アイドル天使ようこそようこ 第05話 「真夜中のライブ」
「ちょっと待って下さい。泥棒さん、足速いんだもん。私、ビックリしちゃった。
これ、あなたが踏んだメロンパン。」
ようこが帰り道の途中で泥棒の男性とぶつかるところから始まります。
普通の女の子ならビックリして逃げちゃうところなんですけど、ようこの場合は
泥棒を追いかけてメロンパン代を弁償してもらおうとするから勇気がある。
彼女ってジョギングしているから結構脚が速いのかもしれませんね。
そういうわけで今回はこの泥棒と関わるエピソードとなっていました。
ちなみに泥棒の名前は蔵人(くろうど)という人で、時価数十億円ものする
「赤い顔の女」という絵画を盗もうとして失敗した模様です。
ただ、ようこもなぜか犯人の一味だと思われているようだったので、これは
ちょっと不安を感じる部分ではあるかな。
でも、彼女の様子を見ているとそういう雰囲気を感じないから何とも言えない。
やっぱり彼女は普通の女の子とは違う感覚を持っているような気がします(^ω^)
「夕べの泥棒さん!?」
ようこはサキに「メガフォース」というバンドのライブに誘われて行くのですが、
ライブステージで歌っていたのがあの泥棒の蔵人だった事に気づきます。
それでステージに勝手に上って一緒に歌おうとするのだから信じられない!w
一瞬、このアニメをやっていた当時は客がステージに上がるのはOKなのかと
思ってしまいそうでしたよ(苦笑)
さすがに彼もこんな変な女の子を見ると、昨晩に出会った子だと気づきますよね。
ようこって音楽ならどんなジャンルでも楽しんじゃうところがありますわ。
ちなみに彼の歌っている曲タイトルは「クレッセント・ハーツ」です。
この作品の中で男性が歌っているのはこの曲くらいだったので珍しいかも。
「ハーイ♪」
「君!?」
「心配いりません。私、共犯者です。」
ようこはライブ終了後に蔵人が出てくるのを待っていました。
もう自分が泥棒の共犯者になったつもりでいてるから呆れちゃいますわw
とりあえず、蔵人も正体を見られたから彼女に付き合うしかなさそうだった。
蔵人はフランス人の祖父を持つクォーターということを語り始めます。
どうやら彼の祖父は「赤い顔の女」の絵の贋作を描いていたみたいで、それを
大企業の宝田会長がフランスに返還しようとするから取り戻したいらしい。
どんな理由であれ正式に入手した絵ならば泥棒をするのはよくないのですが、
その会長は本物ではなく偽物の絵を返そうとするので食い止めたいみたいだ。
まぁ自分の祖父の絵をそんな悪事に利用されたくないというのもあるのかもね?
あと、このアニメが放送されていた当時はバブルと呼ばれた時代だと思うので、
日本人のお金持ちが次々と名画や美術品を買い漁っているというような事を
彼が苦言を呈していたところに少し時代を感じさせる部分がありました。
ようこは蔵人を助けるために祖父の絵画を奪うお手伝いをしてあげます。
そこで山下社長や原田さんに変装させていたからかなり大掛かりな作戦です。
それにしても芸能プロダクションが歌手の卵のためにここまで一肌脱ぐなんて
ちょっと考えられないなぁw
このエピソード見た時は本当にアイドルアニメなのか疑問に感じましたよ。
さらに豊さんも自宅のお屋敷を貸してくれていたから有り難いですよね。
ただ、ようこ達が飾ってある高価な美術品を粗末に扱おうとしていたので、
ハラハラしながら見ていたのが面白いです。
まぁさすがに6億の美術品の価値なんて一般庶民には分からないと思うw
「あの・・・・・・私達、何でコソコソしなくちゃならないんでしょう?」
「一応、雰囲気作りはしなくちゃ。」
夜になると、ようこと蔵人が絵を盗むために宝田会長の屋敷に潜入します。
これでようこも立派な共犯者ということになりますね(笑)
それにしても監視カメラに手を振るなんて、発見してくれと言っているようなものだw
もうようこはいったい何を考えているのか理解できない(^ω^;)
とにかく、目的の絵画が保管してある場所に向かおうとするのですけど、
なぜか安置場所を分かりやすく示してくれていたから変ですよね!?
わざわざ鍵まで用意してくれていると誰もが罠だと疑わないといけない(苦笑)
それなのにようこと蔵人は何の警戒もせずに進んでいくのだから呆れちゃうよ。
そのあと、またまたようこが監視カメラに百面相をして遊んでいたから面白い。
もう彼女はカメラ目線を向けるスキルは十分に身につけていそうだw
当然、保管倉庫の外では数名の警備員さんが待ち受けていましたわ。
もし捕まったら言い逃れできないので、歌手生命は絶たれそうだったかもね?(苦笑)
この後は追いかけっこが始まりますが、ようこが上手く逃げようとしてて凄い。
それと、ムーも警備員達を翻弄していたからなかなか役に立っていると思う。
ただし、もうちょっとだけ飛行訓練の必要がありそうでしたけどね(笑)
警察が駆けつけてきたと思ったら、長五郎さんの変装だったので笑います。
もう皆がようこのために一肌脱いであげているからとても親切ですわ。
ようこって本当に色んな人達と繋がりができているなぁって思います。
これだけでも東京にまでやって来た甲斐があったんじゃないかなぁ。
そんなこんなで無事に蔵人さんの祖父の絵画は取り戻せましたし、本物の
絵画の方はフランスへと返却されたのでめでたしめでたしです。
「大事にするぜ。あの絵。形見だもんな。祖父さんの。」
「はい。きっとお祖父ちゃんは嬉しいと思います。絵は偽物でも。」
「俺の気持ちはモノホンだぜ!」
「はい!」
最後にまたようこが蔵人さんのステージに上がって一緒に盛り上がっていました。
内気なサキも好きなバンドだから、いつにも増して元気いっぱい楽しんでますね。
ようこはポップやロックに関係なく、音楽ならどんなジャンルの曲でも楽しめそうだ。
きっとそれだけの音楽好きな性格だから歌の才能がとても高いのでしょう。
今回はようこの歌手活動とは全く関係ない事をやっていましたけど、このように
彼女が渋谷で色んな人達と交流する事も1つの見どころになっています。
むしろその点を一番重要視して描いているような気がしないでもありません。
それゆえに一般的なアイドルアニメとはだいぶ異なるアプローチでアイドル活動を
描いているように思います。
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