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2024年12月27日金曜日

アゼルバイジャン航空バクー・グローズヌイ便撃墜事件

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アゼルバイジャン航空バクー・グローズヌイ便のエンブラエル190型機が、ロシア軍のパーンツィリ-S1による対空ミサイル攻撃で被弾し、カザフスタン南西部のアクタウ近郊に墜落した。事故機の後部に無数の穴が開いており、近接で爆発して破片を浴びせる対空ミサイルによる損傷が確認できる(twitter)。

2024年1月4日木曜日

羽田空港の衝突事故は、避難の手際を褒められて喜んでいる場合ではないので

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2024年1月2日の羽田空港C滑走路上の日本航空516便/A13XJ/A350-900と海上保安庁のMA722みずなぎ/DHC-8が衝突し両機とも大破全損した事故で、国外メディアが日本航空の避難の手際のよさを評価する記事を載せていることが注目されているが*1、日本の航空史に残る大チョンボなので(日本航空のスタッフ以外は)喜んでいる場合ではない。

2023年8月28日月曜日

科学的評価は倫理的判断の前提になるものだよ

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政治学者の田中信一郎氏が、福島第一原発のトリチウムを含有する処理水の海洋放出に関して、「「科学」の問題じゃなくて、「倫理」の問題」だと言い出した。田中氏の発言に理系 vs 文系のような対立軸を見出している理工系の人々がいるのだが、どちらかと言うと田中氏の倫理に関する知識が欠落しているのが問題になっている。

2019年9月20日金曜日

一昨年にあった多核種除去設備(ALPS)の不具合を、今でもあるように騒ぎ立てる前に

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福島第一原発の災害・事故処理で生じた大量に蓄積されたトリチウム水の海洋投棄を巡って色々と議論があるのだが、多核種除去設備(ALPS)がトリチウム以外の核種を取りきれていないと疑惑がネット界隈で拡散している。だいたい放射脳と揶揄される類のいつもの反原発派が声を大きくしているのだが、吹聴する前に事実誤認が無いか、そして目標と整合的な主張なのかよく考えて見て欲しい。

2018年9月11日火曜日

泊原発が動いていたら、北海道胆振東部地震で広域停電は発生しなかったか?

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泊原発が動いていたら9月6日の平成30年北海道胆振東部地震で広域停電が生じなかったと言う説が唱えられ、それに対する反論がネット界隈で行なわれている。政治的に原発停止が決定された*1と不満を持つ人々と、原発が有益とする情報は全て否定したい人々の、技術的要請がどのようなものか整理すらしない論争で頭が痛い。

2016年12月15日木曜日

V-22オスプレイの不時着を語りだす前に知っておくべきこと

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空中給油中にローターを破損し、機体不安定な状態で市街地上空の飛行を回避するために、沖縄県名護市沿岸で着水し大破したティルトローター機V-22オスプレイの2016年12月13日の事故*1に関して、その危険性を強調した話をしだしている人をそこそこ見かけるのだが、最低限知っておくべき事が幾つも抜けている気がしてならない。過去の米軍機や自衛隊機の事故について、少しは調べて比較して欲しい。

2016年11月6日日曜日

福島第一原発事故から、原発は人の手に負えないと言い出す前に

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福島第一原発の災害・事故から「あれだけのことがあったのだから、 原発は人の手に負えない」のような事を言い出す人を未だに見かけるのだが、この論法に違和感を強く感じる。津波に巻き込まれた従業員以外の直接の人命損失は無いとは言え、かなり広大な居住区の住人が長期間避難を強いられている事は事実なのだが、他の資源では同様の現象がないかと言うと、そうではないからだ。

2015年6月11日木曜日

福島第一原発の災害・事故で、作業員に判断ミスがあったとして

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マクロ経済学者の斎藤誠氏が「震災復興の政治経済学:津波被災と原発危機の分離と交錯」で、「今般の原発事故は、あらかじめ想定された範囲と程度のもので、事故の拡大を防ぐための手立てもあらかじめ合意をされていた」(P.201)と主張している。兆候ベース(EOP)手順書*1に従って減圧注水を行っていたら、格納容器破損を起こさず交流電源の復旧まで原子炉の状態を保存できたと考えているようだ。しかし、もっと上手い対応があったにしろ、それが合意されていたと言うのは、言いすぎでは無いであろうか。少なくとも操作手順書には明記されていない。むしろ、操作手順書に無いことに踏み切れなかったので、上手くやれなかったように思える。

2015年4月13日月曜日

ノビー、村上春樹の問題意識は間違っていないから

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経済評論家の池田信夫氏が、小説家の村上春樹氏の反原発の弁誤解に基づく難癖をつけている。村上氏の発言も、費用便益分析も、現地事情も理解していないようだ。

まず、『村上のような人々が「被災地を除染して放射能を1mSvにしないと帰宅させてはいけない」と言い張っている』とあるのだが、村上氏が除染をどこまですべきか主張した形跡が見つからない。「村上氏のような人々」に村上氏が含まれないのかも知れないが、原子力政策の是非と放射線防護の適性水準は別の議論なのだから、二つに関して同じ主張をするとは限らない。

2014年1月3日金曜日

旅客機でもっとも安全な座席位置はどこ?

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私も勘違いしていたのだが、旅客機で最も安全な座席位置はファースト・クラスでは無いそうだ。また、全ての座席が同様に安全と言うわけでもない。Popular Mechanicsが1971年からの米国の商業飛行機の墜落事故20件の座席ごとの生存率を調査したところ、機体後部の方が20ポイントも生存率が高かったそうだ。

2013年7月10日水曜日

前略、アシアナ航空のパイロット様

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対気速度計ぐらい見てください。航空史上、練度の低いパイロットが事故を起こしたことは多々あるのだが、大型旅客機でパニックにもならずに対気速度計を見なかったケースは、7月6日のアシアナ航空214便墜落事故が初かも知れない。

2013年5月7日火曜日

ミシンでビルが崩れるならば

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死者610名を超える大惨事になったバングラデシュのビル崩壊事故だが、ビル上層階の自家発電機4台と、ビル内の縫製工場従業員が使っていた千台以上のミシンが、停電後に一斉に作動して振動を起こしたことが事故原因となった可能性が指摘されている(MSN産経ニュース)。無理な説明に思えるかも知れないが、ミシンの強制振動数が建造物の固有振動数に一致したら、崩れるかも知れない。

2013年5月2日木曜日

アフガニスタンのB747墜落映像

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4月29日の朝7時に、アフガニスタンのバグラム空軍基地発ドバイ行きのNCR102便(B747-400型機、機体番号N949CA)が離陸直後に墜落し、乗員7名が死亡した事故で、墜落時の映像が公開されていた。タリバンが撃墜したと主張しているものの、多国籍軍はこれを否定しており、離陸直後に積荷のバランスが崩れたことが指摘されている。積荷は定期便の一般カーゴと、車両だったようだ(World Airline News)。

2012年12月30日日曜日

ツボレフ204型機がモスクワ周辺で墜落

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11月29日のモスクワ時間16時30分頃、Red Wings社のパルドゥビツェ(チェコ)発ヴヌーコヴォ(モスクワ)行きのWZ-9268便(Tu-204型機、機体番号RA-64047)が着陸に失敗し、滑走路を400mオーバーランして、ローカライザーアンテナと空港周辺のフェンスを破壊して停止したそうだ。乗員4名が死亡し、4名が重症で病院に搬送された。乗客はいなかったそうだ(The Aviation HeraldRT)。

2012年12月18日火曜日

活断層の上の原発は稼働してはいけない理由

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災害の発生確率×被害金額をリスク評価の基準にすることは多い。しかし、発生確率も被害金額も分からない場合は、不確実性の世界に入るので、計算ができない。

活断層上の原発の再稼動問題は、その不確実性の世界になっている。だから、活断層の上の原発は稼働してはいけない。

2012年7月16日月曜日

オスプレイ問題で朝日新聞の策略にはまる天木直人

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元駐レバノン特命全権大使の天木直人氏が朝日新聞の策略にはまっている(オスプレイ配備を葬り去った朝日の大スクープ)。オスプレイが米海兵隊の存続をかけて開発した 輸送機なので、本当は機体不良が原因で事故が起きたのに、米空軍の事故調査委員会が握りつぶしたと言う論調。

残念ながら三日前に、朝日新聞がソースとするドナルド・ハーベル退役空軍准将が産経新聞に対して以下のように語っている(産経新聞)。

2012年6月24日日曜日

軍用ヘリはそもそも危ない!CH-46の事故動画

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V-22オスプレイの沖縄配備に伴って、再びその安全性に疑いが持たれている。

しかし、その安全性の議論はV-22オスプレイの事故に集中しており、現在も普天間基地には海兵隊のヘリ部隊がいる事を忘却している事が多いように感じる。V-22オスプレイが安全か否かを議論しても始まらない。現行機のCH-46シーナイトより安全か危険かが問題だ。

2012年6月20日水曜日

超オレいけてると思ったら墜落していたロシアの最新旅客機SSJ100

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最新鋭のロシア製旅客機スホイ・スーパージェット100(SSJ100)が2012年5月9日のインドネシアでのデモフライト中にジャカルタの南部にあるサラック山に墜落し、乗員等45名全員が死亡した事故に関して、事故原因が判明したようだ。パイロットが機体性能を誇示するために、無理な飛行を試みたらしい(The Voice of Russia)。5月31日にボイスレコーダーとフライトレコーダーが回収されていた(産経ニュース)。

2012年5月2日水曜日

エールフランス447便の墜落原因はヒューマンエラー

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Business Insiderによると、昨年5月にAF447便A330-203型機のフライトレコーダーが回収された後に解析が進み、墜落原因が概ね判明したようだ。昨年7月末に伝えられていたように、パイロットのヒューマンエラーが主たる原因だ。

2009年6月1日に大西洋上空を自動巡航中だった事故機は、二つある対流速度計のうち一つが切り離され、自動的に手動運航に戻された。対流速度は揚力に直結する最も重要な計器の一つだが、バックアップがあるため問題は無いはずだが、操縦を担当していた副機長は機種角を水平に維持し、速度を一定にする代わりに、機種角を急角度にした。

2012年5月1日火曜日

ロシア旅客機墜落の原因は機体の氷結

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ロシアの西シベリア・チュメニ州の州都チュメニ郊外で4月2日、乗客乗員43名が搭乗したロシア航空会社ユーテイル(UTair)のプロペラ旅客機ATR72が墜落し、うち33名が死亡した事故で、ロシア運輸省の監督官は、機体の氷結が原因だと見ているようだ(RIA Novosti)。