「すた丼」という食べ物をご存知だろうか?
もちろん、名前の由来はスタミナ+丼。そんな「すた丼」を食べさせてくれる店が東京にある「伝説のすた丼屋」。
「創業37年以来、ずっと変わらず愛され続けている当店人気No.1の商品。複数の合わせ醤油に、厳選されたニンニクを溶かし、何日もねかせて熟成された『絶対の掟』に守られてきた秘伝のタレを相性抜群の豚バラ肉と絡め、強力な火力で一瞬で仕上げた丼ぶり。まさにスタミナどんぶりの真骨頂」
……この説明だけでもたくましさに満ち満ちている!
加えてもうひとつアツくなるニュースが。それは、そんな同店が現在、急激な勢いで店舗を拡大しているということ。私事で申し訳ないのだが、通っていた大学の近くに件の「すた丼屋」があったため、何度か食べに行ったこともあってよく覚えていたのだが、最近、ふと道を歩いていたらあった、ということが多くなった。池袋で、新宿で、高円寺で、新たに店ができている。この勢いは何だ? と思いリポートを決意。
とはいえ、まずは「すた丼」とはどのようなものなのかをお知らせしなければならないだろう。というわけで、新たな店の視察も兼ね、私の家に最寄の高円寺店に行ってみた。「すた丼」との再会は実に数年ぶりだ。
夕方の少し早めの時間(18時ごろ)に入店したのだが、その時間帯にしては結構席が埋まっている。
おおお、どれだけ増されているのか……。と、待つこと約10分。「お待たせしました」の声とともに席に置かれたのは、巨大な丼に並々と盛られた肉、そして肉。そこに味噌汁と生卵がついて、見た目だけでもすごい迫力です。では、お待ちかねの実食! しょうゆとニンニクで味付けされた肉の味がとにかく口いっぱいに広がる。ウマイ! そして何よりも量。かきこんでもかきこんでも、まだあるのか! と感じる量だ。
そんな「伝説のすた丼の店」を運営する株式会社アントワークスの菱沼さんに話を聞いてみた。まず、この量、どれくらいあるんですか?
「それは企業秘密なんですよ(笑)。でも、並盛でチェーン店牛丼の大盛以上ありますね」
そ、それはすごい。
「そもそも『すた丼』はファーストフードではないため、牛丼のような店とは競合しないですから」
なるほど。あえて(それもかなり強引に、あえて)ライバルといえるようなものがあるとすれば?
「それはむしろラーメンチェーンのようなものでしょうね」
確かに、ラーメンとチャーハンをあわせたセットの満腹感、ですね。そして、冒頭でもお伝えしたとおり、そんな「伝説のすた丼の店」は急速に店舗を拡大中。創業から37年目だそうですが、現在5年で全国に100店舗を作る計画のさなかなんだとか。また、今は東京と神奈川に店があるだけですが、今年秋には大阪にも進出する予定があるそう。おお、これには関西のかたがたも期待ですね!
そして、そんな菱沼さんに一つ聞いてみました。
「草食系男子が増えている今の時代、男の食べ物=すた丼を出す店としてはどう感じていますか?」
すると、かえってきたのは、
「草食系でもいいじゃない。
とのこと。なるほどね。
気になったあなたは、家の近くに「すた丼」がやってきたらぜひ駆け込んでみるべし。
(ツノダヒトシ/studio woofoo)
もちろん、名前の由来はスタミナ+丼。そんな「すた丼」を食べさせてくれる店が東京にある「伝説のすた丼屋」。
店による「すた丼」の説明はこうだ。
「創業37年以来、ずっと変わらず愛され続けている当店人気No.1の商品。複数の合わせ醤油に、厳選されたニンニクを溶かし、何日もねかせて熟成された『絶対の掟』に守られてきた秘伝のタレを相性抜群の豚バラ肉と絡め、強力な火力で一瞬で仕上げた丼ぶり。まさにスタミナどんぶりの真骨頂」
……この説明だけでもたくましさに満ち満ちている!
加えてもうひとつアツくなるニュースが。それは、そんな同店が現在、急激な勢いで店舗を拡大しているということ。私事で申し訳ないのだが、通っていた大学の近くに件の「すた丼屋」があったため、何度か食べに行ったこともあってよく覚えていたのだが、最近、ふと道を歩いていたらあった、ということが多くなった。池袋で、新宿で、高円寺で、新たに店ができている。この勢いは何だ? と思いリポートを決意。
とはいえ、まずは「すた丼」とはどのようなものなのかをお知らせしなければならないだろう。というわけで、新たな店の視察も兼ね、私の家に最寄の高円寺店に行ってみた。「すた丼」との再会は実に数年ぶりだ。
夕方の少し早めの時間(18時ごろ)に入店したのだが、その時間帯にしては結構席が埋まっている。
やはり、男率が高い。気を取り直し、券売機にて注文を決める。「すた丼」以外にも「チャーハン」や「すたみなライス」、「すたみなカレー」などの名前が並ぶ中、やはりここは「すた丼」を注文。さらにプラスして、「肉飯増し」というオプションを付けてみた。ちなみに、注文を通す声は「ましまし」。
おおお、どれだけ増されているのか……。と、待つこと約10分。「お待たせしました」の声とともに席に置かれたのは、巨大な丼に並々と盛られた肉、そして肉。そこに味噌汁と生卵がついて、見た目だけでもすごい迫力です。では、お待ちかねの実食! しょうゆとニンニクで味付けされた肉の味がとにかく口いっぱいに広がる。ウマイ! そして何よりも量。かきこんでもかきこんでも、まだあるのか! と感じる量だ。
完食後はひたすら満腹感でいっぱいです。これはスタミナがつくことは間違いない。
そんな「伝説のすた丼の店」を運営する株式会社アントワークスの菱沼さんに話を聞いてみた。まず、この量、どれくらいあるんですか?
「それは企業秘密なんですよ(笑)。でも、並盛でチェーン店牛丼の大盛以上ありますね」
そ、それはすごい。
「そもそも『すた丼』はファーストフードではないため、牛丼のような店とは競合しないですから」
なるほど。あえて(それもかなり強引に、あえて)ライバルといえるようなものがあるとすれば?
「それはむしろラーメンチェーンのようなものでしょうね」
確かに、ラーメンとチャーハンをあわせたセットの満腹感、ですね。そして、冒頭でもお伝えしたとおり、そんな「伝説のすた丼の店」は急速に店舗を拡大中。創業から37年目だそうですが、現在5年で全国に100店舗を作る計画のさなかなんだとか。また、今は東京と神奈川に店があるだけですが、今年秋には大阪にも進出する予定があるそう。おお、これには関西のかたがたも期待ですね!
そして、そんな菱沼さんに一つ聞いてみました。
「草食系男子が増えている今の時代、男の食べ物=すた丼を出す店としてはどう感じていますか?」
すると、かえってきたのは、
「草食系でもいいじゃない。
それでもぜひ若者には元気をつけてほしいね。草食系ならまずはミニ丼(ミニサイズの「すた丼」です)からはじめてみればいい。これから夏バテする季節、しっかり食べて気合をいれてほしい」
とのこと。なるほどね。
気になったあなたは、家の近くに「すた丼」がやってきたらぜひ駆け込んでみるべし。
(ツノダヒトシ/studio woofoo)
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