灰羽連盟 第13話 「レキの世界 祈り 終章」(最終回)
ラッカがレキの秘密の部屋に入ると、そこには壁一面に絵が描かれていました。
レキが夢で思い出した部分をこうして描き続けていたんです(´・ω・`)
そして、ラッカがレキの真名の入っている箱を渡しますが・・・
「いらない。きっとその中には・・・何の救いも無い。」
「レキはもうこの悪い夢を終わらせなきゃダメなの。」
しぶしぶ自分の真名を見ると、そこには身を引き裂かれたを意味する
『轢(レキ)』という文字が書かれてました。悲しい運命です(´・ω・`)
当然のようにショックを受けるレキ。この時に記憶が蘇ります。
レキは石ころのようになりたいと言ってました(´・ω・`)
人を信じ、そして裏切られてきたので、それで列車で自殺を・・・
「私にとって、この街は牢獄だったんだ。壁が意味するのは死だ。」
暗い話が続きます。聞いているラッカも衝撃を受けてます。
それでもラッカはレキが良い人だったと信じて疑いません。でも・・・
「ラッカは気づかなかったんだね。私がどれだけラッカの事を妬んでいたか・・・。」
次々とラッカに対して、自分の本心を打ち明けていくレキ・・・。
「私は自分が救われればそれで良かった。」
ラッカに優しかったのもすべて自分のためだったのでしょうか!?
オールドホームの皆の面倒を見ていたのも罪を許してもらうため!?
今までのレキの行為すべてが神の許してもらうためだった!?
何をやっても自分が救われない事を知って自暴自棄状態のレキです。
ラッカは居たたまれなくなって部屋から逃げてしまいました(´・ω・`)
ラッカはレキの日記を見つけました。それには優しい言葉が綴られていました。
レキの偽りのない文章で書かれていますので、本当の優しさを知る事ができました。
「聞こえますか?私の名前はレキ。繭を見つけたのが嬉しくてドキドキしています。」
ラッカの繭を見つけてくれた時も、レキは繭に優しく語り掛けていました。
これは間違いなくレキの優しさが現れていると思います!(*´ω`*)
「私は最初から守られていたんだ・・・。レキ、私がレキを救う。鳥になるんだ。」
落ち込んでいたラッカが再びレキを救おうと立ち上がりました!がんばれ!
レキは灰羽に生まれ変わる時みたいに列車に轢かれて消えようとしていました。
そんなレキを止めに行くラッカですが、幼いレキの思念体が引き止めます(´・ω・`)
「レキーっ!レキーっ!私を呼んでっ!私が必要だと言ってっ!」
列車の警笛の音が大きく近づいてきた時に・・・
「ラッカ・・・・・・助けて。」
レキが初めて人に助けを求めました!
ラッカが体を張って、列車に轢かれそうなレキを助けました(>ω<)
そして、真名が『轢』から『礫』へと変わってましたよ。
ラッカはレキを本当に救い出す事に成功です\(^o^)/
レキが西の森に行って、巣立ちを迎えます・・・。
真名の『礫』には、石段を登るという意味を含んでいたんです。
そして遺跡の石壇にて巣立ちを向かえるレキでした・・・。
オールドホームの皆は、レキが祝福を受けた事を喜んでいました。
寂しさは感じますけど、クウの時のような悲しさはありません。
レキが念願の巣立ちを迎える事が出来て良かったと思います。
オールドホームにはやがてラッカの後輩となる双子の繭が誕生・・・
レキみたいに先輩の灰羽として見守ってあげるのかもしれません(*´ω`*)
★総評★
ラッカやレキの心情がとても丁寧に描かれていました。
音楽も澄みわたるような曲ばかりだったので癒されます。
途中からラッカの話からレキへと移り変わりましたが、
この転換も巧みで最後まで集中して見る事が出来ました。
純文学のように素晴らしいアニメ作品だと思います。
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