建学の精神
桜美林学園は、建学の精神として「キリスト教精神に基づく国際人の育成」を掲げています。
この趣旨を語った、創立者の清水安三の言葉があります。
日本国民は、世界にかつてない非攻非戦主義のパシフィックな憲法を持っているが、果たしてパシフィスト精神を持っているであろうか。
そこに、日本の存亡の問題が存している。日本国民が、軍備を用いずに祖国を護ろうと思うならば、少なくとも周囲の各国民の感情を害してはならぬ。常に、周囲の各国民との間に、意思の疎通を図るべく努めねばならぬ。
では誰が、周囲の国民に、本国民程にbeloved nation“愛好すべき国民”はないと、思わせ得るであろうか。それは、語学の達人である。よって本学は、我が国の周囲の国々の言語を教えんと欲するのである。
更に、語学だけでは足りない。己を愛する如く隣人をも愛せよ、と教えるキリスト教を、みっちり教えるべきである。
かくてキリスト教主義と語学、この二つをよく体得した人材を能うだけ多数教育せんとするのが、本学の建学の趣旨である。
学園創立者 清水安三
このような精神に基づいて学園を創立した背景には、清水安三の思想と人生が大きく影響しています。