献体写真公開をめぐるSNS不適切投稿の騒動を起こした女性外科医・黒田あいみ氏の勤務する東京美容外科が27日、公式サイトを更新。黒田氏が勤務する沖縄院院長のポストを解任すると発表した。
黒田氏はグアムでの解剖研修の写真を公開し「いざ Fresh cadaver(新鮮なご遺体)解剖しに行きます!」「頭部がたくさんあるよ」などとSNSに投稿。献体された死体の一部にはモザイクがかかっていなかった。ネット上での騒動を受け、黒田氏は当該投稿を23日までに削除し、自身のブログに謝罪文を掲載した。
東京美容外科は「この度、2024年12月30日付で、沖縄院院長である黒田あいみ医師の解任を決定いたしましたことをご報告申し上げます」と発表した。
黒田氏の処遇をめぐっては、同院の統括院長を務める麻生泰氏がX(旧ツイッター)で「様々な方々から、大学の先生を含め、黒田医師を解雇するように助言がございました」と打ち明けた上で「動機は善で、彼女に他意はありません」とした。そして「炎上でトカゲの尻尾切りのように解雇する事はできないと判断しました」と記したことで、一部から批判の声が上がり、再度謝罪することとなった。
以下、東京美容外科の発表全文
拝啓
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、2024年12月30日付で、沖縄院院長である黒田あいみ医師の解任を決定いたしましたことをご報告申し上げます。
今後は、皆様により一層安心してご利用いただける医療サービスを提供できますよう、組織体制の強化に努めてまいる所存でございます。
引き続き変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具