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男のなかの男2

 前回拍手コメントをくださったmarronさんいつもありがとうございます(^-^)
 たしかに現代日本に、己の命を賭しても自分の誇りを守る侍魂を持った、男のなかの男がどれほどいるのか気になるところではありますね。



 何だかいつの間にか半分自分の好きなマンガの紹介になってる気もしますが、今回は前回の『男のなかの男』では紹介しきれなかった男を紹介していきたいと思います。

 ワイルド7の飛葉大陸は男のなかの男だと思う。自ら望んだわけではないものの世俗と縁を断ち、ひたすら悪人を退治していくストイックな生きざまは男のなかの男だと思う。
 そういえばワイルド7でも初期のメンバーは飛葉以外は全員殉職しているが、やはり男のなかの男とは死と隣り合わせなのかもしれない。
 昔は週刊連載していたワイルド7だが、続編のワイルド7Rは下巻を出すのに3年もかかったらしい。週刊連載だと妥協して適当に描いてしまうところも、書き下ろしだととことんこだわってしまうからだろうか。

 単行本どころか雑誌連載すら叶わないwebマンガ家には単行本の書き下ろしなど雲の上の話にしか思えないだろうが、書き下ろしの単行本で何度も〆切を伸ばしてもらってもちゃんと単行本を出してもらえるというのは、売れた実績があるからだと思う。
 デジタル全盛の21世紀にトーンを殆ど使わずびっちり描き込まれた重厚な画面はずっしりとした重量感を感じる。

 ゴルゴ13のゴルゴも男のなかの男だと思う。彼は依頼を受けたターゲットをひたすら狙撃していくが、スナイパーのストイックな生き方は猟師と共通するものがある。
 ゴルゴ13は1968年に連載開始してから一度も休載してないと聞くが、入院先でも点滴を引きずって原稿を描いていたという、作者のさいとうたかをのストイックな生き方も男のなかの男を思わせる。



 ケンシロウの「お前はもう死んでいる」の台詞で有名な北斗の拳は、萌えアニメ全盛時代の現代では考えられないほど、男のなかの男がバーゲンセールみたいなマンガだったと思う。
 北斗の拳は男の美学を突き詰めていくとギャグになってしまうのを具現化した傑作だと思う。


 そしてもうひとり絶対に忘れてはいけないのが、ブラックエンジェルズの松田だろう。名前そのものからして松田優作がモデルの彼の生きざまは天衣無縫、豪放剛胆、まさに男のなかの男である。
 常に悩み憂える雪藤とは対照的に、常に己の拳ひとつで敵をかっ飛ばし(竜巻をかっ飛ばしていたことも)自分の人生を切り開いていく彼の生きざまは、有り得ないッッと思いつつも思わず圧倒されてしまう。
 頭を撃ち抜かれて死んだ筈なのに、雪藤の前にヒョッコリ姿を現したときは当然のことながら驚かれたが、彼はたったひとことで済ませている。

 それって細かいのかッッじゃあお前にとって細かくないことって何なんだよッッ!!
 そーいやこいつ、ジェット機に激突されたときも、ミサイルごと海に墜落したときもピンピンしてたっけなあΣ(-∀-;)

追記
そういえば今日ニャンニャンの日だった・・・(;゜∀゜)




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No title

望まぬ闘争に身を投じて
ひたすら突き進む

トーンを使わずにびっしり描きこむのは
なかなかの重労働ですよね
それだけこだわりをもって描きこんでいるんですね

点滴しつつもというのは
余程描くのが好きで表現者ゆえの意思の表れですね

No title

わぉーーー✨北斗の拳..

ケンシロウ いいですねぇ―=^_^=♬

弱者や子供には めっぽう優しく ピカイチの男ですよね✨( *´艸`)

No title

荒ぶるプリンさん、こんばんわ(^-^)

そうですね。アウトローが法で裁けない悪を撃つという話は
男のなかの男の真骨頂だと思いますね。
デジタル全盛の21世紀にトーンを殆ど使わずガッツリ描き込まれた
紙面には、デジタル作画では絶対表現できない重量感があるので、
かえって斬新に見えますよね。
実際デジタル作画の萌えマンガは、どうしても画一的になりがちですし。

さいとうたかをは親が死んでも自分が病気になっても、休載だけは
絶対にしないのが信条みたいですね。
継続は力なりで手塚治虫も石ノ森章太郎もやらなかった偉業を
成し遂げたのは、男のなかの男といっても過言ではないと思います。

No title

まんねんずさん、こんばんわ(^-^)

そうですね、北斗の拳は男のなかの男の大安売りみたいなマンガ
だったと思いますが、ケンシロウは誰もが認める男のなかの男ですよね。
敵には情け容赦ないが、無力な女子供や老人に優しいところも
ポイント高いと思います。

No title

すみません。残念ながら、この3作品はどれも読んだことが無いです。


トーンとは斜線とか点々とかのスクリーントーンのことですかね?
言い方も昔とは違うんだ。

確か水木しげるも全く使わないのでは?

No title

笑ハゲさん、こんばんわ(^-^)

3作品ということは、ゴルゴ13は読んだことあるんですね。
まあゴルゴ13知ってるようならいいです。

はい所謂スクリーントーンです。スクリーントーンはレトラセット
社の商品名なので、敢えてトーンで統一しています。
たしかに水木しげるも殆どトーンは使ってないですね。

No title

ん…?

ならば4作品です。
全部読んだことが無いです。

水木しげるは、連ドラゲゲゲの女房内で、アシスタントががむしゃらに点々を打ちまくるシーンを良く見ていました。

No title

笑ハゲさん、おはようございます(^-^)

まあニュアンスとして記事の内容が伝わればいいです。

そうだったんですか。アシストも大変ですね。

No title

法でさばけないからこそ
アウトローが裁くのはかっこいいですね

親の死に目にも体調不良にも負けずに
ひたすら漫画に向き合うのは漫画家としてまさに偉業ですよね

No title

荒ぶるプリンさん、おはようございます(^-^)

ですよね、法で裁けない悪をアウトローが撃つ話は特に自分の胸を打ちます。

たしかに半世紀近く連載していて入院中で休載ゼロというのは、
もはや鉄人の偉業ですよね。
自分も半分とまでは行かないまでも一割は見習いたいです(>_<)

ですね~

体調少し崩したらもう
横になってしまいたいですからね

何十分の一でもいいから
分けて欲しいですね

こんにちは

何かそう言えば、ドラマで同じような感じのタイトルのやつをやってたねぇ~。
まぁ、自分はそのドラマ見てないから同じなのかどうかはサッパリですが、たぶん違うんだろうね(・。・)

No title

荒ぶるプリンさん、こんにちは(^-^)

ですよねー、自分はちょっと疲れただけで何にも描く気無くなる
ので、十分の一でも分けてほしいですよねー・・・(;´Д`)

No title

よしおさん、こんにちは(^-^)

ドラマ化といえば、過去にワイルド7とドーベルマン刑事が
ドラマ化してますが、もう40年以上前の話なので、
さすがによしおさんは見てないですよね。うーん何なんだろう。
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ASDponch

Author:ASDponch
地上最強の芸術の場外乱闘者を目指し日々孤軍奮闘する自閉症スペクトラム障害(ASD)ponchの自堕落な日常と、社会からはみ出したアウトサイダーの駄話を書いています。
最近はすみっこぐらしにもハマってます。すみっこ仲間絶賛募集中ッッ\(^o^)/

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