中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

大都市からの移住組は後悔していないのか。大都市と報酬は同じでも、生活コストも大都市並みの杭州市

若い世代の「北上広深から逃避する」現象が続いている。大都市では生活コストがあがり始めて生活が苦しいため、杭州市などの新一線都市に移住をする人が増えているのだ。しかし、統計データによると、杭州市は報酬も高いが生活コストも高い都市であることが…

若年失業率21.3%の衝撃。副業に走る若者たちはどのくらい稼げているのか?

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 187が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国の若者の副業についてご紹介します。 日本…

欧州で売れ始めた中国製e-Bike。中国の自転車製造が強くなった原点はシェアリン自転車騒動

中国独特の乗り物「電動自転車」が、欧州だけでなく米国でも売れ始めた。2023年の輸出品の中では最も成長が期待できる製品として注目をされている。シェアリング自転車騒動で、中国の自転車製造は鍛えられ、価格と品質のバランスで他国製品を圧倒していると…

中国版新幹線「高鉄」には、なぜE席が存在しないのか。その合理的で賢い理由

中国版新幹線「高鉄」の座席は3列+2列という構成になっている。しかし、列名は「ABC通路DF」となっており、なぜかE席が存在しない。これには合理的で賢い理由があると路援幇が報じた。 長距離移動の足「高鉄」 中国の高速鉄道「高鉄」(ガオティエ)。最高…

中国の中にある欧州の街。春節では世界から人が集まる。観光地としても注目され始める

中国の中に欧州としか思えない街がある。浙江省麗水市青田県だ。人口56万人の街だが、33万人が華僑として欧州などの海外で暮らしている。この人たちが春節で帰国をするたびに欧州の文化を持ち込んだ。近年では観光スポットとしても注目をされ始めていると詩…

改ざんされる紙書類。AIで紙書類画像の改ざんを発見する検出システムが登場

ネットが浸透し、紙書類をスマートフォンで写真を撮り、画像データとして提出をするということが増えている。しかし、この画像は簡単に改造ができてしまい、さまざまな詐欺犯罪にも利用されるようになっている。「合合」ではこの改ざんを検出するシステムを…

加盟費0元にしたラッキンコーヒー。加盟店に優しい運営がブランドを守りながらの拡大を可能にしている

ラッキンコーヒーの店舗拡大が止まらない。今年2023年中に1万店舗の大台を突破するのは確実と見られている。その原動力になっているのが加盟店の増加で、加盟店の増加の理由は加盟費用を0元にするという思い切った施策を行ったことにあると無冕財経が報じた…

「フードデリバリー」「音楽サブスク」「電子書籍」の利用率が減少。その背後にある共通因子とは何か

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 186が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国のインターネット状況についてご紹介しま…

バス専用レーンの運用をめぐって揺れる北京市。上海市や海外ではユニークな試みも

ピーク時にバスだけが走行できるバス専用レーンの運用をめぐって北京市が揺れている。専用にするか優先にするか、週末は開放すべきかで議論が起きている。他都市の試みも参考にしながら、北京市は週末開放を始めることにしたと北京日報が報じた。 中国都市で…

中国版TikTok「抖音」に黄色信号。EC志向がコンテンツ力を失わせている

抖音のEC売上が絶好調で2022年は約28兆円という驚異的なものになっている。しかし、その一方でコンテンツ力が失われている。人気になるムービーがあきらかに少なくなっている。EC売上を意識したムービーが増えたことが原因で、かつて商業テレビがたどった道…

ラッキンコーヒーがシンガポールに出店。立ち塞がる東南アジアのコーヒーの壁

中国No.1カフェチェーンのラッキンコーヒーがシンガポールに出店をし、東南アジア市場攻略を始めた。しかし、東南アジアはコーヒー先進国であり、ラッキンは乗り越えなければならない壁がいくつもあると虎嗅が報じた。 地方に進出すると売上成長率は低下をす…

シャオミがハイエンド市場で善戦。それでも埋まらないアップルとの差はどこにあるのか?

2022年最終週のハイエンド市場販売シェアで、シャオミがアップルに次ぐ2位に食い込む善戦ぶりを見せた。しかし、プロダクトとしてはiPhoneとはまだまだ差がある。その差は両社の考え方にあると商隠社が報じた。 iPhoneを照準に定めているシャオミ 中国のハイ…

中国富裕層の10の真実。彼らはどう稼ぎ、どう悩み、どこに旅行をしたいのか

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 185が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国の富裕層の10の真実についてご紹介します…

名創優品はなぜ強い。著名ブランドのサプライヤーと直接契約することが飛躍の鍵になっている

名創優品のグローバル店舗数が5000店舗を超えた。名創優品は、著名ブランドのサプライヤーと直接契約をし、ブランド品とほぼ同じ製品を製造してもらい、本家の1/10の価格で販売することでヒット商品を生み出してきたからだと半佛仙人が報じた。 甘く見ること…

スマート化する自動車にとって、重要になるコクピットパネルのUI/UX

自動車が高度にスマートする中で、コクピットパネルのUI/UX(操作性)が重要になってきている。ファーウェイは、スマートコクピットのUI/UX基準を定め、使いやすいコクピットを目指しているとHarmonyOS開発者が報じた。 ファーウェイの3通りの自動車との関わ…

検索エンジンを使わなくなった若者たち。必要な情報はSNSで探す

若い世代を中心に検索エンジン離れが起きている。検索結果が、広告や案件、粗雑な情報で埋めつくされるようになってきたからだ。その代わりに使われるようになっているのがSNS「小紅書」だ。SNSでは個人の体験が共有されているからだと略大参考が報じた。 若…

デリバリー騎手たちにも広がる交換バッテリー方式。充電待ち休憩がなくなり、報酬もアップ

上海鉄塔が、デリバリー騎手のための共有バッテリーサービスを始めた。市内に1400ヵ所の拠点を設置し、そこで充電済みのバッテリーと交換できる。充電待ち休憩ということがなくなり、騎手の収入もあがることになると上観新聞が報じた。 飲食品だけでなく商品…

スターバックスの地方進出に勝算はあるのか。変わる地方の若者の飲食習慣

スターバックスが300都市9000店舗計画により、地方都市への出店を始めている。知名度が圧倒的にあり、優待クーポンなども配布しているために初動は成功しているが、リピート客がつかめるかどうかは不透明だ。ネックになるのは価格の高さだ。しかし、地方にも…

爆速成長するドリンクスタンド「蜜雪氷城」。その考え抜かれたBtoBtoC型フランチャイズの仕組み

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 184が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、蜜雪氷城のフランチャイズの仕組みについてご…

AIが貧困を救う。AI訓練センターの設置により、大きく変わったママさんたちの働き方

貧困地区として知られた永和県にAI訓練センターが設置されたことにより、町の経済が変わった。出稼ぎに行く必要がなくなり、地元で子どもと一緒に暮らすことができ、都市よりも高い給料がもらえるからだと暸望智庫が報じた。 大量の人手が必要な「AIの先生」…

孤独を感じる人はECを利用する。個人商店は、人の温度を排除することでECに負けた?

コロナ禍以降、孤独を感じる人が世界的に増えている。このような孤独を感じる人はECを利用する傾向が高いという論文が発表され、話題を呼んでいると中欧商業評論が報じた。 孤独を感じる人ほどECを使う 孤独を感じる人が世界的に増加する傾向が進んでいる。…

中学生の間に流行る丸文字、クジラ文字などのオリジナル書体。教師たちはOCRで対策

手書きを重視する中国の教育現場では、中学生の間にオリジナル書体が流行をしている。丸文字など、どの国にもある現象だ。しかし、判読が不能な書体も登場し、教師たちはOCRが認識できるかどうかをひとつの基準にしていると薇薇教育説が報じた。 ICT教育が進…

TikTokがアプリ内にスーパーを開店。このミスマッチぶりから見えるバイトダンスの焦り

中国版TikTok「抖音」がアプリ内にスーパーを開店した。日用品が買えるなんの変哲もないECで、そのミスマッチぶりに、多くの人が首をひねっている。しかし、抖音はショートムービー、さらには興味ECで大成功したが、いずれも成長の限界を迎えていると功夫財…

「原神」が変えた中国ゲーム業界。次にねらうのはクラウド化。ライバルはマイクロソフト

原神を開発したmiHoYoが、ゲームのクラウド化を進めている。クラウド化することによりデバイスの負担を減らし、古いスマートフォンでもリッチなゲームが楽しめる世界を実現するためだ。これにより、miHoYoの最大のライバルはマイクロソフトになろうとしてい…

なぜ小紅書は特別なSNSであり続けるのか。小紅書で人気のあるノートの6つのパターン

「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 183が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、小紅書のコンテンツについてご紹介します。 こ…