HiRDB V9 Single Serverの評価版のダウンロードとインストールを行いました。
Windows Server 2008 R2に「HiRDB V9 Single Server」をインストールWindows Server 2008 R2に「HiRDB SQL Executer」をインストールWindows Server 2008 R2に「HiRDB SQL Tuning Advisor」をインストールWindows Server 2008 R2に「HiRDB/Run Time」をインストールWindows Server 2008 R2に「HiRDB Control Manager - Server」をインストールWindows Server 2008 R2に「HiRDB Control Manager - Console」をインストールWindows Server 2008 R2に「HiRDB Control Manager - Agent」をインストールWindows Server 2008 R2に「HiRDB XML Extension」をインストールインストール後の初期セットアップを行います。
pdstartの実行(エラーで失敗)
体験版のチュートリアルに従い、初期化を行ってみました。
[スタート]-[全てのプログラム]-[HiRDBSingleServer]-[HiRDBコマンドプロンプト]を起動します。
pdstartコマンドを実行すると・・・
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\BIN>pdstart
528 19:51:07 KFPU00242-E Unable to open definition file. definit
ion file=C:/win32app/hitachi/hirdb_s/CONF/pdsys, errno=2
528 19:51:07 KFPU00242-E Unable to open definition file. definit
ion file=C:/win32app/hitachi/hirdb_s/conf/pdutsys, errno=2
エラーで終了。
しょうがないので、他の手を考えます。
簡易セットアップツールの実行
[スタート]-[全てのプログラム]-[HiRDBSingleServer]-[管理セットアップツール]を起動します。
ウィザードセットアップを試してみます。
「KFPX29700-Q
指定されたセットアップディレクトリは存在しません。
ディレクトリを作成しますか?」
と聞かれました。
「はい」を選択します。
システム構成の設定画面が表示されます。
HiRDB識別子:HRD1
ポート番号:22200
ユニット数:1
最大同時接続ユーザ数:8
HiRDBの規模:490MB
RDエリア容量の割合
RDエリア領域:220(MB)
システムファイル領域:270(MB)
というデフォルト値が表示されましたので、このまま続行することにします。f
システムログの運用方法選択画面になりました。
ユニット選択:u001
システムログをアンロードする運用
自動ログアンロードディレクトリ:C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area
というデフォルト値が表示されましたので、このまま続行することにします。f
セットアップの確認画面が表示されます。
HiRDB識別子: HRD1
ポート番号: 22200
ユニット数: 1
最大同時接続ユーザ数: 8
HiRDBの規模: 484 MB (システムファイル用: 264 MB RDエリア用: 220 MB)
[WIN-9UJK3SHIFUD]
ユニットの規模: 484 MB (システムファイル用: 264 MB RDエリア用: 220 MB)
ユニット識別子: u001
運用ディレクトリ: C:\win32app\hitachi\hirdb_s
システムファイル格納ディレクトリ: C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area
RDエリア格納ディレクトリ: C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area
サーバ構成: シングルサーバ (sds01)
HiRDBファイルシステム領域 (システムファイル用):
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys011
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys012
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys013
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys014
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys015
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys016
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsysl11
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsysl12
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsysl13
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsysl14
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsysl15
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsysl16
HiRDBファイルシステム領域 (RDエリア用):
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys02
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys03
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys04
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys05
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys06
システムログの運用方法: システムログをアンロードする運用
自動ログアンロードディレクトリ: C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\unloadlog\
この状態でセットアップを実行しました。
セットアップ中はこんな画面が表示されます。
セットアップ完了後のログは以下のとおり
●次のHiRDB環境構築用ファイルおよびHiRDBシステム定義
ファイルを作成しています。
--- 環境構築用ファイル ---
・fmkfs.bat :システムファイル用HiRDBファイルシステム
の作成
・fmkfile.bat :RDエリア、作業用HiRDBファイルシステム
の作成
・sysfint.bat :システムファイル初期化
・mkinit :データベース初期化用制御文
--- システム定義ファイル ---
・pdsys :システム共通定義
・pdutsys :ユニット制御情報定義
・pdsvrc :サーバ共通定義
・sds01 :シングルサーバ定義
●pdfmkfsコマンドを使用してHiRDBファイルシステム領域を作成
しています。
以下のHiRDBファイルシステム領域が作成されます。
--- システムファイル用 --- <合計:約264MB>
・C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys011
・C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys012
・C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys013
・C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys014
・C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys015
・C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys016
・C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsysl11
・C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsysl12
・C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsysl13
・C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsysl14
・C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsysl15
・C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsysl16
--- RDエリア用 --- <合計:約220MB>
・C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys02
・C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys03
・C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys04
・C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys05
・C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys06
●pdstsinitおよびpdloginitコマンドを使用して
HiRDBファイルシステム領域領域にステータスファイル、
システムログファイルおよびシンクポイントダンプファイル
を初期化しています。
<ステータスファイル>
システムの終了状態を取得します。また再開始時に
引き継ぐ情報及び再開始のための情報を取得
するファイルです。
<システムログファイル>
トランザクション処理履歴情報,及びファイルの更新履歴
情報などを取得するファイルです。
<シンクポイントダンプファイル>
あるポイントでのシステム回復情報を取得するファイルです。
●pdstartコマンドを使用してHiRDBを起動しています。
また、同時にデータベースの初期設定も行います。
データベースの初期設定では次の機能が実行されます。
(1)マスタディレクトリおよびデータディレクトリの生成。
さらに,データディクショナリ用RDエリアにHiRDB固有の
資源,及び各種権限を管理するためのディクショナ
リ表の作成。
(2)ユーザ用RDエリアの生成。
●サンプルデータベースを構築しています。
--- 構築概要 ---
(1)pddefコマンドによるテーブル定義
・ユーザ権限定義:GRANT文
ユーザ:USER1/USER1
・テーブル定義:CREATE TABLE文
(2)pdloadコマンドによるテーブルへのデータ設定
・CSVファイルのデータをテーブルに設定
●HiRDB環境が構築されました。
●サンプルデータベースとして9個の表が作成されました。
内容を確認する場合は以下のユーザでログインしてください。
・ユーザID :USER1
・パスワード :USER1
●HiRDBは稼動中です。
マシン停止時には、先にHiRDBを終了してください。
これで初期セットアップは完了・・・だと思います。
管理ツールによる起動確認
[スタート]-[全てのプログラム]-[HiRDB CM - Console]-[HiRDB CM - Console]を起動します。
ログイン画面が表示されます。
コンソールIDは端末名(デフォルトで入力されている)
パスワードは、HiRDB Control Manager - Serverをインストールしたときに
設定した値を入力します。
Windows Server 2008 R2に「HiRDB Control Manager - Server」をインストール[管理HiRDB]-[管理HiRDBの新規登録]を選択します。
IPアドレスに127.0.0.1
ポート番号は、
Windows Server 2008 R2に「HiRDB Control Manager - Agent」をインストールここで設定した「20293」を指定します。
OKを押すと、
「KFPE23096-E
指定されたHiRDBシステムのマシンへの接続に失敗しました。」
と表示されてしまいます。
接続するIPアドレスを192.168.1.3に変更したところ、
接続できるようにはなったのですがエラー。
そういえば、Agentが使用するID、パスワードを適当に
設定していたので、ただしく設定してみます。
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\CMAgent\binにあるcmrconfでパスワードが
変更できます。
また、パスワードは「C:\Windows\HiRDB.ini」の「PDUSER」に
ID/パスワードという形式で記載されています。
デフォルトで、
「PDUSER=USER1/USER1」
となっているはず。
コマンドプロンプトで
cd C:\win32app\hitachi\hirdb_s\CMAgent\bin
cmrconf -c HiRDBUser USER1 USER1
を実行し、ユーザーを変えてみました。
改めて接続しようとすると、
「KFPE34022-E
情報検索に失敗しました。」
一旦、HiRDB CM - Consoleでの接続はあきらめて、HiRDB SQL Executerで接続してみます。
HiRDB SQL Executer
[スタート]-[全てのプログラム]-[HiRDB SQL Executer]-[GUI版 HiRDB SQL Executer]を起動します。
・・・あっさりつながってくれました。
ちゃんとインストールに成功し、サンプルデータベースも作成されている模様です。
これまでインストールしたソフトの手順はこちら。
・
HiRDB/Single Server・
HiRDB SQL Executer・
HiRDB SQL Tuning Advisor・
HiRDB/Run Time・
HiRDB Control Manager - Server・
HiRDB Control Manager - Console・
HiRDB Control Manager - Agent・
HiRDB XML Extension