宇宙よりも遠い場所 第01話 「青春しゃくまんえん」 - アニメとゲームと恋の楽園
2018/01/03

宇宙よりも遠い場所 第01話 「青春しゃくまんえん」

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(C)YORIMOI PARTNERS

南極大陸への旅を志す女の子達の物語

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冬の新作アニメは「宇宙よりも遠い場所」をピックアップして感想を書いていきます。
一通り新作のラインナップをチェックしてみたところ、このアニメの『南極大陸』という
独特なキーワードに興味深いものを感じましたのでほぼ即決で選びました。
ストレートに「南極」という言葉を使わない隠喩的表現の作品名にも惹かれます。


OP曲は、sayaさんが歌う「The Girls Are Alright!」です。

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「うん!先ずは東京まで行って、それであてのない旅に出る!思いのまま漂う!」
物語の主人公は玉木マリという女の子で、「キマリ」という愛称で呼ばれています。
お母さんから部屋を片付けるように言われていたから、整理整頓が苦手なのかな。
そんな彼女が友達の高橋めぐみに自分探しの旅に出る事を宣言するのですけど、
何の計画性もなく思いつきで行動しようとするところがあるから心配ですよね。
でも高校生になって何かをやってみたいと思うのは素晴らしい事かもしれません。

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「いや~雨だし、ていうかやっぱズル休みはいけないかなぁ~というか・・・・・・」
さっそくキマリが駅に向かって旅立ったまでは良いものの、なぜか学校の教室に
到着していたから苦笑いです。
彼女は何事にも興味を持つのはいいけど、いざ行動しようとすると不安がつのって
億劫になってしまうみたいです・・・・・・。

あと、めぐみがよくキマリの相談に乗ってあげて、面倒見が良いなぁっと思いました。
キマリにとっては一番頼りになる友達といったところでしょうか。

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「あ!?ちょっと、これ!」
キマリが同じ高校に通っている小淵沢報瀬の落とした100万円を拾ったのですが、
なぜか警察に届けずに学校に持ってきちゃうものだから呆れちゃう。
こういうところにも彼女がいざという時に臆病になる性格が垣間見られますわ。
その後、キマリは報瀬を探し出して100万円を届けてあげようとするのですけど、
これが2人を運命的に結び合わせるキッカケとなっていました。

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「南極に?行けるの?」
「皆、そう言う・・・・・・。」
報瀬は南極で行方不明になった母親を探しに行くために100万円を貯めていました。
彼女も大きな目標を持って行動しようとしていますが、実際に計画を立てていますし、
その資金もきちんと用意していたから、キマリよりもしっかりしている感じがします。
あと、家族や周囲の人達から南極に行くのは無理だと言われた事で、反対にそれを
見返してやろうといった反骨心もありそうだ。
とにかく、報瀬には南極に何が何でも行ってやるという意思の強さが感じられました。

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「私、あなたのこと応援してる!」
キマリは南極行きを諦めようとしない報瀬の姿を見て影響を受けてしまいます。
それからの彼女は報瀬をかなり意識するような様子が見られました。
ここで流れる挿入歌が良い雰囲気を醸し出していた感じがします。

「船の下見。次の土曜、ここに来て。そしたら本気だって信じる。」
報瀬はキマリの本気度を確かめるために砕氷艦「しらせ」の下見に誘ってみます。
今までにも報瀬の南極行きの協力をしようとしてくれた友達がいたようですけど、
やがてその友達らは報瀬について行けずに離れていってしまったみたい。
だから報瀬がキマリの意思を確かめようとしたくなるのも無理はありません。

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「私は旅に出る!今度こそ旅に出る!」
キマリが報瀬との下見の約束を守れるのかが不安でしたが、最後は勇気を出して
電車に乗ることが出来ていたので褒めたいです。
これだけでもキマリが少し成長したことを感じさせてくれました。
そして報瀬がキマリが来てくれた時に見せた表情なんかはとても嬉しそうでしたね。
この2人が色んな喜怒哀楽の表情を見せてくれたのが特に印象に残りました。

ED曲は、メインキャラ担当の声優さん達が歌う「ここから、ここから」です。

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「わぁ~♪こんなに大きいんだぁ♪」
「赤道を抜け、嵐を抜け、氷を割り、日本から1万4000キロ。宇宙よりも遥かに遠い、
誰も寄せ付けない、その場所へ・・・・・・。」

Cパートでは、キマリと報瀬が砕氷艦しらせを見て感動するシーンがありました。
実際に南極に行く船を見ると、早く旅立ってみたい気持ちが溢れてきそうですね。
まさかこのまま密航して行くなんてことはないでしょうけど(苦笑)
これから2人がどのように計画を立てて、南極への旅を実行するのか気になります。
あと、三宅日向というコンビニの店員がキマリの南極の話に興味津々でしたけど、
彼女もこれからどのように物語に関わってくるのか楽しみです。

とりあえず第1話を見て、今後の展開にかなり期待できそうな印象を持ちました。
女子高生が南極へ行くという非現実的な設定でありながらも、物語の雰囲気は
現実寄りで描かれているといった感じがします。
これからメインキャラ達が集まって南極を目指していく展開が予想されるのですが、
最後は南極到達をゴールにするのか、それともさらに南極での生活の様子なども
描かれていくのかが気になるところです。
とにかく、美少女アニメの中でもかなり独特なテーマを扱うアニメですので、これから
どのように物語を展開させていくのかとても興味が湧いてきます。
もちろん、今後も視聴は続けますし、感想も書き続けていきたいと思います。

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