最近では無駄に画像サイズの肥大化が進んでいますが、一昔前の画質の悪い低解像度の画像を高解像度化して保存したいときにおすすめなのが、Upscalerです。
Upscaler—Linux Apps on Flathub
Upscalerは、画像の復元や最適化のためのAIアルゴリズムReal-ESRGAN ncnn VulkanのGUIフロントエンドです。
画像ファイルを選択するだけで、自動的に最適な解像度と画質をAIが計算して、簡単に画質を良くすることができます。
Ubuntu 22.04で動作するUpscalerは、Flatpak版として提供されています。Flatpakのインストール環境が整っていれば、GNOMEソフトウェアで検索するか以下のコマンドでインストールできます。
$ flatpak install flathub io.gitlab.theevilskeleton.Upscaler
※Flatpakのセットアップについては、Ubuntu 22.04の新機能とインストール後の設定(LTSユーザー向け)を参考にしてください。
Upscalerを起動したら、まず、高解像度・高画質化したい画像ファイルを「Open Image」ボタンから選択しましょう
自動的に高画質後の解像度が計算され「Post-upscale Image Size」に表示されます。
オプションの画像の種類「Type of Image」から写真「Photo」かアニメ「Cartoon/Anime」を選び、「Save Location」で保存場所とファイル名を設定したら、「Upscale」ボタンで処理を開始しましょう。
この画像の上が元の画像、下がUpscalerで高画質化した画像です。
結果を見れば明らかと思いますが、発色の良さが段違いですね。
なお、元の画像ファイルや環境にもよりますが、Upscalerによるアップスケーリングにはけっこう時間がかかります。
試しに「1350x840」のJPG画像を高画質化してみましたが、「5400x3360」に変換するのに約2分ぐらいかかりました。
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