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年末についつい買わずとも良い古いロードバイクを購入しせずともよいレストアをしてしまったのでこれで部屋にある自転車は4台になってしまった。自分のでないものも合わせてここ一年で10台以上古い自転車をレストアしてる。私はいったいなにをやっているのだ。
同好の士ならわかっていただけると思うが、わたしは動かなかったものが動いたり汚れていたものがキレイになったりすると得も言えぬ快感を覚える性癖の持ち主である(小学生のころは誰にも頼まれもせぬのに学校中の掃除道具を手入れしたり修理したりしてまわった)。そういう性癖の持ち主が生活や趣味の道具を購入する基準は当然の如く「いかにその道具の深い階層にアクセスできるか?」となりできるだけシンプルでマニュアル操作が可能なものを選ぶようになる。手入れや修理を楽しめるように、というワケの分からない購買動機である。それだけで留まっていればいいのだが、その病が高じると今度は手入れや修理することが目的となり、そういうことが当分必要のない新品を購入するのが物足りなくなる。 で困ったことに現代ではリサイクル店やネットオークションにて「手入れや修理を楽しめる」ステキなアレコレがいくらでも手に入る。さらに困ったことに今では手入れや修理に必要な情報は大概のものがネットを介して入手することができる。これでは「お手入れ&修理フェチ」にブレーキがかからないではないか。 かくて銀塩カメラは100台以上、ギターやウクレレが数十本、モーターサイクルも十数台、私の元に蝟集しては去っていった。それでもどうしたって全てを常用出来ないような数のカメラやギターやモーターサイクルとそれらに関連するパーツ類や専用工具が手元に残っている(マイクロフライス盤まで買ってしまってるし…)。その上に自転車を「お手入れ&修理フェチ」の対象にしてどうしようというのか。 これも同好の士ならわかっていただけると思うが、そうやって気兼ねなく手入れや修理を楽しめる中古品とそれを手入れや修理するための道具や資材を購入した金額を積算すると、その趣味の分野にてかなり上位に位置するモノが新品で買えたりするのに気がついて暗然とする日がかならずやってくるのだ。自転車も遠からずそうなる日が来てしまうに違いない。 年齢を考えるとモノが増えるばかりのこういう趣味もそろそろ手仕舞いを考えなければ、と一生懸命自制心を働かせようとするも、サビだらけ汚れだらけであったものが燦然と輝きあたかも「蘇らせてくれてくれてありがとう!」とこちらを見て微笑んででもいるかのような鉄やアルミや木材を撫でさする悦楽というものからは逃れられそうもない。 ああ、どなたか。心置きなくサビ落としやバフ掛けできるジャンクをわたしにお与えください!
by sivaprod
| 2011-01-13 21:03
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