- mizunotori
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発端となった鼎談はこちらで読めます。
htn.to/nXs3xC これ序盤だけ読めたんですが、こういう経歴の人を三人連れてきて「ラノベは文学か」なんて話させてもそりゃあ「文学じゃないです」って結論がすぐに出るでしょうし、ここからなにか価値のある方向に発展し得るのかな?と思ってしまいました。
2015-03-13 01:35:58htn.to/nXs3xC もう一度見てみたらちゃんと変換されたので読んだんですが、なんというか、すごく……「わかりやすかった」ですね。「そこもライトノベルの特徴で、マーケティングをうまくやれば意図的にヒットを出しやすい。」うわあああああ。
2015-03-13 02:16:23データベースショーヒとかモエヨーソとかオーキナモノガタリノスイタイとか、本当に思った以上に浸透して「教養」化しちゃってるんですね。ゾッとしました。
2015-03-13 02:30:42オタク文化に縁遠い、文系の教養は半端にある年配の方などがオタク文化を“理解”(微妙なニュアンス)しようとした時、その入口のかなり有力な候補としてドーポモが挙がるようなこの状況は、実は洒落にならないぐらい危機的なものなんじゃないでしょうか。
2015-03-13 02:40:28ドーポモをオタク理解の入り口にすることの何がマズいのかというと、あの本はオタクを細かい話はさておき「動物」として定義してるわけじゃないですか。そのつもりでオタクに接しても単に断絶が深まるだけでしょう。だって本人の意識では(そして実際のところ)「人間」なんですから。
2015-03-13 02:57:21あの鼎談でも、しきりに絶望するなみたいなメッセージを送ってましたけど、大半の学生は首を傾げてたんじゃないかなあ。別に絶望してないし?と。他人が自分と同じものを共有していると無条件に考えるのは無謀だけど、全く異なる存在なのだと言われて簡単に納得してしまうのも同じぐらい危険です。
2015-03-13 03:06:24osaka-geidai.ac.jp/geidai/departm… しつこく取り上げますが「ライトノベルがどんなものか知らない、それが意味する内容も理解していない、その定義もまったくわからない」「本心としては、ライトノベルにまったく関心がない」「純文学を中心として授業を進めてきた」という人間が(続く)
2015-03-14 02:58:00(続き)「ライトノベルは文学か」などという問題を考える時に、自分と同じかそれ以上にラノベに縁遠いであろう「文学」寄りの編集者を三人連れてくる時点で、企画の意図が不明過ぎて理解に苦しみますね。大丈夫ですか、大阪芸術大学文芸学科長の長谷川郁夫先生。
2015-03-14 02:58:44osaka-geidai.ac.jp/geidai/departm… これ(鼎談「ライトノベルは文学か」)は、逆に「文学」側よりもむしろ「ラノベ」側にとって有益な内容かも知れません。世代的にも文化的にもラノベの「外」である人々との間にどれほど認識の違いがあるかを知る資料になりますので。予想以上でした。
2015-03-14 03:19:31それ(藝大我樂多文庫第七集 osaka-geidai.ac.jp/geidai/departm… の鼎談「ライトノベルは文学か」)については、昨日おとといでさんざん語ったので、面白い論点が新たに出てくるまではもう特に言うことないです。
2015-03-14 23:05:29「文学」を「純文学」と「大衆文学≒エンターテイメント小説」の両方を含むものとして定義した上で、ラノベを「文学」とは全く違う存在、つまり「大衆文学」とも完全に断絶しているとするのはちょっと無理があるのではないかと思いますが、そんな小さなツッコミでどうにかなるレベルの話ではないですね
2015-03-14 23:24:30例の鼎談の「(文学と違って)ラノベには物語への懐疑がない」もそうですが、人は自分が詳しくない文化について、無邪気で天然なものだと思いたがるんでしょうか。> twitter.com/shinkai35/stat… アメコミに批評性がないというのは(略)アメリカの欲望が無反省的に露出
2015-03-15 01:43:29「アメコミに批評性がないというのは、いいことでもあるんです。というのは、そのせいで、アメコミにはアメリカの欲望が無反省的に露出してしまうからです。アメコミこそは、『アメリカの無意識』を知るうえでは格好の材料だとも言えるわけです」おれが言ったんじゃないからね!
2015-03-15 01:35:22「物語への懐疑を持つ」ことと、自分の作品や自分が支持する作品、あるいは自分自身が「物語」の引力からいま現に自由であると確信(錯覚)することは、全く別でしょう。
2015-03-15 01:59:20主にSFとライトノベルを中心に活動するライター。 大樹連司名義で創作も。 noteにて過去に執筆した記事をアーカイヴ中。 note.com/maezimas/ 連絡先:[email protected] amazonアソシエイト利用中。
件の鼎談において、文学とは「ラノベとは無関係で、ラノベより書くのが大変で、ラノベより売れないが、しかしラノベ作家は、その気になれば(飽き足らなくなれば)文学に越境できる」ものらしい。普通に考えると問題となるのは、「なのに何故、文学を書かねばならないのか?」だと思うのだ。
2015-03-16 14:21:43大塚英志は実際『不良債権としての文学』という評論で、「文学」はそれ自体で採算がとれないのでマンガ等他部門の売り上げで赤字は補填されており、それは文学の「権威」によって辛うじて正当化されているが、果たしてそれはいつまで自明のものなのか(大意)という議論をしていたわけである。
2015-03-16 14:27:37この鼎談では、大塚や東の議論が都合良く引用され(というのもふたりの議論はむしろライトノベルの中にいかに文学を見いだすかというものなわけだ)、「いかにラノベは文学ではないか」の証明に使われるのだが、しかし一方大塚から文学への「不良債権じゃね?」というツッコミはスルーされてしまう。
2015-03-16 14:30:24