都道府県別エビ漁獲量

農林水産省の海面漁業生産統計調査からエビ漁獲量ランキング。ここでは海や湖沼・川で採れた天然エビ、海で養殖されたエビの合計量を比較している。各都道府県の区分けは漁業経営体の所在地に基づいている。つまり東京都の漁業経営体が大阪の港で水揚げした場合、東京都の漁獲量にカウントされることになる。天然エビ、養殖エビとも漁獲量が非公開になっている県が複数あるので注意願いたい。

エビ漁獲量は19,363トンで、漁業就業人口1人あたり0.10トン。1人あたり漁獲量が最も多いのは富山県で0.41トン。2位は佐賀県で0.28トン。3位以下は香川県、岩手県、福島県と続いている。2012年のエビ輸入量は20.5万トンであり、国産エビの漁獲量は輸入エビの1/10となっている。

総量ベースで見ると漁獲量1位は北海道で3,035トン。2位は静岡県で1,496トン。3位以下は愛媛県、佐賀県、兵庫県と続いている。ほとんどの海沿いの県で漁獲があるなか、岩手県と福島県がゼロになっている。このうち、岩手県は四捨五入した漁獲量が1トンに満たないためゼロとなっている。一方、福島県はエビの漁獲がない。震災前の2010年には30トン弱の漁獲があることから、原発事故による影響でエビ漁ができなくなったと思われる。