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性能計測インターセプタ

ありがちですが、メソッドの呼び出しにかかった時間を表示するインターセプタを書いてみました。せっかくなのでDIコンテナに登録して使えるようにしています。

機能
  • メソッドの開始前と開始後の時刻を取得し、ミリ秒単位で呼び出しにかかった時間を得る。
    • 時刻は「new Date().getTime()」で取得しているため、精度はDateクラスのそれに準ずる。
  • 5回試行し、平均と最大、最小を表示。
実装とサンプル
var stdout = document.getElementById("stdout");

/**
 * メソッドの実行時間を計るインターセプタ
 * メソッドを5回実行して、平均、最大、最小を表示する。
 *
 * @param {Object} mi container.MethodInvocation
 */
function pref( mi ) {
    var count = 5; // 試行回数
    var total = 0;
    var max = null;
    var min = null;
    for ( var i = 0; i < count; i++ ) {
        var start = new Date();
        try {
            mi.proceed();
        } finally {
            var time = new Date().getTime() - start.getTime();
            total += time;
            if ( !max || max < time ) { max = time; }
            if ( !min || min > time ) { min = time; }
        }
    }
    stdout.innerHTML += mi.getMethodName() + " :avg " + Math.floor((total / count)) + "ms, max " + max + "ms, min " + min + "ms,<br/>" ;
}

// 以下はサンプルです。 --------
// 計測対象
function Logic( ) {}
Logic.prototype = {

  // インクリメントでループ
  a:  function() {
    var x = "";
    for ( var i = 0; i < 20000; i++ ) {
        x += "a";
    }
  },
  // デクリメントでループ
  b: function() {
    var x = "";
    for ( var i = 20000; i >= 0; i-- ) {
        x += "a";
    }
  }
}

// コンテナの初期化
var c = new container.Container( function( binder ) {
  binder.bind( "logic"  ).to( Logic );


  // 性能計測インターセプタをグローバルインターセプタとして設定
  binder.bindInterceptor( pref, container.any(), container.any());
});

// メソッドを呼び出し。処理時間が表示される。
var logic = c.get("logic");
logic.a();
logic.b();

確認はこちら

グローバルインターセプタとして登録したので、コンテナ上のすべてのコンポーネントのメソッド呼び出しで、実行時間が表示されます。

どうでもいいけど

Javaだとデクリメントでループした方が早い、とか言う話をだいぶ前に聞いた気がしますが、JavaScriptだとあまり変わらないみたいですね。(Javaの方もだいぶ前の話なので、最近はどうか知りませんが。)あと、IE6はかなり重かったけど、+=のせいかも。