現代アート画家でジュエリー作家、元永紅子さん（56）が、三重県伊賀市丸柱に新たに展示スペース「GALLERY（ギャラリー）　IRO　HA」を構えた。「自分以外の作品を説明するのは、ちょっと新鮮」という。

　元永さんのアート作品は、板の上に色鮮やかなアクリル絵の具を袋の穴から1本ずつ細く搾り出し、乾かしては盛り上げる技法で知られる。京都市のほか、2011年に亡くなった世界的な抽象画家の父、定正さんの故郷の伊賀市三田にアトリエを構えている。

　今回、作品を置く倉庫を探そうとして空き家バンクで古民家を見つけたが、「全部倉庫にするのはもったいない」と改装し、10月にオープン。隣にアトリエも新築した。

　23日まで、母の美術家、中辻悦子さん（87）=兵庫県宝塚市=の作品8点を展示中。来春には定正さんの展示を考えているという。広域農道のコリドールロード沿いにあり、「ふらっと寄ってもらえれば」。ギャラリーは土・日・月曜の午前11時～午後5時。入館無料。問い合わせはメール（[email protected]）で。