スネップ仙人が毒吐くよ

60代独身じじぃの独白記

自転車泥棒対策の鍵でロードバイクが傷付いて笑えない件

Twitterを見てると毎日のように高価なロードバイクが盗まれてて、安物とはいえ素人が見れば同様に見えるロードバイクに乗ってる者としては、他人事とは思えない今日この頃。

というわけで、以下のような大げさとも思える鍵を購入して使っている。

 

ところがこの鍵、分かっていたが重くて非常に邪魔くさい。 

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Amazonには790gと書いてあるが、実測は755gだった。若干軽いが、それでも重い事には変わりがない。

軽さが命のロードバイクでこの重量は嫌になる。

ただでさえ安物で重量級の自分のロードバイクの重さを、手で持ち上げたときに感じない為に、最初は自分の身体に肩からたすき掛けして運んでいた。

自分の体重の一部なら、755gダイエットすれば同じという発想であるが、これがとにかく邪魔くさい。

深く前傾してバイクを漕いでいると、胸の下にチェーンが垂れ下がってきて、膝頭にチャリチャリ当たるのだ。当たらないように時々背中側に鍵を引っ張るのだが、しばらくするとまた垂れて当たるの繰り返しである。

長さが900㎜で微妙に長いので、もう100mm短ければ腰巻に出来たかもしれないが、それはそれで地球ロックする時に届かないと困るわけで、むしろ1m以上欲しいところなんだが、それはそれで重くなるし邪魔だろうという事で、妥協の長さなのである。

 

そもそも、なんでこんな大げさなチェーンロックなの?

普通はもっと細くて軽いワイヤーロックだろう?

 

というそこの君、甘いよあまいよ甘すぎてスイートだよ!

www.bicycle-security-lab.com

自転車の鍵の強度を過酷な条件でテストしているこちらのブログを見れば、一般的なワイヤーロックの強度はお話にならなくて、あっという間に盗まれてしまう事が分かるだろう。

 

www.bicycle-security-lab.com

これは100均のニッパーで15秒で切断。

 

www.bicycle-security-lab.com

こちらはワイヤーカッターで5分。ボルトクリッパーなら瞬殺。

 

上の細いワイヤーなら当然だが、下の見た目には立派な太さのワイヤーでも全然安心できないのだ。

 

ちょっと前にクラウドファンディングで注目された以下の鍵も全然ダメ。

www.bicycle-security-lab.com

値段が安くないだけに全然笑えない。ン十万の高級ロードバイクにこれを付けているのを自慢しているTwitterとかインスタを良く見たけど、危険すぎる。

 

上記ブログでは最強の鍵としてはU字ロック、使い勝手を考えての妥協の鍵としてABUS6500というブレードロックを推奨しているが、U字ロックは使い勝手が悪すぎるし、ブレードロックは貧乏人は買えない高価な代物である。もちろん、高価なロードバイクを守るには決して高価とはいえないのだが、色々悩んだ末の選択が、自分が買ったチェーンロックなのだ。

 

とここまでは、非常に長いが前置きで、たすき掛けに挫折した後どうしたかといえば、ロードバイクのフレームにチェーンロックを巻き付けていた。

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こんな感じ。バイクが重くなるが、結局身体に巻こうが、総車重は同じわけでw

 

それで、実は乗ってて鍵を使う機会は殆どなく、6月から今まで巻きっぱなしで数か月、先日気になって外してみたところ……

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こうですよorz

 

塗装剥げやがった。

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鉄のチェーンが直接じゃなく、カバーが被っているとはいえ目の粗いナイロン繊維じゃこうなるわな。

まあ、こうなるんじゃないかと薄々感じていたんだけど、面倒というか、自分結構扱い乱暴なんすよ。変える前のホイールなんかも縁石こすってガリガリとか。変えたばっかしのホイールにも既に傷入ってるしw(笑えないんだけど

走ってて、鍵がフレームにガンガン当たる音が聞こえたりして。

先にフレームにガラスコートするとか、透明フィルム貼るとかやっとけばって話なんだけど、安物の中古バイクにそこまでやらんというか、愛情なんか全然ない訳で。

 

いくら愛情無くても、さすがにこれではまずいわけで、雑にタッチアップで塗って、またたすき掛けで一回だけ乗ったけど、やっぱり乗りにくい。

どうせ、現状鍵なんか使わないんだから、うちに置いとけば良いっていう考えもあるが、いざ使用したいときに鍵持って行ったら、重くてかなわんというのは避けたい訳で、普段から携行する事で、重さに慣れる必要があるという考え。

今は家の近くで4,50キロ走る程度だが、本格的にロングライドしようと思ったら、まだまだ携行品は増えていくわけで、これ位で重いとか言ってられないから。

 

じゃあ、どうすっかと無い知恵絞って考えた結果がこちら。

f:id:mfigure:20180921113337j:plainサドル下にナイロンベルトで縛り付けた。

サドルの後ろは、テールライトを付けていたので基本何も付けたくなかったが、ここしか付けられる場所がないので。

本当はフレームのアンダーチューブに括り付けたかったが、自分の安物バイクはシフトワイヤーが内装式でなくて露出しているので、縛り付けてしまうとワイヤーが動作しなくなってしまうので無理。トップチューブもブレーキワイヤーで同様。

フレームバッグが付いているが、ワイヤーを縛らないように緩めに下げているだけだから。

テールライトは元の位置から下げたが一応確認可能である。というか、シートステイに別のテールライトをこういう事もあろうかと思って増設したので問題なし。

ベルトはこういうのを買おうかとも思ったが、

R250 どこでもホルダー ブラック

R250 どこでもホルダー ブラック

 

結構なお値段だし、うちに適当なのが転がっていたので、とりあえずそれを使用。

一塊に丸めて縛ったら、重さはともかく案外コンパクトで、最初からこうすれば良かったという感じ。

でもキツく縛り上げてもブラブラするので、走行中緩んで落ちないか心配だが、この後3回ほど約100キロ走っても大丈夫だった。定期的に点検は必要だろうけど。

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しかし、上の鍵ブログで推奨しているABUS6500って、値段も2万円もするが、重さが1580gというのも凄くて、普通の感覚じゃ付けられないよな。100万のロードバイクで重さが6キロとかなら、付けてもまだ7.5キロだから付けられるのかな?