暗号通貨と税制

日本の暗号通貨の税制は世界的に見ても劣悪だ。

暗号資産「税率ゼロ」で大人気のマレーシア、一方で日本は「ワースト」国に名を連ねる
https://www.sbbit.jp/article/fj/143186

Bitcoinなどの売却益は基本的に「雑所得」となるので、給与所得と合算して課税される「総合課税」となる。給料と併せて4,000万円以上の税率は国税45%、地方税10%だ。つまり最高税率55%なり。

ところが。株式売却益などの金融所得に関しては分離課税であり、どんなに儲けようが20%ちょっとの税率だ。しかも、給料とは切り離して計算できる。

更に悪いことに。暗号通貨を「スワップ」すると、その時点の日本円での評価額が取得原価より大きければ課税されてしまう。ひでぇ話だ。こんな調子では暗号通貨に投資しようという人も増えないであろうさね。

しかし。業界は動いている。

JBAが暗号資産関連の税制改正要望(2025年度)を政府に提出  申告分離課税や損失の繰越控除など
https://coinpost.jp/?p=545921

税制上、暗号通貨を株式などと同様に扱ってほしいという事だ。それだけでも「雑所得」よりは随分とマシになるよね。個人的にはもっと税率を下げろと言いたいのだが。

税制に関する事柄は売却時に適用される。暗号通貨の税制の改正を見込んで、今のうちから暗号通貨を購入しておいたら如何であろうか?特にBitcoinは「デジタル・ゴールド」だから。何らかの拍子で世界中の余剰資金が流れ込んでくる可能性がある。仕込むなら、そのような情勢になる前にやらねばならぬのだよ。

みんな。 Bitcoin買おうよ?