「偉大なる母胎」より「生命の霊」が躍り出てきて、「天上界」を暴れまわった。地球をじっと見つめ、その美しさを見て、情欲に満たされ、そして地球をものにしようと天上界からやってきた。恋人として穏やかにではなく、略奪者として激しくやって来た。その息遣いは地球の回廊に沿って唸りたて、その山の頂で暴れまわったが、地球の「霊」の住処を見つけることはできなかった。地球は、女性が暴力から退くように退いていた。というのも、しとやかな者は、服従のうちに犯されてはならないからだ。それでも地球は「生命の霊」の抱擁を望んだ。というのも、すべての「晴れやかな仲間」の中で、地球が見初められたからだ。
コルブリン「創造の書」より