Kotlin + VS Code + Ubuntu 24.04での実行環境作成
Ubuntu 24.40にKotlinをインストールしました。Ubuntu 24.04にKotlinをインストールし、実行可能jarを作成する
VS Codeのプラグインをインストールし、開発環境を整えます。
こちらを参考にさせていただきました。
VSCodeでKotlinの開発環境構築手順
VS Codeの拡張機能
・Kotlin
・Kotlin Language
・Kotlin Formatter
上記3つをインストールします。
「kotlin」で絞り込むと表示されると思います。
プラグインをインストールすると、拡張子ktのファイルの内容がハイライト表示されます。
gradleのインストール
SDKMAN!でgradleをインストールします。
SDKMAN!でgradleをインストール
sdk installで最新版のgradleをインストール
$ sdk install gradle
8.11.1がインストールできました。
$ gradle -version
------------------------------------------------------------
Gradle 8.11.1
------------------------------------------------------------
プロジェクト作成
gradleでKotlinプロジェクトの雛形を生成します。
gradleでKotlinプロジェクトの雛形を生成・ビルド
プロジェクトを作成するディレクトリに移動してinitコマンドを実行。
$ mkdir sample-pj
$ cd sample-pj
$ gradle init --type kotlin-application
実行するといくつか選択を要求されます。
Java : version 21
build script DSL : Kotlin
等好みのものを選択しました。
基本デフォルトののままで良さそうです。
$ gradle init --type kotlin-application
Starting a Gradle Daemon (subsequent builds will be faster)
Enter target Java version (min: 7, default: 21): 21
Project name (default: sample-pj):
Select application structure:
1: Single application project
2: Application and library project
Enter selection (default: Single application project) [1..2] 1
Select build script DSL:
1: Kotlin
2: Groovy
Enter selection (default: Kotlin) [1..2] 1
Select test framework:
1: kotlin.test
2: JUnit Jupiter
Enter selection (default: kotlin.test) [1..2] 1
Generate build using new APIs and behavior (some features may change in the next minor release)? (default: no) [yes, no]
> Task :init
Learn more about Gradle by exploring our Samples at https://docs.gradle.org/8.11.1/samples/sample_building_kotlin_applications.html
BUILD SUCCESSFUL in 1m 23s
1 actionable task: 1 executed
実行が終わると雛形となるファイルが作成されます。
ビルドの設定
VS Codeで作成したプロジェクトフォルダを開きます。
警告が表示された場合は「はい」を選択。
メニューの[ターミナル] - [タスクの構成]を選択。
「テンプレートからtask.jsonを生成」を選択。
「Others 二にのコマンドを実行する例」を選択。
.vscode/task.jsonの雛形が作成されます。
以下の内容を貼り付けて保存します。
- {
- "version": "2.0.0",
- "tasks": [
- {
- "label": "build",
- "type": "shell",
- "command": "./gradlew build -x test",
- "problemMatcher": [],
- "group": {
- "kind": "build",
- "isDefault": true
- }
- },
- {
- "label": "run",
- "type": "shell",
- "command": "./gradlew run"
- },
- {
- "label": "test",
- "type": "shell",
- "command": "./gradlew test"
- }
- ]
- }
保存したら、[ターミナル] - [タスクの実行]を選択。
選択肢に「build」「run」「test」が表示されれば設定は成功です。
試しに「run」を選択してみます。
ビルドが始まり、ターミナルに実行結果が表示されました。
デバッグ実行設定
こちらも参考にさせていただきました。
VSCode のデバッグ構成で launch.json を使ってみる
VS Codeのサイドバー「実行とデバッグ」を選択。
「launch.jsonファイルを作成します」のリンクをクリックし、プロジェクト名を選択します。
デバッガーの選択で候補の「Kotlin」を選択。
以下のようなlaunch.jsonの雛形が作成されます。
- {
- // IntelliSense を使用して利用可能な属性を学べます。
- // 既存の属性の説明をホバーして表示します。
- // 詳細情報は次を確認してください: https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=830387
- "version": "0.2.0",
- "configurations": [
- {
- "type": "kotlin",
- "request": "launch",
- "name": "Kotlin Launch",
- "projectRoot": "${workspaceFolder}",
- "mainClass": "path.to.your.MainClassKt"
- }
- ]
- }
mainClassを環境に合わせて変更。
preLaunchTaskを追加します。
- {
- // IntelliSense を使用して利用可能な属性を学べます。
- // 既存の属性の説明をホバーして表示します。
- // 詳細情報は次を確認してください: https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=830387
- "version": "0.2.0",
- "configurations": [
- {
- "type": "kotlin",
- "request": "launch",
- "name": "Kotlin Launch",
- "projectRoot": "${workspaceFolder}",
- "mainClass": "org/example/AppKt",
- "preLaunchTask": "build"
- }
- ]
- }
ここでハマったのは、main関数のあるファイルはorg/example/App.ktだから
mainClassの指定はorg/example/Appだろうと思っていたのですが、
この指定だとクラスが見つからないというエラーになります。
Kotlinの場合、ファイルの末尾にKtを付与してクラス名となるようです。
F5キーを押すとデバッグ実行が始まります。
設定したブレークポイントで停止してくれました。
【参考URL】
VSCodeでKotlinの開発環境構築手順
VSCode のデバッグ構成で launch.json を使ってみる
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