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1月13日、岸田が訪米して日米首脳会談が開催されようとしています。閣議決定した新たな安保3文書に基づいて、対中国侵略戦争の日米共同作戦計画をより一層具体化させるための戦争会議です。この首脳会談(と日米2プラス2)をもって、通常国会で6兆8千億円もの大軍拡・戦争予算を押し通そうとしているのです。絶対に許さない! 戦争予算国会粉砕、岸田打倒の怒りのデモに立とう!
中国侵略戦争のための大軍拡予算粉砕しよう!
岸田政権は昨年12月に「国家安全保障戦略」など安保3文書の閣議決定を強行しました。中国について「これまでにない最大の戦略的挑戦」と規定し、「5年で43兆円の防衛費」「防衛力の抜本的強化」を謳い、対中国を前面に掲げた歴史を画する大軍拡に突き進むことを宣言したのです。国家・社会のあり方を戦争遂行体制へと全面的に転換するものです。この安保3文書を具体化する大軍拡・戦争予算案が今通常国会に提出されます。絶対に阻止しよう。
特に「反撃能力」と称する相手国領域内の基地および中枢・指揮系統への攻撃能力の保有の明記は、憲法9条や「専守防衛」の建前を公然と投げ捨てるものです。左表のように3千km級の極超音速兵器の開発にまで踏み込もうとしています。
同時に、沖縄の陸自第15旅団の「師団」への格上げ、全国の陸自部隊すべての南西地域への「機動展開」、与那国基地への陸自ミサイル部隊の新たな計画、弾薬庫の増設や米軍弾薬庫の共同使用、港湾・空港などの米軍も含めた軍事使用など、沖縄-南西諸島を対中国侵略戦争の最前線の軍事要塞にする計画が次々と出されてきています。すでに前倒しで南西諸島の戦場化を想定した米軍・自衛隊の共同訓練も繰り返されています。絶対に許せない。
戦争国会を怒りで包囲・粉砕する反戦闘争を!
今通常国会は、世界戦争への道か、それを阻止するのかをかけた歴史的決戦です。中国侵略戦争は、戦後の基軸国・米国の世界支配の維持をかけた戦争であり、危機を深める岸田政権と資本主義的支配の延命をかけた戦争です。「自衛」や「抑止」などというのは侵略戦争のための常套句です。しかも、戦時下の大インフレ-物価高、貧困拡大の中、医療・福祉は破壊しながら、一握りの支配者の利益のために戦争予算は拡大する。ふざけるな! こんな支配体制そのものを打ち倒そう。
労働者人民自身の闘い、自国政府打倒と国際連帯こそ展望です。大軍拡・戦争予算国会を労働者学生の怒りで包囲し、実力で粉砕する闘いをつくり出そう。1・13新宿反戦デモから国会闘争へ!