2019年9月18日、ロイヤルリゾート軽井沢駅前店において、2011年に購入して8年間使用してきた軽井沢別荘を売却した。契約金額は200万円。7月末より売り出していたのだが、9月上旬に買主が現れたとロイヤルリゾートさんより連絡があり、急転直下で事が進んだ。まさか今シーズン中にケリがつくとは思わなかった。
買主の方は沖縄に住民票がある方で、ご夫婦で売買契約の場に臨まれた。軽井沢には既にマンションを所有しているらしく、夏は軽井沢で過ごしているそうだ。そちらのマンションは現在売出し中だそうで、今回はマンションから戸建てに住み替えたいとの事らしい。
12:00正午からロイヤルリゾート軽井沢駅前店にて売買契約の段取りであった。東京を発つとき、満員の通勤電車にぶち当たるのが嫌だったので、少し早めに東京を出た。車は既に売却してしまったので北陸新幹線に乗り、10時少し前には軽井沢駅に到着した。売主が遅刻しちゃ示しがつかないから、十分余裕を見て現地入りした訳だ。
新幹線の軽井沢駅。別荘にはいつも車で行っていたから、新幹線は初めてだ。自由席で行ったが、始発の東京駅から乗ったこともあり、ずっと余裕で座っていけた。
新幹線を降りた後、お茶を飲んだり食事をしたりして時間をつぶす。軽井沢駅は、南側に西武系列のショッピングモールやフードコートがあるので、時間つぶしにはもってこいだ。しかし、お値段が非常に高い。ちょっと昼食しただけで軽く1,000円を超えるとか、みんなどんだけ金持ちなんだよ。
この日は水曜日。平日だというのに、それなりの人出だ。9月はまだハイシーズンなので、軽井沢は書き入れ時なのであろう。三連休などはかなりヤバい程の人出となりそうだ。
12時20分ほど前に、ロイヤルリゾート軽井沢駅前店へ向かう。同店は軽井沢駅の北口駅前にある。階段をおりた真正面に。
このロケーションは素晴らしい。観光客を呼び寄せ、軽井沢に別荘購入を促すには絶好のロケーションだ。私は別荘を買った時も、こちらを利用した。
ロイヤルリゾートに到着して要件を告げると、奥の方にある契約室という立派な部屋に案内された。そこで今日、売買契約を行うわけだ。
担当の店員さんとしばし話をする。12時から始まる予定なのだが、買主は少し遅れてくるらしい旨の連絡があった。後で聞いた話によると、車で来訪していて、折悪く渋滞にはまったとの事だ。まぁ、「軽井沢あるある」だけどね。
15分程遅刻して買主が入場。売主たる私からしたらお金を頂く「客」になる訳なので、入口の方を向いて起立して待機し、買主が入ってくると同時に挨拶をした。やはり第一印象は大事であろう。伊達に転職活動でリクルートの面接力向上セミナーを受講した訳ではない。
段取りとしては、13時までに重要事項説明等を行い、その後で司法書士による権利移転手続きに入るとの事。重要事項説明の途中に色々と買主より質問があったりしたので、私は随時質問に答えた。別荘利用の注意点などの「ノウハウ」なども色々と教授した。買主にとっては、これから別荘生活を楽しむために、知っておいた方が良い具体的個別的な情報がたくさんあるからね。
ひとしきり重要事項説明等が終わると、書類一式に署名捺印を行う。この書類数がまたべらぼうに多い。書類への署名・捺印を終えた後は、今度は司法書士による権利移転手続きの書類への署名・捺印を行う。
契約手続きは書類だけではない。決済と鍵の引き渡しという重要な「儀式」が残っている。軽井沢別荘を買った時は、300万円以上の現金を私が用意して、売主に引き渡した。売主はその場で札束を数えたりはしなかったが、きちんと領収書は頂いた。
今回は、買主の希望により、契約の現場での現金のやり取りをしないで、買主がロイヤルリゾートさんにお金を預けて、ロイヤルリゾートさんが私の銀行口座に振り込む方式で段取りが組まれている。なので、スマホにあらかじめ銀行のアプリを入れて置き、口座の入出金を確認できるようにしてきた。ロイヤルリゾートさん名義による入金金額と、計算書の金額を比較して間違いない事を確認し、領収書を買主へと引き渡してもらった。
ちょっと待て。入金したのはロイヤルリゾートで、領収書は買主で。そんな事ってありなの?
法律的には、このような第三者による債務の支払いを「代位弁済」と言う。私からしたら所定の入金があればよいので、振込名義人(ロイヤルリゾート)の承諾があれば、領収書は買主へと引き渡しても問題ない。私は債権をきちんと回収できたのであるから。
入金確認と同時に、領収書の他に別荘の鍵も引き渡してもらった。これでお互いに本契約に係る「債務の履行」を完遂した訳だ。
契約室を出る時は、買主さんを先にお通しした。まぁ、商慣行として当然であろう。買主さんご夫妻はその後、食事の後に別荘へ行って「開通」手続きをするそうだ。
私は新幹線で東京へとんぼ返りする。この日の夕方には、東京自宅マンションの管理組合の理事会があるからだ。
帰路の新幹線の中。ついに軽井沢別荘を手放し、それに係る一切の義務から解放された事をしみじみと実感する。もう別荘で出費が生じる事もない。車も既に手放してある。たった3か月で生活規模を一気に縮小する事に成功したのだ。これから収入が減っても安心だ。そして、老後の為、出来るだけ無駄遣いをせずに貯金するようにしよう。
ところで、一時金として200万弱が手に入った。税金は支払わなくていいの?
これは支払う必要はない。どのような「モノ」にしろ、売却益が発生しなければ、税金を支払う必要はない。今回はむしろ売却損が生じているのだ。まぁ、その「損失」分は、8年間の別荘生活のための経費であったと考えればよいのではないか?
さようなら、軽井沢別荘よ。8年間の楽しい記憶だけが私の脳裏に焼き付いている。例え短い期間であっても、別荘を所有できた事は良い経験となった。ブログの記事でも、アクセス数が多いのがこの別荘に関する記事なんだよね。また経済的に余裕が出来たならば、再び軽井沢に別荘を買うことがあるかもしれない。その時は車も・・・ね。
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