都道府県別飲食店営業数（衛生行政報告例ベース）

厚生労働省の衛生行政報告例から飲食店営業数ランキング。同報告例の「許可を要する食品関係営業施設数」に掲載されている「飲食店営業総数」を比較している。飲食店営業総数は「一般食堂・レストラン等」、「仕出し屋・弁当屋」、「旅館」、「その他」からなり、構成数は以下の通り。

この中には居酒屋やバーなどの飲み屋も含まれている。

飲食店の総数は146万軒で、人口1万人あたり店舗数は114.69軒。別掲の事業所・企業統計調査によると、飲食店は42万軒、飲み屋は31万軒となっており、合計しても衛生行政報告例の営業数よりかなり少ない。営業許可はあるものの、実際に営業していない飲食店が含まれている可能性も考えられる。

全国で最も飲食店が多いのは沖縄県で、人口1万人あたり210.98軒。2位以下は東京都、長野県、山梨県となっている。最も少ないのは埼玉県で80.57軒。埼玉県、神奈川県、千葉県がワースト3を占めている。分布図を見ると、大都市と周辺観光地に飲食店が多く、ベッドタウンに少ない。

相関ランキングでは飲み屋店舗数と正の相関が高い。飲み屋と同様に大都市の昼食や仕事帰りの飲食、観光地での飲食が飲食店を支えているようだ。