そこにいるだけでいい

不登校からの復活。シンプルな暮らし。

持ち家を売って、賃貸に引っ越そうと思った話。

家のローンの支払いが、厳しくなってきました。 

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いっそのこと、家を売ってローンを返済し、賃貸に引っ越そうか。     

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 15年前に一軒家を買いました。もちろんキャッシュで全額払うことはできませんでした。住宅ローンは最長の35年です。

 

サラリーマンの夫が35歳の時に買ったので、完済するのは70歳の時です。

以前、

「家を買ってよかったと思う11の理由」 記事を読む⇒☆

「家を買って後悔した11の理由」 記事を読む⇒ ☆

「家を買った方がいいのか、賃貸がいいのか徹底比較。」 記事を読む⇒☆

というお話を書きました。

 家を買い、35年ローンを組みました

住宅ローンを組む時には、「どんどん繰り上げ返済をして、夫が60歳(当時の一般的な定年年齢)までに完済するつもりでした。私たち夫婦は、バブルを経験しています。どうしてもバブル気質が抜けないのです。お給料は、右肩上がりに増えていくと思っていました。余ったお金で、199万円ずつ繰り上げ返済をする予定でした。(当時はその金額での繰り上げ返済が、一番お得だったと記憶しています)

 

お給料は増えたのか?

確かに、お給料は年齢と共に増えています。でも当時私たち夫婦が予想していたよりも、とってもゆるやかでした(笑)

 

家を買ってから15年の間には、経営破綻したり、お給料が減ったり、ボーナスが出なかったりする会社もありました。幸い、我が家はそういうことがなかっただけでも、よかったと思います。

 

でもそんなにお給料は増えませんでした。

 

恐るべし「教育費」

うちには子供が2人います。はなちゃん(19歳)とヒデ君(12歳)。幼稚園や学校が全部私立の場合はいくらぐらい、全部公立の場合はいくらぐらいという試算がありますよね。覚悟しているつもりでしたが、子育ては本当にお金がかかります。

 

たとえ公立に行ったとしても、よい教育を受けさせようと思うならば、よほどの天才でない限り、塾に通うことは必須です。

 

塾代(春期・夏期・冬期講習も)や習い事、部活動、それにまつわる教材費や用具・ユニフォーム代、交通費、合宿代、発表会・衣装費用など、思いがけない大きい出費がこれでした。

 

いろいろな事情があり、はなちゃんは中学から、ヒデ君は小学校から私立に行ったので、教育費がとてもかかってしまいました。

ローンの繰り上げ返済をする余裕は、ありませんでした。

 

ローンのボーナス払いがきつい

我が家の住宅ローンは、ボーナス払いもあります。このせいで、旅行に行けない!これがなかったら、どんなに家計が楽になるだろうとずっと思っていました。

 

家を査定してもらってみた

もういっそ、家を売って、売れたお金でローンを返してしまいたい。今はネットで簡単に査定してもらうことができます。簡単な情報を入力するだけで、数社に査定をしてもらうことができます。

 

何社かに査定してもらうと、会社によって、いい加減だったり、ものすごくしっかり調べてくれたり、様々でした。結果として、ラッキーなことに買った時とほぼ同じ価格で売れることがわかりました。買った時が底値だったこと、駅からの利便性がよい人気のエリアだったことが、理由のようです。(家を売る時は、この時一番しっかり調べてくれた会社にしようと心に決めています)

 

家を売ってローンを完済し、賃貸に引っ越そうと思ったけれど・・・。

家も良い値段で売れるし、ローンの残債を払っても少し残る。家を売って、小さい賃貸に住んだら、どんなに今の家計が楽になるだろう。そこで、賃貸を探してみました。うちには犬がいるので「ペット可」が、最大の条件です。

 

希望の条件

・ペット可

・建物は古くてもよいので、内装をきれいにリフォームしてあるもの

・駅から徒歩圏

・夫の通勤、子供たちの通学に支障のでない場所

・できれば分譲賃貸

・60平米ぐらい

 

本当に「ここなら住みたい!」と思う物件は家賃30万円とかになってしまいます!そんな家賃は、もちろん払うことはできません。ローン返済しているより、生活が苦しくなってしまいます。

 

もう少し郊外で、駅から徒歩15分以上の物件は、最近家賃が下がってきていると感じます。先日、マンションで建物は築23年ですが、分譲賃貸で、フルリフォームしてある、ペット可のまさに思い通りの物件を見つけました!しかも、74平米で、家賃も今の月々のローンの返済額より安いのです。

 

本当に引っ越そうと思い、不動産やさんに連絡して内覧しようとしていました。

 

今は家計が楽でも、トータルでは得か、損か?

姉から「ちょっと待った」が、かかりました。「よく計算してごらんよ」と。そこで、よくよく計算してみると、その賃貸に20年間住む家賃の合計が、今のローン残債額と同じになりました。つまり21年目からは、賃貸の方が高くなってしまうのです。

 

老後の住みかと住居費

21年後、というと夫は70歳です。夫は65歳まで会社に残る予定ですが、61歳からは年収がぐっと下がります。収入が減っても、家賃の支払いは続きます。66歳からは収入は、年金だけです。85歳まで生きるとしたら、66歳から85歳までの約20年間、年金収入だけで家賃を払い続けなければなりません。年金だけでは、足りません。

 

このまま家を売らずに住んでいれば、繰り上げ返済をしなかったとしても、71歳からの約15年間は、住居に関する費用で払うのは固定資産税だけです。住居費は、ほぼかからずに生きていくことができます。

 

はなちゃん(19歳)が大学を卒業したら教育費が減るので、どんどん繰り上げ返済をする予定です。目標は夫が60歳になるまで、あと10年での完済です。

それが無理だった場合は、退職金の一部を使って住宅ローンを完済します。

 

61歳からは、大きな住居費をかけない。

 

実際には、リフォームや家の建て替え、施設に入居、転勤など思いがけない引っ越しなどがあるかもしれません。

 

物をたくさん捨てて、もしかしたら家もいらないかもと思った時もありました。でも結果として、この家に住み続けることが経済的にもすっきりしていることがわかりました。

 

私たちは、死ぬまでこの家に住み続けるつもりです。家の中は15年の月日で、壁紙、フローリング、水まわりなどなどいろいろと古くなってきました。今は、リフォームやリノベーションがブームだそうですね。「古くなっても、手を加えて大切に住み続ける」そんな、ヨーロッパ風な考え方が、日本にも芽生えてきたようです。

 

私も少しずつ手を加えて、この家をお気に入りの空間に、そして大切にしていきたいと思います。

 

私の家の様子がちょっぴりわかる記事はコチラです⇒☆

 

あなたも、この先の住居について時々考えてみるとよいかもしれません。この先の暮らしに対する考えが、変わるかもしれませんよ。

 

次回は、「老後への資金計画を練ったお話」の予定です!お楽しみに!!

 

いきものブログ(笑)「ワンコとハリネズミのいる暮らし」にも遊びにきてくださいね!トイプーのプーちゃんの夏のワンピース、かわいいのですよ♡