Unity Tweak Toolとは、Ubuntu 13.04から公式リポジトリに追加された、Unityのカスタマイズツールです。
https://github.com/freyja-dev/unity-tweak-tool
バージョン | インストール方法 | 起動方法 |
---|---|---|
Unity Tweak Tool 0.0.4 | UbuntuソフトウェアセンターまたはSynapticから「unity-tweak-tool」で検索してインストール | ホームボタンから「Unity Tweak Tool」で検索して起動 |
Unity Tweak Toolは、「Unity」「Window Manager」「Appearance」「System」の4つにカテゴリ分けされたアイコン表示のインターフェースで、直感的に使えるUnityのカスタマイズツールです。
Unityランチャーやパネル、ワークスペースやホットコーナー、テーマやアイコン、フォントの変更、ウィンドウボタンの配置やデスクトップアイコンの表示、さらにオーバーレイスクロールバーの無効化など、Unityデスクトップのほとんどすべての部分をカスタマイズできます。
以下、Unityを自分好みにカスタマイズする方法を、いくつかピックアップして紹介したいと思います。
まずは、Unityのメインであるランチャーをカスタマイズしてみましょう。
Unity Tweak Toolのメインウィンドウの「Unity」セクションから、「Launcher」アイコンをクリックすると、ランチャーのカスタマイズ画面が開きます。
Ubuntu 13.04では、デフォルトでランチャーの背景が透明になっていますが、「Transparency level」のスライダーで、さらに透明度の変更ができます。
また、起動しているアプリのアイコンの背景には色がつきますが、「Icon Backgrounds」リストから「Coloured edges」を選ぶと、枠線だけ色がつくようになります。
次は、「Panel」タブに切り替えて、Unityパネルをカスタマイズします。
パネルを透明にしたいなら、「Transparency」オプションをオンにして、その下のレベルで調整します。
Ubuntu 13.04のパネルには、時刻のみが表示されますが、「Indicators」セクションの「Date&time」オプションで、12時間/24時間表示の切り替え、日付の表示などをカスタマイズできます。
また、Ubuntu 13.04では、ログインユーザー名がデフォルトで非表示になっていますが、表示したいときは「Show my name」オプションをチェックしましょう。
Ubuntu 13.04では、デフォルトでワークスペースが無効になっています。ワークスペースを有効にしたり、その数を変更するには、「Window Manager」セクションにある「Workspace Settings」アイコンをクリックします。
「Workspace switcher」のトグルをオンにすると、ワークスペースが有効になります。
また、縦横のワークスペースの数や、カレントワークスペースの色も変更できます。
次は、「Hotcorners」タブで、ホットコーナーをカスタマイズしてみましょう。
Cinnamonを使っている方にはおなじみですが、ホットコーナーとは、デスクトップの角にマウスカーソルを当てることで、ウィンドウの切り替えなどができる機能です。
まず、「Hotcorners」のトグルをオンにしてホットコーナーを有効化、カスタマイズしたいコーナーのリストから、機能を選んで割り当てます。
「Toggle Desktop」でデスクトップの表示、「Show Workspaces」でワークスペースの表示です。
おすすめは「Window Spread」で、開いているすべてのウィンドウを広げて表示してくれるので、ウィンドウの切り替えがすばやくできるようになります。
テーマ、アイコン、フォントの変更は、「Appearance」セクションにある各アイコンから行います。
Ubuntuのデフォルトフォントはすこし小さめなので、ここでフォントサイズを大きくしておくといいかもしれませんね。
また、追加インストールしたテーマやアイコンは、一覧から選ぶだけですぐに適用できます。
ウィンドウボタンの配置を変更したいときは、「Window Controls」タブを選びましょう。
「Alignment」オプションで、ウィンドウボタンを左右好きな方に配置できます。
また、「Show menu button」をオンにすると、メニューボタンがウィンドウボタンの反対側に表示され、「最大化」「最小化」「サイズ変更」、また、ワークスペースの移動メニューが使えるようになります。
Unity Tweak Toolを使えば、デスクトップに「ホーム」「ゴミ箱」やマウントしているハードディスクを、簡単に表示できます。
「System」セクションから「Desktop Icons」を選んで、デスクトップに表示したいアイコンを選択しましょう。
最後に、オーバーレースクロールバーの無効化を紹介します。
「Scrolling」タブにある「Scrollbars」オプションから「Legacy」を選ぶだけで、オーバーレイスクロールバーが無効になり、クラッシックスタイルのスクロールバーに変わります。
Unity Tweak Toolには、他にも様々なカスタマイズ項目があるので、いろいろと試して自分好みのUnityにカスタマイズしてみましょう。
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