2014/08/07

新機動戦記ガンダムW　第43話「地上を撃つ巨光」

（C）1995 SUNRISE INC.

ゼクスが非情になって巨大戦艦リーブラの主砲を撃つお話です。

今回はピースミリオンに5人のパイロットが集結したところから始まります。
今までは5人のガンダムパイロット達がバラバラになって行動していたので、
もしかすると5人が仲間として揃うのは初めてになるかもしれませんね。
とにかくガンダムパイロット達が5人も揃えばほぼ無敵とも言えるでしょう。
ただ1つ心配があるとすればトロワの記憶が戻っていない事だけになるかな。

ロームフェラ財団派の残党達が宇宙コロニーの住民達を人質にしていました（汗）
宇宙要塞バルジを落とされたので、巨大戦艦リーブラを取り戻そうとしていました。
元々は財団派の戦艦なのでホワイトファングに返還を求めるのは筋が通ってるかもね。
でも住人の人達を人質にして交渉をするやり方は褒められたものではありませんわ。
彼らは宇宙の拠点を失ったので、なりふり構っていられないのかもしれません。

そうなると、ホワイトファング側としては慎重に交渉を進めたいところですね！
しかしながらゼクスはコロニーの人々を犠牲にして敵を倒すという選択をします（汗）
これはいくらなんでも非情すぎます！いったい何を考えているんでしょう！？
ドロシーまでも賛同していたから、かなり危険な雰囲気になっていましたわ(´・ω・｀)
さすがのカーンズもこれは動揺せざるを得ないでしょうね。
もしコロニーに向けて主砲を発射すれば、ゼクスが悪のラスボス確定です。

トロワがコロニーにキャスリンがいるのでウイングゼロに乗って救出に行きます。
そんなトロワを心配してカトルとデュオが追いかけようとしていました。
その一方でヒイロと五飛は我関せずだったのでちょっと冷たい（苦笑）
まぁこの辺はそれぞれの性格がよく表れているのかもしれませんわ(＾ω＾；)

「今後、彼らにOZとなる事を一切許可しない。」
トレーズはコロニーの人々を人質にしているOZの宇宙軍を見捨てる事にします。
彼は騎士道精神を重んじていそうだから、戦いの美学に反する行為は許しません。
宇宙の兵士達はトレーズに見捨てられたのでとても焦っておりました。
まぁデルマイユ侯爵とトレーズとではやり方が違うので戸惑うのも無理はないかな。
だから、彼らの混乱ぶりが住民に対する暴力でも示されていたと思います。
これではまずます何の罪のないコロニーの人達が可哀相だなぁ。

「ね・・・姉さんを・・・助けなければ・・・。」
トロワもまたカトル達のようにゼロシステムに精神をかき乱される事になります。
錯乱しながらも敵のモビルスーツを次々と倒していたので凄い！
でも宇宙コロニーにまで標準を合わせてしまった時は超ヤバかったんですけどね（汗）
「ダメだ！トロワー！！」
ただそこでカトルが必死にトロワに呼びかけた事で立ち止まらせていました。

「そ・・・そうだったな。カトル。俺達には守りたいものがあったんだな。」
トロワはカトルのお蔭でようやく正気を取り戻す事が出来ました。
おまけに記憶まで蘇ったのだから本当に良かったと思います。
以前はトロワがカトルをゼロシステムの呪縛から助けてあげていましたけど、
今度はそのお返しという形でカトルがトロワを助けていたのは良い演出です。
とにかくトロワもゼロシステムのお蔭で戦うべき敵を見いだせたようですね。
これで真のガンダムパイロットの5人が揃ったと言えるかもしれません。

「お兄様！どうしてもコロニーを攻撃するおつもりですか！？こんな事、神様が
お許しになるはずがありません！お兄様！どうか目を覚ましてください！」
最後にリリーナがゼクスの暴走を止めさせようとしていたのですけど、
彼は妹の説得を無視してリーブラの主砲を発射していましたわ（汗）
ただ宇宙コロニーではなく地球へ撃ったのでキャスリンは助かってました。
まぁその分、地球への被害は甚大だとは思いますけどね・・・。
こうなるとゼクスは完全に悪のラスボスになっているような気がします。
これはリリーナやノインにしてみればショックに違いないでしょう。
彼の暴走を止められるのはもうガンダムパイロット達だけかもしれません。