Eclipse 3.6.1(Helios)にVaadinプラグインをインストールする
Google Web Toolkitに関して調べていました。Google Web Toolkit に関する記事の一覧
しかし、Google Web Toolkitの標準で用意されている部品が
若干少ないように感じます。
調べてみると、GWTをベースにした「Vaadin」というフレームワーク
があることがわかりました。
http://vaadin.com/home
Eclipse用のプラグインが提供されているようなので、インストールしてみました。
そのときのメモです。
Vaadinプラグインのインストール
Eclipse 3.6.1(Helios)にVaadinプラグインのインストールを行ないます。
参考にしたURLです。
http://vaadin.com/eclipse
Eclipseのメニュー[ヘルプ]-[新規ソフトウェアのインストール]を選択。
作業対象に「http://vaadin.com/eclipse」を入力して追加ボタンを押下。
リポジトリの追加ダイアログが表示されます。
適当な名前をつけてOKを押下します。
今回は、「Vaadin」という名前をつけました。
使用可能なソフトウェアの候補として、「Vaadin」が選択可能となります。
チェックをつけて、次へを押下します。
インストール内容の詳細画面です。
内容を確認して次へ。
ライセンス条項の確認画面が表示されます。
内容に問題がないことを確認して、「使用条件の条項に同意します」を選択。
完了を押下します。
プラグインのインストール中・・・
途中、セキュリティの警告が表示されると思いますが、OKを押下しインストールを続行します。
インストールが完了すると、Eclipseの再起動を求められます。
今すぐ再起動を選択します。
Eclipseの再起動が完了すると、メニューに「Compile Vaadin widgets」というショートカットが
追加されていると思います。
サーバーアダプターのインストール
サーバーアダプターをインストールしていない場合は、事前にインストールしておきます。
[ヘルプ]-[新規ソフトウェアのインストール]を起動。
作業対象に「Helios - http://download.eclipse.org/releases/helios」を選択します。
一番下に表示されている「Web、XML、およびJava EE開発」を展開します。
JSTサーバー・アダプターという項目があるかと思いますので、バージョン3.2.2に
チェックをつけて次へ。
インストールの詳細が表示されます。
そのまま次へ。
ライセンス条項が表示されますので、内容を確認して
「使用条件の条項に同意します」を選択。
完了を押下します。
インストールが完了するとEclipseの再起動を求められますので、
素直に再起動します。
これでサーバー・アダプターのインストールは完了です。
Vaadinプロジェクトの作成
Eclipseのメニューで[ファイル]-[新規]-[プロジェクト]を選択します。
「Vaadin Project」が選択できるようになっているかと思います。
選択して次へ。
プロジェクトの構成画面が表示されます。
プロジェクト名を適当に入力します。(今回はtest)
初回表示時は、ターゲット・ランタイムの選択肢は「なし」だけだと思います。
まず、構成の変更ボタンを押します。
プロジェクト・ファセットという画面が表示されるかと思います。
「動的Webモジュール」を選択して、右側の「ランタイム」タブを表示。
「新規」ボタンを押下します。
「新規サーバーランタイム環境」という画面が表示されます。
ここで、サーバーランタイムとして使用する項目を選択します。
※何も表示されないときは、「サーバーアダプターのインストール」を行なっていない
可能性があります。
今回は、「Apache Tomcat v6.0」を選択しました。
この画面でTomcatのインストールを行なうことも出来ますが、既にインストールしていたので
インストールディレクトリを選択して完了を押下しました。
これまでの操作が終わってもランタイムには何も表示されません。
「動的Webモジュール」のバージョンを「2.4」に変更してやります。
そうすると、ランタイムに先ほど追加した「Apache Tomcat v6.0」が表示されます。
チェックをつけてOKを押下します。
ここまでの操作でターゲットランタイムに「Apache Tomcat v6.0」が選択された
状態になるかと思います。
ハードコピーを撮り忘れてしまったのですが、初期状態だと「Vaadin version」が
空白だと思います。
右にある「ダウンロード」ボタンを押下するとVaadinのバージョンが表示されますので、
最新版をダウンロードしておきました。
ここまでで、以下の状態になっていると思います。
「次へ」を押して、ウィザードを続行します。
そのまま次へ。
そのまま次へ。
初めてなので、テンプレートを作成する状態で完了。
Java EEプロジェクトとして扱われるようです。
「はい」を選択しました。
こんなテンプレートが作成されました。
実行
テンプレートが存在する状態でプロジェクトを作成しましたので、
このまま実行してみます。
プロジェクト・エクスプローラーのプロジェクト名を右クリック
[実行]-[サーバーで実行]を選択します。
サーバーで実行という画面が表示されます。
Tomcat v6.0サーバーを選択し、「このプロジェクトを実行するときには常に
このサーバーを使用」にチェックをつけた状態で次へ。
確認画面が表示されますので、完了を押下します。
Tomcatが起動し、実行結果が表示されました。
・・・長かった。