2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

理想(つづき)

まだまだ蒸しますが続きを少し… ちょっと観念的に書いてしまいましたので、少し言い方を変えます。たとえば世界市民という考え、これはこれで一つの理想だと思います。ただし、この言葉をどう受け取るかということについてはまだまだ定まった方向性もなけれ…

理想

「もっと現実を見ろ」というような言い方が、ある時期盛んに単なる現状肯定、現状追認を要求するだけの卑小な言葉として使われていたと記憶しています。何らかの理想を求める立場に対する否定的な言葉としてあったのです。でもその頃から私は、現実を見ると…

一人のアメリカ人が見た韓国(続)

昨日触れたこちらのサイトの「Check Out Incestuous Amplification On Korea」に書いてある、ケビン氏が見た韓国人の奇妙な「反米主義 anti-Americanism」は次のようなものです。 韓国では、反米の抗議者たちはナイキやリーボックを履いている。彼らはアメリ…

一人のアメリカ人が見た韓国

もうリンク切れになってしまっているのですが、かつてIncestuous Amplificationという名称の在韓アメリカ人の方のサイトがありました(現存するIncestuous Amplificationは全く別の方のブログとなっています)。 そこがどのようなものであったか、たとえばこ…

中国では疫病感染のfactは国家機密だそうです

ヒロさん日記(7/27の記事)「SARSの嘘」:恐るべきメディア・コントロールの実態 をごらんください。ここから「日々是チナヲチ」などの中国情報ワッチブログへのリンクもあります。 特に四川でおきている正体がよくわからない感染症(中国当局曰「ブタ…

社会認識を基礎づける「個人的−感覚的」生活体験

本質論の当否はさておき、社会関係の本質論や文化の本質論などは、顕在化しているかどうかは別にして人間存在の本質的規定と分けて考えることはできないでしょう。社会関係を担うものは人間であり、文化は人間の社会関係によってその存在の根拠を与えられて…

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昨日のあまりまとまりのない思考の続きです。またぞろ少し視点が違っているのですが、自分の考えの中では一連の流れに沿ったものです。ちょっと南海の怪獣(その心は難解・晦渋)っぽいのは、まだまだよくこなれていないということでもありますのでご寛恕を…

自分は自分?

というわけで(何が?)続きですが、微妙に視点を変えて… 私は自分は自分、他人(ひと)は他人という考え方があまりできません。もちろんこういう言い方で自分に気合を入れるときはあるのですが、おそらくこの考え方が「ほんと」ではないと思っているからで…

「個人的」体験の遠近法 

先日の関東での地震は確かに久々に大きく感じるものでしたが、人的被害は最少に押さえられ(数名負傷。重傷者なし)交通機関にある程度の混乱はあったものの物的損害もほとんど聞こえてきません(皆無ではなかったでしょうが…)。 それなのにマスメディアの…

テフロン加工製品に関する疑念

・テフロン加工の製品は200℃以上の加熱(一定の温度に関する確実な報告はない)で有害化学物質を発生する ・加熱しないテフロン加工に関する危険性は言われていない ・この化学物質群は鳥類に急性の毒性を示す ・人間に対する、特に慢性的に曝された場合の影…

杉浦日向子さん死去

各所で話題になっておりますが私も驚きました。 学生の時に『百物語』を読んだのが最初の出会いだったと記憶しております。 後には「コメディーお江戸でござる」の解説を、ちょっと嫉妬しながら拝見しておりました。なんて素敵なんだろうと… 終にゆく道とは…

遊びと美術

「百夜がよひの満願に…」というわけで、ちょっと格調高めに(笑) 遊び 遊びの概念は、それに相応するさまざまな言語の内包する意味に差はあっても、人類に共通のものだと思われます。生真面目な近代精神は、遊びを不真面目だとか幼稚なものだとかネガティブ…

お酒の話

第三のビールと呼ばれる酒税が安いビール風味のお酒が人気だそうですが、私は新しもの好きですので大方の種類を1本ずつ試してみました。確かに暑い夏に喉を潤すものとしては悪くないでしょう。さっぱり(というか軽い)風味で、ビールかな?と首を傾げたく…

エジプトでのテロの報に接し

彼らにはイスラーム過激派という呼称が用いられているが、無辜の民間人を殺傷したという理由で、既に彼らはイスラーム国際法に照らし、イスラームの名に値しない存在なのである。 (黒田壽郎『だれでもわかるイスラーム』河出書房新社、2001)

なゐ

四時三十五分頃。やや強し。震度四以上か。

「差別はだめ」という言葉について

差別(discrimination)はいかなる場合でも絶対にいけないものだ、という前提は正しいでしょうか?また、これを今の日本社会は「建前」として共有しているでしょうか?このことを考えるとき、私が思い出すのは2000年前後のオウム信者に対する地方公共団体の…

十六夜日記

昨日は満月、となれば今日は十六夜(いざよひ)の月です。『十六夜日記』の名は耳にしたことがあっても、なかなか文章とか内容まで覚えておられる方は少ないのではないでしょうか? 私の個人的な感じでしたが文章が巧みなわけでもなく、紀行文としても描写は…

月

うちのところからは見えてます。一面の雲だったからだめかなと思いましたが、雲ごしに丸い…赤い月でしょうか?東南の空低く見えます。 さすが満月の光ですね、雲を通してもなんとか届きます。一つも星は見えないのに…

歯科医

に行ってきました、11時からの予約で。 最近ちょっととげとげしていた(?)のも実は歯痛のためだったかもしれません。(と責任転嫁) 最近の歯科医はとてもインフォームド・コンセントを丁寧にとりますね。そこらの大学病院の(一部の)医師に学ばせたくな…

仏教の流れ その2

般若経 大乗仏教を語る上では般若経(摩訶般若波羅蜜経 prajna - paramita - sutra)を欠かすことはできません。それが「大乗を最初に宣言した経典であり、名実ともに大乗仏教の先駆を果たした」(岩波『仏教辞典』)ものだからです。 般若経とは単一の経典…

ヒカ碁がタイで人気とか

「ヒカル」若者に旋風 囲碁(タイ)2005年07月19日(朝日新聞サイト) 突然の追い風が吹いた。 少年棋士が主人公の日本の人気漫画「ヒカルの碁」が99年、タイ語に翻訳され始め、昨年、テレビでアニメ版も放映された。これが一大ブームを引き起こす。 タイ…

仏教の流れ

仏教以前 古代インドにおいては仏教以前にバラモン(インドの四姓制度の最上位の僧侶)階級を中心に、ヴェーダ経典に基づく自然宗教がありました。今現在あるヒンドゥー教は、およそ紀元前3世紀ごろからこの宗教が他の土着の要素を吸収して変貌しつつ成立し…

ちょっと…

仏教では悟りと呼ばれるトランスを猿のようにする逝っちゃってる仏陀がナザレのイエスと同じように「愛だよ、愛」と説いて、死んだら無になるって考えのバラモン教の死生観が怖かったので輪廻転生を発明とか、教えはガンガン歪められて伝えられていくうちに…

イメージ

LALALA LALALA Zingen Zingen Kleine Vlinders LALALA LALALA Zingen Vlinders La La (ラララ ラララ 歌え歌え 小さな蝶々) (ラララ ラララ 歌え蝶々 ララ) アントワープの聖母大聖堂に今も飾られているルーベンスの≪キリスト昇架≫と≪キリスト降架≫の2…

祇園祭

さて今日が祇園祭の山鉾巡行ですが、祇園祭の由来などについては私はそれほど語るものを持っておりません。だいたい検索すればわかる程度のことです。いくつかサイトを見ましたが、こちらのサイトの記述がバランスよくまとまっているように思われました。 祇…

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朝から暑いですね。もう夏が来ているようです。今日は住まいのあたりの町内会の夏祭りです。昨年は引っ越して間もなく、子供たちが山車(のようなものを)引いてるなと物干し台から見ていましたら、女の子二人がピンポンを押してやってきまして「寄付」を当…

宵山

そういえば今日は祇園祭の宵山ですね。お天気は大丈夫そうです。 今年は宵山が土曜、山鉾巡行が日曜ですし月曜も休日なのでさぞ混み合うことでしょう。あまり人ごみは好むほうではありませんし、京都に住んでいたときでも実は山鉾巡行を見に行ったのは一度き…

夢と運命4

昨日までは古代ギリシアの夢見を概観し、そこに変えることのできない運命を知らせる「前兆夢」という夢の捉え方を見ました。また同時に、それとは異なる夢の受け止め方がアスクレピオス神に関わる治癒的夢籠りの場にあるのではないかと、それについてちょっ…

夢と運命3

昨日は、古代ギリシアの人々にとってある意味「夢(の知らせ)は運命に従属」していたということを書きましたが、通常の意識において、人々が運命論的な諦念を常に抱いていたとまで考える必要はないと思われます。一身の平穏や幸福を神々に祈る時、そして明…

夢と運命2

昨日書いたように古代ギリシアにおける夢に関しては様々な相が言及され、それぞれの研究がなされていますが、その夢の一般的な受け取り方にはどのようなものがあったのでしょうか。 古代末期、ローマ帝政時代の初め、ハドリアヌス帝の時代にアルテミドロスの…