ビズショカ(ビジネスの書架)

ビジネス書、新書などの感想を書いていきます

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2019年に読んで面白かった新書8選

昨日の2018年版に引き続き、元ブログからのお引越し記事。昨年のネタですみません。2020年版はここ数日中にはアップできる見込み。 今回も2019年に発売された著作ではなく、「2019年に読んだ新書」が対象である。ちょっと古い作品も混ざっているがその辺はご…

2018年に読んで面白かった新書8選

元のブログから、非小説系の書籍感想をこちらのブログに移しているので、年間ベスト記事もこちらに引っ越してみた。今さら2018年の話かよ!って感じだけどご容赦を。 2018年に出た新書ではなく、「2018年に読んだ新書」が対象なので注意。特に順番とかは無し…

『舟小屋―風土とかたち』民俗、建築ネタ大好きな人必見の一冊

中里和人による舟小屋写真が素晴らしい 2007年刊行作品。刊行当時、表紙を見て速攻購入。 もしかしてと思ったら、やはり写真は中里和人(なかざとかつひと)だった。中里和人は1956年生まれの写真家で、現在は東京造形大学の教授にもなっている。昔ながらの…

『美しい日本の掲示板』鈴木淳史 インターネット掲示板の文化論

2ちゃんねる全盛時代に書かれたネット文化論 2003年刊行。筆者の鈴木淳史(すずきあつふみ)は1970年生まれの売文業(ってこの本には書いてある)。主として、文芸評論家、クラシック音楽評論家として活躍。著作にはクラシック音楽に関しての辛口評論が多い…

『50代 後悔しない働き方』大塚寿 「勝ち逃げできない世代」の新常識

アラフィフになったら読みたい一冊 2020年刊行。筆者の大塚寿(おおつかひさし)は1962年生まれ。リクルート出身のビジネスコンサルタント、実業家、ビジネス書作家。 著作が多数出ているが、もっとも知られているのは『40代を後悔しない50のリスト』かな。…

『ゴールキーパー論』増島みどり GKにしか見えない風景がある!

旧版の講談社現代新書のデザインは良かったのにね 2001年刊行。講談社現代新書からのリリースだが、当時このレーベルは一冊一冊全てデザインが違っていた。現在の色が違うだけの素っ気ないデザインと比べると格段の出来栄えと言える。 筆者は1961年生まれの…

『藩とはなにか』藤田達生 「江戸の泰平」はいかに誕生したか

戦国バブルの弾けたあとに 2019年刊行。筆者の藤田達生(ふじたたつお)は、三重大学、同大学院の教授で、専攻は日本近世国家成立史の研究。 内容はこんな感じ 安土桃山時代から江戸時代へ。戦乱の続いた時代から太平の世へ。この国の社会基盤は大きな変容を…