トヨタ、マツダなど5社に国交省が立ち入り検査へ 車両認証不正

有料記事

西山明宏 大和田武士
[PR]

 国土交通省は3日、トヨタ自動車など5社で、車の大量生産に必要な「型式指定」の手続きを巡る認証不正があったと発表した。不正が認められたのは現行生産車で計6車種、生産終了車で計32車種。国交省道路運送車両法に基づき、4日にトヨタ本社を立ち入り検査する。ほかの4社に対しても順次実施する。

 不正があったのは他にマツダヤマハ発動機ホンダ、スズキの4社。

 国交省は3日、現行生産車で不正があったトヨタ、マツダ、ヤマハ発の3社に、国交省が基準適合性を確認するまで対象車種の出荷停止を指示した。調査が続いているトヨタには、速やかな最終報告の提出を求めた。

 国交省によると、トヨタでは…

この記事は有料記事です。残り635文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
西山明宏
経済部|自動車業界担当
専門・関心分野
中国経済、通商政策、民間企業
  • commentatorHeader
    パトリック・ハーラン
    (お笑い芸人・タレント)
    2024年6月3日18時48分 投稿
    【視点】

    国内で圧倒的なシェアを持つ5社の車に乗っている大勢の方々が不安になるニュースだろう。今回問題となっている車種は限られているし、その車種も含めておそらく安全性には問題ないだろうと思うが、どうしても「これについてウソ・偽りが発覚されたならば、発

    …続きを読む
  • commentatorHeader
    木村裕明
    (朝日新聞記者=企業、経済、働き方)
    2024年6月3日15時35分 投稿
    【視点】

    トヨタ自動車が国土交通省に報告した不正行為は、①過去に生産した4車種について、衝突試験の試験車両を不正に加工するなどした②現行の生産車3車種について、歩行者保護試験で虚偽データを提出するなどした――というものです。  いずれも安全性能にかか

    …続きを読む