放浪息子 第04話 「私の名前をあげる」 - アニメとゲームと恋の楽園
2011/02/04

放浪息子 第04話 「私の名前をあげる」

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(C)2011 志村貴子・エンターブレイン/「放浪息子」製作委員会

女の子の名前を貰うだけではなく、女の子として自分を見て欲しい・・・。

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水泳の授業の時、よしのはスクール水着を着用していました。
修一にもよくわかるくらい胸が膨らんできているようですね。
そして、桃子からスタイルが良いと言われて少し落ち込んでいました。
普通の女の子なら嬉しく思う褒め言葉なのですけど、女であることを
受け入れられない
彼女にとっては、心に突き刺さるような言葉です。
水中でうずくまる彼女の姿からもその様子が伝わってきました(´・ω・`)

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文化祭の倒錯劇の脚本作業をする修一とさおりは、なかなか上手く進みません。
修一がよしのを見つめているのを知って、さおりは悲しい思いをしていたのかも。
好きな男の子が、他の女の子に好意を寄せていたら感情的になるのもわかります。
「・・・頭ではわかっていても、感情のコントロールが出来ないみたい。」
その事を彼女自身も自覚はしているようですね。・・・でも担任は可哀相だ(苦笑)

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修一の家で2人きりで脚本作業の続きをしようとするわけですが、なぜか
誠君がやって来てます。ちょっとこれはお邪魔虫なような気がするわ。
それほどまでにさおりと2人っきりになるのを拒んでいるのかな?(^ω^;)
でも、誠はストレートにさおりに修一の恋愛を語ってあげていました。
そのおかげで、さおりが自分の気持ちを話してくれるわけですがね。
「往生際が悪いだけでバカよ。私も二鳥君も・・・。」
修一もさおりもフラれた相手を今でも片思いし続けているのです。
これは本当にすれ違い状態の3人の関係になっています(´・ω・`)
それにしても、皆がストレートに言い合うので逆に清清しいですゎ。

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それが普通の男の子と女の子の恋愛関係の問題だけならまだわかるのですが、
修一もよしのも倒錯的な感情を持ち合わせているので複雑にしていますね。
「二鳥君は男の子として女の子の高槻さんが好きなの?それとも
女の子になって、女の子として高槻さんに愛されたいの?」

さおりが修一に尋ねた質問は、視聴者である私も尋ねてみたい質問でした。
彼が前者と後者のどちらに該当するのかで、恋愛に影響してくるのですけど、
その彼がよしのと望んでいる恋愛というのは後者の方だったのですね。
「これ(脚本)は二鳥君の願望だわ。女の子になって、男の子の高槻さんに
・・・その想いが二鳥君にこの物語を書かせたのね?
私が二鳥君にジュリエットをやってほしくて、これを書いたように・・・」

さおりは修一の脚本を読んで、すでに彼の恋愛願望を知ってしまってました。
修一は、よしのと性別交換するように恋愛をしたいという願望を持ってました(*´ω`*)

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よしのは、ユキさんに教えてもらった下着を買うために、修一を誘ってデートします。
2人ともそれぞれ女装と男装をしてデートをしてます。こういうのっていい感じです♪
そして、よしのは修一にランジェリーのカタログを見せてブラをお薦めしていましたw
修一は胸が無いと言って困ってましたけど、ブラは胸が無くても身につけられますよ。
胸が無い女性もいてるのだから、きっと大丈夫だと思うんですけどね~(^ω^;)
それに修一は女の子っぽく見えるので、たぶん似合うんじゃないでしょうか?

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「じゃあ、よしのを修一君にあげる。その代わり、修一って名前を私に頂戴。」
これはある意味ではプロポーズっぽく聞こえるようなセリフでした(*´ω`*)
もちろんこの時点においては、よしのの口から真剣に出た言葉ではないのですが、
その後の修一のセリフによって大きく重みが増した言葉になっていたと思います。
「ぼ、僕のことを女の子として見て欲しい・・・です。僕も高槻さんの事を
男の子だと思っているから・・・」

単なる名前の交換という意味だけではなく、相手のありのままの姿を認め合い、
そしてお互いに付き合う上での心構えをも表していたように感じました。
「今書いている劇は僕にはただの劇じゃないよ。
高槻さんと僕が主役の・・・僕の願望なんだ。」

この辺も修一はちゃんと立派に告白をしているんですよね(*´ω`*)
・・・という事がよしのにちゃんと伝わっていればいいのですけど、
よしのは演劇の事を真剣に考えているんだと思ってしまっていましたゎ(苦笑)

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「私のジュリエットという名は・・・私のさおりという名は、
あなたにこそ相応しい。私の名前を二鳥君に貰ってほしいわ。」

修一はさおりからも高槻さんと似たような事を言われていました。
もちろん、さおりの場合はちゃんと告白の意味で言っていますけどね。
ただ、嫌いな人と同じ事を言ってしまったのはイヤだったのは確かみたい。
恋のライバルだからプライドが許さない部分もあるのでしょう(^ω^;)

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さおりは、真剣に修一の事を想ったり、考えたりしているのですけど、
どこか外してしまっているような印象を受けてしまいます(´・ω・`)
特に「二鳥君は男なんだから・・・」というセリフはいけませんでしたね。
確かに彼女の言っている事は何も間違っているというわけではないと思います。
しかし、残念ながら修一の心を掴めるような風にも思えないのが残念かな。
もし、さおりがよしのの様に男の子っぽい姿や行動をするようになっても、
やはり修一はよしのの方を選んでしまうように思えてしまうのです(´・ω・`)

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その後、さおりは教会に行って祈りを捧げていました。
「神よ、愚鈍な税所に知恵と呪いをお授けください。そして、
二鳥君にジュリエットを、高槻さんではなく私にロミオを・・・」

担任の先生に呪いを掛けるのはまぁわかる気がしますw
さおりにとっては全然空気を読んでくれない先生ですからね~。
そして、ここでも修一への強い想いが表現されていました。
このお祈りの効果があるかどうかは今後のお楽しみですね。

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