自民党安倍派の裏金疑惑で政権運営に窮するなか、岸田文雄首相自らの足元も揺らぎ始めた。首相が会長を務めていた岸田派でも、政治資金パーティーの不記載疑惑が浮上。対応次第では与党内で出始めた首相退陣論に拍車がかかり、致命傷になりかねない。
「宏池会(岸田派)事務局においてしっかりと調査をし、そして当局に対しても丁寧に説明を行い、そして修正すべき箇所があるならば適切に対応する。このように指示をしてきた」。首相は12日、岸田派のパーティー収入の不記載報道を受け、記者団に硬い表情でこう繰り返した。
政権立て直しが一転
首相はこれまで、岸田派での…
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