2X Application Server XGをインストールする
アプリケーションの仮想化といえば、XenAppが有名かと思います。http://www.citrix.co.jp/products/xenapp/index.html
似たようなアプリケーション仮想化の製品で、
「2X Application Server XG」
というのがあるようなので、インストールして動かしてみます。
http://www.2x.com/ja/
ダウンロード
2X ApplicationServer XG 試用版のダウンロード
http://www.2x.com/ja/applicationserver/download/
ここから試用版のダウンロードが行えます。
ユーザー名やメールアドレスなど、必要な情報を入力してSubmit。
ちなみに、入力したメールアドレス宛に、無償版のライセンスキーが送られてきます。
Submitするとダウンロードページに遷移します。
ここから、「2X ApplicationServer XG」と「2X Client for Windows」をダウンロードしておきます。
2X ApplicationServer XGのインストール
今回は、Windows Server 2008 R2にインストールしてみます。
ダウンロードした「2XAppServer.msi」を実行すると、インストーラーが起動します。
「次へ」をクリックしてインストールを進めます。
「ライセンス契約に同意します」にチェックをつけて次へ。
インストール先はデフォルトのまま次へ。
インストールタイプは初めてなので「2X ApplicationSerer XG」を選択しました。
これで全ての機能がインストールされるはずです。
インストールの準備完了です。
「導入」をクリックして、インストールを実行します。
あっさりインストール完了です。
「完了」を押して、インストーラーを終了します。
リモートデスクトップサービスのインストール
アプリケーションの公開を行う前に、リモートデスクトップサービスを
インストールしておきます。
インストール時のハードコピーを取り忘れたのですが、サーバーの役割追加から
「リモートデスクトップサービス」をインストールしました。
サーバーマネージャーでの表示は、このようになるはずです。
ポートの開放
クライアントからの通信に80ポートを使用します。
Windows FireWallを有効にしている場合は、80番ポートで通信できるよう
ルールを追加しておきます。
追加手順については以下を参照。
Windows Server 2008 R2で通信ポートの開放を行う手順(Symfoware外部接続許可)
アプリケーションの公開
[スタート]-[全てのプログラム]-[2X]-[ApplicationServer]-[2X Application Server Console]を起動します。
初回起動時は、各種設定ウィザードが始まると思います。
「アプリケーションを公開する」を選択します。
サーバーの追加画面になります。
最初は見つからないと思うので、自身のIPアドレスを入力して次へ。
エージェントをインストールするか確認画面が表示されるので、「はい」を選択。
インストールを実行。
インストールに成功したら「完了」を押して終了します。
公開するアプリケーションを選択します。
おなじみのメモ帳を公開してみました。
公開後は、こんな状態になります。
これでサーバー側の設定は終了です。
「ターミナルサーバー」を表示してみると、こんな感じで全体像が見えるはずです。
クライアントのセットアップ
最初にダウンロードしておいた「2XClient.msi」をインストールします。
今回はWindows 7へインストールしました。
「ライセンス契約に同意します」にチェックをつけて次へ。
インストール先はデフォルトのまま次へ。
「導入」をクリックしてインストールを実行します。
インストール中、警告が表示されますが「はい」を選択してインストールを継続します。
シングルサインオン・コンポーネントは「はい」を選択してインストールしました。
このコンポーネントを有効にするには、再起動が必要なようです。
これでインストール完了です。
インストール後、端末を再起動しました。
X2 Clientを起動すると、接続を追加するか尋ねられます。
最低限必要なのは、
「プライマリ接続」にサーバーのIP。
「ログオン」の「ユーザー名」「パスワード」にサーバーのAdministrator、パスワードを入力します。
接続に成功すると、公開しておいたメモ帳が表示されました。
メモ帳を選択すると、すぱっと起動してくれました。
保存を選択してみると、サーバー側のドライブと、マッピングされたクライアントの
ドライブが表示されています。
ちゃんとサーバー側のメモ帳が起動してくれているようです。
インストールがとても簡単。
ライセンスがサーバーライセンスのみで、クライアントライセンス不要。
お値段も良心的。
http://www.2x.com/ja/buy/pricing/
なんでこのソフト、あまり知られていないんでしょう?
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