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サメは古くから地球上に生息している魚類である。サメの起源は約4億年前の古生代デボン紀にさかのぼる。

サメは出現したときにはすでに現在とほぼ同じような姿をしており、以来あまり大きく変化していない。その間、サメ類は世界中の海に放散してさまざまな種類を増やしてきた。

現在、世界中には約400 種が存在する。世界中の海洋に広く分布し、深海性のサメも知られている。体の大きさは種によって異なり、最大のジンベエザメ(体長14 m)から最小のツラナガコビトザメ(体長22 cm)までさまざまであるが、平均的には1 〜3 m のものが多い。

サメのなかまは、よく化石で出土する。しかしその化石のほとんどは歯の化石である。骨格が軟骨性なので、全身の化石が出る事は極めてまれである。

今年3月4日、 ネズミザメのなかまの歯の化石が和歌山県広川町の白木海岸の白亜紀前期オーテリビアン階(約1億3500万年〜1億3200万年前)と推定される地層から発見された。

発見者はかつらぎ町立笠田小4年の山本祥久君(9)。日本では最古のネズミザメの化石で、サメの歴史を知るうえで重大な発見である。

化石は6月1日(金)〜9月2日()に和歌山県立自然博物館で展示される。
博物館はこちら → http://www.shizenhaku.wakayama-c.ed.jp/

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日本最古ネズミザメ類の歯の化石、和歌山の小4が発見


ネズミザメ目の歯の化石(和歌山県立自然博物館提供)と発見者の山本祥久君 

和歌山県立自然博物館は16日、同県内の小学男児が、1億3500万〜1億3200万年前のものとみられるネズミザメ類の歯の化石を発見した、と発表した。

同館によると、同種の歯の化石としては日本最古で、これまでの発見より300万〜1000万年さかのぼる。専門家は「ネズミザメ類の起源や当時の分布を知る上で貴重」としている。化石は6月1日から同館で展示される。

発見したのは、同県かつらぎ町立笠田小4年の山本祥久君(9)。山本君は、同館が3月4日に同県広川町の白木海岸で開いた化石発掘イベントに参加し、恐竜が生息した白亜紀前期の地層の石を探し、約50個をハンマーで割っていて見つけた。

同館の調査で、根元の突起の特徴などから、ホオジロザメなどが属するネズミザメ類の歯と判明した。

山本君は「自分が見つけた化石を博物館に展示してもらえるなんて。将来は博物館の仕事をしてみたい」と喜んでいる。

サメの歯の化石に詳しい群馬県立自然史博物館の高桑祐司学芸員は「ネズミザメ類出現の初期にあたる化石で、このサメが早くからアジアに分布していたことなどを知ることができる」と評価している。(2007年5月17日0時41分  読売新聞)

ネズミザメとは何か?


ネズミザメ(Lamniforme)とは、7 科10 属16 種。他のサメの分類群(目)と比べて形態的・生態的に多岐に渡り、分類群としての特徴ははっきりしない。

しかし逆にネズミザメ目自体が、他の分類群には含められない特異な特徴をもつサメの集まりであると考えることもできる。ネズミザメ目に含まれる代表的なサメを以下に示す。

*原始的なサメの特徴を残す珍しい種 ‐ ミツクリザメ、メガマウス
*大型で強力な捕食者 ‐ホホジロザメ、アオザメ、ネズミザメ、シロワニ
*特異な生態を持つ種 ‐オナガザメ
*サメ類では3 種しかいないプランクトンフィーダー(濾過摂食者) ‐ ウバザメ、メガマウス

食用としての利用

三陸地方ではよく食用として捕獲される。地方名は毛鹿(モウカ)ザメ。白身で淡白、クセは無い。蒲鉾には利用されず、煮物、焼き物、揚げ物などで食べられる、お総菜用の魚。調理法によっては、パサパサしてしまう。鮮度しだいでは、お刺身でも食べられる。

魚の心臓をホシ(ホシッコ)と呼んでいるが、ネズミザメの心臓は「モウカのホシ」と呼ばれ珍味。外側の膜を剥がし、薄くスライスして酢味噌で食べると、驚くほどあっさりとしている。(参考HP Wikipedia・Angler's-Market)
 

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