかし場合によっては、被リンクによってGoogleからペナルティを受けたり、サイトの評価を下げてしまう可能性があるものです。今回は、SEOに影響を及ぼす被リンクのパターンについてご紹介していきます。
被リンクとは、外部のWebサイトから自分のWebサイトに張られたリンクのことを指します。被リンクは検索エンジン最適化(SEO)において重要な要素であり、Webサイトの評価やランキングに影響を与える要素です。
ちなみに被リンクの対義となる言葉、つまり自社から外部サイトへ張ったリンクのことは発リンクといいます。被リンクはリンクをもらうこと、発リンクはリンクをあげることと覚えておきましょう。
被リンクで優先するべき部分は、自然なリンクであることです。そして、被リンクを増やすだけでなく、良質な被リンクの割合を高めることも重要となります。
SEOにおいて、被リンクはどのような効果を持つのでしょうか。ここでは、主な2つの効果についてみていきます。
1つ目の効果は、サイト評価の向上です。被リンクを増やすことでサイトが多くの評価を得ていると判断され、検索順位の向上にもつながります。また、検索順位をつけるうえでGoogleが重要視している「EEAT」にも密接にかかわっており、総合的にサイトの評価を高めるうえで重要なポイントとなっています。
2つ目の効果は、クローラビリティの向上です。被リンクを獲得することで、Webサイトやページが人気があると認識され、クローラーにより見つけられやすくなります。クローラーに見つけてもらうことでWebサイトにインデックスされる可能性が高まります。質の高いリンクを獲得することで、クローラビリティの向上とともにWebサイトの成功につながるでしょう。
効果のある被リンクとは、信頼性の高いサイトから自然にリンクされた質の高いリンクのことを指します。
これには権威のあるサイトや業界の専門性を持つサイトからのリンクが含まれます。また、関連性の高いコンテンツやテーマに基づいたリンクも効果的です。被リンクの質を向上させるためには、適切なリンク戦略やコンテンツの品質向上が重要です。効果のある被リンクは、サイトの権威性や信頼性を向上させ、検索エンジンの評価やランキングにプラスの影響を与えます。
被リンクとは、他のWebサイトからリンクされることです。SEOにおいて、サイトの構造やコンテンツ内容などで対策する「内部対策」と区別して、「外部対策」とも呼ばれます。
被リンクは、検索エンジンがコンテンツの良し悪しを判断する基準のひとつです。
しかし、多くリンクされれば良いという訳ではありません。過去にはより多いことが求められていましたが、現在は被リンクの量よりも「リンクの質」が重視されています。
検索エンジンから評価される「良い被リンク」とは、内容が他者に評価された結果として、自発的にされているリンクと言えるでしょう。
「内容に共感した」「内容が充実している」など、記事を読んだユーザーが有益だと評価した結果として貼られたリンクは「人が選んだコンテンツ」であると判断されます。
とくに以下のようなものは良質な被リンクとして評価されます。リンクしたサイトの内容によっても評価が高くなる場合があります。
サイトに訪れた第三者が有益と判断して、自然に発生したリンク(ナチュラルリンク)は評価が高いです。他者に認められてリンクされていることを、ロボットが「コンテンツが良質であるため選ばれた」と判断します。
ナチュラルリンクされるためには、「誰かに教えたい」と思われるようなコンテンツ作りが重要になります。有益な情報が含まれているだけでなく、共感を得られる記事になっているなど、広く受け入れられるサイトになっていればいるほど、多くの支持を得ることができるでしょう。
大学や病院、大手企業などの権威性が高いサイトからの被リンクはSEOに非常に効果的です。また、官公庁・地方自治体といった公的機関など、信頼性の高いサイトからの被リンクは高く評価されます。
社会的信用のある公的機関や企業からリンクされているということで「社会的に適切である」という証明となり、優良なコンテンツであると評価されます。
情報の関連性がないサイトからの被リンクよりも、内容に関連性のあるサイトからの被リンクのほうがSEO評価は高くなります。また、多くのユーザーが利用しているような、実績のあるサイトからの被リンクも有効です。
「信頼できるサイト」としての評価であると言える被リンクはSEOに効果があります。
しかし、SEO対策に効果がないどころか悪影響を及ぼす被リンク(スパムリンク)もあるため、むやみやたらに増やせばいいという訳ではありません。悪質な被リンクはペナルティの対象となり、SEO評価を下げる要因となってしまいます。
このようなリンクは、SEO評価を落とされる可能性が高いです。
その他、以下のようなサイトは一昔前に「SEOに効果がある!」と流行ったサイトのパターンですが、現在ではSEOに悪い影響を及ぼす恐れがあります。(あくまで一例のため、モザイクで一部を隠しています。)もしこういったサイトの効果を期待している方は利用を控えることをおすすめいたします。
上記のような相互リンクを集めているサイトからのリンクはペナルティの対象にもなりやすく、効果もほぼ期待できません。少し前は、こういった相互リンクサイトに登録してもらうことで効果を発揮していたサイトもありましたが、今では登録する方は少なくなったように感じます。
この手のサイトは、Googleのペナルティの対象となっているケースも実際にあるため取り扱いには十分注意しましょう。
こういった掲示板の自由投稿欄に自分で投稿をして、URL付きでコメントを残すというのも以前流行った手法です。最近でも利用している方を見かけますが、相互リンクと同じくメリットよりデメリットの方が大きいため利用しないようにしましょう。
最悪の場合、掲示板側からクレームがきたり、訴訟問題になる可能性もあるので、利用は正しく行うようにしましょう。
ひとつのページから多数のリンクを設置して、多数のサイトに飛ばすサイトを見かけますが、このような被リンクも効果は見込めません。
また、コンテンツと全く関連性のないページから飛ばしているサイトに関しては、Googleからも良い評価どころかペナルティを受けたり、ガクッと順位を落とす可能性があるため利用は控えましょう。
こういったサイトは、今でもSEO会社の間で多数使われています。SEO会社に被リンク対策を依頼するときは、どのような施策をおこなうのか具体的に確認し、上記のようなサイトが含まれないか必ず確認するようにしてください。
▼SEO会社の正しい選び方はこちら
それでは、被リンクを増やすにはどうすれば良いのでしょうか?ここでは、被リンクを増やす方法について紹介します。
ユーザーが価値を感じ、共有したくなるような魅力的で有益なコンテンツを提供することで、他のサイトやブログから自然な形でリンクされる可能性が高まります。質の高いコンテンツとは、情報の正確性、独自性、分かりやすさ、読みやすさなどを備えています。
また、オリジナルの研究や調査結果、インタビュー記事、専門知識を提供することも効果的です。質の高いコンテンツを制作することで、被リンクの増加だけでなく、ユーザーの関心や信頼を得られます。質の高いコンテンツを制作する方法について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
SNSプラットフォームを活用して自社のコンテンツやWebサイトを積極的にシェアし、ユーザーの関心を引くことで被リンクの機会を増やすことができます。そのためには、定期的に投稿を行ったり、共有、コメントへの返信など積極的な参加が重要です。また、コンテンツにシェアボタンを設置し、読者に簡単に共有できるようにすることも効果的です。SNSを活用することで、多くのユーザーにリーチし、興味を持ってもらえることで被リンクの増加につながるでしょう。
SNSで効果を高める方法について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
読者にとって役立つ情報や知識を提供するコンテンツを制作することで、他のWebサイトやブログから自然な形でリンクされる可能性が高まります。具体的な解決策やハウツー、専門知識や業界の最新情報など、読者が求めている情報を提供することが重要です。信頼性の高い情報源やデータの引用、実例や事例の紹介など、裏付けのある情報を提供することも効果的です。有益な情報を提供することで、読者の関心や評価を得ることができ、被リンクの増加につながるでしょう。
不自然なリンクは、質の低いサイトやスパムサイトからのリンク、リンクの買収や交換、大量のリンクの一括取得など、検索エンジンのガイドラインに違反する行為を指します。これらのリンクは逆効果であり、サイトの評価やランキングを下げる可能性があります。不自然なリンクを発見した場合は、Google Search Consoleなどのツールを使用して否認申請を行い、そのリンクの価値を無効化することが重要です。健全な被リンク戦略を実施し、自然な形で高品質なリンクを増やすことが、サイトの評価向上と持続的な成果につながるでしょう。リンク否認の方法については、こちらの記事をご覧ください。
リンクに関して、質がいいかどうかの判断基準はGoogleが開示していいませんが、やはり「ユーザーにとって便利なリンク」が大切となります。
例えば、当サイトでは上記の「参考記事:本物に出会える!SEO会社の選び方をご紹介します」というページへユーザーを移動させるため、内部リンクを設定しています。これは、ユーザーを無理やり誘導するために設置しているわけではなく、この記事を読んだ後に読んでもらうことでさらに理解が深まると本気で考えているからです。
記事を読んだユーザーがリンクページ先の情報を有益だと思えるのか、ユーザーにとって便利で正確な情報を与えているのかを判断してリンクを設置することで、Googleからも評価されやすくなります。
リンクを発しているページとリンク先ページのコンテンツがある程度似ていたり関連性がある方が、リンクの効果がより出やすいです。
もしリンクを駆使してサイトを上位表示したいという方は、まず簡単に設置できるところからリンクを設置し、効果を確かめながら「どれがユーザーにとって良いページなんだろう」「AとBの記事の関連性を考えると、新しくCという記事を書いた方が良さそうだ」という判断をしながら対策を進めていきましょう。
内部リンクを意識しながら、次のコンテンツ案を考えることができるようになるとさらにサイトの順位だけでなくアクセス数が伸びて行くはずです。
▼SEO会社の正しい選び方はこちら
先ほどから案内しているように、今のSEO対策は単にリンクを集めれば順位が上がるというシンプルな構造ではありません。サイトの設計や、どうやって記事を作り、どういったフローでお客さんを呼んでくるか綿密に考える必要があります。
その中でもちろんリンクも重要な指標ですが、まずは対象となるページに「ユーザーが求めているコンテンツがしっかりと入っているか」を確認すべきです。
入っていると思っていても、第三者にその記事を見てもらうことで新しい発見があったりもします。悩んだら第三者の意見を聞いてみましょう。自分はいいと思っているけれど、読者からは「これは自分の言いたいことだけ書いた記事だから読みたくない」という意見をもらうかもしれません。
例えば、「ダイエット やり方」というキーワードを調べている方にやり方を説明せず「この商品を買え!」とだけ書いてあるページを提供しても誰も納得しませんよね。つまり、リンクでそのページの順位をあげようとしても、今のGoogleでは上位表示しないのです。
よりユーザーのことを考えて、
というような、購入まで自然な流れで誘導するサイト設計が、Googleにもユーザーにも評価される記事です。こういったユーザーのことを考えたサイトをまずは作成するようにしましょう。
ここまでリンクのデメリットや注意点について触れてきましたが、最後に「リンク対策をやっていないのになぜか順位が下がってしまった!なぜ?」という予測不可能な自体になった時のための対策についてご紹介します。
Googleは自演のリンク対策を極端に嫌います。そのため、自分が意図的にしていなかったとしてもGoogleが「これは悪い対応をしている」と判断すれば手動ペナルティの対象となる可能性があります。
そのため、定期的にサーチコンソールで最初にご紹介した質の低いリンクがないかどうかチェックし、もし管理画面に「手動の対策」の内容が記載されていたら以下記事を参考に対応しましょう。
最後まで細かくチェックしておいた人が得をするのがSEOの面白いところです。サーチコンソールはSEOツールの中でも必須なので、これを機に勉強してみてください。
その他の被リンクチェックツールはこちら:被リンクチェックツールの紹介
今回は、被リンクの注意点を中心にご紹介しました。この記事をご紹介することで質の悪い対策をしているSEO会社に依頼する人が減り、より良いコンテンツを発信する会社が増えてくれれば嬉しい限りです。
「リンクも大切だが、コンテンツ・ユーザーをより意識する」ということを忘れずに行なってみてください。
SEOをもっと学びたい方はこちらもチェック:SEO対策の全てを紹介!