中華IT最新事情

中国を中心にしたアジアのテック最新事情

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

アリババが超一流大学卒業者を採用しない理由

中国で超一流の大学といえば、北京にある北京大学と清華大学。国際的にも上位にランキングされる。ところが、アリババはこのような超一流大学の卒業生を雇用しないという。それはなぜなのか、今日頭条が報じた。 超一流大学卒業者は雇用しないアリババ アリ…

IT化がようやく進み始めた中国の病院。投資家の狙いは健康スコア

先進国に比べて遅れていると言われている中国の医療。ようやくIT技術を導入し、前に進み始めた病院が現れるようになったと南方網が報じた。 問題の多かった中国の医療 中国の病院と言えば、つい最近までお世辞にも先進国とは言えない状態だった。日本の外務…

モードが変わった中国スマホ決済競争

中国のスマホ決済「アリペイ」と「WeChatペイ」はサービスイン以来、熾烈な競争をしてきた。しかし、その様相が切り替わったとIT168が報じた。 競争しながら成長してきたスマホ決済市場 中国のスマホ決済は、「アリペイ」(アリババ)と「WeChatペイ」(テン…

宅配ボックスはタワー型に。上部はドローン発着場

宅配便企業「豊巣」が、タワー型の新型宅配ボックスを開発して話題を呼んでいる。600個の荷物が収納できるだけでなく、ドローン配送、無人車配送にも対応をしている。しかし、実用には課題もあると新農村物流が報じた。 中国で進むパブリック宅配ボックス 日…

IT企業、投資家たちは、今なぜ西安に注目にするのか

中国の投資家たちは、どの都市の企業に投資をするときに不動産価格が急上昇している都市に注目するという。今、中国で中心地の不動産価格が急上昇しているのが西安市だという。なぜなら、主要IT企業が次々と西安市に進出をしているからだと捜狐が報じた。 投…

スマホ普及で変わる春節。変わらない春節

中国で最も重要な伝統行事「春節」。旧正月のことだが、中国人は1月1日よりもこちらの春節を重要視し、実家に帰り、家族親戚とともに新年を祝う。しかし、この伝統にもスマートフォン、ECサイトなどの影響が現れ始めている一方、伝統にこだわりを見せる面も…

赤信号を無視する歩行者は、ネットでも個人情報を晒します

深圳交通警察は、続出する横断歩道の信号無視歩行者に対処をするため、顔認証技術を使った警告パネルを設置した。ここに違反者の顔写真が一定期間表示される。それだけでなく、最近、ウェブでも違反者の個人情報を晒すという策を実行したと映像新聞が報じた…

人工知能産業に狙いを定め、巻き返しを図る上海市

IT技術の発達により、北京、杭州、深圳の3都市が成長を続ける中で、上海の地位が相対的に低下している。しかし、上海市政府は、人工知能産業に狙いを定め、猛烈な巻き返しを始めたと億欧網が報じた。 最先端都市だった上海の相対的な地位低下 じわじわと上…

1億人が観戦した準決勝。盛り上がる中国eスポーツ

昨年、ビデオゲーム「リーグオブレジェンド」の世界大会が北京で開催され、中国だけで、準決勝は1億人が観戦をした。中国は早くからこのeスポーツ中継を始め、昨年後半から爆発的な盛り上がりを見せるようになっていると36クリプトンが報じた。 中国のeスポ…

定着するか、中国式自動販売機「無人商品棚」

商品を棚に置き、利用客に自分で決済をしてもらうという富山の置き薬方式のミニコンビビジネスが中国で競争が激化している。すでに50社以上のスタートアップが登場し、既存企業の参入も相次いでいると人人都是産品経理が報じた。 硬貨が少なく、自動販売機が…

農村への浸透が始まったQRコードスマホ決済「アリペイ」

昨年の独身の日セール、今年の春節を経て、農村でスマホ決済が使われるようになってきている。農村への普及に寄与したのは、帰郷する若者、農村タオバオ、壁広告の3つだと創業家が報じた。 普及が始まった農村でのスマホ決済 農村でスマホ決済が普及し始め…

春節で訪日中国人に人気のテーマパークと長崎市

中国の春節(旧正月)は、実家に帰り、家族と過ごすのが伝統だった。しかし、最近では、家族を連れて国内旅行、海外旅行に出かける人が増えている。国家旅行局データセンターとシートリップ旅行ビッグデータ連合実験室は、「2018春節中国海外旅行ビッグデー…

淘汰の時期を迎えている無人コンビニ

中国で次々と登場する無人コンビニ。すでに過当競争となり、淘汰のステージに入っていると見られている。現在、どのような無人コンビニがあるのか。そして、課題はなにか。RFID世界網がまとめた。 電子タグの中国、画像解析のAmazon Go 1月22日に、Amazon Go…

人手不足が深刻になる中国宅配便業界

日本と同じように、中国でも宅配便企業が苦しんでいる。利益がでない、混乱するオペレーション、厳しい価格競争、人手不足など数々の問題を抱えていると今日頭条が報じた。 地球の宅配便の半数は中国で配達されている 中国郵政管理工作会議が公表した統計に…

中国初のスマート高速道路の建設始まる

中国の浙江省に、スーパー高速道路が建設されることが決定した。スーパー高速道路は、自動運転車が走行することを想定している。2022年に杭州で開催されるアジア大会までに開通する予定だと捜狐が報じた。 自動運転車の走行を前提にしたスーパー高速道路 中…

オンラインとオフラインの融合が始まるECサイト

ECサイトが年々成長していく中で、ECサイトと路面店スーパーのコラボレーションが始まっている。アリババのECサイト「Tmall」は、路面店スーパー「RT-MART」とコラボし、リニューアルオープンした店舗が続々登場していると中国零售網が報じた。 オンライン、…

衰退する日本の家電産業に学べ

日本の家電産業は右肩下がりとなり、多くの事業が中国企業などに売却をされている。一方で、中国の家電産業は急成長を遂げている。しかし、中国の家電産業もいずれ日本と同じ道を辿るのだから、今から日本の家電産業の動向をよく研究しておく必要があるとIT…

WeChatペイからアリペイ一強へ。変わる中国スマホ決済地図

中国のスマホ決済は、アリババのアリペイとテンセントのWeChatペイの2強の状態が続いている。しかし、2017年下半期からWeChatペイの利用率が下がり、アリペイを主に使う人が増えていると今日頭条が報じた。 現金を使うのは外国人と地方出身者ばかり 中国の都…

中国の富豪ランキング。多くがIT企業経営者に

毎年中国の富豪ランキングを発表している界面新聞が、2018年版の中国符号番付1000人を発表した。上位は、そのほとんどがIT企業、不動産開発企業の経営者で占められと投資銀行在線が報じた。 ・異なるバブルの継投で成長する中国経済 日本では、この20年、毎…

中国巨大キャリア「中国移動」の凋落が始まった

中国で時価総額の大きな企業といえば、テンセント、アリババというIT企業がトップだが、その他は携帯電話キャリアの中国移動、石油の中国石油、マオタイ酒の貴州茅台、その他各銀行というのが常連だった。しかし、巨大キャリア、中国移動が時価総額ランキン…

ブルーオーシャンに漕ぎだし始めた中国ロボット産業

中国はロボットの分野では、まだ日本に遅れをとっている。技術レベルがなかなか日本に追いつくことができない。そこで、中国が注目しているのが人工知能とロボットを組み合わせた自動ロボットの世界だ。さらに、昨年あたりからにわかに水中ロボットの世界が…