電通デジタルが企業のSNS投稿運用を高度化する「∞AI Social」開発、社内運用を開始

デジタルマーケティング事業の電通デジタルは、企業やブランド、サービスの「Xアカウント」の投稿文をAI(人工知能)で生成する独自ソリューション「∞AI Social(ムゲンエーアイソーシャル)」を開発して1月14日から社内で本格運用を始めたと発表した。エンゲージメント(つながり)を獲得する投稿文案を簡単に作成できるようになる。

企業やブランド、サービスのX公式アカウントの許諾を得て、過去1年以上の投稿を学習する。投稿のバリエーション分けや特徴のラベリング、いいね数、リポスト数、保存数などの実績から成果の高い投稿と低い投稿をAIが精査し、アカウント特有の世界観や文章表現、絵文字の利用方法などアイデンティティを反映した投稿案を生成する。

テーマとなる情報やキャンペーン概要、ターゲットのユーザー情報を入力し、過去投稿から類似の投稿を参照してエンゲージメントの高い投稿の共通点を踏まえた投稿案を生成する。テーマ情報はキャンペーンやプレスリリースをURLで入力して自動で参照させられる。事実情報を参照して誤った内容を生成するハルシネーションを防ぐ設計にした。