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科学な本のご紹介: 反動『環境危機をあおってはいけない 地球環境のホントの実態』

科学に佇む書斎



地球と虫眼鏡 📖 
トレンドに真っ向冷水爆弾となる内容で、当時かなり話題になった本。
温暖化対策より他に金を回すべき問題はたくさんあるだろう、とか、少々絶滅が多くったってそれがどうだというんだ、とかの尖り系です。
訳者が 山形浩生さんだ というところから推して知るべし的な。

科学の本世界人口の激増は:別にみんながウサギみたいにうじゃうじゃ子供を産むようになったんじゃありません。単に、ハエみたいにぼこぼこ死ななくなっただけです。

科学の本「普通のトマトには遺伝子はないけれど、遺伝子組み換えトマトには遺伝子が入っている」。半数のヨーロッパ人は、これが事実だと思っていた。

そして2018年の時点の調査結果 ↓

科学の本絶滅する種の95%以上は、甲虫やアリやハエやミミズやカビ、バクテリアや藻類やウィルスだ。そこを強調していたら、どれくらい支援を得られたか怪しいものだ。

科学の本僕たちは大きなリスクを過小評価して、小さなリスクを過大評価する癖がある。メディアは、日常的なリスクよりも劇的なリスクに注目しがちだ。この二つがあわさると、危険なカクテルとなる。



 
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環境危機をあおってはいけない 地球環境のホントの実態


『環境危機をあおってはいけない 地球環境のホントの実態』
 ビョルン・ロンボルグ
 文藝春秋 


その後。

●NEWS2015/05 Science/AAAS Australian university pulls plug on climate skeptic’s center Government vows to relocate Bjørn Lomborg’s think tank
 豪州の研究者たち、温暖化懐疑論者ビョルン・ロンボルグの研究所に過剰な援助をするオーストラリア政府にドン引き。
 ツッコまれた政府はロンボルグのシンクタンクの移転先を検討中。

※ ロンボルグはデンマークの人です。

それはともかく、もっと抑えて現実路線を検討する書
→『外来種は本当に悪者か? 新しい野生 THE NEW WILD』
と読み合わせてみるといいかも。



→『ミニ特集:環境や生態系を考える本 海外その3』
→『ミニ特集:環境や生態系を考える本 海外その2』
→『ミニ特集:環境や生態系を考える本 海外その1』

→『ミニ特集:環境や生態系を考える本 日本その4』
→『ミニ特集:環境や生態系を考える本 日本その3』
→『ミニ特集:環境や生態系を考える本 日本その2』
→『ミニ特集:環境や生態系を考える本 日本その1』
→『ミニ特集:明るさは罪?人工照明による光害』
→『ミニ特集【2050年】未来の地球はどう言われてる?』
 




 No.2003,0808
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