PIANO 第03話 「はつらつと勢いよく~con spirito~」 - アニメとゲームと恋の楽園
2014/06/03

PIANO 第03話 「はつらつと勢いよく~con spirito~」

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(C)アニメイトフィルム・パイオニアLDC・キッズステーション

優希が片思いしている先輩の事を応援するお話です。

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美雨が放課後に陸上部の優希の練習を眺めているところから始まります。
ただ美雨の他にも何人かの女子生徒が歓声をあげて練習を見ていたわけですけど、
どうやら滝沢先輩というカッコ良い男子生徒を目当てに見に来てるみたいです。
共学の学校ですからイケメンの男の子がいれば憧れるのもよくある事なのでしょう。
こういう部分は女子校育ちの私には経験のなかった事ですわ(苦笑)
まぁそんな何気ない放課後の様子を描いて始まった今回のお話です。

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美雨は優希の練習を見ている時に彼女の様子が少し変な事に気づいていました。
教室にいた時から優希に落ち着きがなかったり、陸上の練習ではよそ見をしていて
スタートを切るのが遅くなったりと集中力に欠けている感じがします。
美雨ただの友達をやっているわけじゃなく、そういう優希の異変を感じ取るくらいに
常日頃から優希の事をよく見てあげているんだなぁって思います。

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美雨は優希の練習が終わるまで待って一緒に下校していました。
きっと優希の事を心配して悩み事があるのかを聞いてあげようとしたのでしょう。
そこで優希が正直に悩み事を語っていたから良い友人関係を築いていると思います。
どうやら優希は滝沢先輩が練習で調子を落としている事を心配していたみたいね。
だから練習の時に滝沢先輩の様子ばかり気になって練習に集中できなかったのかな。
優希はまだはっきりと言ってませんが、滝沢先輩に惹かれている事が伺えますね♪

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美雨は両親に優希の悩みについて相談していました。
ただあまりにも端的に話をしちゃうと、聞いているお母さんが理解できるわけない(笑)
美雨はいつも心の中で考えがちだから、喋る時にまで意識が回らないのかもしれません。
でも両親にも学校の出来事を素直に相談できるのは良い事だと思います。
あとネコちゃんにまで話しかけていたし(^ω^)

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優希の心配は滝沢先輩の正式タイム測定日が近づくにつれて増していきました。
滝沢先輩に良いタイムを出して陸上の強い学校に推薦してもらいたいのですが、
自分は応援するしか出来ないという歯痒さを強く感じてしまっています。

それが滝沢先輩の併走者でもある長沢君に怒りをぶつけるのだから困ったものだ(笑)
ただこの時の美雨は優希に対して良いアドバイスをしてあげていたと思います。
長沢くんだって滝沢先輩の事を心配しているから調子を落としてるはずですもんね。
それは優希が篠原先輩に対して申し訳なく思っている気持ちと一緒ですから、
優希にとても分かりやすかったのではないでしょうか。

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そして陸上部の先輩達にとって大切なタイム測定日の当日がやって来ました。
もちろん、後輩の優希にとっても併走者として真剣に走らなくてはいけません。
スタート前にまた優希は滝沢先輩の方をチラっと見ていたのですけど、今度は
すぐに気持ちを切り替えていました。これは美雨のアドバイスが効いていますね。
とりあえず優希と一緒に走った篠原先輩が自己ベストタイムを更新していたので、
優希として一先ず安心といったところでしょう。

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次は本命の滝沢先輩に良い記録を出してほしいところですね!
美雨もわざわざピアノのレッスンの時間を遅らせてもらって応援していました。
まぁ美雨の場合は滝沢先輩というよりも優希のためを思っての応援ですけどね。
それほど優希の事を心配してあげている事が伺えます。良い友達ですね。
そして美雨や優希の願いが届いたのか、滝沢先輩はベストタイムを出したようです。
これで美雨だけじゃなく、優希の悩みも一気に解消した気分になったかな。

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突然、優希が高橋先輩を美雨の目の前に連れてきてあげていました。
きっと美雨が応援しに来てくれた事に対するお礼の気持ちなのでしょう。
優希もまた良い友達だと思います。
ただ美雨としてはあまりにも突然の事なので驚いちゃっていたかもしれません。
でも、優希のお蔭で高橋先輩と顔見知りになれたのでとても感謝してるでしょう。
これは美雨にとっても思いがけない素敵な一日になったと思います。

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美雨がピアノ教室に行くと白川先生がちょっと不機嫌になっていました。
どうやら他の生徒さんからレッスンの依頼を強引にせがまれたのが原因みたいです。
普通なら自分に指名があると嬉しいものだと思うのですけど、少し変わってますね。
まぁ無理やりに頼まれたというのであれば不機嫌になるのかもしれませんけど。
ただ、美雨のピアノを聞いた後に機嫌がかなり良くなっていたかな。
美雨のピアノの音色に癒されたといった感じでしょうか。
あと美雨が綺麗な音色が出せたのは当然学校で嬉しい出来事があったからです。
ピアノは弾く人の気持ちを素直に表現されるのかもしれませんね。

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記録会の後、陸上部では引退を迎える3年生の送別会が行われようとしていました。
優希としてはこれで心置きなく滝沢先輩たちを送り出せるといった感じです。
ただ、空を見上げる彼女の描写を見ると、これで憧れの滝沢先輩と一緒に陸上が
出来なくなるという寂しさなんかも伝わってくるようでした。
こうして見ると、活発そうな優希でも心の中には色んな悩み事を抱えながら
過ごしている普通の女の子のように思いました。

今回は優希の片思いを描いたお話でした。
やはり学園を舞台にした作品になると、恋愛関係を描くのが定番になってきますね。
あまり派手な展開がない作品ですから、今回のように美雨や優希の片思いを描く事で
彼女達の心理描写を際立たせていたような感じがします。

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