仕事に趣味に、日々を朗らかにすごしたいものですが、歳を取るにつれて増えてくるのが…。
一過性のものではなく、長く付き合わなくてはいけない持病って、みんななんだかんだ抱えてるんじゃないの!?
今日は、あえて人には言わない持病について、みんなで座談会をしてみました!
集まったのは、この持病持ち!! みーんな不健康そうな顔ですね!
▼登場人物
49歳。運動の習慣はあるが、寄る年波には勝てない状態になっている。
37歳。運動を一切しない上に、ジャンキーな食生活を送っている。
33歳。30代になって長生きしたい願望が出てきた。
32歳。大の運動好きなのに、急速に体が終わってきている。
みんなで、自分の持病の場所を書き込みました。嫌すぎるワークショップかい
持病①「腰」
「まず最初は僕からいきます。ギャラクシーさんとか加藤さんとか、年上の方々はよく腰の痛みを訴えてたじゃないですか」
「よく訴えてる」
「ずっと訴えてる」
「今まで腰が痛いという気持ちが全然分からなかったんですが、最近 段ボールを持ち上げようとした時、腰に刺すような痛みがあって。やっとみなさんの気持ちがわかるようになりました。立ち座りがキツすぎ!」
「ぎっくり腰? わかるな~! 座ってる状態がまず痛いし、立ち上がる時も痛いですよね」
「え、らむ屋敷くんもわかるの?? この中で腰痛持ちの人って……」
「全員!!!」
「腰の痛みは、持病の中でも基本中の基本、パッシブスキルですよ」
「常時発動なのつらすぎる」
「腰が痛くなってからあらゆる動作が怖くなった。落としたものを拾う時も……」
「こう…膝から迎えに行くしか…」
「品のいい女将の所作じゃん」
「話を聞いてると松岡くんのはぎっくり腰っぽいですが、加藤さんはどういう痛みなんですか?」
「ぼくの腰痛は慢性なので、もう腰が痛くなかった頃がわかんないんです。18歳くらいからだから」
「早っ!」
「高校でマーチングバンド部だったんですが、30キロくらいのテナードラムってのを毎日担いで演奏してたんですよ。で、前方にドラムを下げて、支えながら姿勢は真っ直ぐ立たなきゃいけない。腰に全部の負担が来るんですよ」
「部活で持病持ちになるの嫌だな…」
「新手の拷問?」
「僕も松岡くんと同じくぎっくり腰です。ソファで寝てた彼女をベッドに移動させようと思って、お姫様抱っこしたんですが―」
「この姿勢で持ち上げようとした瞬間にパキーン!ってなって……」
「彼女の腹にドーンって突っ伏した」
「昔のギャラクシーさんって筋トレしまくって体パンパンじゃなかったでしたっけ?」
「どんなマッチョでも無理な姿勢で持ち上げようとしたらぎっくり腰になります。ボディビルダーでもぎっくり腰とかヘルニアの人は多いからね。だからみんな、お姫様抱っこはしない方がいい」
「ドラムと姫には気を付けます」
「何の話? 僕の場合はヘルニアとぎっくり腰なんですけど…」
「僕が会社員だった6年くらい前、残業続きの繫忙期にずーっと同じ姿勢でデスクワークしてたら、太ももの裏が痺れてきて……」
「腰じゃなくて太もも?」
「そう、太ももです。そのときは、一時的なしびれだと思ったんですが、ある日、急に腰にも不調が来て。そこで初めて症状で検索してみたら、ヘルニアと全く同じ症状。まず太ももの裏に来るってのも…」
「ヘルニア(腰)の症状で太ももが痛くなるとか、ワケわかんないよね」
「怖っ」
「怪談聞いてるより怖いな…」
「実は僕も最近、太ももが痛くなってきて……ひょっとしたら……」
「この座談会、暗い未来しか見えない」
持病②「膝」
「僕はあと膝です」
「左右で赤丸の大きさが違うのが気になる」
「ちょっとこれを見てください」
「膝サポーターだ!」
「ある日、撮影の手伝いで10分くらい全力疾走したんですが、膝にすごい違和感を覚えて……脚にボルトが入ってるとしたら、それがポロっ…って抜けたような感覚がしたんです。撮影を終えて最寄り駅に着いたら、もう完全に歩けなくなってました……」
「え~! らむ屋敷さんて確かジョギングが趣味でフルマラソンとかも走ってましたよね? さぞつらかったでしょうね……」
「ショックでした。目の前に薬局があったんで、ダメもとで膝サポーター買ってみたら……」
「みたら?」
「めちゃめちゃ歩けるようになりました」
「その後に病院は行った?」
「一回行って、色んな角度から膝押されまくったんですけど、全く痛くなくて。先生も『ちょっと様子見ましょうか』って感じで終わったんですけど、その夜また痛くなった……という話でした」
「え、それで終わり?」
「ずっと痛い訳じゃないんです。家に帰って痛いなぁってなる可能性があるから、予防みたいな感じで今はサポーター着けてます」
「これはジョギングするときに履いてるタイツです。膝や腰のサポート機能があるシリーズですね。これ履いてるとなんとかジョギングできるんです」
「え、今もジョギングしてるんだ!?」
「走りたくてどうしようもなくなった時に」
「元気な犬じゃん」
「もう一回ちゃんと病院行ってくれ」
")
持病③「鼻」
「サポーター的なものでいうと、ぼくは鼻炎で鼻孔拡張テープ着けてます。花粉症で、鼻が詰まって寝れないんですけど、これと出会って変わりました」
「僕も鼻炎で、昔Dragon Ashの降谷建志がつけてて流行ったころ使ったことあるんですが……あんまり効果を感じなかったな」
「効果なかった人は位置が違うかもしれません。鼻が詰まってるところに貼らないと意味ないんです」
「僕ここが詰まるので」
「これでいま超楽です」
「へー」
「硬い骨のところじゃないんだ」
「あ〜〜〜、なるほど、確かに楽!」
「僕3歳くらいから喘息あるんですけど、小さい時こんなのなかったですよ。綿棒をU字に曲げて、無理やり鼻腔を広げてました」
「めちゃめちゃ間抜けになりますね」
持病④「脚」
「ぼくの持病はここ。逆バニー状態です」
「うるせぇ」
「ムズムズ脚症候群って言うんですけど、10年くらい前からですね」
「あ、僕も。ふくらはぎがそうです」
「どういう症状なんですか?」
「”ムズムズ脚症候群”の名前から想像する通り。脚がムズムズしてるのが気になって寝れないのよ」
「痒みではない?」
「痒みじゃない」
「よく言うのが、体の中でミミズが這いずってる感覚。脚の中がモゾモゾして気になる」
「えー! 嫌すぎ…」
「パーキンソン病と同じ仕組みで、脳にドパミンという物質が減ることによって生じる病気らしいです。脚じゃなくて脳の病気」
「マジで? 怖!」
「むずむずして寝れなくなって、不眠症になっちゃうんです」
「あー、なるほど」
「僕の場合は頻度は高くないんですが、たまにムズムズし始めるともう寝れない。ベッドから出て暗い部屋をずっと歩いてる」
「そうそう。歩いたりした方がいい」
「これになってから映画が辛い。2時間くらい座りっぱなしって症状が出てきちゃうんですよね。休憩か動いていい時間ほしい」
「割合的に多い病気なんですかね? 聞いたことあります?」
「いや、あんまり…」
「認知度低いんですよね…。名前もなんかかわいいし」
「たしかに。むずむずって」
「レストレスレッグス症候群ってカッコいい名前もあるよ!」
持病⑤「手首」
「ぼく、もうひとつ特徴的な名前の持病持ってます。ガングリオンです」
「名前は聞いたことある」
「よくネットで名前がかっこいいみたいに言われてますよね」
「腕立てしてる時に手首にピキーンっていう痛みが走って、何だろうと思ったら手の甲に硬い何かができてた。ビー玉を半分に切ったくらいの大きさのやつ」
「骨が飛び出るとかそういう系の病気ですか?」
「硬いからみんな骨系の何かと勘違いするんですが、実際は水が溜まってるらしいです。重い病気じゃないし、しばらく放置してたら勝手に治る。ただし定期的に再発する」
「症状は『痛い』ってだけですか?」
「そう。立ち上がろうとして机に置いた手に体重かけたら、その瞬間 激痛が走ったりするから結構怖い」
「あんまり周りで聞いたことないですね」
「以前ガングリオンについてツイートした時、知り合いのライターが『自分もまったく同じ症状だったんだけど、これガングリオンっていうんだ!』って反応してくれてたから、自覚してない人が多いのかも」
「でもギャラクシーさんを含めても二人だけでは……?」
「ちなみにプロレスラーの長州力もガングリオンで、そのせいで試合を休んだことがあります」
持病⑥「肺」
「続けて僕の持病をもう一個発表していいですか? ここです」
「おっぱい?」
「違います。二十代半ばくらいの時、胸に強い筋肉痛みたいな、ピリッとした痛みを感じて。筋肉とか軟骨とかを痛めたのかな?と思って病院に行ったら、『きみ、肺に穴があいとるで』って言われて」
「え!」
「気胸っていうんですけど、肺に穴が空いて空気が漏れるみたいな病気ですね。漏れた空気でさらに肺が圧迫されて痛くなる」
「めっちゃ最悪じゃないですか」
「最悪です。寝返りすら痛いから眠れない。肺の中から『コロコロコロ……』って変な音するし」
「今もずっとそのままなんですか?」
「僕の場合は1週間くらいで自然に治るんですよ。肺に穴があくってなんかすごい重病っぽいですけど、つらさで言うとぎっくり腰と同じくらいで、普通に生活はできる。ただし定期的に再発するし、原因が判明してないからいつ来るかわからない」
「ランダムで来るの怖すぎるな…」
「痩せ型で背が高い人がなりやすいらしいです。今までの人生で10人くらい『僕も気胸です』って人に会ったことあるな……。みなさんも急に胸や背中がピリッと痛くなって持続するようなら、一回病院に行ってみてください!」
持病⑦「歯」
「僕の持病は、歯ですね。親知らずを抜くために歯医者へ行ったら、歯石の方がやばいって言われて。歯ぐきから血が出ることも多々あったし……」
「ええー」
「で、歯医者で歯石取って歯のケアしたら、歯ぐきから血が出るのも治りました。『歯ブラシも大事だけどまずフロスをやれ』って言われましたね」
「フロス、やれって言われるよね~」
「僕もフロス持ってます。元AKBの指原莉乃さんもおすすめしてたやつ」
「どういう基準でフロス買ってんの?」
「僕もちょっと興味あるんですが、それいくらするんですか?」
「2500円くらいですかね」
「高っ」
「でも250メートルあるので」
「1メートルあたり10円か……それが安いのか全然わかんないけど」
「とにかくやってみてください」
「フロスやってる人ってバカっぽいな」
「ムズ! 奥歯めっちゃムズい!」
「あと『歯磨きジェル』も使ってます」
「僕も同じのです」
「えー! 同じの出てきた! 人気商品なの?」
「歯磨きジェルっていうのは歯磨き粉とは違うんですか? 二人は歯磨き粉を使っていないの?」
「歯磨き粉はこれを使ってます。歯磨き粉は週一で、ジェルは毎日使うって感じですね」
「そんなに歯のケアやってんの!?」
「人生の大半を歯に費やしてんじゃん」
「まだ終わりじゃないですよ。最後はこちら!」
「マウスウォッシュです」
「僕もこれ使ってます」
「なんでことごとく同じもの使ってんの? 同棲してる?」
「マウスウォッシュっていうのは、何をするためのものなんですか?」
「モンダミンとかリステリンみたいなやつですね。ムシ歯とか歯周病菌を殺菌し、口臭防止も期待できるとかなんとか」
「フロス、ジェル、歯磨き粉、マウスウォッシュ、全部やるとどれくらいかかる?」
「10分くらいですかね……」
「ぼくも10分くらいかな」
「そんなに時間かけるほど価値があるってこと……?」
「少なくともこのフロスはさっしーが使ってたんで……」
「さっしーへの信頼度すごいな」
持病⑧「アレルギー」
「最後は僕ですね。どの部位とかじゃなくて全身なんですけど、アレルギーですね。これが一番大変。色々併発するので」
「加藤さんのアレルギーは蕎麦とフルーツでしたっけ?」
「蕎麦、フルーツ、甲殻類、瓜科の野菜、生トマト、ハウスダスト、あと豚は触るのがダメ」
「地球、向いてないのでは?」
「アレルギー検査すると、意外なの見つかりますよね。僕はホコリアレルギーがありました」
「言うて僕もマンゴーとナスのアレルギー持ってます」
「花粉症もアレルギーだし、色んな種類がありますよね」
「アレルギーだけは命に関わるから調べたほうがいいですよ」
「アレルギーでつらいことってあります?」
「蕎麦屋に入れない。うどん屋もダメな場合がある(同じ釜で蕎麦を茹でてる店の場合)。あとご飯で気を遣われることが多いですね」
「最近は蕎麦とうどんで茹でる釜を変えてる店も多いですけどね」
「海老の場合は……小さい海老は食べれるんですけど、伊勢海老とかロブスターとかデカい海老は一発アウトで口の中かゆくなるんですよね」
「基準がむずかしい。今後さらにアレルギーが増える可能性もあるわけですよね?」
「全然あります。最近調べたら、ゴマもヤバイってわかりました」
「ゴマも!?」
「一番やばかった時は?」
「泊まった場所の向かいが蕎麦畑で、風で飛んできた粉で呼吸困難になったことがあります」
「怖っ!」
「自分の体調が悪い時は、何かのアレルギーを疑うようにしてます。どこかで口にしちゃったのかなとか、吸い込んじゃったかなとか」
「生きづら過ぎる……」
まとめ
終始ネガティブな座談会でしたが、それぞれでつらさを共有することで「自分一人じゃないんだな」って感じでちょっとは気が楽に……なったような気がしました。
みなさんもつらい持病のエピソードがあれば教えてくださいね!
そして自分にも当てはまりそうな症状をこの記事で見つけたら、一度病院で調べてもらいましょう!
構成:佐藤 英