2009年7月28日火曜日

LLTVやります!

7年前から毎年行ってきたLLカンファレンスですが、今年はLLTV(Lightweight Language Television)として、はっちゃけた楽しいイベントを行う予定です。

開催は1ヶ月後の8月29日(土)、会場は昨年と同じ「なかのZERO」になります。

LLTV公式サイト

Tシャツ付きのチケット販売はすでに終了してしまいましたが、Tシャツなしのチケットはまだ残っているので、参加する予定の方はお早めにチケット購入をお願いします。

Tシャツにあまりが出れば会場で販売する予定なので、その場で購入することもできるはずです(数が少ないのでなくなっちゃったらごめんなさい)。

さて、イベントの内容についてですが、今週から技術評論社さんの協力を得て、番組番長による番組紹介記事を公開しています。

LLTV×gihyo.jp presents! 今年はLLとテレビが融合するぞ!

第1回は、毎年LLカンファレンスのメイン司会を努めているjusの法林さんによる「朝から生テレビ」の紹介です。はたして元ネタの「朝まで生テレビ」のような激しい議論が行われるのでしょうか?

あと個人的な話ですが、今まで第1回のLL Saturdayから実行委員として参加してきたものの、常に裏方に徹していたためステージにあがることはありませんでした。ところが、なぜか今年はステージにあがるはめになりそうです。今からもう緊張しています。

ということで、鈴木嘉平を見てみたいという奇特な方はぜひLLTVにご参加を(笑)。




2009年7月24日金曜日

ポリープ改め蓄膿症

前回の検査後しばらく抗生物質を飲んでいたのだが、今日再度大学病院で診てもらった。

残念ながら病状に変化なし、やはり手術するしか治療方法はないとのこと。

医者と相談して、11月5日に内視鏡の手術を受けることに決めた。

手術までは抗生物質を飲んで病状が悪化しないようにするとか。3ヶ月も抗生物質を飲み続けてだいじょうぶなのか、すごく心配。

でも、まぁ体の中に膿みがたっぷりたまっているのだから、ほっておくわけにもいかないんだろうなぁ。

ああ、憂鬱だ。



2009年7月23日木曜日

フリーソフトウェアと自由な社会

かずひこさんがとても懐かしい本を紹介してくれているので、ちょっと思い出話を。

昔のアスキーは、さまざまな形でFree Software Foundationに協力をしていた。まだWebが無い頃にFSFが毎年発行していた小雑誌には、FSFに寄付をした企業の名前が一覧になって掲載されていたものだけれど、アスキーはこの欄の常連だった。

私が書籍編集部の編集長になってやった仕事の1つに、アスキーをFSFの日本における公認の版元にしたというのがある。最初は単にFSFが刊行しているGNUのマニュアル類を翻訳して出版するという話だったのを、ストールマンと話し合った際に交渉して公認の版元にしてもらった。こうして、当時FSFが発行していたマニュアル類のかなりの数を翻訳して出版したんだけど、今ではもうほとんどが絶版になってしまっている。今ではアスキーもなくなってしまったから、公認も糞もないし。

当時は、ストールマンとの約束もあって、翻訳したテキストファイルをTexinfo形式にしてWebサイトからダウンロードできるようにしていた。このサイトもアスキーがなくなった際に消えてしまったなぁ。

かずひこさんが紹介してくれた「フリーソフトウェアと自由な社会」も、アスキーが公認の版元だった時に翻訳/出版したものだ。出版直後にストールマンが来日して講演をした時には、規模は小さかったが一応サイン会をやった。



内容はストールマンがフリーソフトウェアを推進する過程で発表してきた文章をまとめたもので、フリーソフトウェアに古くから関わっている人間ならばどれも一度は読んだことのあるものばかりだと思う。私も懐かしいなぁと思いながら読んだのを覚えている(特に前半)。フリーソフトウェアあるいはオープンソースに関わっているなら読んでおかなければいけない文章ばかりだと思うので、ぜひ読んでもらいたい本だ(特に若い人に)。

ちなみに本書の序文は、コモンズで有名なローレンス・レッシグが書いている。

例によって、目次をあげておこう。

編集にあたって

ソフトウェアについてのコメント

本書について

序文

第1部 GNUプロジェクトとフリーソフトウェア

 第1章 GNUプロジェクト

 第2章 GNU宣言

 第3章 フリーソフトウェアの定義

 第4章 ソフトウェアが所有権者を持ってはならない理由

 第5章 名前にどういう意味があるのか

 第6章 「オープンソース」ではなく「フリーソフトウェア」と呼ぶべき理由

 第7章 大学勤務のプログラマがフリーソフトウェアをリリースする方法

 第8章 フリーソフトウェアの販売

 第9章 フリーソフトウェアはフリードキュメントを必要とする

 第10章 フリーソフトウェアの歌

第2部 コピーライト、コピーレフト、特許

 第11章 読む権利

 第12章 著作権の誤解ーー一連の誤り

 第13章 科学は著作権を離れなければならない

 第14章 コピーレフトとは何か

 第15章 コピーレフト:プラグマティックな理想主義

 第16章 ソフトウェア特許の危険

第3部 自由、社会、ソフトウェア

 第17章 自分のコンピュータを信用できるか

 第18章 ソフトウェアがフリーであるべき理由

 第19章 コンピュータネットワーク時代の著作権とグローバリゼーション

 第20章 フリーソフトウェア:自由と協力

 第21章 避けたほうがよい用語

第4部 ライセンス

 GNU一般公有使用許諾書

 GNU劣等一般公衆利用許諾契約書

 GNU自由公開文書使用許諾書

訳者あとがき

索引



皆既日蝕

今日は日本で皆既日蝕が久しぶりに観察できる日ということで、南の島は大にぎわいらしい。

東京でも部分日蝕が観察できるというので、日蝕眼鏡なんぞを用意して子供と楽しみにしていた。

しかし、朝から雨が降っている。なんとか日蝕開始の10時ちょっと前までには雨がやんだけど、空全体どんより曇っていて太陽が見えない。

こりゃあだめだと半ばあきらめて、テレビの日蝕中継を見ながら、それでもときどき屋上に上がって空を眺めていた。

すると、なんとラッキーなことに、11時20分頃から雲が薄くなって太陽が顔をだしてくれた! 見えていたのは5分くらいだったが、太陽が大きく欠けているのがはっきりわかった。雲を通して見ていたので日蝕眼鏡を使うと真っ暗で何も見えず、しかたがないので裸眼で観察したけど、目にはあまりよくないんだろうなぁ。

短い時間ではあったが、日蝕を見ることができたことを子供と喜び合った。次は2012年の金環日蝕だな。



2009年7月21日火曜日

週末の覚え書き

週末の三連休は、18日の土曜日が調布の花火大会、19日は息子の塾の試験、20日は府中大国魂神社のすもも祭りと盛りだくさん。

土曜日は曇っていたので心配したけど、きれいに花火が見れてほんとうによかった。例年我が家では家の屋上でバーベキューをやりながら花火見物をしている。多摩川のほとりに住んでいる特権だな。

日曜日は息子と妻が半日試験で留守だったので、家で今作っている本のゲラを読んで過ごした。

月曜日は朝から家族三人で府中の大国魂神社へ。暗闇祭りには何度も行っているけど、すもも祭りというのは初めて。暗闇祭りほどではないけれど、にぎやかなお祭りだ。まずお参りをしてから、八咫烏のうちわと扇子を購入。境内で居合いの奉納演武(?)をやっていたが、やはり本物の日本刀は迫力がある。演武をやった一人が誤って手を切ってしまったのを見て、息子がびびっていた。

球投げやら射的をやって遊び、お好み焼き、チキンステーキ、ベビーカステラ、トルコアイス、ハッカパイプ、あんず飴、その他いろいろ飲んで食って、息子も大満足。

夕方家に帰って、留守番をしていた珀美を散歩に連れて行った。

その珀美だけど、数週間前に妻のアイデアで、知り合いにお願いして全身の毛をカットしてもらった。珀美はウェーブのかかった長い毛を持つ犬で、毛糸の塊みたいな姿が可愛かったので、カットを終えた姿にはちょっとショックを受けた。腰まで届く髪の毛がすてきだった女性が突然坊主頭になってしまったというか、なんというか。

写真をあげておくので、ご覧あれ。まぁ、見慣れれば十分可愛いけどね。

全身をカットした珀美



毛が短くなるとトイプードルの顔になるな




2009年7月17日金曜日

Zope 3入門篇 Zope 3を使ったWebコンポーネント開発

先日のPlone研究会でも話題になったZope3入門篇—Zope3を使ったWebコンポーネント開発 の紹介をば。

Springerから出ている"Web Component Development with Zope 3"の翻訳。個人的には残念なんだけど、日本語版は2分冊になっていて今回出版されたのは前半部分だけ。後半は秋以降に刊行されるということだ。



翻訳に携わった山本さんによるとかなり印刷部数が少ないらしく、購入しようと思っている人は急いで手に入れたほうがいいかもしれない。私は紀伊国屋新宿南店で手に入れたのだけど、発売日に行ったにもかかわらず平台には本がなく、1冊だけ棚差しになっているのを見つけた。これだけの大型書店に1冊しか入荷していないというのはかなりのもんだよ。私が買ったあと、新規に入荷しているのかなぁ。もしかすると、もう入荷しないかも。

まだ読んでいないので中身について詳しくは書けないが、先進的なWebアプリケーションフレームワークであるZope 3について学ぶなら、これ以上の本はないだろう。というか、これしか日本語で読めるZope 3の本はない。本文には適宜「Zope 2では」という囲み記事が挿入されていて、Zope 2を使ったことのある人間なら比較しながら学べるようになっているのも良い感じだ。

ただ、表紙や章の冒頭に象のイラストと一緒に、「Zope 3のインタフェースは斬新だゾウ」などという言葉が挿入されているのはどうなんだろう??? 本の内容とちぐはぐな印象を持つのは私だけ???

最後に目次を載せておく。読みたくなるでしょう!

第I部 初級篇

第1章 はじめに

 1.1 この本について

 1.2 Zopeとは何か?

 1.3 Zopeの機能

 1.4 Zopeの歴史

 1.5 Pythonプログラミング言語

 1.6 Zope X3 3.0からの変更

第2章 Zopeとコンポーネントアーキテクチャ

 2.1 Zopeの動作原理ーー概要

 2.2 コンポーネントを導入する

 2.3 インタフェース

 2.4 コンテンツコンポーネント

 2.5 アダプタ

 2.6 ユーティリティ

 2.7 コンポーネントをコンフィグする

 2.8 セキュリティ

第3章 Zopeをインストールする

 3.1 環境要件

 3.2 ダウンロード、コンパイル、インストール

 3.3 Zopeインスタンスをセットアップする

 3.4 例題アプリケーション

第4章 インタフェース

 4.1 インタフェースセマンティクス

 4.2 インタフェースを定義する

 4.3 オブジェクトがインタフェースを提供することを宣言する

 4.4 実装を検証する

 4.5 スキーマ

第5章 コンテンツコンポーネント

 5.1 スキーマベースのコンテンツ

 5.2 ZCMLを通じてのコンフィグレーション

 5.3 コンテンツタイプ

 5.4 ファクトリ

第6章 永続性

 6.1 オブジェクトストレージの問題

 6.2 永続オブジェクトを作る

 6.3 永続オブジェクトを扱う

 6.4 BTree

第7章 簡単なビューとブラウザページ

 7.1 ビュー入門

 7.2 ページテンプレート

  7.2.1 TAL

  7.2.2 TALES

  7.2.3 スコープ

 7.3 簡単なビューページテンプレート

 7.4 強化されたブラウザページ

第8章 ブラウザフォーム

 8.1 スキーマベースのフォーム

 8.2 オブジェクトの追加と追加フォーム

 8.3 カスタムウィジェット

第II部 中級篇

第9章 国際化

 9.1 概要

 9.2 メッセージと翻訳ドメイン

 9.3 アプリケーションを国際化する

  9.3.1 Pythonコード

  9.3.2 ページテンプレート

  9.3.3 ZCML

 9.4 メッセージカタログ

 9.5 地域化

第10章 サイトのレイアウトをカスタマイズする

 10.1 レイヤとスキン

 10.2 ページテンプレートマクロ

 10.3 カスタムスキン

 10.4 コンテンツプロバイダとビューレット

第11章 アダプタ

 11.1 サイズ

 11.2 ファイル表現

 11.3 既存アダプタをカスタマイズする

第12章 自動化されたテスト作業

 12.1 はじめに

 12.2 ユニットテスト

 12.3 ドックテスト

 12.4 テストを走らせる

 12.5 インテグレーション

第13章 高度なビュー

 13.1 非HTMLコンテンツを扱うブラウザページ

 13.2 ブラウザメニュー

 13.3 他のHTTPプロトコル

  13.3.1 WebDAV

  13.3.2 XML-RPC

第14章 メタデータ

 14.1 アノテーション

 14.2 ダブリンコア

 14.3 カスタムメタデータ

第15章 コンテナ

 15.1 オブジェクト階層とトラバーサル

 15.2 コンテインメントとロケーション

 15.3 コンテインメント制約

 15.4 コンテインドオブジェクトの名前

 15.5 ファイル表現

第16章 イベント

 16.1 はじめに

 16.2 オブジェクトイベント

 16.3 イベント通知のためにメールを送る

参考文献

索引



2009年7月13日月曜日

王様はロックンローラー

先日のエントリにも書いたように毎日ローリング・ストーンズのShine A Light を聴いている(見ている)わけだけど、ローリング・ストーンズを聴くと必ず思い出す本がある。

それが「王様はロックンローラー」という童話だ。今から20年くらい前、月刊パソコンワールドの編集長をしていた頃にイラストレーターの友人から教えられて手に入れた。

童話といっても大人向け、それもロック好きの大人向けに書かれたもので、ビートルズやローリング・ストーンズを青春時代に聞いていた世代に刺さる本だ。


王様は世界中のなによりロックンロールが大好き。寝ても覚めても考えるのは音楽のことばかり。自慢のギターを弾いて、ビートルズナンバーのFool on the hillを歌えば、感動のあまり髭の上に涙をこぼしてしまうくらいだ。

でも、ロック大好きな王様にもちょっと苦手なのがリズムの早いロックンロール。ローリング・ストーンズのSatisfactionを歌おうとすると、どうしても"I can't get no"と"satisfaction"のあいだでリズムを崩してしまうのだ。

お城主催のコンサートにバンドを率いて登場した王様、オープニングのFeeling alrightで観客をうまくのせ、2曲目には得意のFool on the hillで感動を引き起こした。しかし、3曲目のSatisfactionでとちってしまい大ブーイングを浴びてしまう。傷心のあまりステージから逃げ去った王様は、そのまま王様の位を捨て、一介のミュージシャンとして放浪の旅に出てしまう。

王様を失ったお城では臣下の一人が実権を握り、ハードロック以外の音楽は聴くことも演奏することも許さないという悪法をしく。

傷心の王様は再びお城に戻り、その美しい歌声を城下に響かせることができるのか? ハードロックに閉ざされた国は、音楽の自由を取り戻すことができるのだろうか?


というわけで、あとは読んでのお楽しみ。

純な王様のやさしさが心にしみるステキな童話だ。でも、残念なことにすでに絶版になっているらしい。

一応Amazonのリンクを貼っておくけど、古本しかないみたいだ。



作者が描いたイラストもいい味をだしているんだけど、Amazonには表紙画像がないな。時間があったらスキャンしてアップしよう。

今日はビートルズでも聴こうかな。

「王様はロックンローラー」の表紙をスキャンしたので、画像を追加した。




コウモリ

今日の午前11時ごろ、妻が「早く来て、早く来て」と叫んでいるので、なにごとかと思って行くと、2階の窓のすぐ外の壁に小さなコウモリがとまっていた。

我が家は多摩川のすぐ近くにあるのだけど、夏の夕方になると多摩川に向かって飛んで行くコウモリをよくみかける。また、夜遅くに帰ってくるときには街灯の周りを飛び交うコウモリをよく見る。

どうやらこのおチビさんは朝方巣穴に帰り損なって、我が家の窓辺で昼をやり過ごそうとしていたらしい。そっと窓を開けて捕まえてみた。じっと動かずに手のひらに載っている姿はちょっとネズミに似ていてかわいらしい。

夜になったら逃がしてやろうと、虫かごに入れて涼しい場所に置いておいた。しばらくして様子を見に行くと、虫かごの内側に上手に逆さにくっついている。飛んでいるコウモリはさんざん見ているけど、こんなに近くで見るのは初めてだ。しげしげと見てみたが、ほんとうに小さい。この冬に生まれた子供だろうか? 足の指なんか、細くて糸みたいだ。体毛は柔らかくてすべすべしていてビロードみたい。モグラの体毛に似ている。種類はたぶんアプラコウモリだろう。

コウモリというと吸血鬼のイメージから嫌う人が多いけど、実際はハムスターみたいにかわいらしい動物だ。蚊をたくさん食べてくれる益獣でもあるし、もっと大切にされるべきだと思う。

夜7時過ぎ、コウモリを逃がしてやろうと屋上にあがった。逃がす前に写真を撮ろうと、虫かごから出したコウモリを息子の手のひらに載せたところ、素早く手から飛び降り、そのまま空へと飛び立って行ってしまった。昼間はまったく動かず、けがでもしているんじゃないかと心配していたくらいだったので、これには驚いた。夜になるとあんなに早く動けるんだ。もうびっくり、写真なんて撮る暇まったくなし。

まぁ、元気に飛んで行ったからよしとしよう。しょうがないので、昼間に撮った写真を載せておく。うまく撮れていないけど、がまんしてほしい。

虫かごにくっついているコウモリ



ちょっと動いたコウモリ、顔わかるかな?




2009年7月11日土曜日

Shine A Light

ローリング・ストーンズのShine A LightのDVDがやっと出たので、さっそく買ってきた。TシャツつきのコレクターズBOX

もあったけど、私が買ったのは普及版。




昨年の夏のはじめ頃にローリング・ストーンズのコンサートの映画をマーティン・スコセッシが撮ったという話を聞いて、楽しみにしていた。

でも、ちっとも日本での公開の話がなくて、しかたなくサウンドトラックのCDを買って音だけ聞いてがまんしてたんだよね。

で、10月にフランクフルトブックフェアに行くJALの機内映画のリストにShine A Lightがあるのを発見! 大興奮して、行きの便で2回、帰りの便で3回見た。

日本に戻って待つことしばし、ようやく12月になって映画館でローリング・ストーンズを見れた。やっぱり迫力が違う。

映画の冒頭に出てくるクリントン元大統領の部分はいらないよなぁ。ミック・ジャガーはまだまだ元気で、見ていてうれしくなる。キース・リチャーズのギターがへろへろだとか、間違えてばかりいるとか、ろくに弾いてないとか、いろいろ言う人がいるけど、いいんだよそんなこと。キースはかっこよければいいの!

ミックは酒をやめて毎日走り込んで体を鍛えているらしいけど、キースとロニーはあいかわらず不摂生の限りを続けているようでとってもステキ。二人ともステージでタバコ吸いまくり、あげくに短くなったタバコをプッとばかりにステージに吐き捨てちゃう。飛んでったタバコが床にあたって火花ちらしてるし、だいじょうぶか?

曲の間に挟まる昔のインタビューもなかなか興味深い。チャーリー・ワッツがあんなに話しているのなんて、はじめて見た。いつもまじめな顔して、きっちりドラムを叩いている渋いおじさんて感じだからなぁ。案外皮肉屋なのかな。

ゲストもいろいろ出てくるけど、やっぱバディ・ガイがすごい。はったとミックを睨みつけながらチョーキングを決めて、歌いだす声の迫力のあること。「そうじゃねぇよ、こうやって歌うんだよ!」と言っているような感じ。60過ぎのミックが15・6のガキに見える。

クリスティーナ・アギレラって全然知らなかったんだけど、なかなか声にパンチがきいていてよい。ミックとのからみもいやらしいし、ちゃんと悲鳴もあげる(笑)。で、彼女のDVDを買ってみたんだけど、大失敗。趣味にあわない、だめだ。

メンバー紹介のあとで、キースがリードボーカルをとって2曲ほど歌うのがいいなぁ。特にコネクションを歌うときはロッキン・ロニーと楽しそうにギターを弾いている。曲の途中で二人のインタビューが入るけど、これもなかなか笑えていい。たしかに二人そろえば最強だよ。

DVDでは途中でインタビューが入って、コネクションがブツ切れになってしまっているけど、サウンドトラックのCDではちゃんと1曲通して聞ける。コネクションを通して聞きたい人はサントラのCD

を買うべし。

というわけでこのDVD、コンピュータの隅っこに画面を出して、朝から晩まで見続けている。最高!

では最後に、アップ、アッ〜プ!(笑)



2009年7月9日木曜日

Google Androidプログラミング入門

先日のエントリでもちょっと紹介した7月2日に出たばかりのGoogle Androidプログラミング入門

の宣伝をば。






この本は、昨年の3月に出した「Google Android完全解説」というムックを今年の4月末に公開された最新のSDK 1.5に合わせて全面改訂したもの。

昨年出したムックは、実は世界最初のGoogle Android解説本だったんだけど、出した当初はさほど売れなかった。それが今年になって急に売れ始めて、年初に一度増刷をかけている。

このムックの原稿を基に昨年暮れから改訂を進め、4月末に公開されたSDK 1.5に合わせて一気に加筆/修正を加えて完成させたのが本書だ。

ムックのときと同様、株式会社豆蔵のメンバー8人が執筆に参加してくれた。なにせSDK 1.5が公開されたのが4月末だったため、著者陣は全員ゴールデンウィークをつぶして執筆を行っている。私も、今年のゴールデンウィークでは妻と息子を実家に帰して、東京で犬の珀美と留守番をしながら仕事をしていた。

ムックのときには正月をつぶして執筆してくれたし、本当に著者陣には頭が下がる。多謝多謝!

さて、ムックからの変更点だけれども、最新の情報を盛り込むのはもちろん、単なる入門書ではなく実際のアプリケーション開発に役立つ本にしたいという著者陣の熱意から、とても充実した内容になっている。ムックではA4変型で208ページだったものが、今回の書籍ではB5変型で648ページまでボリュームアップした!

内容の充実度、ボリューム、ページ単価では他社の本に決して負けないと思う。648ページで本体価格3800円というのは、絶対お買い得だよ。

ぜひ書店で他社のAndroid本と内容を比べてほしい。

以下、目次を載せておく。

第1部 基礎知識
 第1章 Android SDKの概要


 第2章 Android開発環境


 第3章 開発ツール





第2部 開発の基本


 第1章 Androidアプリケーションの4大要素


 第2章 アクティビティ


 第3章 インテント


 第4章 サービス


 第5章 データ入出力と永続化





第3部 画面要素


 第1章 ユーザーインターフェイス


 第2章 グラフィックス





第4部 実践開発


 第1章 アプリケーションモデル


 第2章 セキュリティ


 第3章 リソースと国際化


 第4章 センサーAPI


 第5章 地図表示とロケーション


 第6章 テスティングフレームワーク





第5部 応用開発


 第1章 Input Method Framework


 第2章 Connectivity Manager


 第3章 カメラ


 第4章 メディア


 第5章 JNI(Java Native Interface)


 第6章 アプリケーションの実行結果を解析する


 第7章 ソースコードの探訪


 第8章 Androidの開発用端末「Android Dev Phone 1」


 第9章 アプリケーションの配布

付録A ウィジェットカタログ




2009年7月7日火曜日

奇妙な名前

絶対嘘だって!

奇妙な名前を付けられた子どもは犯罪に手を染めやすいことが統計で証明される



ポリープその後

先日のエントリ「ポリープ」で書いたように、東京医科大学へ行ってCTスキャンの検査を受けてきた。

結果、

慢性副鼻腔炎、蓄膿あり、手術が必要

とのこと。がっくり。

なんでも右の副鼻腔に膿みがたっぷりたまって炎症を起こしているそうな。副鼻腔の入り口にあるポリープはたいしたことないとか。

まぁ、検査に行った日も前日夜中の3時過ぎまで仕事して、3時間程度しか寝てないとか、不摂生な生活が延々と続いているから体に無理がきてもしょうがない。

覚悟は決めたものの、病院が込んでいて手術が受けられるのは10月だとか。それまでは抗生物質を飲んでごまかすらしい。だいじょうぶか、俺の体?



2009年7月1日水曜日

ジュンク堂書店のTwitter

最近、Macの上でAfficheurというツールを使ってTwitterとWassrを読んでいるんだけど、ジュンク堂書店の池袋店が出しているTwitterがなかなかすごい。

http://twitter.com/junkudo_ike_pc

ジュンク堂池袋店が入荷したPC関連書のタイトルと部数をリアルタイムに教えてくれる。

書店の方がその本がどれくらい売れると考えているか、あるいは期待しているかがわかるので、すごく勉強になる。

この手の情報を入手するのは結構めんどくさいので暇なときにしか調べなかったんだけど、Afficheurを使ってTimelineをディスプレイに表示しておくと何もしなくてもジュンク堂池袋店の入荷情報が手に入る。ほんとうに便利だ。

PC関連の出版に携わっている人なら必ずフォローすべきだと思う。というか、とっくの昔に皆フォローしてるのかな。

で、つい先ほど、私が企画/編集した『Google Androidプログラミング入門』をジュンク堂池袋店がなんと50部も入荷してくれたことが判明!

思わず叫んじゃいましたよ!

フォローしているとわかるけど、だいたい10〜20部くらいが普通で、30部だと多いほうだから、50部というのは破格だ。やった!

入荷してくれただけで、まだ売れたわけじゃないけど。でも、すごくうれしい! ジュンク堂池袋店さん、ほんとうにありがとうございます。